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人間ではなくエホバを信頼しなさいものみの塔 1977 | 10月15日
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「科学は非常な進歩を遂げたけれども,科学者はまだ未解決の問題をたくさん抱えている。……
「植物学者は依然として光合成の作用の仕方を正確には知らない。生物学者と生化学者は,生命がどのようにはじまったかという質問の答えをまだ見いだしていない。天文学者は,宇宙の起源に関する満足のいく説明をまだしていない。医学者と生理学者は,ガンの原因とその治療法,あるいはウイルスによる種々の病気の治療法を知らない。……心理学者は,精神病の原因を全く知らない」。
19 エホバはこうした事柄に対する答えをすべてご存じです。そしてエホバは人類が抱えている厄介な問題を解決する知恵と能力を確かにお持ちです。ですから,「高貴な者たちに信頼を置いてはならない。また,地に住む人の子にも。その者に救いはない」という聖書の警告は適切です。(詩 146:3,新)正しいことを愛する人,命を愛する人,そして将来より良い状態を見ることを望む人は,詩篇作者が次のように述べた人々の中にいるでしょう。「あなたのみ名を知っている者たちはあなたにより頼みます。ああエホバ,あなたはご自分を尋ね求める者たちを決して捨て去られないからです」― 詩 9:10,新。
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エホバを信頼しつづけて報いを得なさいものみの塔 1977 | 10月15日
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エホバを信頼しつづけて報いを得なさい
「エホバに拠り頼んでいる者は幸いだ」― 箴 16:20,新。
1,2 わたしたちはなぜエホバが人類の問題を解決してくださることを信ずるべきですか。
幾千年にわたる歴史は次のことを実証しました。すなわち人間は,いかに善意をもってしても,またいかに科学的に進歩しても,人類の抱えている大きな問題を解決することはできないということです。わたしたちが期待をかけることができるのは,宇宙を創造し,この地上に命をお造りになった創造者だけです。創造者だけが,それに必要な知恵と力と意志をお持ちです。そのことを認識していた詩篇作者は,「あなたはわたしの望み,ああ,主権者なる主エホバよ,若い時からのわたしの確信(です)」と述べました。(詩 71:5,新)その希望は正しいところに置かれています。神の言葉は,「その希望が失望に至ることはありません」と約束しているからです。(ローマ 5:5)したがって聖書は次のような当を得た助言を与えています。「心を尽くしてエホバに拠り頼みなさい,自分の理解に頼ってはならない」― 箴 3:5,新。
2 わたしたちがエホバに拠り頼まねばならない,どうしても避けられない一つの理由は,人類の将来は神がお決めになるのであって,人間が決めるのではない,ということにあります。それはまた「進化論」のような空想によって決まるのでも,「進歩」と名付けられている盲目の力によって決まるのでもありません。実はエホバは,将来をすでに決めておられます。「神が偽ることのできない」方である以上,わたしたちは神が将来に対するその目的を成就されるのを期待できます。(ヘブライ 6:18)さらにエホバは次のように述べて,わたしたちを元気づけてくださいます。「このように,わが口から出る言葉も,むなしくわたし
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