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  • 「こうして均等になるためなのです」

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  • 「こうして均等になるためなのです」
  • わたしたちの王国宣教 1997
  • 副見出し
  • 資金を賢明に用いる
  • あなたも均等を図ることにあずかれます
わたしたちの王国宣教 1997
宣 97/8 4–5ページ

「こうして均等になるためなのです」

海老名建設奉仕者たちが拍手する中,5月14日,水曜日にクレーンのオペレーターが塗装済みのコンクリートパネルの1枚を所定の位置にはめ込みました。それはベテル増築計画の外壁を成す1,175枚のパネルの最後の1枚だったのです。

この建設計画はいつ終了しますか。それは今後の必要にかかっています。最近,統治体から,すぐに使われる部分の仕上げ工事だけを完成させるように,という提案をいただきました。将来,さらに宿舎やサービスビルディングのスペースが必要になった時に,塗装やカーペットの敷き込みなどの仕上げ工事を行なうことができます。この変更の理由は,1世紀のクリスチャン会衆で起きたことと大いに関係があります。

1世紀,ユダヤ地方に住んでいたクリスチャンは貧しくて苦しんでいました。より豊かなローマの属州に住んでいた友たちは,その窮状について聞くと,自分たちの物質の持ち物を喜んで分かちました。これは「均等を図ること」,つまりより恵まれている者たちの余分をもって仲間の兄弟たちの不足を埋め合わせることにつながりました。ローマ人への手紙の中でパウロは,マケドニアとアカイアの兄弟たちが喜んで「エルサレムにいる聖なる者たちのうちの貧しい人々に寄付をして,自分たちの物を喜んで分け合おうとした」ことに好意的に言及しています。(ロマ 15:26。コリ二 8:14)同様の立派な精神が,このベテルの建てる業に反映されています。わたしたちの「当面の余分」を,支部施設や王国会館を切実に必要としている東ヨーロッパやアフリカの国々に回すことによって,わたしたちもエホバの民の間で見られるこの国際的な均等を図る業に加わることができます。この建設計画で約100万円節約するごとに,アフリカのような困窮している国で一つの新しい王国会館を建てることができるとされています。業に対する禁令が最近解かれたアフリカのある国の支部は,日本支部に次のような手紙を寄せました。「この美しい支部施設の建設を援助するために送っていただいた愛ある寄付のおかげで,この国の兄弟たちは国際的な兄弟関係に引き寄せられました」。

資金を賢明に用いる

他の国の建設計画を援助する必要を思いに留め,建設の兄弟たちは資金を賢明かつ有効に使うよう努力しています。海外からの資材の購入はしばしば大きな節約につながります。例えば,この建設に必要な銅のパイプ類やヴィクトーリック継ぎ手を輸入しただけで1,300万円以上の節約になりました。建設業界で働く兄弟たちの協力や,複数の製品の値段の見積もりを比較したりして,さらに相当の節約が図られています。

必要なものを自分たちで設計製作すると,費用の節約になる場合もあります。木製の階段の手すりや,ドアの枠,キャビネットを自分たちで作ることにより,購入する場合と比べるとそれぞれ少なくとも50%の節約になっています。建物の電気室で使う配電盤を自作することで,約600万円の節約ができました。高価な材料や物品の代わりに同じ機能を果たす物を使うことで大きな節約につながることも少なくありません。たとえば,部屋に壁紙を貼る代わりに良い塗料を使うことで約50%の節約になっています。こうした努力の積み重ねで,数億円相当の労力と資材が節約されています。

あなたも均等を図ることにあずかれます

この建設計画に対して,寛大に,心から進んでささげられる時間や資金によって,あなたも均等を図ることにあずかれます。自らも困窮していたマケドニアの兄弟たちがユダヤ地方の兄弟たちを援助したように,自分の限られた資力の中から建設を支えるための寄付を送ってきた人も少なくありません。(コリ二 8:1-4)病気で全時間の仕事をやめ,退院したばかりの一人の兄弟はこのように書き送ってきました。「1か月分の生活費しかない状態のときにベテル増築の発表がありました。私たち家族には何かをささげる余裕などないのではないかと思える中で,エフタになったつもりで,この次に何らかの収入があればそれを全額おささげしますとお祈りいたしました。そうしますと,表記の収入を得ることができました。これをそのまま送金して誓約を果たしたいと思います」。

さらに,建設現場で2週間かそれ以上の期間働くために,個人的に大きな犠牲を払って進んでやって来た兄弟たちのおかげで,ばく大な額の節約が可能になっています。兄弟たちは,それがこの建設計画の完成に寄与するだけでなく,他の支部の建設ための資金を生み出すことになるのを知っているのです。これまでのところ,技術のあるなしにかかわらず,毎日平均200人(3人のインターナショナル・ボランティアと24人のインターナショナル・サーバントを含む),合計で1,500人以上の異なった人々が,自らの時間をこのプロジェクトにささげてきました。加えて,ベテル近隣の244の会衆に交わる5,104人の兄弟姉妹たちが自発奉仕者として週末の一日働きました。これらすべての仕事に世俗の労働者を雇った場合にかかる費用を考えると,わたしたちはこの大きな節約が他の人々の欠乏を『埋め合わせる』ことになるのを理解するようになります。

自発的な寄付を寄せてくださった方々を含め,この建設計画に参加しているすべての奉仕者は,寛大な神が『自分たちの物を分け合う』機会を与えてくださったことを大いに喜んでいます。エホバの言葉が引き続き世界中で「盛んになり,広まって」ゆくよう資金の「均等を図る」面で「忠実な家令」に協力できるのは何というすばらしい特権でしょう。―使徒 12:24。ルカ 12:42。

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