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塔56 10/15 387–389ページ

神の関心事

『永遠者(ヱホバ)のすべての関心事を行う』― 歴代志略上 26:30,モハット訳

1 どんな問題に注意を払わねばなりませんか。そのような事柄は,どのように起りますか。

ヱホバ神は人間に,新しいものを探し求める好奇心を与えられました。好奇心を持つ人間は,その最初から,つねに新しい関心事を発展させてきたのです。それは,地上に存在するヱホバの豊かな宝の家を,人間が探し求めた結果なのでした。心を魅惑するそのような関心事は,秩序正しい文明を拡大するために,法律の維持を必要としています。それで,神権政府の大きな知識と神の合法の原則を求めるヱホバの証者にとつて,関心事についての問題は基礎的なものであり,根本的に注意深く考える必要があります。それだけに止まらず,もし人間が関心事を持つようになると,神は関心事を持つて居られるであろうか,もしそうとすれば神の関心事は何であろうか,という疑問が生じます。それから,私たちクリスチャンにとつて,そのような神の関心事は,どんな関係を持ちますか。

2 法律がつくられる前に,何が現われねばなりませんか。そしてなぜ? 例を示しなさい。

2 関心についての問題は,法律についての問題と密接に結びついています。実際,人間行為を抑制する法律がつくられる以前に,特定な行為の分野についての関心事は,存在するか,明白になるか,または予期されねばなりません。例えば,自動車の発明される以前では自動車操縦についての法律はひとつも必要でなかつたのです。自動車が二,三台しかないなら,法律は必要でないでしよう。しかし,多くの人が自動車操縦に関心を示し始めると,政府は公共の安全を図るために,運転の仕方,自動車交通整理の仕方についての法律を順次につくつて行きます。その事は,人間の為した殆どすべての発明品についても言えます。人間が新しい関心事を持つと,多くの人々はそのような新しい関心事に関心を持ちたいと欲します。その結果,そのような関心事を持つすべての人の間に秩序を保つため,法律すなわち行為の規則が必要になります。

3 関心事とは何ですか。誰が関心事を持つていますか。関心事は生活とどのように関係していますか。

3 それでは,関心とは何ですか。関心とは懸念,便益aのことです。それは,満足を得るために,特定の面で力を使用することです。それは,或る事柄をする為の努力の一分野です。また,それは与えられた目的を成しとげることです。同じく,それは一つの事柄に参加するため意志を行使することです。創造者御自身や,叡智を有するすべての被造物は,ひとつであつても,群であつても,増加の一方をたどる広範囲な関心事を持つています。ひとつの関心事を行つてから別の関心事を行うことは,全く興味深いものです。定められた型の中で関心事を行うことは,生命そのものを楽しむことです。

4 合法の権利と義務はどのようにつくり出されますか。その例を述べなさい。

4 ここで次のことに留意しなければなりません。関心のすべての分野が政府の監督の対象にならない,ということです。しかし,政府が一つの新しい関心に気づいて,公益のためにはその新しい関心を監督せねばならぬ,と感ずるとき,その関心を記述して定義します。また,政府の機関bによつて,その関心を制御します。その行をなす政府は,一つの新しい法律,或は法律集を作成し,新しいその関心の分野についての権利と義務を定める法律をつくります。権利とは合法の益と定義されます。新しく生ずるどの権利にも,それに対する同等の義務がなければなりません。たとえば,自動車を運転する人が,免許状を持つており,かつ合法の速力制限を守つているなら,坦々とした大道で自動車を走らせる権利を持つています。他の者たちは,合法の速力で大道を走るその自動車運転手に,道を開けねばならぬ義務を有しています。だれ一人として,その運転手の操縦を邪魔してはなりません。もし,そうするなら,安全に運転する運転手の権利を否定していることになります。

関心事の使用

5 関心事はどのように用いられますか。その結果は何ですか。

5 関心事は,悪い方法にも用いられれば,良い方法にも用いられます。もし害をもたらす悪い方法に用いられるならば,悪や,悲しみや,全くの不幸を生じます。しかし,正しい良い方法に用いられるならば,よろこび,満足,そして特に幸福を生じます。関心を悪い道に用いるなら,その結果は過失の記録をつくり上げます。そのような過失の記録は,刑罰をもたらすでしよう。これに反して,関心が良い道に用いられるなら,その結果は良い価値の記録をつくり上げます。そのような良い価値の記録は,報いをもたらします。

6 アダムが関心を追い求めた道とその結果を,イエスの取つた道と比較しなさい。

6 例えば,アダムは自分の妻エバを保有したいという利己的な関心を持つていました。この関心を追い求めて行くためには,欺かれなかつたアダムがエバに加わつて主権の神に対する反逆の悪い道を取ることが必要になりました。この悪の道を取つたアダムは,過失(または罪)の記録をつくりました。その結果,この過失の記録を持つたアダムは,死の刑罰を受けるようになつたのです。これとは反対に,人間の贖主になられたイエスの関心に注意しなさい。イエスは,この関心を良い道に行い,刑柱の上で自分の生命を棄てられることがあつても,神のあらゆる律法を守つたのです。(ピリピ 2:8)この良い行は,良い価値の記録という結果をもたらしたのです。そして,彼は終りのない生命への復活という報いを頂きました。アダムの『一つの罪過』は,過失を生じ,この過失によつてすべての人間は罪に定められました。しかし,イエスの『ひとつの行』は,彼の生命の血によつて善を生じました。それにより,『生命を得させる義がすべての人に及ぶのである。』― ロマ 5:18,新口。

ヱホバの関心事

7 ヱホバはどのように関心事を持たれていますか。どの聖句は,このことを裏づけますか。

7 宇宙内の万物の中で,大いなる神ヱホバ御自身がいちばん広範囲な肝要な関心事を持つておられます。数多くの関心事を追い求めて行くときに,ヱホバは非常なよろこびを得られます。これらの神の関心事は,言表わされた神の御意にはつきりと表われており,また定め給う神の目的の中に明白となつています。ヱホバは力強い神であられ,行為の神です。そして,いろいろの事柄を為しとげられ,また驚くべき業を成しとげられます。言表わされている神の御意は完全であり,神のすべての目的に欠点はありません。『なんじらいにしえより以来のことを思いいでよ。われは神なり。我のほかに神なし。われは神なり,我のごとき者なし。われは終りのことを始より告げ,いまだ成らざることを昔より告げ,わが謀略はかならず立つと言い,すべて我が喜ぶことを成さんと言えり。……我このことを語りたれば必らず来らすべし。我このことを謀りたれば必らず成すべし。』― イザヤ 46:9-12。

8 神の関心事は,いつもどのように行われますか。なぜそうですか。

8 神の関心事は,ことごとく良い道に行われます。悪い道に行われる,ということは決してありません。神は,創造という大きな関心事を成しとげられましたが,それについての聖書の記録は,こう述べています『神そのつくりたるすべての物を視たまいけるに甚だ善りき』(創世 1:31)イエスは,神の絶対的な善について『神ひとりのほかによい者はいない』と証を立てられました。(マルコ 10:18,新口)この理由の故に,神の善は,つねに良い価値の記録を御自身にもたらします。それは,今度は幸福と爽快なよろこびという報いを生ずるのです。この理由のために,神は『幸福なる神』と呼ばれているのです。―テモテ前 1:11。

9 今日,地の住民に影響する神の関心事のいくらかは何ですか。

9 今日,地と全人類についての神の関心事は何か,との質問が生ずるでしよう。神の大きな関心事または目的の一つは,豊かな資源に富むこの地を楽園<パラダイス>の美で包み,そして生ける神と一致調和し,かつ生ける神の愛の民となる正義の住民でこの地を充す,ということです。『ヱホバは天を創造し給える者にしてすなわち神なり。また地をもつくり成してこれを堅くし,いたずらにこれを創造し給わず,これを人の住所につくりたまえり。ヱホバかく宣う。』(イザヤ 45:18)別の関心事は,選ばれた裔である王キリスト,イエスを用いてこの地より悪を取除くという宣明された目的です。(創世 3:15)また,王であるキリスト・イエスと彼の花嫁として選ばれた14万4000人とで成立されている御国 ― 裔制度を用いることにより,諸国家からのすべての善意者に『福祉を得』させるのは,神の御意であります。(創世 22:18)さらに,神の雄大な御意によると,神は新しい世の制度の設立に非常な関心を払われました。そして,新しい天は1914年に設立され,新しい地は1919年に設立されたのです。新しい世の制度は,いま地上で新しい世の社会の中に反映されています。(イザヤ 51:6)今日,ヱホバの証者のその社会は,設立された御国の音信を熱心に伝道しています。それは,正義の心を持つ人々を援助して,共同の罪を負う亡びゆくサタンの古い世の制度を棄てさせるためです。また,それらの人々をして宇宙主権の論争に関して神の側に立たせるためです。(マタイ 24:14。黙示 18:4)最後に,この時代に行われるハルマゲドンで御自分の御名を立証することにより,至上の支配権を証明するのは神の大いなる御意です。ハルマゲドンのときに,神はサタンの見える制度も,見えない制度も,そのすべてを亡しつくしてしまうでしよう。―黙示 16:16。

10,11 (イ)神の関心事は,なぜ優先的なものですか。(ロ)これらの神の関心事は,どのように私たちに関係しますか。

10 ヱホバ神は至上支配者であられる故に,御自分の関心事をことごとく合法に認められています。前に学んで知るごとく,政府によつて関心事が認められると,権利が生じます。すると,こういうことになります。宇宙内の最高合法の権利,永久的の権利は,至上のよろこびである関心事を果される神に属している,ということです。そのわけで,神の関心事は,最優先のものであります。―マタイ 6:33。

11 これらの神の関心事は,私たちとどのような関係を持ちますか。きわめて肝要な関係を持つのです。イエスは,ヱホバの御意を行うために自分の生命を献身し,神のすべての関心事と一致調和する生活を続けたとき,模範を残されました。イエスについては,聖書にこう書かれています,『見よ,御旨を行うためにまいりました。』(ヘブル 10:7,新口)私たちも神の御意と全く一致し,神の関心事に常に調和しなければなりません。こうするために,私たち各人はヱホバの御意を行うために生命を献身し,それから水のバプテスマによつて献身を象徴しなければならないのです。神の関心事について消極的な態度を取ることはできません。私たちは形勢を傍観していて,この宇宙的な関心事について優柔不断な態度を取ることはできません。私たちは,これら神の関心事と,それについての私たちの関係というものを認識し,活潑にならねばなりません。(歴代誌略上 26:30,モハット訳)本当に私たちの現在と将来の救は,私たちがこの地についての神のあらゆる関心事と一致調和しているか否か,に依存しているのです。神の善は,神の関心事に常に表わし示されています。それで,神の関心事を他の関心事と適宜な釣合に保つならば,私たちは最高の幸福を得ることができるでしよう。

[脚注]

a ボービエルの著『法律辞典』(英文)576頁

b ダブリュ・デイ・スミス著『基本法のハンドブック』(英文)97頁

[389ページの囲み記事]

イエスは彼らに言われた,『私の食物というのは,私をつかわされたかたのみこゝろを行いそのみわざをなしとげることである。』― ヨハネ 4:34,新口。

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