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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1959
塔59 3/15 119–120ページ

日本における御国のゆたかな拡大

― 1959年度のヱホバの証者の年鑑からの報告 ―

日本における伝道活動は,奉仕年度の最初の月から,伝道者の新最高数をもつて出発しました。連続的に9回も最高数を生み出し,5月までには55パーセントの増加を見ました。今奉仕年度の過去6ヵ月間,1000人以上の伝道者が毎月伝道報告をしました。多くの善意者が急速に真理に入りつつある一方,すでに真理に入つている人々,また神への奉仕に献身している人々は次のように考えています,『だから,私たちの中の円熟した人々は,このような心構えを持つべきである。……達し得たところに従つて,同じ道に秩序正しく歩み続けよう。』(ピリピ 3:15,16,新世)人がいつたんこのわざをはじめたならば後戻りはゆるされません。それに対する忠実はすべての人に要求されています。日本の兄弟たちは確かにこの種の信仰を表明しています。そして秩序正しく歩みながら,可能の限りすべての人々を援助しています。東京の支部事務所から送られた報告は,日本に関するものですが,非常に面白い報告です。

この年を飾るものとしては,ニューヨーク市で開催された,神の御心国際大会に,日本から63名の代表者が出席するという持権を楽しんだことでした。そしてこれらの人々の多くは,世界中の兄弟たちの御寄付によつて出席することができたのです。私たちは,この御援助に対して心から感謝致します。大多数の大会出席者は帰日後,8月28日から31日にわたつて神戸で行われた神の御心地域大会でもれなく報告をしました。

神戸においても私たちは再び大きな喜びにつつまれました!,帰つて来た兄弟たちは,ニューヨーク大会のプログラム全部について,またニューヨークで起きた事全部を非常に詳しく報告したので,神の御心大会をもう一度初めからくりかえしているようでした。ある兄弟は,『私自身が実際にニューヨークに行つて,これらの事をこの目で見てきたような感じがします』と言いましたが,これは,地方の兄弟たちの多くの感想を代表するものでしよう。決議は622人により熱意をもつて採決されました。そして881名が公開講演に出席し,72人が洗礼を受けましたが,これは日本における今までの最高受洗者数でした。その夜大阪テレビは,ニュース放送でこれを公表しました。この大会は,日本中のニュースになりましたが,それにもましてこの大会は,兄弟たちの心を引き立て,1959年にはもつともつと多くのわざを行つて神の御心を行おうという意欲を燃え立たせました。

御国活動は,日本の多くの新しい地方へと拡大を続けています。昨年中6つの新しい宣教者の家が開かれ,すでに強い会衆のある場所の宣教者の家は閉鎖されました。そして日本人の兄弟たちは与えられた責任を男らしく果してきました。京都会衆は,宣教者たちが去つてから6ヵ月の間に,必要の大きな孤立した都市で奉仕する特別開拓者7人を送り出したばかりでなく,伝道者を33人から47人にまで増加させました。日本人の兄弟たちだけでなり立つている最大の会衆は大阪にあります。この会衆も順調に前進を続けてきており,奉仕年度の最後の月には伝道者の最高数を見,120人近くの伝道者が野外奉仕に参加しました。そしてこのうちの7人は休暇開拓奉仕をしました。

ある姉妹の宣教者は,彼女が一緒に研究している人々の中のある人について語りました,その人は,この姉妹が新しい任命を受ける1ヵ月前から奉仕をはじめていたのですが,そこの奉仕中心地の伝道者たちは,彼女を援助するにはみな新しい伝道者たちばかりだつたので,宣教者は,その伝道者のことを少し心配していました。2ヵ月経つてこの新しい伝道者は宣教者に手紙を書きました。そしてその手紙にその月の伝道報告も書いて出しました。奉仕時間72時間,配布した雑誌は50冊,そして6つの家庭聖書研究を司会しているというその報告の内容には,宣教者もすつかり驚いてしまいました。宣教者の去つた後をほんとうに引き受けられるように,早く円熟しなければならないと考えていると,その人は手紙に書いていました。それから2ヵ月後,その人は巡回大会に来て洗礼を受けましたが,その時自分と研究している人も一人連れて来ました。そしてその人も彼女と一緒に洗礼を受けました。彼女は,この新しい羊もまた円熟するようにお世話をし,援助する決心ですと語りました。火曜日の晩の研究は今その人の家で行われています。円熟に向かつて努力する人々は,確かにその目的を成就します。

もうひとりの特別開拓者は,教会にも行けば仏壇もおがむという人を再訪問しました。『あなたの教会はそんなことをするのを許しますか』とその開拓者は質問しました。それから『魂』に関する討論がはじまり教会の反対にもかかわらず,聖書研究がはじまりました。そしてその人は非常にはやく御国伝道者になりました。ヱホバに対するただ一つの純粋の崇拝に席をゆずるために教会も仏壇も取り除きました。

大阪のある年配の御夫婦は,クリスチャンとはいつても,魂は不滅であるという牧師の教えにどうしても同意することができませんでした。ちようど御主人の方がなくなられる前,もし死後に生命があつたら,何かの方法で『あの世』から奥さんに通信しようという取り極めを二人でつくりました。御主人は亡くなられましたが,空中からは何の音信も送られて来ませんでした。そこへ若い姉妹の開拓者が偶然その未亡人を訪問しました。死人の状態,将来の復活,地上の楽園などに関する聖書の真理は,ただちにその未亡人の疑問を解いてしまいました。それからその未亡人も未亡人の娘さんも,勤勉に研究し,娘さんは御主人の激しい反対にもかかわらず,間もなく御国伝道者になられました。その未亡人は,外に出ることはむずかしいですが,やはり心から真理と一致しておられます。

正直も一つの証言を行います。ある姉妹の開拓者は道で封筒を拾いました。その中には約10万円ばかりのお金がはいつていました。封筒には住所が書いてあつたのでその姉妹はそれをその住所のところにとどけました。落し主はなくしたものと思つていたお金が返つてきたので喜んで受け取りました。姉妹がものみの塔の代表者であることを告げた時,その人はもう一度驚きました。というのは偶然にも別の伝道者が前の日曜日にその家を訪問した時,その人はものみの塔の予約をされたからです。開拓者の正直に感銘したその人は,ものみの塔を一層興味をもつて読みましようと語りました。

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