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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
塔70 6/1 349–350ページ

『すべての国の人々を弟子とする』

エホバの証人の1970年度年鑑より

タイ

人口: 33,552,238人

伝道者最高数: 353人

比率: 95,049人に1人

バンコックにある支部は,タイ,カンボジア,ラオス,ベトナムでのエホバの証人のわざを監督します。

ひとりの兄弟はつぎの手紙を寄せています。「わたしは,宇宙がすばらしく設計されており,この宇宙を管理し支配するかたが存在するにちがいないといつも思っていました。あらゆる物はきわめて完全な形で存在します。太陽・月・星の運行を見ても,すべてが法則に従い,秩序正しく整然としています。それで,わたしは,この驚くべき宇宙の事柄をつかさどり,維持しておられる創造者が存在するにちがいないという結論に至りました。その後すぐ,戸別訪問して奉仕するエホバの証人が訪れました。妻とわたしは,謙そんな者は間近い将来完全な状態になるというその人の証言を聞きました。妻もわたしもこの良いたよりを聞いて喜び,さらに学びたいと思いました。最初には家庭で,そのあと集会でも勉強するようになりました。学ぶにつれて,わたしたちは偶像崇拝や悪霊崇拝の対象となっていた物をかたづけ,自分たちの行ないを神のことばに一致させ,バプテスマを受けました」。現在,このふたりは他の人々にも良いたよりをわかつ喜びを得ています。

つぎの経験は,真理が地理的にも,社会的にも広く行きわたり,上流社会にまで達していることを示しています。「わたしたちの町を訪れた,バンコックのある大学の教授は,ある日,大学で外人講師の講演を聴くために教授が集まったとき起きた事柄について話しました。そこには,高級官吏も列席していました。集会中,折りカバンを持ったひとりの少女が来て,「ものみの塔」誌を差し出しました。外人講師は話を止め,出席者全員が少女のことばに耳を傾けました。いあわせたいく人かの高官たちが質問すると,少女は確信を持って,理知的な一貫性のある答えをしたので,出席者はみな驚きました。こう話した後,その教授はつぎのように述べました。『上流階級で,エホバの証人を恐れる人は相当いますよ』。『しかし,エホバの証人はすべての人に対して好意をいだく善良な人々です。だれもエホバの証人を恐れる必要はありません』とわたしが言うと,教授は,『いや,わたしの言った意味はそうではなくて,人々はエホバの証人の言うことが真理かもしれないと恐れているのです』と答えました」。

ある大家族の年若い成員のひとりが真理に関心をいだいて,バプテスマを受けるところまで進歩し,家族の他の人々にも話しはじめました。兄たちは彼をあざけりいじめましたが,何人かの弟たちは,打たれても彼の話に耳を傾けました。家で聖書を学ぶことができないので,彼は弟たちと店を出している市場で,商売のあいまに彼らと研究しました。ある日,弟のひとりが自分の立場を弁護するために家族にこういいました。「もし,わたしが僧侶になれば,兄さんたちをはじめお父さんやお母さんまでもみなわたしを敬わなければなりません。そしてわたしは働かなくてもよいのです。でも,わたしは家にいて働き,だれもわたしを敬わずに済んでいます。ですから,どうかわたしを集会へ行かせてください」。彼は返事をもらうかわりに打たれました。母親すら,どんぶりで彼を打ちました。祈とう師からもらった紙を燃やして,それに水を混ぜて作った飲物を彼が飲まなかったためです。家から追い出されたこの弟は進歩してバプテスマを受けました。そして,現在,これと同様の事が,この家族のもうひとりの成員の身にも起きているようです。

カンボジア

人口: 6,000,000人

伝道者最高数: 4人

比率: 1,500,000人に1人

中立国の仲間入りをしているこの国には,この世の事柄に関してほんとうに中立の立場を取る者が4人います。海外から3人の伝道者が来た現在,それまで孤立していた兄弟は,信仰を高めるクリスチャンの交わりを持てるようになりました。

昨年中できわだった事柄は,ハワイ,アメリカ本土,カナダから,数多くの愛と思いやりのこもった手紙がこのひとりぼっちの兄弟に送られたことでしょう。彼はこうした手紙をたいへん感謝しています。ロスアンジェルスで破壊的な洪水を経験したばかりの兄弟は,そうしたおりにも心のこもった手紙を寄せました。これは,まさしく,わたしたちには全世界に『兄弟たち』がいることを示しています。―ペテロ前 5:9。

ラオス

人口: 3,000,000人

伝道者最高数: 21人

比率: 142,857人に1人

この,内陸にある小さなラオス王国では戦争が起きていますが,「中空を飛ぶ天使」は御国の音信が鳴り響くよう,いわば戸をあけはなっています。昨奉仕年度中,二人のラオス人が新たに伝道奉仕をはじめました。今後いっそうの増加を見るための堅い基礎が置かれています。

関心のある人が,たとえば「ものみの塔」研究の集会に出席するようわたしたちの招待を受け,二,三度集会に出席した後興味を失うことがありますが,それは,集会にいくらかでも参加できるようその準備をする援助を受けなかったためではありませんか。ある青年は,集会に出席するのをやめた理由を宣教者から尋ねられ,こう答えました。「他の人はみな手を上げましたが,わたしだけは答えがわからなくて手を上げられなかったので,恥ずかしく思いました」。宣教者はさっそくその場で,青年が次の集会のために,二,三の答えを準備するのを助けました。彼は集会に出席し,喜んで参加しました。現在,この青年は自分で注解を準備するところまで進歩し,集会に定期的に出席しており,野外奉仕に参加したいと考えています。

もうひとりの伝道者はつぎのような報告を寄せています。「戸別訪問をしているとき,ある事務所でひとりの女のかたに会いました。わたしたちが雑誌を提供すると,その人は,現在パリに居る父親がしばらく前から同じ雑誌を送ってくれていると語りました。父親は娘にしばしば手紙を書き送り,エホバの証人の宗教こそ唯一の正しい宗教だから,それに加わるよう励ましていました。しかし彼女は,どうすればエホバの証人になれるのか,またエホバの証人をどこで見いだすことができるのか知りませんでした。ですがとうとうわたしたちが彼女を見いだしたのです。その女の人はさっそく『真理』の本を求め,研究が始まりました。彼女は『真理』の本を読み通し,全巻に傍線を引きました。そして,さらに他の手引きを読みたいと言っています」。わたしたちは,この経験から,愛する人々に真理を告げなさいという助言が賢明であることを知りました。

ベトナム

人口: 17,000,000人

伝道者最高数: 46人

比率: 369,565人に1人

昨年,ベトナムのエホバの証人にとって,顕著なできごとは,3年ぶりに巡回大会が開かれたことです。すべての伝道者が,エホバからのこのすばらしい備えを楽しみ,5人がこの大会でバプテスマを受けました。そして,全員がエホバの前進する組織をいっそう深く認識するようになりました。この平和な大会は,現在まで何年間も戦争を経験してきたこの国の情勢と著しい対照をなすものでした。しかし,人々の目から真の問題を隠そうとするサタンのさまざまな活動にもかかわらず,平和に対する人間の唯一の希望は神の御国であることを人々が知るよう,神の民は引き続き援助します。

宣教者のひとりは次の報告を送ってきました。「あるたいへん誠実そうな婦人に会ったので,その後2回訪問しました。しかし,毎回,その人は話ができないほど忙しく,わたしは非常に失望しました。でも,その人の娘が聖書を買いたいと言いましたので,数日後,聖書を持って再び訪れ,こんどはその婦人と家庭聖書研究を始めました。彼女はたいへん良い研究生でしたが,彼女にとって集会に出席することは困難でした。彼女は7人の子供の世話で忙しく,また夫が反対するため出席する勇気がありませんでした。ある日の午後,わたしが研究に行くと,その人はるすでした。彼女からの手紙には,彼女がわたしの時間を浪費させているから自分は研究をやめるべきだと書かれていました。またその手紙には,『わたしは,集会に定期的に出席したり,伝道に行くことなどとうていできません』と書いてありました。自分で克服できないと思われる問題が彼女にあることがわかったわたしは,数日後に訪問し,その問題について彼女と話し合いました。エホバに対する責任が第一で,夫に対する責任はそれに次ぐものであることを示す聖句を調べた後,その婦人は,人間ではなく神に従い,各月の第1週に開かれる集会には出席する努力を払うことを決意しました。二,三か月後,わたしは各月の第2週にも出席するよう彼女を励ましました。エホバはこの人のエホバに仕える誠実な努力を祝福され,現在では,7人の子供が聖書を学び,上の二人は母親について毎週野外奉仕に参加しています。かつて反対した夫も,御国会館の年句を書き,また,自分の家を奉仕集合所とすることに同意しました」。この例から,聖書研究生を助けるためには,その人たちの持つ真の問題を知らねばならないことがわかります。

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