5月に「家族生活」の本を提供する
1 5月中,すべての奉仕者は「家族生活」の本を提供し,研究を取り決めるよい基礎を築くことができます。
2 年配の方にはこのように言えます:
■ 「お子さんが立派に成長されてほっと一息ついているところではないでしょうか。[感想を聞く。] 時折,子供が独立したため寂しく感じたり,自分の人生を改めて考えるようになったりしたと語ってくださる方にお会いします。ご主人(奥様)はこれまでの体験を生かして有意義な人生を送ることを願っておられると思いますが,そうした方々にとても励みとなる一冊の本をご紹介したいと思います。どうぞ目次の12,13章のところをご覧ください。お子さんがいつまでも親のことを思ってくれるなら,今後の人生を安心して送ることができますね。ぜひお読みください」。
3 若い奉仕者は自分が経験していることを含め,次のように言えるかもしれません:
■ 「私は___学校に通っている___と言います。私は他の人にふさわしい礼儀や敬意を示せる立派な大人になりたいと思っていますが,時々学校でいじめの問題があったり,先生に対する敬意のない言葉を聞いたりして残念に思うことがあります。[学校などで見聞きする一般的な傾向を挙げることもできる。] 実は私は先生や親はもちろんのこと,他の人に敬意を示すのに役立つ事柄を学んでいます。例えば,このような聖書の言葉があります。ご覧いただけますか。[エフェソス 6章2,3節を読む。] こうした勧めに若い人たちが従うなら,学校や家庭環境がよくなり,多くの問題が解決されると思われませんか」。その後,両親を敬うべき理由について聖書が何と述べているかを「家族生活」の本の161ページ2節から示し,読んでみるよう勧めます。
4 年若い奉仕者が親と共に奉仕する場合,3節にある証言を子供が自分の言葉で述べた後,親は次のように言い添えることもできます:
■ 「子供の言うことに親切に耳を傾けてくださりありがとうございました。最近は子供たちの間で『ありがとう』という言葉があまり聞かれなくなりましたし,年上の人に対する敬意もなくなってきたと言われていますが,あなたはどう思われますか。[答えてもらう。] 確かに社会全体の環境が悪化しているので子供たちもそうした影響を受けているのかもしれませんね。しかし,ほかにも問題があるのではないでしょうか。[「家族生活」の本の110ページ上から3行目より読む。] このようにまず親自身が子供の敬意を得られるようにするのは肝要なことだと思われませんか」。その後,親が子供の敬意を得るためにどのように良い家庭環境を築くことができるかを112ページ28節から113ページ32節を用いて説明することができるでしょう。ふさわしければ,その場で家庭聖書研究を勧めることもできます。
5 このように,大人だけでなく若い奉仕者も積極的にこの出版物を提供することができます。この記事やこれまでの「王国宣教」で提案された「家族生活」の本の提供方法を区域に合わせて調整し,自分が言いやすい言葉で証言してください。そして,この本の内容に十分に精通してください。そうすれば家の人の関心に応じてすぐに話を調整することができます。5月中,「家族生活」の本を用いて人々が聖書に対する関心を抱けるよう努力してゆきましょう。