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清潔さを保ち健康を維持する目ざめよ! 1978 | 1月22日
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細菌は死ぬ傾向がありますが,まだ生きているうちに空気と一緒に吸い込まれることもあります。インフルエンザのほかにも肺結核,はしか,肺炎,猩紅熱,百日ぜきなどがこうした経路によって感染する病気です。しかしくしゃみをする時にティッシュペーパーあるいはハンカチを使い(使ったティッシュペーパーを衛生的な方法で処理する),またむやみにつばを吐かないなどの清潔さを保つ習慣によって,このような病気のひろまることをかなり予防できます。
衛生的また清潔にする習慣は,健康を保つ上に確かに大きな役割を果たします。良い習慣をつけていれば,自分の病気を他の人にうつすことも少ないのはもちろんです。他の人がそれほど思いやりを示さないとしても,『自分のように隣人を愛する』という原則がこの事においてクリスチャンを導くことは間違いありません。(マタイ 22:39)清潔と衛生の面で極端になる人がいることは確かです。それで健全な精神を持つことも必要になります。衛生的にすることはできても無菌の環境に住むことはできません。その上エホバ神は,たいていの病気の発病を抑えるすばらしい力を人間の体そのものに与えてくださっています。そうであっても清潔と衛生にふつうの注意を払い,不必要に細菌をばらまかないようにするのは賢明で愛のあることです。
衛生と清潔に留意することは,それによって病気を地球上から無くすことはできないにしても,わたしたちの益となります。病気の無くなることについてはクリスチャンは,人類を悩ます病気と他のあらゆる悩みがエホバによって取り除かれる神の新秩序を辛抱強く待っています。その時には,『われ病めりといふ者なし』という聖書の約束が全く成就することでしょう。(イザヤ 33:24)その時,健康を保つための人間の努力は遂に勝利を得たことになります。
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はたして進歩か目ざめよ! 1978 | 1月22日
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はたして進歩か
● まぶたの化粧料は新しいものではありません。古代イスラエルの王妃イゼベルは,エヒウとの対決を前にして「その目を塗り」ました。(列王下 9:30)イスラエルの少なくとも一部の婦人は,中東の他の国々の婦人たちと同じようにアイシャドーを使いました。(エレミヤ 4:30。エゼキエル 23:40)イスラエルの忠実な婦人たち一般に関連してアイシャドーのことは聖書の参考書に述べられていませんが,ヨブの娘の一人はケレンハップクと名づけられています。これは「アンチモンの角」すなわち「アイシャドーの角」という意味です。―ヨブ 42:14。
● まぶたの化粧料に防腐剤を使うことに関して,スーザン・セリジャーはナショナル・オブザーバー紙に次のことを書いています。「古代エジプト人でさえも防腐剤の価値を認めていた。彼らは抗生作用を有する青緑色の銅の物質二種類をまぶたの化粧に使ったと言われている」。ついて彼女は次のように皮肉っている。「我々が進歩したなどと言うのはとんでもない」。
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