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発表王国宣教 1986 | 8月
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発表
● 野外での提供 8月: 「地上での生活を永遠に楽しんでください」,「神のみ名は永久に存続する」,「楽園をもたらす政府」のブロシュアーのいずれか1冊を100円の寄付で提供する。9月: 「生命 ― どのようにして存在するようになったか 進化か,それとも創造か」の本を1,000円の寄付で提供する。10月: 「ものみの塔」または「目ざめよ!」の1年の予約を1,800円の寄付で提供する。両方の予約を3,600円の寄付で提供することもできる。11月: 「新世界訳聖書」と「真の平和と安全 ― どのように見いだせるか」の本を組にして,1,600円の寄付で提供する。
● 9月から巡回監督は,「迫害にもかかわらず世界中で前進する」と題する公開講演を行ないます。これはスライドの上映です。9月から始まる一連の巡回大会において地域監督が話す公開講演は,「災いから救われる世界的な兄弟関係」というものです。
● 各会衆は「文書在庫用紙」を3部受け取りますので,運動用文書を実際に数えていただきたいと思います。用紙に完全に記入し,9月6日より遅れることなく原書を協会に送ってください。カーボン写しは会衆に保管します。もう1枚の用紙は計算用としてお送りします。
● 書記へ: 新奉仕年度用の用紙類が8月と10月ごろの2度に分けて送られます。S-14J,S-15J,S-20J,S-26J,S-28J,S-30J,S-61aJ,S-61bJの用紙は,古いものをすべて破棄し,新しいものを用いてください。なお,S-20Jは9月末の月末送金から新しい用紙をお用いください。必要な時にすぐに用いられるよう,用紙類はよく整理して保管してください。
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質問箱王国宣教 1986 | 8月
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質問箱
● 研究生の進歩がそれほど順調でないように思われる場合,長老はその研究の継続または中止を決定できますか。
研究を継続すべきかどうか判断する最も良い立場にいるのは,ふつう研究生の個々の事情に通じている研究司会者です。「務め」の本の90-91ページにあるように,創造主に対する概念を持たず,聖書に接する機会に恵まれなかった人々が,聖書を「神の言葉として受け入れ」,『偶像から転じて生けるまことの神に仕える』ようになるまでには,長期間におよぶ聖書研究と司会者自身の忍耐や努力が必要とされます。―テサロニケ第一 2:13; 1:9。
報告によれば,1年近く聖書研究を行なってきたものの,期待された進歩が見られなかったとして研究の中止が勧められることがあるようです。しかし,事実は何を物語っていますか。二,三年またはそれ以上におよぶ辛抱強い,愛ある援助が与えられた結果,信者となった人々は非常に多くいるのです。そのような人々は,喜んで聖書や出版物を求め,研究に応じ,霊的な必要が満たされることを望んでいたのですから,単に研究期間が長いという理由で研究を中止したとすれば,それは早計であったでしょう。―マタイ 5:3。
それで司会者は研究を中止することを考える前に学び手の必要や事情に合わせて援助を改善する余地があるかを考えるべきです。司会方法を改善できますか。研究生の必要にかなう資料がありますか。例えば,神の存在やその愛を知らせる目的で「父を尋ね求めて」の小冊子や「人生」の本などを副読本として活用するのが効果的であると考える人もいることでしょう。もし教える技術を尽くし,適当な期間援助したのに研究生が明らかに誠実な動機を持たず,学んだ事柄に感謝を示さないのであれば,研究を続けるだけの理由があるか検討する時かもしれません。(使徒 19:8-10と比較してください。)他方,研究が長いというだけの理由で中止した人がいるなら,是非研究の再開に向け特別の努力を払ってください。
長老や巡回監督は,聖書研究の活動に関心を持ち,喜んで援助を与えますが,研究の継続について相談を受けた場合には,上記の考えを共に話し合い,最終的には司会者自身が判断するように勧めるべきです。
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永遠の報いを伴う生涯の仕事王国宣教 1986 | 8月
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永遠の報いを伴う生涯の仕事
1 パウロはテモテに,「福音宣明者の業をなし,自分の奉仕の務めを十分に果たしなさい」と説き勧めました。(テモテ第二 4:5)それ以外の個人的な関心事がどれほど魅力的なものであったかにはかかわりなく,テモテは自分の命を神の業に献げました。テモテはパウロの傍らで奴隷として仕え,自分が真に『キリストの益を求めている』ことを示しました。(フィリピ 2:19-21)真のクリスチャン奉仕者はすべて同様の精神を持つべきです。
2 あなたは宣教を宝とみなしていますか。開拓奉仕を自分の生涯の仕事とすることができますか。(マタイ 6:33。コリント第二 4:1,7)他の人々にエホバについて話し,エホバを知って愛するようそれらの人々を助ける機会が毎日数多くあるということを知れば,喜びで満たされるでしょう。(詩編 96:1-4)人々が聖書の教えに答え応じるのを見るのは,言い表わすことができないほどの何という喜びなのでしょう! これらの人々の中には,以前に不道徳であったり,暴力的であったり,あるいは希望のない生活を送っていたりした人たちがいます。しかし,それらの人々は以前の悪い習慣を捨て去り,自尊心を培って,今ではエホバに仕えているのです。開拓奉仕は意義深い生涯の仕事であり,永続する善を成し遂げることができます。それで,ご自分の事情を分析し,もし可能であれば,全時間奉仕に入る目標として特定の日付を定めてごらんください。それに向かって努力してください。達成できるようエホバの助けを祈り求めてください。(エフェソス 6:18)報いは大きいのです!
報いのある生き方
3 正しい動機また霊的に進歩したいとの願いの伴った開拓奉仕は,生活に対する一層霊的な見方を培う助けとなります。平衡を身に着け,時間を賢明に計画し,収支を合わせ,生活の必要物で満足する助けとなります。(テモテ第一 6:6)開拓奉仕には犠牲が伴うかもしれません。あなたは,エホバへの愛ゆえに個人的な犠牲を喜んで払いますか。そうであればあなたは,一層エホバに頼るようになり,自分に頼らないようにすることを学ぶでしょう。このことは,有害なこの世的な野心,欲望,そして交わりからの保護であることも明らかになるでしょう。開拓奉仕の種々の益は永遠に続くものとなります。―マラキ 3:10。
開拓奉仕を励ます
4 今日多くのクリスチャンは,自分の親が開拓者精神を示してきたことを幸いに思っています。一人の宣教者が次のように述べているとおりです。「私が子供の時にずっと,母は宣教にとても熱心でした。全時間奉仕に入って自分の命をエホバに献げたいという願いを持つよう大いに影響を与えたのは,母が言ったことよりもむしろ母が行なったこと,つまり母の良い手本だったと思います」。全時間奉仕をしている一姉妹は次のように述べています。「母の物質的ではない態度や真理に対するはっきりとした見方は,私が世俗の職業に深入りするのを避ける助けになりました」。一人の年若い奉仕者は両親について次のように述べました。「両親は,開拓奉仕の喜びや特権,そしてエホバが開拓者に注ぎ出してくださる祝福についていつも私に教えてくれました。……それは確かに私に助けになりました。ですからすべての親がそのようにするのは良いと思います。親は,エホバに魂をこめて仕えるよう若い人を励ますことができます」。エホバは確かに,そのような愛ある親の利他的な態度を覚え,報いてくださいます。
5 わたしたちは,『王国のこの良いたよりが,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられる』終わりの時に生活しています。(マタイ 24:14)イエスはご自分の追随者たちに,「収穫は大きいですが,働き人は少ないのです。それゆえ,収穫に働き人を遣わしてくださるよう,収穫の主人にお願いしなさい」と語られました。(マタイ 9:37,38)働き人の必要は,イエスの時代のそれよりも今一層大きくなっています。それゆえに開拓者たちは,「あなた方はわたしと共にエホバを大いなるものとせよ。わたしたちは相共にそのみ名を高めよう」との招待を他の人々に差し伸べる業に大いにあずかっています。(詩編 34:3)確かに,わたしたちの偉大な創造者への全時間奉仕に自分の命を用いることによってもたらされる充足感や満足感に匹敵するものは何もありません。―箴言 10:22。
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