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ギデオン ― 慎しみ深く,勇敢なエホバの戦士ものみの塔 1966 | 7月15日
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人を含めた天の全軍を率いて,エホバ神とその民に敵対する者すべてを滅ぼされます。それは詩篇記者の霊感による祈りのとおりです。「あなたがミデアンにされたように……彼らの貴人をオレブとゼエブのように,そのすべての君たちをゼバとザルムンナのようにしてください。……〔エホバ〕という名をおもちになるあなたのみ,全地をしろしめすいと高き者であることを彼らに知らせてください」― 詩 83:9-18,〔文語〕。
確かにギデオンと300人に関する記録は『神の霊感を受けて書かれた聖書』の一部であり,『私たちを教えるのに有益』です。それは,私たちクリスチャンが『あらゆる良いわざに十分な準備ができ,完全にととのえられた者となる』ためであり,また特に信仰に強く,目ざめた者となり,同時に慎み深く用心深い者となるためです。―テモテ第二 3:16,17。
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「賢い者はこれを聞き」ものみの塔 1966 | 7月15日
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「賢い者はこれを聞き」
それは命にかかわる問題でした。彼らは与えられる指示を注意深く聞きました。それをまちがいなく実行するためです。もしその指示を守らなければ,初子は殺されてしまうのです。
この事件の起きた場所は古代のエジプトです。時は紀元前1513年。それは神がイスラエル民族に過ぎ越しの指示を与えられた時でした。神の指示をよく聞いて守ることは,神がエジプト全土の初子を打たれるとき,イスラエルの各家族の初子が救われることを意味しました。
人々は,その指示をもれなく行なおうと,注意を集中して聞きました。そして聖書は,「イスラエルの子孫去りてエホバのモーセとアロンに命じたまひしごとくなしかくおこなへり」と述べています。(出エジプト 12:28,文語)彼らはモーセとアロンをとおして与えられた神の指示を守ったので,エホバの天使がエジプトのすべての初子を殺したとき,イスラエルの初子は殺されずにすみました。神の指示に注意を払ったことは,イスラエル人の親にとってほんとうに大きな祝福となりました。また親がそうしたことは,初子にとっても大きな祝福でした。
むかし神は,モーセ,アロン,イスラエルとユダの預言者など,多くのしもべをとおして語られました。また第1世紀には,御子イエス・キリストをとおして,次にクリスチャン会衆をとおして語られました。(コリント第一 2:10。エペソ 3:5)いまの時代においても神はやはりご自分のしもべをとおして語られます。イエスが言われたとおり,そのしもべは,イエスから「全財産」の管理をゆだねられる「忠実な思慮深い僕」級を構成します。―マタイ 24:45-47。
エホバが,今日地上にいる目に見えるこの「しもべ」級をとおして与えられる真理は,実際の食物以上に必要なものです。物質の食物は一時の間命を支えますが,霊の食物は,
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