良いたよりを伝える ―「人生」の本を用いて
1 わたしたちは増大する懐疑主義の時代に住んでいます。多くの人が創造者の存在を疑っています。創造者とは人間に関心を示すことのない,冷たい,遠く離れた存在だと考える人もいます。神に関する自分の見方が人生にどれほど影響を及ぼしているか人々は気付いていません。わたしたちは,エホバとの関係がないなら人生には目的がなくなることを知っています。でも,どうすれば彼らを助けられるでしょうか。新しい本,「人生には確かに目的がある」は,彼らの考えを変えることができます。その中では,創造者について聞かれる多くの反対論が取り扱われているのです。この本はエホバが行なわれた事,また,これからなさる事に見事な論議を用いて認識を高めます。
2 ところでどうすればこの本を十分に活用できますか。幾つかの提案を述べたいと思います。まず,その内容に通じることです。みなさんの区域ではどの章が効果的と思われますか。
3 みなさんの地域の人々はそもそも至高者の存在に懐疑的ですか。では,「人生には確かに目的がある」,という第一章は効果があるでしょう。その章で起こされている幾つかの質問を用いてみてください。
4 それとも,一般に家の人は神という概念を受け入れるものの,神は自分たちに個人的な関心をほとんど持っていない,と感じているでしょうか。その場合,10章の「神はあなた個人を重視しておられますか」という部分を用いたいと思われるかもしれません。どんな近づき方をしたら内容のある会話に入ることができるか,という観点から考えるよう努めてください。そうすれば,本を配布できるばかりか,聖書研究への道が開かれることも少なくないでしょう。
5 家の人に話しかける時,次のように質問できるかもしれません。「神はわたしたちを気遣ってくださると感じておられますか。この世の中には苦しみや不正があまりに多いので疑わしく思っている人もいます。多くの人は,この地上には何十億という人々がいるのだから,神がわたしのことを気にとめたり気遣ってくださることなど期待できようか,と考えてきました。もしかしたらあなたもそのように感じたことが時々おありかもしれません。もしそうでしたら,とても確信を強めてくれる事柄を聖書からお見せしたいと思います。[使徒 10章34,35節を読む。] このことから,すべての人は偏り見ることのない神の前で平等の機会を持っていることがわかります。神はそのご意志に従う人にはどんな人にでも純粋の関心を示されるのです。つまり,神はあなたの福祉に個人的に関心を払っておられ,あなたが救いを得るのを見ることを喜ばれるのです。ここに書いてあることをご覧ください。[「人生」の本,108頁2節に言及する。最初の文章と,引用されているテモテ第一 2章4節を読む。] わたしたちが個人として神に近づくことができ,神が幸福と安全な将来のために必要なものをわたしたちに与えてくださるということは,あなたにとってもわたしにとっても心強いことではありませんか」。
6 みなさんの区域に大学や技術専門学校が含まれているなら,11月中そこもふさわしい仕方で徹底的に網羅するよう努力したいと思われるかもしれません。若い人々はしばしば人生の目的について熱心に話し合います。この出版物はその目的を説明しているのです。
7 わたしたちには,今日の多くの人々が持つ見方を扱った「人生」の本があります。臨機応変に用いる時,この本を配布し,さらに重要なこととして,創造者や人生の目的に関する質問の答えを学ぶようある人々を助けることに成功できるでしょう。