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  • 塔57 4/1 138–139ページ
  • 『日ごとに彼の救の良いたよりを宣べ伝えよ』

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  • 『日ごとに彼の救の良いたよりを宣べ伝えよ』
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1957
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1957
塔57 4/1 138–139ページ

『日ごとに彼の救の良いたよりを宣べ伝えよ』

韓国において

業を成し遂げること,特にヱホバの御名の誉に関係している業と,ヱホバの御国を宣明する業を成し遂げることは,心からの満足を与えるものです。韓国の兄弟のように本当に忙しいと,年はまたたく間に過ぎます。そしてこの正しい業に携わつている人は誰でも喜びに溢れています。韓国の新世社会はこの年の間,心からの満足を味わつてきました。というのは,すばらしい増加が見られたからです。野外の時間,配布された雑誌,行われた再訪問,司会された研究,これら奉仕のあらゆる面が飛躍的に進歩しました。この年も終りましたが,すばらしい報告を提出した彼らは,大きな期待を抱いて,1957年の奉仕年度を待ち望んでいます。現在韓国にある新しい世の社会は,今まで曾つてない程に,御言葉を良く伝道することができ,かつ伝道の備えは良くなつています。これらの優秀な働き人は『日ごとに彼の救の良いたよりを宣べ伝える』ことでしよう。(詩 96:2,新世)韓国の奉仕者たちの得た興味深い経験は余りに多いので,その全部をここに出版することはできませんが,支部の僕の報告から,いくらかを抜萃します。この報告は私たちの心を喜ばすものです。

私たちには,この年の大きな出来事はノア兄弟とアダムス兄弟の訪問でした。その訪問の益は,今でも多くの面で表われています。協会の会長はそれ以前に韓国を訪問したことがありませんでした。今では,会長とその代表する『伝達経路』である制度は韓国の兄弟たちにとつて,ほんとうに身近に感じられるものです。『私たちの協会』,『私たちのノア兄弟』というような言葉を聞くと心が暖まるのを憶えます。韓国人が普通このような言葉を用いるのは,ほんとうに心の底から感じた時だけであり,主に家族の親しい間柄を表わす時だけに使います。

京城競技場でのノア兄弟の公開講演の際にはじめてヱホバの証者の集会に出席した一人の男の人は,この報告を書いた時間の丁度1週間前に開かれた巡回大会で洗礼を受けました。そして一ばん熱心な伝道者の一人です。しかも,ノア兄弟の訪問から5ヵ月もたつていないのです。その人は前に研究したことはありませんでしたが,春の大会以後,一つの会衆に出席して熱心に研究しました。その人は教育のある人で,その感化をうけて,他の多くの人も真剣に真理をとり上げるようになつています。別の中年の男の人は,熱心な宗教家であつた義父,結婚している娘,妻など,全家族と共に最近に浸礼を受けました。韓国では全家族が同時に真理を受け入れるのは,珍らしいことです。それでこの例は励ましを与えました。

ノア兄弟の訪問中,非常によい宣伝が行われました。しかし,同兄弟が去つた後,日曜日になつてから,いちばん良い宣伝が行われました。その時,反対党の大統領候補者が心臓麻痺で急死しました。次の日の新聞(日曜版)は長年の間の韓国の新聞の中でも,最も広く読まれた号に違いありません。京城の大きな日刊新聞の一つは,その号にノア兄弟の講演の要約全部を載せたのです。しかも,それは正確な要約であつて,御国の音信をそれよりも良く宣伝することは,まず計画できないでしょう。

ある人々の洗礼は,早過ぎるため,円熟に進むのに必要な深い知識を十分持つていないという事が一つの問題でした。大会と大会の間の洗礼を制限するという,ノア兄弟の教えは大きな助けになりました。ノア兄弟は,円熟する必要を認め,宣教者にも伝道者にも同じく円熟を目指して励むよう助言しました。韓国人は真理をたやすく受け入れないし,又真理を軽々しく取りあげません。各人は非常に苦しみを経験するのです。しかし共通に見られる特色は,いつたん,それが真理であることを悟り始めると,ちゆうちよせず,できる限りのすべてを学んで行うことを欲します。それで献身し,たとえ基礎的知識が僅かしかなくても,洗礼を授けて頂きたいと願うのです。

この年になされた開拓奉仕の業の多くは,殊に1月と8月の間の休暇開拓者によつて行われました。この年の間,休暇開拓者たちから殆んど300通の報告を受け取りました。多くの人はその年の間に2,3ヵ月間休暇開拓奉仕ができます。一人の姉妹は休暇開拓奉仕の業によってどのように霊的に強められたかを語つています。その姉妹には3人の小さな子供があり,夫は真理に反対しています。休暇開拓奉仕をするまでは,記録によると彼女の弱点は聖書研究でした。「通知」の中で,休暇開拓者が求められたとき,その姉妹はそれを心に深く感じたのです。それで,3人の子供があつても,一人を背に負い,一人に書物の鞄を持たせ,もう一人の手をひいて,証言しました。一つの聖書研究を始め,次いで,二つ,三つと始め,とうとう五つの研究を開きました。子供たちを手で引き連れましたが,その月の終りまでに所定の時間を報告し,また自分の質素な家の家事もよく片附けたのです。この姉妹は,この世の持ち物は沢山持っていませんが,この経験から霊的に豊かになりました。たとえ1ヶ月間でも,休暇開拓者になるためにこれらの姉妹たちは勤勉に働かねばなりません。新式で便利な道具というものはありませんから,夜明け前に起きて,その日1日分の水を運び入れ,やつと時間が得られます。アイロンをかける ― 御影石の上に布をおいて,丸い棒で拍子をつけながら叩いてしわを伸ばす,というのですから,疲れを覚える仕事です。この仕事は夜の間にして時間を生み出さねばなりません。一つの炭火の上で料理を作るのも何時間とかかる仕事です。主の奉仕を心から愛していますから,このような事をも克服できます。そして,たとえ1ヵ月間でも休暇開拓者になつて,これらの姉妹たちは本当の幸福を味わいました。しかし,それらの姉妹たちが如何に苦心して時間を生み出したかを知つて,本当に感動せざるを得ません。前述の姉妹はそれ以来,五つの聖書研究を続けて居り,今では彼女のような他の人を聖書研究の分野で助けています。

前年の2倍に余る雑誌が配布されたことを私たちは喜んでいます。たしかに,この年には伝道者が雑誌について関心を待つようになりました。一ばん大きな会衆の一つは,過去6ヶ月間,続けて伝道者一人当り9冊の雑誌という目標を越えてきました。この成功を収めた理由は,会衆の書籍研究の始まるすぐ前の夕方に奉仕中心地において雑誌活動を行つたことです。これは証言をするのに理想的な時間であることが分りました。数ヶ所の群では,出席している人全部が,研究前の雑誌活動に参加しました。この会衆の見解は正しいものでした。大きな銀行の建物や百貨店を見ても,恐れを感ぜず,むしろ雑誌を沢山配布するための絶好の機会であると答えたのです。時には一つの銀行或は百貨店で20冊又は30冊の雑誌が配布されています。これらの場所には,経験をつんだ者が選ばれて証言します。彼らは巧みに支配人を通じて,他の事務員に証言します。たしかに,積極的な態度によつて雑誌は配布されます。そしてこの会衆は他の会衆の良い模範を示しました。―ヱホバの証者の1957年度の年鑑(英文)

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