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暗黒の権威からの救出ものみの塔 1971 | 10月15日
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がみな彼の前で清い立場を保てるよう十分の備えを設けてくださいました。その備えはきわめて有効なので,「我らの良心を死にたる行為より潔めて活ける神に事へしめ(る)」ものなのです。(ヘブル 9:14。黙示録 7:14; 14:5をも見よ。)こうした事柄は幾十万人ものエホバの証人が享受している恩恵のいくつかなのです。それら証人たちは献身と水のバプテスマとによって神の家族にはいり,予備的な仕方ではありますが「神の子たちの光栄の自由」を享受しています。それら証人たちすべては,確かに何ものも「我らの主キリスト・イエスにある神の愛より,我らを離れしむるを得ざる(なり)」と語った使徒パウロの歓喜の叫びに和することができるのです。―ロマ 8:21,39。
17 エホバの他のどんなしもべから導きと励みを得ることが期待できますか。
17 神の霊による霊感を受けたパウロのことばに注意深く耳を傾け,その論議の脈絡をたどれば,確かに大きな助けと励ましが得られます。ところで,背景や個性を異にしながらも,やはりイエスとの特異な関係を享受した,もうひとりの忠実なしもべがいます。では,使徒ヨハネと,彼が霊感のもとに書きしるした事柄に注目して,人を建て起こす助言をさらに得ることにいたしましょう。
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神の子たちは良いことを見習うものみの塔 1971 | 10月15日
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神の子たちは良いことを見習う
「悪に效ふな,善にならへ。善をおこなふ者は神より出(づるなり)」― ヨハネ第三 11。
1 老若を問わず人間はどんな特別な事柄に強い関心をいだいていますか。なぜですか。
何かの種を持ってきて容器に入れ,生命の新たな営みが始まるのを観察してみたいと思わない子どもがいるでしょうか。種を植えると,子どもは毎日容器をのぞき込んでは生長の様子を注意深く見守ります。おとなもまた,生命の新たな営みの始まりをできるかぎり学ぶことにきわめて強い関心をいだいています。当初の胚もしくは細胞は微小なものですが,それでもその将来の発生過程を律する複雑きわまりない符号または型を内蔵しています。生命形態はそのおのおのについて聖書が述べるとおり,『其類に従って』ふえてゆきます。(創世 1:11,12,21,24)微小な細胞の中に宿る膨大な量のエネルギーや,限りない更新を可能にする潜在力もまた,驚嘆の念を引き起こさずにはおきません。生命に関しては多くの事実が発見され,その背後の目的と計画の存在を示す証拠が得られたにもかかわらず,生命は依然として神秘です。人間・動物・植物のいずれにせよ,わたしたちは生命の新たな始まりを見つめずにはおれないのも不思議ではありません。もし,それがりっぱな系統のものであれば,その同じ類型に従い,良いものに似るでしょう。
2 天使たちも同様な関心を示しましたか。それはどのように示されていますか。
2 聖書は天使たちにも同様な態度が見られることを明らかにしています。宇宙と比べればあまりにも小さな惑星である地球が,限りない多様性と美を伴う生命を維持すべく整えられていた時,創造者エホバがこの地上で行なわしめておられたことに天使たちがどれほど強烈な関心をいだいていたかは想像にかたくありません。その時,彼らは「あひともに歌ひ神の子等みな歓びて呼はりぬ」としるされています。そして,そのすべての最高潮として,「神の像の如くに」創造された人間を見た天使
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