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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1955
塔55 5/15 199ページ

唯一の正しい宗教は韓国でも進歩する

韓国においての御国の業は日進月歩に進んでいます。1953年に312名の伝道者がいましたが,1954年に平均688名で,その最高数は1065名に飛躍しました。それは,伝道者が如何に早く進歩し,また他の羊を集めているかを示しています。7つの新しい会衆が組織され,全部で14の会衆ができました。もちろん,これは役人,特に宗教家たちをひどく狼狽させ,宗教家たちは役人に影響を及ぼして私たちの業を止めさせようとしています。京城にある協会は幾度も調査され,協会は何を教え,何をしており,そしてその目的は何であるかについて調べられました。しかし,警察文化局の首席検察官の得た結論はこうです。つまり,私たちの宗教は健全で合理的であり,またヱホバの証者の教理は検察18年間に彼の聞いたもののうちで最善のものであるということでした。新しい世での生活を欲して,多くのカトリツク信徒や新教徒が自分たちの制度を去つたために,牧師がどれ程強く反対しようとも,業に制限を加える理由は全然ありません。支部は一昨年韓国で組織され,いま支部の僕は素晴らしい報告を伝えています。みなさんはその経験を楽しまれるでしょう。

昨年,韓国のある兄弟に奉仕の新しい機会が開かれました。韓国の最初のギレアデ卒業生は帰国し,現在京城で宣教奉仕をしております。業が急速に進歩しているため,一人の韓国の兄弟に時間極めで巡回の僕として働いて貰うことが必要になりました。一人の姉妹は釜山で特別開拓者をする任命をうけ,比較的に新しい伝道者で成り立つその地の会衆を援助しています。このすべての事柄は,韓国の伝道者たちが知識と奉仕の面において円熟へと徐々に進んでいる証拠であります。しかし,この面においても多くのことが為されねばなりません。新しい兄弟の訓練に充分の時間を費せる円熟した兄弟の数が不足しているため,訓練計画は十二分の効果を挙げていません。これらの責任を与えられる人々が時間を費し,勤勉に行うならば,制度を強めるでありましよう。

韓国の伝道者の3分の2は,この奉仕年度中に洗礼をうけ,伝道に活潑となりました。これら新しく洗礼をうけた人は,真理をもたらした伝道者にとつて,多くの興味ある経験となつています。奉仕年度の最初に,その当時の首相の妻は洗礼をうけ,それ以来ヱホバおよびヱホバの業に驚くべき熱心さを示しております。韓国の婦人の中で恐らく第2番目に高い社会地位を持つていながら,円熟した伝道者になりかくまでの謙遜と献身を示したことは,その生涯の大変化でありました。その時間の大部分はいま神の御言葉を研究し,それを他の者に教えるために費されています。真理に来る前には,この世の社交面に特別活潑であつたため,その友人たちはいま彼女を責め,宗教を真剣に採り上げたことを非難しています。しかし,生命は新しい世の王,キリスト・イエスへの奉仕によつて来るのであり,この古い世から来るのではないと,彼女は十分に認識し悟つております。その長女は母親と共に御国の側に立ちました。長女は,8月に休暇開拓者になるため会衆の伝道者としての6ヶ月が終るのを切に待ち望んでいました。

韓国語の『ものみの塔』雑誌は,1月号から謄写刷りではなく初めて印刷され始めました。いま兄弟は多量の雑誌を家から家に配布できるため非常によろこんでいます。それは韓国の雑誌の日を生き生きさせました。

奉仕年度のうちで際立つものは,8月京城で行われた地域大会でした。韓国のヱホバの証者にとつて,それは全く最初の大会であつたため,強い期待をもつて待ち望まれました。大会が開催できそうに見えない時がありましたが,遂に必要な書類を入手しました。他の都市や町からその大会に出席する多くの人にとつて,京城までの旅行は大問題であると知つていたため,いつたい幾人出席するかは予想し得ませんでした。しかし,強い決意のあるところ,ヱホバの御霊は導きを与えます。大会の最初の日に1043名が出席し,公開講演に1245名が出席したのに,すべての人はみな幸福の驚きを経験しました。恐らく最大の驚きは,土曜日の朝,出席した聴衆の3分の1が洗礼志願者として起立するのを見ることでした。そして284名はその日に洗礼をうけました。協力と無私の奉仕の精神は,最初の経験であつた自発者奉仕の業にも現われていました。簡易食堂は良く支持され,5000食以上が支給されました。それは全く忘れることのできない経験でした。

アメリカの個々の兄弟および群の兄弟たちは,この年のあいだ韓国の兄弟に救済の衣服を送り続けましたが,これは沢山の兄弟に多くの援助をいたしました。韓国の兄弟たちは,この援助に対し感謝の意を表したく欲しています。

次の奉仕年度を期待するときに,エホバの制度の山に逃れる人々の現在の増加率が止まる理由は見当りません。この年のあいだ,合計927名は洗礼をうけ,そしてこれらの者はみな定期的な讃美者にならなければなりません。反対が増加するならば,善意者の数も増加いたします。神およびその統治している御子の導きと支持を求めつつ,私たちは確信をもつて1955年度の奉仕年度に進みます。

― 1955年のヱホバの証者の年鑑より

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