良いたよりを伝える ― いっそう効果的な仕方で予約を勧めて
1 わたしたちはみな,予約を得ることに深い関心をいだいています。というのは,それらの雑誌には,ほかならぬ命のことば ― 神の千年王国が近づいているという音信が載せられているのではありませんか。新しい雑誌を毎号熱心に通読するとき,わたしたちの心の中にはエホバの王国の音信に対する何という熱意が奮い立たされるのでしょう。毎号の雑誌に対してそのような熱意をいだいているなら,それを他の人びとに提供する備えが整っているのです。わたしたちはその音信を知っており,それを大いに喜んでいます。ですから,それを分かち合いたいと思います。
2 「犯罪に対して何をできますか」と題する10月8日号の「目ざめよ!」を読んで,あなたはどう感じましたか。この「目ざめよ!」は,犯罪問題の原因とその解決策を明確に述べてはいませんか。それに,わたしたち自身の保護ともなる何と実際的な助言を与えているのでしょう。確かにわたしたちは,この雑誌の内容について熱意をこめて語ることができます。同様に,近づいている世界的な飢きんに関する10月22日号「目ざめよ!」誌には,わたしたちを含め,全人類がいまや直面している危機に関する,読者の注意を引きつけずにはおかない,ありのままの事実の記録が載せられています。わたしたちは行く手を知って歓喜しており,それを知るよう他の人びとをも助けたいと思っています。ゆえに,これら特別号の「目ざめよ!」誌の音信をほんとうに熱心に伝えられます。これらの雑誌のどちらかを説明したなら,予約購読をするよう説明されている裏表紙をすぐ示せます。その裏表紙の説明を読めば,ある人びとは早速予約をするに違いありません。
3 戸口で自己紹介をするさい,人びとの話の種になっている,犯罪に関する最近のニュースについてごく簡単に触れることができるかもしれません。しかし,問題のそうした否定的な面についてはごく簡単に触れるだけにして話を速く進め,詩篇 37篇9,11節あるいはあなたが楽しく用いている他の聖句が述べるように,聖書は明るい希望を差し伸べていることを示すべきです。それから,近刊の雑誌を何冊か紹介し,人目を引くさし絵や副見出しを相手に示せます。次いで,予約を勧めます。多くの場合,予約に関する説明は,違ったことばを用いて繰り返して行なう必要があります。そうすれば,人びとは予約をするということの意味をはっきり理解できます。つまり,1年に48冊あるいは24冊の雑誌が郵送されること,また支払う寄付のおよそ半額は郵送料にあてられるということを知る必要があります。予約者に雑誌を郵送するからといって,だれも利得を得ているわけではありません。かえって,予約の取り決めは,予約者の家族のための価値のある資料を供する点で購読者へのサービスとして設けられているのです。
4 「霊に燃えなさい。エホバに奴隷として仕えなさい」。「常に喜びなさい。絶えず祈りなさい」。(ロマ 12:11,新。テサロニケ前 5:16,17,新)パウロのこれらのことばは,わたしたちの予約活動によく当てはまります。直ちに予約を得ないからといって,決して落胆すべきではありません。普通,どの家でも,あるいは奉仕に出かけるたびに予約が得られるわけではありません。かえって,人の家を訪問するたびに,いつも朗らかな態度で予約を勧め,またたとえむずかしい区域でも,雑誌に収められている音信に対する熱意でいつも燃えているなら,喜んで予約をする人に時々会えるものなのです。「それで,りっぱなことを行なう点であきらめないようにしましょう。うみ疲れてしまわないなら,しかるべき時節に刈り取ることになるからです」― ガラテヤ 6:9,新。
5 また,予約を得るあらゆる機会に対して機敏であるべきです。たとえば,雑誌の日などに,提供した雑誌の代金を上回る額の寄付をしたいと申し出る人がいるかもしれません。では,そのような良い心の持ち主には,予約することがどんなに優れているかを早速説明してはどうでしょうか。ある場合には,半年の予約でも容易に得られるかもしれません。仕事の上での知り合い,商人その他の訪問者,以前再訪問や研究で会った人たちその他にも勧められますし,予約を勧める機会は数多くあります。
6 「よい時を買い取りなさい」と述べたパウロは,次いで,「いつも霊に満たされ」ているべきであると語りました。(エペソ 5:16,18,新)それには,こうした雑誌に収められている貴重な真理を吸収し,次いで熱意をこめて雑誌やその予約を他の人びとに勧める以上に良い方法があるでしょうか。