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御国の事を第一に保つものみの塔 1959 | 10月1日
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は復活を受けられたとき神の本質のさまに変えられました。それで,この『世が彼を二度と見ない』わけも納得できます。キリストの再臨についての不正確な見方があるにしても,神の御言葉の真理とその御国の真理に盲目となるべきではありません。神の御国の明白なまぼろしを邪魔する個人的な勝手な見方は,救いを得るために取りのぞかねばなりません。
16 ヱホバの証者は,正義を愛するすべての人々にどのように訴えますか。
16 ヱホバの証者は,人々の宗教的な背景がどのようなものであろうと,正義を愛する誠実な人々に訴えます。そして,この時代こそキリストの再臨の時であり,人類に対する神の約束を成就する時であると示す事実を考慮するようすすめます。(マタイ 24:1-51)例えば,主の模範的な祈りを考えてごらんなさい。次のように祈れと教えたイエスは,神の御こころをはつきり指し示しました,『御国がきますように,みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように。』(マタイ 6:10,新口)神の御こころは,今日地上で行われておりますか。この世が共産主義の圧迫や,暑い戦争とか冷い戦争,あらゆる社会層における堕落的犯罪,すべての国に蔓延している病気で満ちているごとく,神の御こころはこの世に満ちていますか。誠実な人々をして,テモテ後書 3章1-5節を開かせて同じ状態が神により予告せられていたことを読ませなさい。この世から離れて,神のみこころの成就を見つめさせなさい。そのような誠実な人々をして,人間の空しい約束から離れさせ,ヱホバの証者が聖書の中で指摘するごとく新しい地に関する神の約束から元気を得るようにさせなさい。そのような者には,自分たちの聖書から,正義が全地にみちるということ,および人は永遠にわたつて恐れを感ぜず平和と繁栄の中に生活するという神の保証の言葉を読ませなさい。―ペテロ後 3:13。イザヤ 66:22。詩 78:69。黙示 21:1-4。
17 今日の世界が直面している大問題に,どのように対処すべきですか。
17 この世の宗教の誠実な会員をして,これは価値のある希望ではないか,と自問させなさい。そのような神の約束を考慮することは価値ある努力ではありませんか。そのような祝福の希望や,この希望の実現に達する道を指し示す制度を無視することは,見方が浅いことではないでしようか。真実に次のことが言えます,すなわち神の羊は散らされてこの世により荒らされたということです。そして,イエスがあわれみの心で彼らに注意を払われたと同じく,今日大いなる羊飼ヱホバ神は羊飼である御子イエス・キリストを通して,御自分の証者たちの注意を世界の隅々に向けさせ,自由をもたらす真理を宣明させています。(ヨハネ 8:32)次のように言うある人々の無責任な態度は,なんと愚かなことでしょう,『私はいま自分のできる最善をつくして,その時が来れば運を天にまかせるだけだ。』これは,いちばん抵抗のすくない道をとることであつて,その道に従うすべての者は,この世の神の仕かける罠にかならず落ちこみます。今日の世界が直面している大問題について,神の御国のことを生活中第一のものにしようと誠実に欲するすべての者は,積極的な態度で対処しなければなりません。
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この世とのまつわりに反抗するものみの塔 1959 | 10月1日
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この世とのまつわりに反抗する
1 神の友になる場合,どんな3つの妨害物がありますか。
神の御国のことを第一に保つことは,従順という積極的な行いだけを要求しているのではありません。悪行を避けることも必要なのです。この世の友となることは,神の敵になるということは神の御言葉から明白です。『世を友とするのは,神への敵対である。』(ヤコブ 4:4,新口)これは次のことを意味します。すなわち神の御こころを行うことに興味を持つクリスチャンは,神の友になる際の3つの大きな妨害物を認め,それらを避けるように学ばねばならない,ということです。それら3つの妨害物とは,悪魔サタンとその悪鬼たち,肉体である人間の不完全さ,そしてサタンが神であるこの世,というものです。―コリント後 4:4,エペソ 6:12。マタイ 26:41。
2 イエスは肉の欲,目の欲,そして持ち物の見せびらかしに対して,どのように反抗しましたか。
2 イエス御自身も次のことを認められました,『すべて世にあるもの,すなわち,肉の欲,目の欲,持ち物の誇は,父から出たものではなく,世から出たものである。』(ヨハネ第一書 2:16,新口)これらの誘惑に反抗した彼の模範は,私たちの従うべき手本です。荒野で四十日四十夜を,神の御言葉の研究に費してから,自分自身のために奇跡を行い肉の欲をみたすようにとサタンにより誘惑されました。それは荒野の石をイエスの食用となるパンに変えなさい,という誘惑
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