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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1995
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  • 聖書通読を繰り返し行なうことが必要
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1995
塔95 5/1 13–19ページ

聖書を毎日読んで益を得る

『幸いなるかな,自分の喜びがエホバの律法にあり,その律法を昼も夜も小声で読む人は』― 詩編 1:1,2。

1 (イ)ものみの塔協会の世界本部にある工場の壁には,どんな目立つ看板が掲げられていますか。(ロ)わたしたちはその勧めを心に留めるなら,どんな益を受けますか。

「神のみ言葉聖書を毎日読みましょう」。この標語は,ものみの塔聖書冊子協会が聖書や聖書関係の文書を印刷している,米国ニューヨーク市ブルックリンの一つの建物の壁に大きな文字で掲げられています。この勧めの言葉は,その看板を見る世の人々にだけ向けられているのではありません。エホバの証人は,自分たちもその勧めを心に留めなければならないことをよく知っています。聖書を定期的に読み,読んだ事柄を自分に当てはめる人は,聖書の与える教え,戒め,矯正,義にそった訓育などから益を受けます。―テモテ第二 3:16,17。

2 ラッセル兄弟は,聖書を読むことの大切さをどのように強調しましたか。

2 エホバの証人は,「ものみの塔」誌をはじめとする聖書研究用の手引き書の価値を深く認識しており,それらを定期的に用いています。しかし,そのどれも聖書そのものに代わるものではないということを知っています。かつて1909年に,ものみの塔聖書冊子協会の初代会長であったチャールズ・テイズ・ラッセルは,「ものみの塔」誌の読者に向けてこう書きました。「聖書が我々の規準であること,そして神が与えてくださった助けがどんなものであろうとも,それは『助け』であり,聖書に代わるものではないということを決して忘れてはならない」。

3 (イ)「神の言葉」はそれを聞く人たちにどんな影響を及ぼしますか。(ロ)ベレアの人々はどれほど頻繁に聖書を読んだり研究したりしていましたか。

3 霊感を受けて書かれた聖書には,他のどんな本にもない深みと力があります。「神の言葉は生きていて,力を及ぼし,どんなもろ刃の剣よりも鋭く,魂と霊,また関節とその骨髄を分けるまでに刺し通し,心の考えと意向とを見分けることができるのです」。(ヘブライ 4:12)弟子ルカはベレアの人々を温かくほめ,彼らのことを「気持ちがおおらか」であると述べました。彼らは使徒パウロとその仲間のシラスの宣べ伝えたみ言葉を意欲的に受け入れただけでなく,教えられた事柄の聖書的な根拠を確かめるために「日ごとに聖書を注意深く調べた」のです。―使徒 17:11。

毎日読む

4 聖書をどれほど頻繁に読むべきかに関して,聖書は何を示唆していますか。

4 聖書は,わたしたちがどれほど頻繁に聖書を読むべきかについて明確には述べていません。しかし,聖書には確かに,エホバがヨシュアにお与えになった助言,すなわち,神から割り当てられた任務を遂行する点で賢く行動し,成功するよう『律法の書を昼も夜も小声で読みなさい』という助言が記録されています。(ヨシュア 1:8)また,聖書によれば,古代イスラエルでは王として支配する者はだれでも「命の日の限り」聖書を読むことになっていました。(申命記 17:19)さらに,「幸いなるかな,邪悪な者の計り事に歩ま……なかった人は。かえって,その人の喜びはエホバの律法にあり,その律法を昼も夜も小声で読む」とも述べられています。(詩編 1:1,2)また,マタイの記した福音書によれば,イエス・キリストはサタンの誘惑をはねつける際,霊感を受けて書かれたヘブライ語聖書の言葉を引用し,「人は,パンだけによらず,エホバの口から出るすべてのことばによって生きなければならない」と言われました。(マタイ 4:4)わたしたちはどれほど頻繁に物質の食物を必要とするでしょうか。そうです,毎日です。霊的な食物を取り入れることは,それよりずっと大切です。わたしたちのとこしえの命の見込みがかかっているからです。―申命記 8:3。ヨハネ 17:3。

5 聖書を毎日読むことは,信仰の試みに遭っても「エホバにふさわしい仕方で歩む」うえで,どのように助けになりますか。

5 わたしたちは皆,日ごとに神の言葉によって強められる必要があります。毎日 ― 家庭で,職場や学校で,街で,買い物をしている時や,宣教に携わっている時に ― 信仰の試みとなる問題に直面するからです。どのように対処しますか。聖書の命令や原則がすぐに思い浮かぶでしょうか。聖書は,自分で対処できるという態度を奨励するどころか,「立っていると思う人は,倒れることがないように気をつけなさい」と警告しています。(コリント第一 10:12)聖書を毎日読むことは,この世によって世の型に押し込まれることなく「神にじゅうぶん喜ばれる者となることを目ざしてエホバにふさわしい仕方で歩む」ための助けになります。―コロサイ 1:9,10。ローマ 12:2。

聖書通読を繰り返し行なうことが必要

6 聖書通読を繰り返し行なうことはなぜ有益ですか。

6 聖書を読むことは,小説を読むこととは非常に異なります。通俗小説のほとんどは1回読むだけの本であり,いったん話の筋と結末を知ったなら,それで終わりです。それとは対照的に,聖書は何度読んでも,読むたびに大きな益が得られます。(箴言 9:9)識別力のある人にとって,聖書は常に新たな意味を帯びる本です。終わりの日に関する預言は,自分が最近数か月の間に見聞きしたり個人的に経験したりした事柄に照らして考える時,いよいよ感慨の深いものになります。(ダニエル 12:4)識別力をもって聖書を読む人は,人生経験を積み,様々な問題に対処するにつれて,以前にはただ何気なく読んでいたような助言の価値を深く認識するようになります。(箴言 4:18)重い病気にかかった人にとっては,痛みがなくなり健康が回復するという聖書の数々の約束が,かつてなく深い意味を帯びるようになります。親しい友人や家族のだれかが亡くなった場合は,復活の約束がますます貴いものとなります。

7 生活の中で新たな責任を担う時,何が助けになりますか。それはなぜですか。

7 あなたはこれまで幾年かにわたって個人的に聖書を読み,その助言を当てはめてこられたかもしれません。しかし,恐らく今は,生活の中で幾つかの新たな責任を担っておられることでしょう。あなたは結婚しようと考えていますか。親になろうとしていますか。会衆内で長老または奉仕の僕として責任をゆだねられましたか。あるいは,宣べ伝え教える機会を増し加えられた全時間の福音宣明者になりましたか。そうであれば,そうした新たな責任を念頭に置いて,もう一度聖書全巻を通読するのは何と有益なことでしょう。―エフェソス 5:24,25; 6:4。テモテ第二 4:1,2。

8 状況が変わると,よく分かっていると思っていた事柄でもまだ学ぶ必要のあることが,どのように明らかになる場合がありますか。

8 あなたはこれまで,霊の実を表わす点でよくやってこられたかもしれません。(ガラテア 5:22,23)それでも,状況が変わったために,それらの敬虔な特質についてさらに多くのことを学ぶ必要を感じておられるかもしれません。(ヘブライ 5:8と比較してください。)年老いた親を世話するため特別な奉仕を断念しなければならなかった,元旅行する監督は,「私は霊の実を表わす点で自分もかなりよくやっていると思っていました。でも今は,もう一度始めからやり直しているような気がします」と言いました。同様に,夫にしても妻にしても,配偶者が身体的もしくは感情的な重い病気にかかっている場合,身の回りの世話をしている時に,たまにストレスを感じて,自分でも情けなくなるような反応を示してしまうことがあるかもしれません。定期的に聖書を読めば,大きな慰めと助けが得られます。

聖書朗読をいつ行なうか

9 (イ)非常に忙しい人にとって,聖書を毎日読むための時間を作るのに何が助けになりますか。(ロ)神の言葉を読むことが長老たちにとって特に重要なのはなぜですか。

9 言うまでもなく,非常に忙しい生活を送っている人にとって,今している事柄に加えて何かを定期的に行なうための時間を作るのは,決して容易なことではありません。しかし,わたしたちはエホバの模範から学べます。聖書は,エホバが物事を「定めの時」に行なわれることを明らかにしています。(創世記 21:2。出エジプト記 9:5。ルカ 21:24。ガラテア 4:4)わたしたちが神の言葉を定期的に読むことの重要性をよく認識すれば,それが毎日の予定の中に朗読のための時間を定めるのに助けになります。(エフェソス 5:15-17)特に長老たちは,定期的な聖書朗読のための時間を取り分けておかなければなりません。それは自分の与える助言が聖書の原則にしっかり基づいたものとなり,また自分の示す霊が「上からの知恵」を反映するものとなるようにするためです。―ヤコブ 3:17。テトス 1:9。

10 聖書を毎日読んでいる人たちは,いつ時間を取ってそうしていますか。

10 個人的な聖書朗読の計画に従って良い成果を収めている人たちの中には,一日の活動を始める前に,朝早くその朗読をしている人が少なくありません。計画どおりに行なってゆくには,別の時間にするほうがよいという人もいます。通勤している人にとって,聖書朗読のカセットテープは(入手できる所では),通いの時間を活用するのに役立っています。エホバの証人の中には,毎日の決まった家事をしながらそれを聴いている人もいます。ヨーロッパ,アフリカ,北アメリカ,南アメリカ,および東洋の,様々な立場のエホバの証人にとってどのような計画がうまくいっているかについては,20ページと21ページの,「いつ読み,どんな益を得ているか」という記事の中で示されています。

11 使える時間が非常に限られているとしても,どうすれば聖書を毎日読むようにすることができますか。

11 一番大切なのは,一回の聖書朗読にどれほどの時間を充てられるかではなく,定期性です。あなたは,一気に1時間かそれ以上読み,付加的な調査をして,読んだ内容に完全に没頭するようにすると報いが大きい,ということに気づいておられるかもしれません。しかし,ご自分の予定に沿って定期的にそうすることができますか。聖書を少しも読まずに何日か過ぎてしまうよりは,毎日15分,あるいはせめて5分間でも読むほうがよいのではないでしょうか。聖書を毎日読むことを決意してください。そして,読んだ箇所を,できる時によく調べて,理解を深めるようにしましょう。

様々な聖書通読の仕方

12 新たにベテル家族の成員となった人やギレアデ学校に入学した人たちには,聖書通読のどんな予定がありますか。

12 聖書の通読にも色々な方法があります。創世記から「啓示」の書まで通して読むのは有益なことです。世界中のベテル家族の成員は,世界本部で奉仕する人であれ,協会のどこの支部で奉仕する人であれ,皆,ベテル奉仕を始めた最初の1年間で聖書全巻を通読するよう求められます。(これは,章の長さにもよりますが,普通,1日に3章ないし5章,もしくは1日に4,5ページ読むことを意味します。)ものみの塔ギレアデ聖書学校に入学した人も,卒業までに聖書全巻を読み通さなければなりません。これは,日ごとの聖書朗読を生活の一部にしようとする彼らの助けになるものと期待されています。

13 新たにバプテスマを受けてエホバの証人となった人たちには,どんな目標を持つことが勧められていますか。

13 新たにバプテスマを受けてエホバの証人となった人たちにとって,聖書全巻の通読を自分の目標とするのは有益なことです。1975年にフランスのある若者は,バプテスマを受ける備えをしていた時,ある長老から,聖書を読むための明確な予定を立てていますか,と尋ねられました。彼はその時以来毎年1回,聖書全巻を通読しています。普通,朝,仕事に出かける前にその朗読を行なっています。その結果については,こう述べています。「私はますますエホバを親しく知るようになりました。エホバの行なわれることすべてがどのようにエホバの目的に関連しているか,また障害となる問題が持ち上がった時にエホバがどのように対応されるかが分かります。同時に,エホバがあらゆる行動において義にかなっておられ,善良であることも分かります」。

14 (イ)継続して行なう個人的な聖書通読を始めるためには何が必要ですか。(ロ)聖書の各書を読む際,その全体的な概要を思いに留めるのに何が助けになるかもしれませんか。

14 あなたは聖書全巻を通読したことがありますか。もしないのであれば,今こそ始めるべき時です。明確な予定を立て,予定に付き従ってください。1日に何ページまたは何章読むか決めましょう。あるいは単に,いつ,どれほどの時間を費やすかを決めてもよいでしょう。だれもが1年間で聖書全巻を読めるわけではありませんが,大切なのは,神の言葉を定期的に,できる限り毎日読むことです。聖書通読をする際には,読む書の全体的な概要を自分の思いに印象づけるのに,特定の参考書が助けになるかもしれません。もし自国語の「聖書に対する洞察」という書籍が入手できるのであれば,聖書の特定の書を読み始める前に,「洞察」の本に載せられている,その書の際立った点に関する簡潔な概要を復習してください。a 特に,その概要の肉太書体の見出しに注目してください。あるいは,『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』という本に載せられている,さらに詳しい要約も同様に活用できます。b

15 (イ)聖書通読の質を高めるうえで,16,17ページに挙げられているどんな提案が役立ちますか。(ロ)わたしたちは儀式的に何ページかを読むのではなく,どんな大切な事柄に一層の注意を払うべきですか。

15 聖書を順序どおり読み進むのは有益なことですが,儀式的に読むだけであってはなりません。毎年1回聖書通読をしていると言えるよう,ただそれだけのために毎日何ページか読む,ということであってはならないのです。「聖書通読の質を高めるための提案」と題する囲み記事(16,17ページ)の中で示されているように,聖書を楽しく読むための方法は色々あります。どんな方法を用いるにしても,確実に自分の思いと心の両方を養うようにしてください。

読んだ事柄の意味を悟りなさい

16 自分の読んだ事柄を,時間を取って黙想することが大切なのはなぜですか。

16 イエスは弟子たちを教えておられた時,ご自分の言った事柄を彼らが理解することの大切さを強調されました。重要なのは,単なる頭での理解ではなく,「心でその意味を」悟って生活に当てはめるようにすることでした。(マタイ 13:14,15,19,23)神にとって意味があるのは,人が内面において実際にどのような人かということであり,それが心という言葉で表わされています。(サムエル第一 16:7。箴言 4:23)ですから,わたしたちは,聖句の述べる事柄を自分が理解していることを確かめると共に,それを黙想し,それが自分自身の生活の中でどんな意味を持つかを考えなければなりません。―詩編 48:9。テモテ第一 4:15。

17 わたしたちは自分が聖書から読む事柄について,どんな角度から黙想できるかもしれませんか。

17 聖書の記述を読む際には,そこに示されている基本原則を見極めるよう努めて,自分の直面する状況に当てはめられるようにしましょう。(マタイ 9:13; 19:3-6と比較してください。)エホバの驚くべき特質について読んで黙想するのであれば,その機会に自分とエホバとの個人的な関係を強めるよう,つまり自分自身の内に強い敬虔な専心の念を育むようにしてください。エホバの目的を述べている言葉を読んだ時には,その目的に調和して働くため自分には何ができるだろうかと考えてください。率直な助言を読んだ時は,単に『それは分かっている』と自分に言うのではなく,『自分はこの言葉どおりにしているだろうか』と自問してください。もししているのであれば,『どんな面で「なおいっそう」行なえるだろうか』と自問しましょう。(テサロニケ第一 4:1)また,神のご要求を学ぶ際には,そうした要求に調和して生活した人とそうしなかった人についての聖書中の実例にも注目してください。彼らがなぜそういう歩みをしたのか,またどんな結果になったかを考えてください。(ローマ 15:4。コリント第一 10:11)イエス・キリストの生涯について読む時は,イエスがエホバから全地を治める王権をゆだねられた方であることを思い出してください。その機会に,あなた自身の内に神の新しい世を切望する気持ちを強めるようにしてください。また,どんな面でもっと十分に神のみ子に見倣えるか,分析してください。―ペテロ第一 2:21。

18 わたしたちは聖書を読むことと,「忠実で思慮深い奴隷」によって備えられる研究資料を使うことに関して,どのように釣り合いを取ることができますか。

18 もちろん,聖書を読んでさえいれば,「忠実で思慮深い奴隷」によって提供されている優れた研究資料は使う必要がない,ということではありません。そうした研究資料もエホバによる備えの一部であり,非常に貴重なものです。(マタイ 24:45-47)しかし必ず,神の言葉そのものを定期的に読むことが,生活の中で顕著な場所を占めるようにしてください。できる限り,「神のみ言葉聖書を毎日読みましょう」。

[脚注]

a ものみの塔聖書冊子協会発行。

b ものみの塔聖書冊子協会発行。

どのように答えますか

□ 聖書を毎日読むことが有益なのはなぜですか

□ 聖書を何度も通読する必要があるのはなぜですか

□ あなた自身の予定ではどの時間帯が,日ごとの聖書朗読を行なうのに適していますか

□ 繰り返し行なう聖書通読に,どんな変化を付けることができますか

□ 読んだ事柄について黙想することが非常に大切なのはなぜですか

[16,17ページの囲み記事]

聖書通読の質を高めるための提案

(1)多くの人は聖書の各書を,通例印刷されている順序で,つまり創世記から始めて啓示まで順に読んでいます。しかし,各書を最初に書かれた順に読むこともできます。聖書は霊感を受けて書かれた66の書を一冊にまとめたもの,すなわち神の書庫であることを思いに留めてください。変化を持たせるために,単にページ順に読むよりも,歴史がおもに記されている書,次いで預言的色彩の濃い書,そのあとで助言の手紙である書を読みたいと思われるかもしれません。読んだ箇所を記録しておいて,確実に聖書全巻を読むようにしてください。

(2)聖書の一部を読んだなら,こう自問してください。この部分はエホバについて,エホバの目的について,エホバの物事の行ない方について何を明らかにしているだろうか。自分自身の生活にどのように当てはめるべきだろうか。だれかを助けるためにこれをどのように用いることができるだろうか。

(3)「聖書に対する洞察」の本の「イエス・キリスト」の見出しのもと(または,『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』の本)に載せられている「イエスの地上における生涯中のおもな出来事」の表を手引きとして用いながら,福音書の各部分の並行記述を順々に読んでください。そして,「これまでに生存した最も偉大な人」の本の対応する箇所を参考にして,十分に理解するようにしてください。

(4)「使徒たちの活動」の書からパウロの生活と宣教に関する記述を読む時は,霊感を受けて書かれた関連のある手紙も読んでください。例えば,パウロが宣べ伝えるために訪れた様々な都市や地域のことが述べられている時には,読み進めるのをやめて,パウロが後にその場所にいる仲間のクリスチャンにあてて書いた手紙を読むことです。また,「新世界訳」の後ろの見返しに載せられているような地図でパウロの旅路を追うのも有益です。

(5)出エジプト記から申命記までを読む時には,ヘブライ人への手紙も読んで預言的な型の多くの点についての説明から学ぶようにしてください。また,「聖書に対する洞察」の本の「法,律法」という見出しのもとにある,「律法契約の幾つかの特色」と題する表を参考にしてください。

(6)預言書を読んでいる時には,時間を取って聖書中の関連のある歴史的な背景をよく調べるようにしてください。例えば,イザヤ書を読む時は,イザヤ 1章1節で言及されているウジヤ王,ヨタム王,アハズ王,およびヒゼキヤ王について他の箇所で述べられている事柄を調べます。(列王第二 15-20章。歴代第二 26-32章)あるいは,ハガイ書やゼカリヤ書を読む時は,時間を取ってエズラ記に書かれている事柄を調べるようにします。

(7)聖書中の一つの書を選び,その一部(例えば,一つの章)を読んだなら,「ものみの塔出版物索引」を使って,あるいは自国語のものを入手できるのであれば,コンピューター用の「ものみの塔ライブラリー」を使って研究してください。学んだ点を自分自身の生活の中で適用しましょう。それを話の中で,また野外宣教において活用してください。そのあと,次の部分に進みます。

(8)もし聖書中の一つの書もしくは一部に関する注解を載せているものみの塔の出版物があるのであれば,聖書のその部分を読んでいる時にそれを十分に参照してください。(例として: 「ソロモンの歌」に関しては,「ものみの塔」誌,1958年4月1日号,128-139ページ。エゼキエル書に関しては,「『諸国民はわたしがエホバであることを知るであろう』― どのように?」[英文]と題する本。ダニエル書に関しては,「御心が地に成るように」と題する本,または「来たるべきわたしたちの世界政府 ― 神の王国」と題する本。ハガイ書とゼカリヤ書に関しては,「人類のために回復される楽園 ― 神権政治によって!」[英文]と題する本。啓示の書に関しては,「啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!」と題する本)

(9)読みながら,相互参照聖句を幾つか調べてください。ヘブライ語聖書からクリスチャン・ギリシャ語聖書に直接引用されている320の句,さらにはそこで言及され,また適用が示されている他の幾百もの句に注目しましょう。相互参照は,聖書に記録されている預言の成就,伝記や地理に関する詳しい事柄,分かりにくい表現も比較すれば理解しやすくなると思われる似通った考えなどを指し示しています。

(10)もし自国語のものが入手できるのであれば,参照資料付きの「新世界訳」を使って,自分の読んでいる箇所と関連のある脚注や付録を調べてください。そこには,そのように訳されている理由や,重要な表現をほかにどのように翻訳できるかが示されています。あなたはさらに,他の聖書翻訳の特定の聖句の訳と比較したいと思われるかもしれません。

(11)一つの章を読むごとに,その章の主要な考えをごく簡単に要約して書き表わしてみてください。それを,後に復習したり黙想したりするための基礎として用います。

(12)聖書を読みながら,自分が特に覚えたいと思う聖句を選んで印を付けてください。あるいは,その聖句をカードに書き写して,それを毎日目につく所に貼ってください。それを記憶し,黙想し,活用するようにします。一度に余り多くの聖句を記憶しようとしてはなりません。1週間に一つか二つでよいでしょう。そして,次回の聖書通読の時に,さらに別の聖句を選んでください。

[15ページの図版]

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