-
ヱホバの異常な業の警告ものみの塔 1959 | 6月15日
-
-
を収めた者と証明しました。その戦争は,神の天より悪魔を追い払い,悪魔と悪鬼の使たちをこの地の近くに追い落しました。彼らはハルマゲドンで底のない坑に投げ入れられる前の短い時の期間,そのところに束縛されます。
36 キリスト教国は,何のために自分の選びをしましたか。なぜキリスト教国はあわてふためいてそこに逃れ,身をかくしましたか。
36 キリスト教国は,御座についたヱホバの王を排斥しました。第二次世界大戦前およびその後の両方で,キリスト教国は選びを決定しました。キリスト教国は,この世の同盟を支持しており,天的なシオンに不動に置かれたヱホバの王なる岩を支持していません。国際連盟の失敗にもかかわらず,キリスト教国のカトリック教会や新教徒教会は,いまでもシオンの山の王なる岩を見ません。ヱホバの証者は,特に1926年以来,その王なる岩について声高く宣伝したのです。キリストを奉ずると公言するそれらの宗教制度は,国際連合を選んで,国際連合に希望を置きました。世界共産主義の脅威および20世紀の現代の物質的な文明の破滅に直面したキリスト教国は,あわてふためいて国際連合に避難所を求め,その中にかくれました。キリスト教国の最後の希望は,多くの国家で構成されているこの制度の中にあります。その制度は,違つた政治思想や,キリスト教とかユダヤ教,マホメット教や異教,そして共産主義というような違つた宗教的な信仰を持つているものです。
37 なぜヱホバの証者は,あわてふためいて国際連合に入りませんでしたか。私たちは,どこにのがれ所とかくれ場所を取るよう羊のごときすべての人を招待しますか。そしてなぜ?
37 しかしながら,国際的な憎しみや迫害を受けようともヱホバの証者はあわてふためいて国際連合に入るようなことをしませんでした。1918年-1919年に,彼らは十分に試みを受けてシオンに置かれたヱホバの尊い岩に信仰を置きました。彼らは国際連盟に崇拝を捧げることを拒絶し,その滅亡を言明しました。いま私たちは国際連合を崇拝することと,国際連合に頼ることをも拒絶します。そして,同じくその来るべき滅亡を言明します。私たちはシオンの王なる岩に頼つて,私たちの避難所およびかくれの場所にします。そしてこの世の恐怖,悲哀,心配に参加しません。私たちは今でもここにおり,ヱホバの尊い岩にかたく依り頼んでいます。そして,ハルマゲドンに対する避難所とかくれ場所はヱホバの岩の中に求めよと,私たちは伝道し,全地の羊のごとき人々を招待します。私たちの希望は,キリストによるヱホバの御国にあります。避難所としてのその御国は,偽わりではありません。それは真実です。かくれの場所であるその御国は,嘘ではありません。それは依頼することのできる実際です。その御国は,真理がつづくかぎり ― 永久につづくでしよう!
-
-
ヱホバがその異常な業に立ち上るときものみの塔 1959 | 6月15日
-
-
ヱホバがその異常な業に立ち上るとき
1 平和と安全を図るためにこの世の機構に不注意な安易さを求めようとする者の状態について,イザヤはどのように述べていますか。そしてなぜ?
いまは平和,安全,繁栄,そして生存を図るこの世の機構に入つて,不注意な安易とか自己満足を求める時ではありません。この世の備える安易の寝床で身を伸ばすと,寝床は短くてその足は外に突き出て冷気にあたります。短い寝床に合わせて体を二つに曲げ,膝をあごの下に持つて行くと,こんどは寝床のふとんは狭くて十分に体を包まず暖く寝ることができません。それと同じく,来るべきハルマゲドンの戦い中におけるヱホバの行いと業が黒い影のようにしておおいかぶさつてくるとき,この世的な安易と休息を取ろうとしている人類の状態は,心胆を寒からしめます。それはふるえさせます。イザヤは(28:20,21で)こう言つているのです,『床みじかくして身をのぶることあたわず衾せまくして身をおおうこと能わざるがごとし。そはヱホバむかしペラジムの山にて立ち給いしがごとくに立ち,ギベオンの谷にていきどおりをはなちたまいしがごとくにいきどおり,而してその行為をおこないたまわん。奇しき所為なり。その工を成し給わん。異なるみわざなり。』
2,3 (イ)イザヤの預言が言われて後の世紀中,なぜ状態はヱホバによる奇妙なもの,異常なものでしたか。(ロ)何時ヱホバは,信ずることのできないその業を成しとげましたか。ヱホバはそのことを繰り返し行うことをためらわないと,どのように示しましたか。
2 その言葉が言われて後の次の世紀中に,ヱホバは立つてその言葉を最初に成就しました。それ以前にエルサレムが滅ぼされたことは一度もありませんでした。ダビデの家の王座がくつがえされたことは,以前に一度もありませんでし
-