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楽園内の結婚ものみの塔 1961 | 3月1日
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取り出されたものである。このようにして神は人間を追い出され,エデンの園の東にケルビムと剣の燃える刃とを置かれた。その剣の燃える刃は,生命の木への道を守るためにたえず自転していた」。―創世 3:22-24,新世。
34 楽園内の結婚は,間もないうちにどう実現しますか。そのとき,夫婦は結婚の創始者に対して,どんな特権を持ちますか。
34 それで楽園内の結婚は,夫と妻が神によって定められた互に対する関係を守らなかったため,悲惨な終りになりました。しかし,楽園内の結婚の理想は,間もない中にすばらしい実現を見るでしょう。そして,結婚の大創造主に賛美をもたらすでしょう。それは,愛人が死んで天に行き,天界の結婚生活でいっしょになるということではありません。それは,あまり遠くない将来のハルマゲドンの戦争を生きのこることによります。その宇宙的な戦争が今日地をほろぼしている者たちを滅ぼしてのち神の「女」のすえなるキリストによる神の御国は,この地に楽園を復興して,楽園を全地に拡大させるでしょう。生きのこる忠実な夫婦たちは,ハルマゲドン後にも結婚生活をつづけ,復興された楽園内にはいります。生きのこる独身者たちは,神権的な配偶者と結婚生活にはいる特権を楽しみ,サタン悪魔が束縛されている楽園の状態下で子供をそだてる幸福をいただくでしょう。これらの者は,楽園内の結婚生活が神により祝福されて円満なものと証明することにより,エホバ神を立証する特権を持つでしょう。
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楽園外の結婚ものみの塔 1961 | 3月1日
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楽園外の結婚
1 エデンの外で結婚生活がつづけられたことは,どんな結果をもたらしましたか。アダムのどの息子の子孫が,ノアの日の大洪水に生きのこりましたか。
追い出された夫婦アダムとエバはエデンの楽園外で結婚生活をつづけました。そのときから,それが平和にみちる結婚でなかったことはたしかです。両人はのろわれた地で罪を持つ子供たちを産みはじめました。子供たちは生まれたときから死にゆく状態でした。アダムは「男子と女子の父になった」。(創世 4:1; 5:4,新世)時たつ中に,新しい結婚が行なわれました。成熟したアダムの息子たちは,成熟したアダムの娘たちと結婚しました。それで,アダムとエバの長男であるカインは,後になって「その妻を知った。彼女はみごもってエノクを産んだ」と記録されています。聖書の中にはカインからの6代が記録されています。カイン自身は,「エデンの東,ノドの地に」住みました。(創世 4:16-24,新口)カインの弟はセツでした。今日の人間家族はセツの子孫であって,カインの子孫はみなノアの日の大洪水で滅んでしまいました。セツの子孫の中には,預言者エノクと箱舟を建てたノアがいました。8人の人々は,その箱舟の中にいて,あの全世界的な洪水に生きのこりました。―ペテロ前 3:20。ペテロ後 2:5。
2 誰が一夫多妻主義を紹介しましたか。不従順な「神の子たち」は,どのように人間の結婚にはいりましたか。
2 洪水前のノアの日について,イエス・キリスト自身は次のように述べています,「ノアが箱舟にはいる日まで,人々は食い,飲み,めとり,とつぎなどしていた」。(マタイ 24:38,新口)それらの結婚がどのように行なわれたかについては,聖書は述べていません。一夫多妻主義は,悪人カインの子孫レメクによって紹介されました。なぜなら,レメクはふたりの妻をめとったからです。(創世 4:19-24)その洪水前のノアの日に,天からの「神の子たち」は,化肉して地上にあらわれ,「人の娘たちのうち」の美しい者と結婚しました。これら不従順な「神の子たち」は,「自分の好む者を妻にめとって」その欲情をみたしたと伝えられています。彼らはネピリムと呼ばれる混血の子供たちを産ませました。ネピリムは,「昔の勇士であり,有名な人々であった」。欲情に駆られたこれらの「神の子」たちが,めいめい幾人の妻を選んだか,あるいは彼らが正しく結婚していた美貌の女をその正当な夫からひきはなしたかどうかについては,聖書は述べていません。―創世 6:1-4。
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