良いたよりを伝える ― 2月号の雑誌を用いて
1 次の幾つかの質問を考えてみてください: 愛の神がなぜハルマゲドンの戦いをしなければならないのですか。「啓発された時代」に偏見が広く見られるのはなぜですか。どのような方法によって偏見はことごとく除かれますか。ハルマゲドンの戦いによってもたらされるものは何ですか。あなたは開かれた思いをお持ちですか。これらは2月号の「ものみの塔」と「目ざめよ!」の中で答えられる質問の数例です。
2 提出された質問を考えただけでも,2月号の雑誌が,より良い世界を望む人すべてにとって肝要な情報を収めていることを確信できるはずです。それらの記事は情報に富んでおり,心の正直な人に多くのことを考えさせるに違いありません。では,区域に住む人々に,彼らの将来の幸福にとって不可欠なものをわたしたちが持っていることを確信させるため,何を言うことができますか。
3 2月8日号「目ざめよ!」を提供する場合,自分の名前を告げた後にこう言えるかもしれません。「わたしたちの社会において,政府や個人の善意の努力にもかかわらず偏見がいまだに主要な問題であることに一部の人々は気づいています。多くの人がこの点で様々な形の問題を経験してきました。『目ざめよ!』誌のこの号は,この問題に関する平衡の取れた見方を示しており,聖書の助けで偏見を克服できた人たちの実際の経験を載せています」。あるいは,戸口に若い人が出て来るなら,「若い人は尋ねる……」のシリーズの「見てもよいテレビ番組がひとつでもあるだろうか」の記事を用いるほうを好まれるかもしれません。
4 2月15日号「ものみの塔」の表紙は,「ハルマゲドン ― 真の平和をもたらす戦争」という主題を強調しています。この号を提供するにあたって,次のように言うことができるでしょう。「多くの人々は,大国間の果てしない軍備競争や世界各地で起きる武力衝突を大いに懸念しています。人類が戦争を根絶できない原因はどこにあると思われますか。『ものみの塔』誌のこの号には,真の問題のありかと,真の平和がもたらされる見通しがなぜあると言えるかが説明されています。きっと興味深くお読みいただけると思います」。
5 「開かれた思いと閉ざされた思い ― あなたはどちらをお持ちですか」というのが,1985年2月22日号「目ざめよ!」の連続した三つの記事の最初のものです。家の人の興味をそそるため,次のように述べることができるかもしれません。「多くの人が,自分は異なる見解を進んで受け入れる開かれた思いを持つ人間だと言って誇る時代にわたしたちは住んでいます。それでいて,まずほとんどすべての人が時によって一つかそれ以上の話題に思いを閉ざすことを証拠は示しています。開かれた思いを持つことの利点は何でしょうか。『目ざめよ!』誌のこの号にある,この問題についての幅広い論議をお楽しみいただけると思います」。
6 もちろん,ここに挙げたどの雑誌についても,皆さんは上に提案されたもの以外の記事を用いることを好まれるかもしれません。覚えておくべき大切な事は,証言をいつも簡潔で,要点を直接突くものとすることです。長い紹介に時間を取り過ぎると,提供しようと考えている記事について話し終える前にドアが閉じられることになるかもしれません。人々が見知らぬ人にドアを開けるのを恐れる地域では,閉じられたドア越しに証言することがますます多くなっていますが,そのような場合にも同じ事が言えます。
7 既に100年以上にわたって,エホバの民は協会の出版する雑誌を通して「聖書からの慰め」を受けてきました。(ローマ 15:4)この終わりの時が急速に結末に向かっている今,わたしたちはできる限り多くの人の手に雑誌を手渡すべく努力を増し加えたいと思うのではないでしょうか。確かにその通りです。わたしたちはエホバのお考えを反映したいと思います。『エホバはひとりも滅ぼされることなく,すべての者が悔い改めに至ることを望んでおられるのです』。(ペテロ第一 3:9)王国の良いたよりを宣明し,エホバの偉大なみ名に誉れを帰する「ものみの塔」と「目ざめよ!」のような出版物は,この地上で他にどこにも見いだすことはできません。それらを最大限活用いたしましょう。