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最初に抱いていた愛を失わないようにしましょう王国宣教 2006 | 12月
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最初に抱いていた愛を失わないようにしましょう
1 栄光を受けたイエスは,1世紀のエフェソス会衆に次の助言を与えました。「わたしにはあなたを責めるべきことがある。それは,あなたが,最初に抱いていた愛を離れたことである」。(啓 2:4)その会衆の多くの人が,エホバへの最初の愛を失ってしまったようです。わたしたちは,真理を学び始めたころ,神と隣人に対する強い愛を培いました。そしてその愛により,新しく見いだした希望を熱心に伝えるよう動かされました。最初に抱いていた愛を失ったり,宣教奉仕に対する熱意が衰えたりすることを,どうすれば防げるでしょうか。
2 個人研究と集会への出席: 真理を最初に学んだ時,神と隣人に対する愛をわたしたちに培わせたものは何だったでしょうか。それは,エホバについて,聖書の研究を通して学んだ事柄すべてではなかったでしょうか。(ヨハ一 4:16,19)ですから,わたしたちの愛が「いよいよ満ちあふれる」ためには,「神の奥深い事柄」を掘り下げ,引き続き正確な知識を取り入れなければなりません。―フィリ 1:9-11。コリ一 2:10。
3 多くの心配事や気を散らすもので満ちたこの終わりの日に,個人研究の良い習慣を保つのは難しいことがあります。(テモ二 3:1)霊的な食物を取り入れるために,日々の予定の中で時間を取り分けなければなりません。会衆の集会に定期的に出席することも肝要です。「その日が近づくのを見て」いる今,特にそう言えます。―ヘブ 10:24,25。
4 宣教奉仕: 宣教奉仕に熱心に参加することは,神への最初の愛を保つのに役立ちます。良いたよりを宣べ伝えると,エホバの愛に富む約束を思い起こせるので,希望を鮮明に,また愛を生き生きと保つ助けになります。聖書の真理を教えるには,自分自身が明確に理解するために調査を行なうことが求められるので,信仰が強まります。―テモ一 4:15,16。
5 エホバはすべてのものを受けるに値する方です。それにはわたしたちの愛も含まれます。(啓 4:11)あなたの愛を薄れさせないでください。聖書の個人研究を真剣に行ない,集会に定期的に出席し,心の中で最も大切にしている事柄を熱心に宣明することによって,最初の愛を強く保ちましょう。―ロマ 10:10。
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少しでも関心を示した人すべてを再び訪ねる王国宣教 2006 | 12月
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少しでも関心を示した人すべてを再び訪ねる
1 わたしたちの多くが今真理のうちにいるのは,だれかが王国の音信に対するわたしたちの好意的な反応に目を留め,関心を高めるために辛抱強く ― おそらく何度も ― 訪ねてくれたからではないでしょうか。わたしたちも誠実に,少しでも関心を示した人すべてを再び訪ねるべきです。実際,再訪問を行なうことは,人々を『弟子とする』務めに含まれています。―マタ 28:19,20。
2 関心を見極める: ある人が文書を受け取らなくても,顔の表情,声の調子,言葉遣いなどから,王国の音信に多少なりとも好感を抱いていることが感じ取れるかもしれません。そうであれば,再訪問することができます。ある兄弟は,文書は渡せませんでしたが,一人の男性を5週にわたって訪ねました。その人は6回目の訪問で文書を受け取り,やがて聖書研究が始まりました。
3 関心のありそうな人がいたら,早めに再訪問してください。数日後に行けるかもしれません。その人の心にまかれたものをさらって行く機会を,「邪悪な者」に与えないようにしましょう。(マタ 13:19)再び訪ねる具体的な日時を取り決めたなら,必ず約束を守るようにしてください。―マタ 5:37。
4 街路伝道で: 街路伝道や非公式の証言をしていて,関心を示す人に会ったら,その後も話す機会が持てるようにしていますか。会話の最後にこう言えるかもしれません。「お話しできてうれしかったです。またお話しできればと思いますが,連絡先を教えていただけますか」。もし適切であれば,関心のある人に自分の電話番号を教えたり,電話番号を交換したりすることもできるでしょう。人々は,あなたが同じ場所で定期的に街路伝道を行なっているのを見ていれば,さほどためらわずに電話番号や住所を教えてくれるかもしれません。連絡先を教えてもらえなくても,次に街路で会った時に関心を高めるよう努力できます。
5 水をやって育てた植物が大きく成長すると,うれしく思うものです。同じように,人々を再訪問し,霊的に進歩するよう助けるとき,多くの喜びが得られます。(コリ一 3:6)少しでも関心を示した人すべてを再び訪ねることを目標にしてください。
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