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全地にわたる一致の必要ものみの塔 1971 | 8月15日
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25 さて,全地にわたる一致に関して,どんな三つの質問に答える必要がありますか。
25 したがって,簡潔に言うならば,全地の人類を一致させる良いたよりには多くの面があります。そしてわたしたちは,神の真理のことばの中にしるされているそれらのほんの少しに触れたにすぎません。このほかにもまだ多くの良いたよりが,聖書のページの中に,その66冊の手紙や書に収められている神からの情報の中にあります。しかし問題は,「良いたより」はどのように一致をもたらすか。多くの国家的,民族的区分,さらにさまざまの政治上の党派があるのに,この地の国民の間にどのような方法で一致がもたらされうるのか。さらに,人類がこれほど深刻に分裂し,仲間の人間と反目し合っている今日,そうした全地にわたる一致はこのうえもなく切実に必要とされているが,その全地にわたる一致はいつ実現するのか,というものです。こうした質問や他の質問に対する答えは次の記事で扱います。参照されている聖句とともに,その記事を読むようにみなさんにお勧めします。そうすれば,全世界にわたる人類の一致のためのエホバ神の約束に対する信仰を築くことができるでしょう。
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人類を一致させる良いたよりものみの塔 1971 | 8月15日
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人類を一致させる良いたより
1 一致の反対はなんですか。それはしばしばどのようにして生じますか。例をあげなさい。
一致の反対は不一致です。不一致は人々が対立する思想,相反する目標,異なる意見を持つ時に生じます。人々を一致させるためには統一させる力がなければなりません。「良いたより」はその力となります。個人や団体が共通の目標によって一致することは時として可能です。しかしその目標が達成されるや,しばしばさまざまの意見や考えが生じてくるものです。その良い例は,人を月に着陸させるためになされた宇宙開発の努力です。何千名もの人々の一致した作業によって,その偉業はなし遂げられ,全世界の称賛を勝ちえました。ところが目標が達成されてしまうと,次の計画をめぐってさまざまの意見が出され,不一致や分裂が生じ,一致した作業は不可能となりました。1969年8月17日付ニューヨーク・タイムズ紙は,“宇宙計画,成功の陰で目標をめぐっての批判”と題する見出しのもとに,次のような報道を載せています。「第一の論争は次の問題に関するものである。つまり,将来のアポロ飛行にはどの宇宙飛行士を派遣すべきか。おもに試験飛行士あるいは技術者としての背景を持つ者か…主要な資格として地質学,生物学,物理学その他の科学部門の知識を持つ科学者の宇宙飛行士か。…不満をいだく科学者の宇宙飛行士が…すでに数人辞表を提出した。…第二の論争は,将来のアポロ飛行の時間設定および月に送る宇宙飛行士の予備訓練をだれが指揮するか,に関するものである。…第三の論争は次の問題に関してである。月のかなたの太陽系の探検では,わが国はどちらに重点を置くべきか。カメラその他の装備を用いる無人探査にか,それとも,人間を火星に着陸させて,1980年代の初めに地球に帰環させるというはなばなしい計画にか」。
2 不一致に関してある人々はどんな議論をしますか。
2 ここであなたは次のように言われるかもしれません。『意見の相違がなければ何も改善
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