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  • 『すべての国の人々を弟子とする』
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
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  • 韓国からの経験
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
塔70 4/15 250–251ページ

『すべての国の人々を弟子とする』

エホバの証人の1970年度年鑑より

フィリピン共和国

人口: 37,000,000人

伝道者最高数: 49,257人

比率: 751人に1人

「われエホバその時いたらば速かにこの事をなさん」。(イザヤ 60:22)このことばのとおり,昨奉仕年度中,フィリピンでの人々を集めるわざの速度は確かに一段と増しました。1昨年と比べて,伝道者は毎月平均5,746人増加し,また,バプテスマを受けた人は6,381人で,これはフィリピンでこれまでの最高数です。

このような発展をもたらした要因の一つは,昨奉仕年度中に開かれた九つの地域大会で発表された「真理」の本を用いる6か月間の聖書研究の取り決めが始まったことです。ひとりの特別開拓者は,この本が発表されたその月に四つの新しい聖書研究を始めたことを報告しました。また6か月間の聖書研究の提案を直ちに実行して,6か月と少しの間に3人の人を献身の段階にまで援助した開拓者もいます。

ある女教師は「真理」の本を読んで深い感動を覚え,週に2回研究したいと申し出ました。そして,3か月間で「真理」の本の研究を終え,6か月たたない中にバプテスマを受けました。その後,聖書研究を望む生徒に学校で聖書を教える許可を校長から得て,昨奉仕年度の終わりには,受け持ちの生徒のうちの9人と聖書研究を行なっていました。

ある弁護士は以前聖書研究に応じようとしませんでしたが,6か月間の聖書研究が勧められたとき今度は喜んで受け入れ,最初の研究は3時間も続きました。わずか二,三週間後に,大いなるバビロンとのかかわりをいっさい断ち切った彼は,今では家族そろって定期的に集会に出席しています。ある看護婦は,「真理」の本を学びはじめてから4か月後に,自分の好きな星占術の本や崇拝のための像や祈祷書を処分しました。

キリスト教世界の諸教会は聖書を教えていないため,多くの人々は真理に心を向けています。聖書に関するいろいろな疑問の答えを求めて次々と教会を尋ねたひとりの若者は,エホバの証人であるおばからの答えを得て,ようやく満足することができました。しかし,熱心なカトリック教徒であるその妻は,カトリック教会が間違っているとは信じられませんでした。それで,夫のまちがいを証明するため,教区司祭にカトリック訳聖書を注文しました。そして,夫を伴って聖書を受け取るため司祭のもとに行ったところ,司祭は次のように言いました。「聖書は良い本です。聖書の本の最初の二つを読み終えたところですが,聖書はほんとうにすばらしい本ですね。わたしたちは今大会を開いているのですが,毎日,聖書のある問題について報告するように割り当てられています。聖書を実際に読んだのはこれが初めてです。神学校ではこのようなことは決してしませんでした」。これを聞いた彼女は話をさえぎって,「神父さま,今まで一度も読んだことがないのですか」と尋ねました。司祭は,親指と人さし指を合わせてわずかにひらき,少ないことを強調しながら,「ええ,読んだといっても,ほんのわずかだけですよ」と答え,さらにこう続けました。「わたしたちは,儀式や教理,そして祈りや聖書の注釈書をおもに取り扱いました。わたしたちがしてきたのはそれだけです。どの司祭にでも聞いてごらんなさい。ほんとうに正直な司祭なら,同じように答えるでしょう。カトリック教会が聖書の研究を奨励したのは,つい最近のことですよ」。司祭から思いがけない話を聞いた妻は考え方を完全に変え,熱心に聖書を研究しました。そして,昨奉仕年度の初めに夫婦そろってバプテスマを受けました。

心要の大きな場所に移って奉仕してはどうですか,との呼びかけに応じた開拓者たちは,数多くのすぐれた経験をしています。ダバオの一開拓者は,巡回のしもべの提案に従って,遠くの山岳地方へ移り,新教徒の多いある村で,真理に飢えている多くの人々を見いだしました。戸別伝道をする彼の後ろにあまりに多くの人々がついてきたので,最後の家は人でいっぱいになったほどです。彼はそれらの謙そんな人々を大ぜい集めて,聖書を教えました。その後まもなくそのうちの多くが集会に定期的に出席するようになりました。しかし,その人たちの結婚関係はたいてい部族の慣例に基づくだけであることがわかるにつれて試練が訪れました。この問題に関する神の要求を悟った人々全員が近くの町役場に行って結婚を届け出ました。なかには孫のいる人々もいたのですから,町役場の職員に対してどんなに大きな証言となったかは想像できるでしょう。後日,彼らは中立の立場のゆえに迫害を受け,また子供たちは学校でしばしば打たれましたが,しっかりと信仰を守りました。巡回大会において,それらの人々のうち,22人がバプテスマを受けた時の開拓者の喜びはなんと大きなものだったでしょう。その結果,その土地の会衆の伝道者はほとんど2倍になり,野外奉仕の1か月平均時間は19時間を報告しています。

どんな犠牲をもかえりみずに神の正義の原則に固く従った,クエゾン市のあるクリスチャンの夫婦は祝福を受けました。8番目の子供を身ごもっていたその姉妹は,妊娠7か月目に重病にかかりました。マニラのある病院の医師は,普通の出産では母子ともに死亡するおそれがあるとして,母親だけでも救うために帝王切開を勧めました。しかしその医師は輸血なしでは手術は引き受けないと述べ,夫婦が血の神聖さを尊重する確固とした態度を取ると,医師は姉妹を病院から追い出してしまいました。しかし,ふたりは自分たちの信条を尊重する医師を見つけることができました。その医師は輸血なしで手術をしただけでなく,その未熟児の命をも救ったのでした。今では母子ともに元気で,神の律法に関して妥協しなかったため,家族全体が幸福でいます。

ごく幼い子供にさえ神聖な物事を正しく評価するように教えることができます。このことを示す一通の手紙がフィリピン支部に寄せられました。その内容は次のとおりです。「同封した1ペソ(90円)は,ものみの塔協会へのわたしの個人的な寄付です。わたしはまだ6歳です。それでどうしてこのような小額なお金を寄付したのかと不思議に思われるでしょう。おとうさんに連れられてベテルを訪問したとき,わたしはベテルで使うお金がどこからくるのか尋ねました。おとうさんは全世界の兄弟たちが自発的に寄付をしているのだと教えてくれました。それでわたしは,おとうさんとおかあさんから頼まれた用事をしてもらうおだ賃を1割ためました。わたしは言いたいこともまだ書くことができません。それで,ベテルで働く兄弟たちにわたしの愛を伝えることができるように,おかあさんに手紙を書いてもらいました」。

韓国からの経験

地域のしもべは開拓者たちを励ますため,毎週何時間かを費やしますが,なにしろ1,000人以上もの開拓者たちの徳を高める経験を聞くのですから,かえって地域のしもべが励まされています。71歳になる正規開拓者の姉妹が教えている研究生のうち多くの人が集会に出席していますので,地域のしもべはその秘けつを尋ねてみました。この姉妹は20の家庭聖書研究を司会していますが,そのうち,17人が集会に出席していたのです。姉妹は,集会に行く時にはいつも2時間ほど早く家を出て,励ましを必要とする人々を順番にまわり集会にさそいますと答えました。姉妹は強制するようなことはせず,心から研究生の福祉に気を配るので,羊のような人たちはそれに答え応じるのです。姉妹は高齢のため,家の近くの非常に小さな区域をもらってそこを何回も伝道しています。最近支部事務所は,姉妹の聖書研究の数が25にふえたことに気づきました。さらに姉妹の奉仕時間も飛躍的に増加し,過去6か月間の平均は150時間以上になりました。これは姉妹が意図したわけではありませんが,「羊」を世話するにはそうせざるを得ないのですと話しました。

一姉妹は,真理にいない両親が,開拓奉仕を思いとどまらせようとしたことについて語っています。ある日両親は,姉妹の聖書と本を破ってしまいました。しかし姉妹は他の姉妹から聖書を借りて奉仕を行ないつづけました。次に両親は姉妹に恥をかかせようとして,彼女の髪を切ってしまいましたが,姉妹は頭にスカーフをし,家での自分の勤めをおろそかにしないようにたえず注意を払いました。その間に集会において兄弟たちから受けた多くの励ましはほんとうに力があったと話しています。姉妹の研究生が霊的に成長したこともささえとなり,特別開拓者になることを自分の目標とすべきだと気づくようになりました。姉妹の忠実さはついに両親の反対をも克服することができました。姉妹が家から遠く離れた任命地に行ってしまった今となって,両親は娘への仕うちを悔い,父親はものみの塔協会の出版物を定期的に読んでいます。姉妹が忍耐したことは,他の人を励ます際に役だっています。

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