1994奉仕年度の活動に注がれたエホバの祝福
1 昨奉仕年度中,支部が掲げた「数多くの再訪問を行ない,宣教に喜びを見いだす」という目標に向かって日本中の奉仕者たちが奮起しました。これはエホバ神に大きな喜びをもたらしたことでしょう。伝道者や開拓者,それに特別開拓者や宣教者が,書籍や雑誌を求めた人はもちろん,中にはわずかな関心しか示さなかった人や表面的には何ら関心らしきものを認めることができなかった人をさえ積極的に再訪問したのです。
2 奉仕者たちは,来る週も来る月も短い再訪問を数多く行なうことに努めました。昨奉仕年度,地域大会が始まるまでの10か月間の平均再訪問数は,前年の平均を58万件も上回りました。再訪問の経験の有無にかかわらず,奉仕者たちはエホバのために働くことがどれほどの喜びをもたらすかを実感しました。ある人々にとって再訪問は苦手な分野であったかもしれませんが,『何よりも,わたしたちは戻って行って,みんながどうしているか見てこようではないか』と述べて2回目の宣教旅行に出かけたパウロとバルナバのように,きちんと再訪問を行なったのです。(使徒 15:36)もちろん再訪問した家の人すべてが好意的な反応を示したわけではありませんが,奉仕者の多くは再訪問がさほど難しいものではなく,むしろ喜びの多いものであることを悟ることができました。
3 別の祝福として,兄弟たちの勤勉な努力の結果,6月には1993奉仕年度の聖書研究の最高数を1万8,000件も上回る,24万5,120件の新最高数を記録し,特別開拓者の研究の平均は久しぶりに6件に達しました。皆さんの努力を称賛すると共に,エホバ神の祝福に心からの感謝を言い表わさずにはいられません。
4 今奉仕年度の支部の目標は「個人研究に喜びを見いだす」というものですが,引き続き数多くの再訪問を行なうことにも力を入れてゆきたいと思います。この活動を踏み台にして,さらに多くの祝福を経験なさってください。毎回の再訪問で家の人の不安や疑問を取り除き,ふさわしい出版物を用いて継続的な話し合いを続けるなら,やがて新しい研究を取り決めることができるに違いありません。それでは,今奉仕年度中,個人研究によって霊的な力を得つつ,引き続き数多くの再訪問を行ない,聖書研究を取り決めるという祝福にもあずかってください。