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創造者がどのような方かを知ってくださいものみの塔 1999 | 6月15日
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33-35)そのうえ,イエスは単に感情を表わしただけではありません。イエスは心を動かされて積極的に行動し,ラザロを復活させたのです。これによって使徒たちが創造者の感情と行動をどれほど深く認識できたかを考えてください。わたしたちも他の人々も,このことから創造者のご性格や物事の行ない方を理解できるはずです。
18 聖書を研究することについてどのように受け止めるべきですか。
18 聖書を研究し,創造者についてさらに多くを学ぶことを恥じるべき理由はありません。聖書は時代後れの本ではありません。それを研究してイエスの親しい仲間となった人の一人にヨハネがいます。ヨハネは後にこう書きました。「わたしたちは,神のみ子が来て,真実な方について知ることができるよう,わたしたちに知的な能力を与えてくださったことを知っています。そしてわたしたちは,み子イエス・キリストによって,真実な方と結ばれています。この方こそまことの神であり,永遠の命です」。(ヨハネ第一 5:20)「知的な能力」を活用して「真実な方」すなわち創造者についての知識を得るなら「永遠の命」に至る,という点に注目してください。
どうすれば創造者を知るよう他の人を助けられるか
19 疑念を抱く人々を助けるためにどんなことがなされましたか。
19 ある人たちの場合,同情心に富む創造者がおられ,わたしたちのことを気づかってくださることを信じ,それがどのような方かを認識するには多くの事が必要です。創造者に関して依然として懐疑的な人々,また創造者について聖書が述べているのとは異なる見方をしている人々は幾億人もいます。どうすればそのような人々を助けられるでしょうか。1998年から1999年にかけて開催された,エホバの証人の地域および国際大会で,新しい効果的な道具となるものが多くの言語で刊行されました。「あなたのことを気づかう創造者がおられますか」という書籍です。
20,21 (イ)どのように「創造者」の本を有効に活用できますか。(ロ)「創造者」の本がすでに効果を上げていることを示す経験を述べてください。
20 それは,創造者に対するわたしたち自身の信仰を深め,そのご性格や物事の行ない方に対する認識を高めさせてくれる出版物です。どうしてそう言えますか。「あなたのことを気づかう創造者がおられますか」の書籍は,特にそのような点を意図して書かれているからです。この本全体を貫くテーマの一つは,「人生を意味あるものとするのは何ですか」という点です。内容は,教育のある人たちでも興味をそそられる形で提出されています。とはいえそれは,だれもが切望する事柄と結びつけられています。創造者の存在を疑う人たちを引き付ける,説得力のある内容が収められています。この本は,読者が創造者を信じていることを前提にはしていません。懐疑的な人々も,近年の科学上の発見や考え方が扱われていることに魅了されるでしょう。そうした事実により,神を信じている人々も信仰を強められるでしょう。
21 この新しい本を研究してゆくと,聖書の歴史の概要を紹介する箇所があり,神のご性格の種々の面が明らかにされていることに気づかれるでしょう。それによって読者は,神についてさらによく知ることができます。この本をすでに読み終えた人の中には,そのことが自分にとっていかに真実であったかを述べる人が多くいます。(25,26ページの,次の記事をご覧ください。)あなたも,その本に精通し,創造者についてさらによく知るよう他の人々を助けるために用いるとき,同様の経験をされますように。
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「心と思いに好奇心の炎」ものみの塔 1999 | 6月15日
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「心と思いに好奇心の炎」
「『あなたのことを気づかう創造者がおられますか』の本を夢中になって読んでいるうちに,言葉では言い表わせない喜びと興奮が込み上げてきました。この本は,もっと知りたいという欲求,いえ,必要を生じさせます。わたしの心と思いに好奇心の炎を燃え立たせてくださってありがとうございます」。
このように述べたのは,米国ノース・カロライナ州に住む一人のエホバの証人で,1998年から1999年にかけて開かれた「神の命の道」地域大会で,ものみの塔協会が発表した本に対する感想を述べたのです。まだその本を手にしておられないとしても,他の人々の感想に注目してください。
米国カリフォルニア州サンディエゴで開かれた大会でこの本を受け取ったある男性は,数日後に次のような手紙を書いてきました。「この本は信仰を大いに強めてくれます。エホバの創造の業に対する深い感謝の念で胸がいっぱいになります。98ページまで読み進みましたが,読み終えてしまう日の来るのがむしろ残念です。それほど満足させてくれる読み物なのです」。
東洋のある女性はこう書いています。「話し手は“ユニークな本”という言葉を使っていたと思いますが,まさにその表現がぴったりくる書籍です。神の存在を決して押しつけることなく,しかも事実をしっかりと提示しているという特徴があると思いました」。
提示されている事実には,宇宙,生命,そして人間に関する興味ある科学上の発見が含まれています。それに魅了される人は少なくありません。カリフォルニアに住む一女性はこう書いています。「この小さな本は,言葉では言い尽くせないほど深い影響をわたしに与えてくれました。ページをめくるたびに,宇宙や生命そのものに関する発見が次々と展開してゆき,本を置くことができませんでした。本当に多くのことを学びました。この本を大切にして,できるだけ多くの人に分かちたいと思っています」。
この本が聖書の概要を述べて,創造者の性格を際立たせていることも多くの人にとって見過ごせない点でした。「本の後半にある聖書全体の要約も,ひときわすばらしい」という注解が数多く寄せられました。米国のニューヨークで比較的早い時期に開かれた大会のすぐあとに,別の人は次のように書いてきました。「新しく発表された出版物は,皆さんがこれまで発行した本の中でもとりわけ興味深いものだと思います。創造者の存在を示す科学的な証拠に感銘を受けました。聖書そのものに関する簡潔な要約は,要点を説明するのに十分の長さで,もっと読みたいという意欲をかき立ててくれました」。
分かりやすい科学の情報
初めの数章の科学的な情報を難しく感じた人もいるかもしれませんが,次のような感想も決して少なくありません。
カナダのある男性はこう書いています。「専門書の著者たちは難しい言葉を使って読者の注意をとらえようとしますが,それとは何と対照的なのでしょう。皆さんの学識は,物理,化学,DNA,染色体などの話題をとても分かりやすく説明する点で際立っています。わたしが何年も前に勉強した大学の教科書も皆さんが執筆してくださっていたなら……」。
ある大学の物理学の教授はこのように書いています。「技術的な側面に過度にとらわれることなく,問題となる点をはっきりと説明している。この本は読者と共に推論しながら,第一線の科学者たちの言葉を多く引用している。科学者でも普通の人でも,宇宙や生命の起源に関心のある人にとって,これは『必読の書』である」。
看護の課程を取っているある若い女性は次のように書いています。「4章を開いて読んでいるうちに,自分のクラスで使っている教科書が引用されているのを見つけ,とても驚きました。この本を教授に渡して,興味深く読んでいただけると思います,とお伝えしました。54ページの脳に関する部分をお見せしたところ,教授はさっと目を通して,『おもしろそうだね。読ませてもらうよ』と言ってくださいました」。
ベルギーのある国会議員はこう書いています。「現代科学の根底にある科学上の概念が,聖書の一神教の概念に反するものではなく,むしろそれと結び合っているという点に驚き,また感銘を受けました。非常にすばらしい見方だと思います」。
創造者をよりよく知る
この本は,多くの国や地域の人々が神をよりよく知り,いっそう神に近づくのに助けとなっています。日本の福岡市の一読者は,「まるでレンズの焦点が,はじめてエホバにピタッとあったという感じです。すばらしい説得力があり,今まで考えてみた事もないような観点からエホバを知る事ができました」と述べています。エルサルバドルの男性は,「神がいかに憐れみと慈しみに富み,怒ることに遅く,愛ある親切と真実とに満ちているかを,とても分かりやすく説明してくださいました。神とみ子に近づくうえで,まさにわたしたちが必要としていた本です。エホバのお気持ち,またみ子イエスの人間としての感情を説明した初めての本だと思います」と述べました。ザンビアの一読者も,「わたしにとって,エホバという方がまったく新たな意味を帯びるようになりました」という感想を述べています。
当然ながら,エホバの証人は,「あなたのことを気づかう創造者がおられますか」の本を他の人にもぜひ分かちたいと願っています。ある人はこう述べています。「10章[「創造者が気づかっておられるなら,どうしてこれほど苦しみがあるのですか」]を読み終えた私は,『これこそ,今の日本の野外に必要な本!』と叫んでしまいました。この章を自分のものとしてどんどん野外で用いてゆきたいと思っております」。お寺の娘さんと聖書研究をしている別の女性は次のように書いています。「私の研究生は,創造者という概念をとても受け入れにくく感じておられます。この書籍には,おしつけがましい説明ではなく,事実が述べられているため,きっと仏教徒の方でも抵抗なく読めるに違いありません。それだけでなく,私たち自身がエホバの愛をさらに一層感じることができる本でもあると思います」。
英国からは次のような感想が寄せられています。「『創造者』の本をいま読み終えたところですが,もう一度読み返そうと思っています。本当にすばらしい本です。それを読むとき,エホバを愛さずにはいられません。近所の方に1冊差し上げたのですが,その人はわずか二つの章を読んだだけで,『おもしろくてやめられない』と言っておられました。この本は,人々が偉大な創造者を知り,その方を愛するようになるうえで大きな助けになるに違いありません」。
米国メリーランド州のある男性は次のように述べました。「この本は,まさにわたしの霊的な骨や骨髄にまでしみ込みました。仕事で接する人すべてに1冊渡すつもりです。学歴のある多忙な人たちに証言を始めるのは必ずしも容易ではありません。でも,この本を使えば,魅力的で効果的な方法が見つかると思います」。
「あなたのことを気づかう創造者がおられますか」の本が,世界中の人々に強い影響を与えることは確かです。
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