質問箱
● 親の努力にもかかわらず年若い子供たちが研究に応じようとしない場合どのように援助したらよいですか。
神のみ言葉は子供を親が受け継ぐ相続財産として描いています。(詩 127:3-5)そして聖書は親が子供を教える大きな責任を繰り返し強調しています。(申命 6:4-7。エフェソス 6:4)それでこの命令に従う親は子供がエホバに是認される歩みをするよう努力し,定期的に聖書を研究し,集会を一緒に準備し,霊的な会話を交わし,子供の持つ問題を知るように努め実際的な援助をするでしょう。
時には独立心が芽生える十代の子供が親との定期的な聖書研究に応じようとしないかもしれません。親は理解と思いやりを示すため長老に近付いて援助を求めることができるでしょう。もしかしたら長老が子供の語ることに耳を傾け,親と子供の両方に聖書から提案と励ましを与えることにより子供は親との研究に喜んで応ずるようになるかもしれません。
もし事態が難しく,親子がそう望むなら,長老は会衆内の年若い,立派な模範となっている奉仕者が少しの期間その年若い子供と研究し援助を与えるよう提案し,取決めを設けることができるかもしれません。(ガラテア 6:10)男の子であれば年若い兄弟が,女の子であれば年若い姉妹が援助できるかもしれません。
しかし,他のだれかが自分の子供を援助してくれるからといっても,子供を教えるという大切な責任は他の人に転嫁できるものではありません。このような援助はあくまでも側面的なものであり,司会する人は,その子供の親と密接に連絡を保ち,親が子供を教えるという責任を果たす上で助けとなるよう親に喜んで協力します。このような取決めが子供に励みとなったり,霊的に健全な交わりの機会となるかもしれません。特に父親が真理におらず,母親だけが一生懸命子供を教えているものの,他のだれかからの援助が必要と思われるような場合,真理にいる母親と援助が必要とされている年若い子供たちを助けるため,会衆はできるすべての援助を惜しみなく与えたいと思うことでしょう。定期的な聖書研究が他のだれかに一時的に委ねられたとしても親は他のふさわしい機会を十分に活用して子供を霊的に教え続け,共に命を受け継ぐ者となるよう援助できるでしょう。