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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1968
塔68 12/15 757–760ページ

新しい歌の本!

新しい歌詞と曲でできた数多くの歌を収めた128ページの本

賛美の歌を歌うのは,エホバ神の崇拝にとって肝要な事柄の一つです。またそれはなんと喜ばしいことでしょう! 賛美の歌を歌ってエホバをたたえるのは,クリスチャンの務めの一つです。エホバの証人の出版機関はこのことを認め,本誌「ものみの塔」の創刊された1879年にさかのぼるその創立当初以来,歌の本を出版してきました。

1896年には,クリスチャンのための歌を取りあげた特別号の「ものみの塔」が発行されました。その次の号の「ものみの塔」誌は,さっそく一部次のように述べました。「真理を述べた歌を歌うのは,神の民にとって真理を心と頭の中に収める良い方法です。神の民のある者に作詩および作曲の才能が与えられていることを感謝します」。以来,エホバの民のために何冊かの歌の本が備えられました。1905年発行の「千年期黎明の賛美歌」もその一つです。1928年には,「エホバをたゝえる歌」が発行されましたが,この本では,バビロン的な感情や被造物の崇拝を排除する特別な努力が払われています。

1944年,さらに進歩した「御国奉仕の歌の本」が発行されました。特筆すべきことですが,この本には,作詩者および作曲者の名前が出ていません。というのは,版権を求め,また原作者名をしるす必要のある歌は用いないようにしたからです。その62曲中,3分の1余の歌はエホバの証人の作詩作曲によるものでした。

それら歌の本がおよそ50万冊発行され頒布されたのちの1950年,それらに代わる歌の本,「エホバに讃美の歌」(英文)が発行されました。それは,91の歌を収める,さらに進歩したものです。というのは,欽定訳聖書の文語調の歌詞のかわりに,現代に即した多くの主題が付され,また同年発行されたクリスチャン・ギリシア語聖書新世界訳のことばが用いられているからです。たとえば,マタイ伝 6章33節に基づく,「神の国を先づ求めよ」と題する49番(英文)はその一例です。この本の歌詞および曲のうち約半数はエホバの証人の手に成るものです。しかし,多数の美しい調べが,“古典”音楽から取り入れられ,聖書的な意味の主題に合わせて用いられています。24番(ウエーバー),46番(ショパン)そして87番(ベートーベン)などがその例です。この歌の本は18か国語に翻訳され,これまでに300万冊以上印刷され,頒布されました。

箴言 4章18節はこう述べています。「義者の途は旭光のごとし,いよいよ光輝をまして昼の正午にいたる」。それでこの聖書の原則に基づき,新しい歌の本を発行するのは当を得た事柄となってきました。というのは,光が輝きを増すにつれて,新たな真理が解明され,新しい主題や,より明確な理解が得られ,強調すべき事柄が変わってきたからです。そこで,16年後の1966年,再びエホバの証人の出版機関ものみの塔聖書冊子協会は,「心に音楽をかなで…歌いつつ」と題する新しい歌の本(英文)を発行しました。

この歌の本の題は,エペソ書 5章18,19節(新世訳)の使徒パウロのことばに基づいています。「神への詩と賛美と霊の歌をもってあなたがた自身に語り,また心に音楽をかなで,エホバにむかって歌いつつ,霊に満たされなさい」。

霊的な珠玉のような歌の数々

クリスチャンにとってふさわしい歌の本かどうかを決めるのは,言うまでもなく歌詞です。それでこの本の歌の主題はすべて聖書に基づいており,歌詞はできるかぎり新世界訳聖書に準じて作られています。それだけではありません。バビロン的な起源を疑われるようなことばは,一切,歌詞から除外されています。こうして,献身したクリスチャン奉仕者にとって,できるかぎりふさわしいものとするための努力が払われました。この新しい歌の本の歌詞で,他の歌の本の歌詞と似ている点があるとすれば,それはたまたま同じ聖句に基づいているというような全くの偶然の一致によるものです。

この歌の本は,できるかぎり新世界訳聖書に準じて作詞されているだけに,すぐれた本となっています。またこの理由で,注意深い聖書研究生ならお気づきのとおり,歌詞にはかなりの変更が加えられました。たとえば,21番の歌の最初の1節は,「主はちからとうたなり」と歌われていました。このことばは欽定訳聖書のイザヤ書 12章2節に基づくものでした。しかしこの同じ節を今度は次のように歌います。「ちからのかみエホバよ」というのは,これこそイザヤの語ったことばの意味だからです。

この歌の本に載せられている80余の新しい歌の主題は,増し加わる真理の光と確かに合致しており,また広範にわたってさまざまな論題が取り上げられています。詩篇に収められている150篇の詩さえ,エホバへの賛美の歌だけで構成されてはおらず,正確な歴史,神の原則,訓戒,霊感による預言などが含まれています。同様にこの新しい歌の本に収められた歌も,聖書にしるされた歴史,訓戒そして預言を含んでいます。それらの新しい歌の主題の幾つかは次のとおりです。「永遠の福音を宣べ伝えよ」,「家より家へと」,「大いなるバビロンをいでよ」,「神の忠実な愛」,『エホバは王となれり』,「報いを見つめよ」,「神をまこととせん」,「『わたしたちの神の家』をなおざりにしない」,「終わりの七つの災いを注ぐ」そして『神は偽ることができない』などです。

増し加わる光に合わせて,復活を主題にした二つの歌が作られました。この両者は歌詞も曲の感じもそれぞれ全く趣きを異にしています。使徒パウロがガラテヤ書 5章22,23節で指摘した御霊の九つの実のそれぞれは,一つあるいは幾つかの歌の中に取り上げられています。そしてこれら御霊の実のおのおのについて少し述べた歌も一つあります。そしてまた,記念式の祝いに特に適した歌も幾つか含まれています。その一つは,「主の晩さん」と題する歌で,その最初の節は次のとおりです。

「てんのちちエホバよ

こよいいときよし

なれのちからしめされり

ニサンのそのひ(日)に」

勇気を持ち,恐れないことを勧める感動的な新しい歌も数多く載せられています。たとえば,「クリスチャンの戦士」,「忠節を示す」,「エホバはわがさけ所」,「おおしく伝えよ」,「エホバの軍勢を見よ」そして「我らはエホバの証し人」などがあります。この最後の歌の合唱の部分は次のとおりです。

「われらエホバのあかしびとなり

おそれなくかたらん

よげんはただし」

この新しい歌の本に見られる他の顕著な主題は,兄弟愛と一致とを歌ったものです。以前の歌の本にも,そうした主題の歌が多数あり,広く愛唱されました。それらの歌も引き続き載せられています。そのうえ,愛の色々な面をいっそう明確に歌った他の歌も収められています。たとえば,「互いにゆるしあいなさい」,「寛容なれ」,「弟子であるしるし」,「慈愛の力」などです。詩篇 133篇に基づき,一致を強調した歌がありますが,その1節は次のとおりです。

「はらからむつみおるうるわし

たがいにあいし わしてつかう

ヘルモンのつゆのくだるがごと

エホバのめぐみはそこにそそがん

そのほか,聖書中の広く愛されていることばが歌の主題や歌詞として数多く取り入れられています。ヨシュアの下した決定にかんする,「我とわが家とは」と題する歌もその一つです。(ヨシュア 24:15)「ルツのごとく堅くあれ」という歌は,ルツの決意を物語ったものです。(ルツ 1:16,17)シュラミの娘がいだいた愛する人に対する愛の思いを描いた,「シュラミの『残れる者』」と題する歌もあります。(雅歌 8:6)また,マタイ伝 11章28-30節のイエスの慰めのことばに基づく,『わがくびきを負え』という歌も収められています。

さらにこの歌の本には,神のしもべたちの忠実な歩みを取り扱った珠玉のような歌が収められているのです。たとえば,「アブラハムのような信仰」,「エレミヤのごとくあれ」,「エズラを忘れるな」,「キリストは我らの模範」などがあります。また,ネヘミヤの模範は,「『わたしたちの神の家』をなおざりにしない」と題する歌の中に述べられています。(ネヘミヤ 10:39)確かにこのような歌を歌うのは,喜びとともに,なんと貴重なことでしょう!

新しい曲!

霊感を受けて作詩作曲を行なった,コラのむすこたちはその昔こう書きました。「ほめうたへ 神をほめうたへほめうたへわれらの王をほめうたへ かみは地にあまねく王なればなり 教訓のうたをうたひてほめよ」。また同じく作詩作曲にひいでたダビデはこうしるしました。「神のみまへにうたへ その名をほめたゝへよ 乗て野をすぐる者のために大道をきづけ かれの名をヤハとよぶ その前によろこびをどれ」― 詩 47:6,7; 68:4。

その昔,霊感を受けた,神に仕える音楽家たちのこうした教えのことばは,この新しい歌の本の場合,文字どおり実行されています。つまり,この本の中の約70曲は新しい曲だからです。ほかに「地域大会の音楽」のためのオーケストラ用の楽譜から編曲されたものが約10曲あります。一方,大いなるバビロンに由来する曲はことごとく削除されました。同様に,普通の,もしくは「古典」の曲の一部で,わずかに残されていたものも,世俗的な音楽なので除外されました。新しい歌の本の中に,今の世の音楽のいずれかに似たものがあれば,それはきわめて奇異な感じを与えるものとなるからです。

言うまでもないことですが,以上のような理由で,多くの人に愛唱されてきた曲の幾つかは削除されました。しかし,この歌の本をしてエホバをほめたたえるものとするのは,その歌詞です。また,それらの歌詞が,宗教あるいは世俗の事柄のいずれを問わず今の世との関連をことごとく断ち切ったものであるべきです。この点を忘れてはなりません。たとえば,以前の歌の本には,ある種の教会や友愛団体でしばしば用いられている曲がありました。そうした団体にかつて属していた人がクリスチャンになった場合,そのような曲が演奏されるたびに,以前の団体のことが思い起こされるでしょう。しかし,こうしたことはもはや決してありません。これからは「御国の歌」を耳にすれば,それはいつでも文字どおり御国の歌なのです!

しかし,現代的な音楽の作風の取り入れられた新しい曲の数々は,ひとたび覚えたなら,その独自の良さのゆえに,またそれに伴う歌詞のゆえにその良さは深まり,削除された曲以上に証人たちによって愛唱されるに違いありません。これらの歌を覚える助けとして,絃楽器と木管楽器を主体としたオーケストラによる演奏で,この本の全曲のレコードが製作されました。

この歌の本の編集に直接携わった兄弟たちの作曲に加えて,多くの国々の証人たちの作曲したものも寄せられました。他の土地から寄せられたそうした曲の異色的なものとしては,ハワイから送られた19番の歌や,レバノンから寄せられた曲のテーマに基づいて作曲された53番の歌があります。そのほか,アメリカの多くの兄弟たちはもとより,オーストラリア,カナダ,中国,デンマーク,フランス,ドイツ,ギリシア,イタリア,メキシコ,南米などの国々の兄弟たちもこの歌の本の作曲にそれぞれ貢献しました。また興味深いことに,刑務所や強制収容所にとらえられていた証人たちがそこで作曲した曲も収められています。

歌の本の製作に要した労苦

この歌の本を出版するために行なわれた仕事について詳しく知れば,歌の本に対する感謝の念はいっそう深められるでしょう。多数の曲が寄せられましたが,会衆で歌えるように手を加えるには,そのほとんどが相当の作業を経なければなりませんでした。歌詞と曲が定められたのち,歌詞はそれぞれ音節に分けられ,ライノタイプで活字に組まれます。最初,ライノタイプを打つ人は,一つの歌の歌詞を組むのに8時間半もかかりました。のちには一日の就労時間,8時間半のうちに六つの歌の歌詞を活字に組む方式を作り上げました。しかしこの方式で作業を進めるには,植字工やレタリングの係りにかなりの余分の仕事を課すことになりました。次に歌詞の下刷りが,原稿とともに歌の本の製作部門に届けられ,そこで,大体普通のタイプを打つような仕方で,歌詞に合わせて音譜が打たれます。

次に,歌詞の印刷された紙が,五線譜の下にはりつけられ,それから写真がとられます。それらの写真をもとにして亜鉛版が作られ,それを用いて凹版が作られ,この凹版を用いて,印刷機に設置するプレート(金属版)が作られるのです。そののち印刷が始まり,製本が行なわれます。また裏面の文字が紙を通して見えることのないようにし,文字や音譜を見やすくするために,上質の紙が用意されました。

新しい歌の本には,力強い歌詞と美しい曲から成る変化に富む数多くの歌が収められており,深い喜びをもたらします。このような歌を歌うとき,エホバ神にほまれをもたらすだけでなく,『わたしたちの希望を公に言い表わし,互いに愛と良いわざとを励ます』ことができるのです。これらの歌を歌うとき,きわめて大切な真理がわたしたちの心と頭の中に刻まれ,そしてエホバに仕え,またエホバと仲間のクリスチャンに忠節でありたいというわたしたちの決意はさらに強められるでしょう。―ヘブル 10:23-25,新世訳。

会衆の集会に出席する人々がこれらの歌に親しめるようにする一助として,通常の集会の前後に,レコードを用いるかピアノをひいて,これらの歌を歌うこともできます。しかし音量があまり大きすぎないように注意してください。家庭や他の場所でもこれらの歌を歌って楽しんでください。献身したクリスチャンのみなさんは,これらの歌に親しむとともに,心をこめて歌い,「詩と讃美と霊の歌とをもて…互に訓戒し,恩恵に感じて心のうちに神を讃美(し)」てください。―コロサイ 3:16。

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