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  • 離婚は問題に対する答えとなりますか

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  • 離婚は問題に対する答えとなりますか
  • 目ざめよ! 1973
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目ざめよ! 1973
目73 12/22 26–28ページ

聖書はそれをどう見ていますか

離婚は問題に対する答えとなりますか

離婚は容易ならぬ割合で増えています。今やアメリカでは,離婚件数は結婚件数や人口の全般的な増加率をしのいでいます。中には,いづれか一方の配偶者が他方に対する訴えを行なわずに,以前よりもずっと早く離婚できる,「無過失離婚」とも言われる取決めのある州も幾つかあります。最近,その方法で,ある夫婦は2分半以内に手続きを済ませて離婚しました。

それほど多くの夫婦関係が崩壊するのはなぜでしょうか。「道徳的崩壊」,女性の経済的独立,あるいは夫婦間の「意志の疎通の断絶」のせいだと唱える人もいます。しかし,問題は自分の配偶者に対する単なる失望にすぎない場合が少なくありません。「私はどうしても夫を尊敬する気になれません」と苦情を言う女性がいるかと思えば,「家内は私に従おうとしません」と言って嘆く夫もいます。「私たちは少しも愛し合っていないので,もうこれ以上いっしょに暮らしてはゆけません」という人たちもいます。

ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル誌の記者は結婚関係の崩壊の別の理由をこう指摘しました。「男性も女性もロマンスは追い求めるが,結婚生活に伴う,しばしばロマンチックでない要求に喜んで対処しようとはしない場合が少なくない」。最近,夫と12歳になる娘を見捨てたある妻の場合がそうです。彼女は結婚生活に伴う責任についてこう述べました。「私は……日に三度の食事を作ったり,買い物をしたりすることさえ非常な重荷と感じました」。一部には,そういう問題の解決策として離婚に訴える人がいますが,果たしてそれは問題に対する真の答えとなりますか。

離婚は問題をつのらせるものとなる恐れがある

読者はどう思いますか。その女性は問題をほんとうに解決したでしょうか。自分の家族を見捨てたからといって,買物をしたり,食事の用意をしたりする必要から解放されたでしょうか。また,単に自分のためにだけ必要物を供するために働く人は,だれか他の人たちに直接益をもたらす働きをする人の場合ほど深い満足感を味わえるでしょうか。

まず第一に,人が結婚する理由の幾つかを考慮してみましょう。重要な理由の一つは,男女が親密な交わりを必要としているということです。離婚したからといって,そうした必要が満たされますか。離婚した人が,たとえ婚姻関係を結ばずにだれかと同棲するとしても,純粋の一体感は味わえません。そうした合意結婚の関係にある男女は,相手から見捨てられることがないなどとどうして確信できるでしょうか。そのような取決めには,真の結婚関係に伴う安心感が欠けています。

人が結婚する別の理由は,性関係に対する欲求を満たすことにあります。離婚する人は,自尊心を保てるような仕方で,そうした必要を満たすことができるでしょうか。離婚は,それによって解決できる以上のさらに難しい問題を引き起こす恐れがあります。

子供が関係している場合,離婚に伴う極めて重大な問題が生じます。ある精神病医はこう述べました。「片親を失うさいの子供の反応は,片目あるいは片腕を失うさいの子供のそれと比較できるといっても決して過言ではない」。

マーチン・エバンス判事は胸の張り裂けるような思いをした事例を挙げて,こう述べました。「最近のことですが,法廷内のドアが押し開かれ,離婚した夫婦が3歳になる男の子の手を引いて中に入り,子供の後見問題に関する説明を聞くため,いっしょにベンチに向かって歩いて行きました。その間,子供はか弱い力をふりしぼって一生懸命二親の手を引き寄せ,なんとかしてその手を握らせよう,つまり二人を仲直りさせようとするのでした」。離婚について考えている人は,決定を下す前にこうした事がらを真剣に考慮すべきでしょう。

聖書は,平衡の取れた見方を示している

神は,離婚に伴って困難な問題が生ずる恐れのあることをよくご存じです。ゆえに,そのみことば聖書は,そうした事がらに関する平衡の取れた見方を示しています。聖書は結婚関係を永続する取決めと考えることを夫婦に勧めています。夫は『妻に堅くつく』べきであるとイエスは言われました。―マタイ 19:5,新。

しかし,もし問題が生じたなら,どうすべきでしょうか。読者自身の経験から考えてみて,問題から逃避する人はたいてい問題を解決しているといえますか。困難に立ち向かって,その解決に努めるほうがはるかに勝っています!

それにしても,もし配偶者の一方が姦淫を犯したり,同性愛行為者になったりしたならどうですか。他方の配偶者はそのような人と死ぬまでいっしょに暮らさねばならないと聖書は述べていますか。そうではありません。マタイ伝 19章9節に記されているように,イエスはこう言われました。「だれでも,淫行以外の理由で妻を離婚して別の女と結婚する者は,姦淫を犯すのです」。ですから,淫行が犯されている場合には,離婚は許されます。ここで「淫行」と訳されているギリシャ語,ポルネイアは,配偶者以外の異性のだれか,あるいは同性のだれかとの,自然な,あるいは不自然で倒錯した関係のいずれを問わず,不倫な性関係を意味しています。そうした事情のもとでは,無実な配偶者は,もし望むなら,自由に離婚して再婚できます。もちろん,そうするよう義務づけられているわけではありません。

さ細ないらだたしい事がらに対処する

普通,結婚生活における問題は,姦淫のような重大な問題に端を発するわけではありません。多くの場合,さ細ないらだたしい事がらがもとで物事がこじれてゆきます。相手の欠点にある程度失望させられる場合もあれば,性格上の相違のため,ものの見方が異なっていて,意見が対立する場合もあるでしょう。中には,相手をいらだたせるような習慣を,結婚する前から持っている人もいるでしょう。そのような問題は,「互いに服し合いなさい」というエペソ書 5章21節(新)の原則を適用することによって解決を図れます。それは利他的な考え方という特質を培うこと,つまり自分個人の関心事を後にして他の人のそれを重視することを意味します。高潔な目的を考えてのことであれば,そうするのは喜びとなり得ます。問題が生ずる場合,快くいっしょに話し合うのは,非常に大切です。―伝道 7:20。エペソ 4:26。

夫と妻の役割

結婚生活上の問題の中には,結婚関係における夫婦のそれぞれの役割に関する理解が混乱しているために生ずるものもあります。そうした混乱を解消させるには,夫婦双方の認める権威ある規準が必要です。聖書はその必要を満たします。

エペソ書 5章22,23節(新)にはこう記されています。「妻は主に対するように自分の夫に服しなさい。夫は妻の頭だからです」。家族は小さな組織であることを銘記してください。どんな組織でも,だれかが重大な決定を下し,その責任を引き受けなければなりません。聖書はその責任を夫に課しています。

しかし,それは男がその妻に対して独裁者のように振る舞ってもよいということではありません。妻が夫に服していることからして,夫は自分もやはりある方に服さねばならないことを思い起こすべきです。コリント前書 11章3節(新)はこう述べます。「しかし,あなたがたに次のことを知って欲しいと思います。すべての男の頭はキリストで(す)」。キリスト・イエスは,夫が自分の配偶者に対してどう振る舞うかを見守っておられます。エペソ書 5章33節(新)の助言に耳を傾ける夫は賢明な人です。「あなたがたひとりひとりも,それぞれ自分を愛するように妻を愛しなさい」。

しかし,妻にもやはり責任があります。夫に対して期待されている事がらを論じた後,エペソ書 5章33節(新)はこう続けています。「一方,妻は夫に対して深い敬意を持つべきです」。妻はまた,「健全な思いを持ち,貞潔であり,家事にいそしみ,善良で」あるべきでしょう。―テトス 2:5,新。

崩壊を免れたある結婚関係

しかし,あなたご自身についてはいかがですか。聖書のこうした原則を適用するなら,結婚関係を改善できるでしょうか。結婚生活16年間にわたって問題をつのらせてきた,ある夫婦の経験に注目してください。その妻はこう述べています。

「ついに万事がうまくゆかないように思えました。毎日緊張した生活をしてゆくことにはもはやどうにも耐えられないように感じました。私たちは仲よくやってゆくことができませんでした。つまり,ことごとに意見が対立しました。そこで,しばらくの間別居することに決め,別居後も気持ちが変わらなければ,離婚することに話が決まりました」。

その後,この夫婦は自分たちと同じような事情のもとにある,ある男の人に相談しました。「その人は目に涙を浮かべながら,わたしたちに別れないで欲しいと述べました。彼は独りでホテル住まいをし,別れた子供のことを淋しく思いながら,不幸な日々を送っていると語りました」。

その男の人は,教会なら助けてくれるかもしれないと感じたので,この夫婦をペンテコステ派の教会に来るよう招きました。しかし,単に教会に行くだけで問題が解決されるでしょうか。帰宅したふたりは,教会でも答えは得られないことを知りました。次いで,以前少し話し合ったことのあるエホバの証人のことを考えました。「私たちはそれまでに行った他の教会では助けてもらえないことを知ったので,『試しにエホバの証人に相談してみよう』と考え,その週から聖書研究を始めました。

「それは5か月前のことでした。私たち家族は今,かつてないほど幸福で,間柄は親密です。四人の子供はみな,私たちといっしょに聖書研究をしています。そして私たちは聖書を指針として用いる方法を学んでいます。このような指針があるからには,どうして誤った道を取り得るでしょうか」。しかし,この夫婦の結婚生活の問題は一時的に解決されただけだったのでしょうか。その後,ふたりはどうなりましたか。

それから2年後のこと,その夫婦は次のように言明しました。「私たちの結婚関係はかつてないほど改善されてきました。私たちが霊的に成長するにつれて,私たちの幸せも深まっています」。かつてこの夫婦はなぜ難しい問題をかかえていたのでしょうか。その妻はこう説明しています。

「振り返って考えてみますと,私は夫に正しく服従してはいませんでした。聖書が言うとおりに,夫に対して深い敬意を抱いてはいなかったのです。私たちの大きな問題の根がそこにあったことが容易にわかります。また,夫は世俗の仕事に没頭しすぎて,家族に対する他の責任をなおざりにしていました。それに,悪の世の中で子供を育てるという難しい問題もやはり影響を及ぼしていました。子供を持っているというだけでは,子供の育て方を知っているとはとても言えません! 私たちは,子供を育てるさいの指針となる聖書に見いだした助言すべてを切実に必要としていたのです。

「いま私たちはもちろん,結婚生活そして家庭生活すべてをいっそう楽しんでいます。明るい将来もありますし,それを目ざして努力すべき共通の目標があります。それに,決定を下すさいの根拠となる知識の尽きることのない供給源があります。ほんとうに真理によって私たちの全生活が作り変えられました!」

問題があるためにあなたの結婚生活は困難なものになっていますか。離婚は,まず問題の答えとはなりません。多くの夫婦は聖書の原則を学び,それを適用することによって,結婚生活を完全に築き直すよう助けられてきました。それはあなたの場合にも役だつものとなり得るでしょう。

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