-
神は家族という取り決めを尊ばれるものみの塔 1972 | 9月15日
-
-
順で絶えず異教世界強国の支配下にありました。そのために子孫は,幾世代にもわたり,先祖の罪の重さを身をもって経験しました。
この原則は,異教諸国においてもその真実性を証明しました。ノアの神エホバの崇拝から離れていった人々は,バベルの塔を建てていたとき,種々の言語グループに分けられ,それらのグループから国々が発達しました。彼らの子孫はその後,「イスラエルの民籍に遠く,約束に属する諸般の契約にあづかりなく,世にありて希望なく,神なき者」となりました。(エペソ 2:12)先祖の歩んだ悪い道を離れ,偶像を捨てた者だけが,神の崇拝を始めることによって神を知るようになりました。
若い子どもたちが,よこしまな親たちとともにさばかれた例は,カナン人の場合です。カナン人は長い腐敗の歴史をもっていたために,彼らの若い子どもたちは,イスラエル人がその地を占拠したとき,神の命により,親とともに処刑されました。―申命 7:1,2。
こうしたことはすべて,神が,両親の状態に基づいて,家族の中の若い子どもたちに賞罰をお与えになることを示しています。では両親には,エホバの崇拝者である以外にも,何か要求されているでしょうか。若い子どもたちにも何かが要求されているでしょうか。次の記事でこれらの問題を検討してみましょう。
-
-
神との関係におけるあなたの立場はお子さんにどのように影響しますかものみの塔 1972 | 9月15日
-
-
神との関係におけるあなたの立場はお子さんにどのように影響しますか
前の記事で取り上げた歴史的証拠は,親のすることが子どもに大きな影響を与え,数代のちの子孫にまでその影響がおよぶことを実証しています。親が人生を正しく歩んで良い手本を示すなら,それは必ず子どものためによい結果を生みます。両親がエホバ神の真のしもべである場合はとくにそうです。神との関係における彼らのその身分は,子どもの命を意味します。ただし親は子どもに神の律法を注意深く教え,また親の権威に服従すべきことを教え込まなければなりません。
しかし,片方の親だけが「信者」,つまりクリスチャンで,他方の親が不信者の場合はどうでしょうか。この結婚によって,つまり別居せずにその結婚生活をつづけることによって,信者は汚される,もしくは清くない者になり,その結果子どもたちも清くない者になるでしょうか。
そうではありません。なぜですか。それは神の義の原則のためです。神はその原則を忠実に支持されます。それは神がご自分に献身的に仕える者たちに対する愛あるご親切のためです。ひとりが信者で他方が不信者という,宗教的に分裂した家族を神は聖書の中で次のように慰めておられます。「信じていない夫は[自分の]妻に関連して神聖にされ,信じていない妻は兄弟に関連して神聖にされているからです。さもなければ,あなたがたの子どもは実際には清くないことになりますが,今や彼らは神聖なのです」― コリント前 7:14,新。
聖書はヘブル語とギリシア語で書かれましたが,それらの言語においては,「明るい,新しい,清潔な」などの原意をもつヘブル語「カダシュ」,およびギリシア語の「ハギオス」から出たことばは,「聖なる」とか,「清められた」,「取り分けられた」という意味をもちます。ヘブル語の慣用にも,ギリシア語
-