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  • わたしたちの王国宣教 1993
わたしたちの王国宣教 1993
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再訪問 ― 報いの大きな業

1 再訪問はクリスチャン宣教の重要な一分野です。農夫と同じように,わたしたちは単に真理の種をまくだけでなく,定期的にこの業に参加し,水を注いだり耕したりすることにより初めて産出の喜びを味わう奉仕者となることができます。

2 経験ある人から援助を受ける: では,経験の浅い奉仕者たちはどうすれば再訪問で上達することができますか。長老や書籍研究の司会者は経験ある奉仕者と新しい人が一緒に働く援助の取り決めを設けるようにします。家から家に奉仕する際,再訪問してみたい人すべてを記録したり,ふさわしい話題の選び方について話し合ったりして再訪問を一緒に行ない,基本的な型を習得するよう援助してください。こうして個人的に訓練を受けた奉仕者は,自信を得て,再訪問に積極的にあずかるようになります。―テモテ第二 2:2。

3 また,親は子供たちを伴い,親が行なう再訪問を直接見て学ぶように訓練します。こうして子供たちは,親の奉仕に対する真剣な態度,家の人に対する純粋な関心,そして人々の関心がどのように芽を出し霊的に成長してゆくかを自分の目で見て学ぶようになります。

4 人々に関心を示す: 再訪問を成功させる秘訣の一つは,人々に誠実な関心を示すことです。聖書やその音信に直接関心を示す人に会うのはごくまれです。家の人の態度ゆえに次回の訪問を躊躇することもあるでしょう。しかし,わたしたちの多くもそうでしたが,大半の人々は家庭や学校,さらには社会生活の中で宗教教育を受けることなく育ってきたのです。それでも人々は,聖書の一つの教え,あるいは聖句にある神の考えに接することにより真理に感動を覚え,聖書研究に応じるようになりました。

5 中には,世の中があまりにも悪くなっているため,家の人がわたしたちの訪問を誤解したり警戒したりすることもあります。そのような場合には,わたしたちが得ているものを分け与えたいという利他的な動機で訪問していることを伝え,安心させることができます。―マタイ 10:8。

6 家の人のひととなりや他の人への接し方,子供のしつけや家の整理整頓など良い点を観察したなら,目ざとくほめることも大切です。このようにして,接するすべての人々に関心を持ち,観察した事柄から会話の糸口を見いだすようにしてください。

7 奉仕を行なっていると,研究には至らなかったものの再訪問を受けていた人や,研究を中断した人に会うことがあります。一般的に研究を中断する原因として次のようなことが観察されています。(1)親族への恐れのため集会に出席するまでの勇気がない。(2)真理は求めているものの司会者の求める高度な聖書研究についてゆくことができなかった。(3)家族からの強い反対。(4)人生経験が少なく,霊的な把握力がなかった。これらはいずれも聖書研究を中断しなければならないほどの大きな問題ではありません。それで,研究の中断に至った理由や背景などを親切に尋ね,ふさわしいと思われるなら研究を再開するよう温かく励まし,助けになりたいという気持ちを言い表わすことができるでしょう。

8 非公式の証言による再訪問: 再訪問の対象は,単に家から家の奉仕で会った人に限られるわけではありません。学校や職場,さらには近所の人々,そうです,わたしたちには接するあらゆる人に証言する責任があります。このように非公式の証言においても積極的であるなら,学生であれ,勤めている人であれ,また年若い人や経験の浅い人であれ,立場や境遇,年齢や経験にかかわらず,各々の前に極めて重要な業,つまり再訪問を行なう機会が開かれるのです。

9 高校2年生の一姉妹は次のような経験を寄せています。「わたしたちは非公式の証言を通して研究を取り決めることを皆の目標にしてきました。今,学校全体で20人近くがエホバの証人と研究しています。私は高校1年生のころからこの目標を定め,1年間でクラスのほとんどの人に証言しましたが,1件も研究が見つかりませんでした。しかし真剣に1年間祈り,出版物も研究して,あきらめずに友達に証言をし,現在はクラスメートの7人と研究を行なっています」。

10 一姉妹は,近所の人々にいつも笑顔であいさつし良い関係を保ちながら,子供のいる主婦を対象に証言を工夫しました。小さな子供のいる人には「家族生活」の本の8章を,小学生の子供のいる人には9章を,中高生のいる人には11章を,大学生のいる人には2章から証言し,同じアパートの24世帯の中で11件の研究を取り決め,6人が集会に出席するようになりました。敷地内にある子供の遊び場を非公式の証言や再訪問の場として活用していたのです。このような非公式の証言による再訪問であっても,費やした時間や再訪問の件数を正確に記録し,報告に含めるようにしてください。

11 短い訪問を繰り返す: 短い再訪問を繰り返し何度も行なうことは,家庭聖書研究を始めるための最も効果的かつ確実な方法です。一度や二度で成果を期待するのではなく,家の人に負担とならない短い再訪問を繰り返し,家の人が最も興味を持っている事柄を扱った出版物を用い,組織的な話し合いを目指して根気強く援助してください。その際,出版物中の一つの点が家の人にとってどれほど有益であるかを話すのは効果的です。それにより家の人は,手もとにある出版物を読みたいという気持ちになり,徐々に真理に親しみ,やがて家庭聖書研究へ至るようになるのです。出版物を用いて奉仕者の質問に家の人が答えるという討議の形になったなら,たとえ欄外の質問を用いた質問と答えの形になっていないとしても聖書研究として報告することができます。

12 それで,再訪問を自分の得意な奉仕の分野とするようにぜひ取り組んでください。関心のある人は,単に文書を受け取った人に限られてはいません。人々と親しい関係を築き,その結果芽生えたごく小さな関心を土台に,忍耐強く訪問してください。そうすればエホバはあなたの努力に報いてくださるでしょう。(コリント第一 3:8)まかれた真理の種はわたしたちの予想もしなかった形で開花することがあるからです。

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