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神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか
気 第6部 13–14ページ

第6部

神はなぜ苦しみを許してこられたか

1,2 わたしたちの最初の両親は,神が与えてくださった良い出発をどのように台なしにしましたか。

どこで物事が狂ったのでしょうか。神はエデンの楽園でわたしたちの最初の両親に良い出発をお与えになりましたが,それを台なしにするどんなことが生じたのでしょうか。楽園の平和と調和が行き渡る代わりに,悪と苦しみが何千年もはびこってきたのはなぜでしょうか。

2 それは,アダムとエバが自由意志を誤用したからです。二人は,自分たちが神とその法から離れてうまくやってゆくように創造されてはいないという事実を見失いました。二人は神から独立すれば生活が向上すると考え,そうするよう決心したのです。こうして二人は,神が定められた自由意志に関する限界を踏み越えました。―創世記 3章。

宇宙主権の論争

3-5 神がアダムとエバをすぐに滅ぼしてやり直すということをされなかったのはなぜですか。

3 神がアダムとエバをすぐに滅ぼし,別の人間夫婦を用いてやり直すということをされなかったのはなぜでしょうか。それは,神の宇宙主権,つまり神の不可譲の支配権が挑戦を受けていたからです。

4 問題点となったのは,だれが支配権を持っているのか,だれの支配が正当かという点でした。神は全能であり,全被造物の創造者であられるゆえに,全被造物に対する支配権をお持ちです。神は全知であられるので,全被造物にとって神の支配こそ最善です。しかし今や,神の支配が挑戦を受けていたのです。さらに,神の創造物である人間にはどこか出来の悪いところがあったのでしょうか。人間の忠誠に関する問題がどのように関係しているかについては後ほど考慮します。

5 人間が神から独立したことにより,もう一つの問題,つまり人間は神の支配を受けないほうがうまくやってゆけるのではないかという問題が間接的に提示されました。創造者はその答えを確かにご存じでしたが,人間に理解させるための確実な方法は,人間が望む全面的な自由を与えることでした。人間が自らの自由意志でその道を選んだので,神はそれを許されました。

6,7 神がこれほど長く人間に全面的な自由を与えてこられたのはなぜですか。

6 神は,全面的な自由を試すのに十分な時間を人間に与えることにより,人間がより幸せに過ごせるのは神の支配のもとにいる場合か,それとも独立した場合かということを永久に解決なさるのです。そして,許された時間は,人間が自分たちの政治上,産業上,科学上,医学上の業績の頂点と考えた段階に達するのに十分な長さであるに違いありません。

7 それゆえ神は,神から独立した人間の支配が成功し得るかどうかを疑問の余地なく示すため,まさに今日に至るまで人間を自由に行動させてこられました。それで人間は,親切か残酷,愛か憎しみ,義か不義を選ぶことができました。しかし同時に人間は,善良さや平和であれ悪や苦しみであれ,自分の選択の結果に直面してきました。

霊の被造物の反逆

8,9 (イ)反逆はどのように霊の領域で生じましたか。(ロ)サタンはアダムとエバのほかにだれに影響を与えて反逆させましたか。

8 考慮しなければならない要素がもう一つあります。神の支配に反逆したのはわたしたちの最初の両親だけではありませんでした。しかし,当時ほかにだれが存在していたのでしょうか。霊の被造物です。神は人間を創造する前に,天の領域で生活する,より高度な形態の生命,つまり大勢のみ使いたちを創造されました。み使いたちも,自由意志を持つだけでなく,神の支配に服する必要のある者として創造されました。―ヨブ 38:7。詩編 104:4。啓示 5:11。

9 聖書は反逆が最初に霊の領域で生じたことを示しています。ある霊の被造物が全面的な自由を望み,人間から崇拝を受けることさえ望みました。(マタイ 4:8,9)この反逆的な霊者は神がアダムとエバに良いものを与えないようにしているという偽りの主張をし,二人に影響を与えて反逆させる一つの要素となりました。(創世記 3:1-5)そのため,この者は悪魔<デビル>(中傷者)またサタン(敵対者)と呼ばれています。後にこの者は他の霊の被造物を反逆に誘い込み,誘い込まれた者たちは悪霊として知られるようになりました。―申命記 32:17。啓示 12:9; 16:14。

10 人間と霊の被造物の反逆はどんな結果を生みましたか。

10 人間は神に反逆することにより,サタンと配下の悪霊たちの影響に身を任せました。聖書がサタンのことを,「不信者の思いをくらまし」ている「この事物の体制の神」と呼んでいるのはそのためです。それゆえ,神の言葉は「全世界が邪悪な者の配下にある」と述べています。イエスご自身もサタンを「この世の支配者」と呼ばれました。―コリント第二 4:4。ヨハネ第一 5:19。ヨハネ 12:31。

二つの論争

11 サタンはほかのどんな論争に関して神に挑戦しましたか。

11 サタンは神に挑戦する別の論争も提起しました。事実上サタンは,神が人間を創造した仕方には手落ちがあり,圧力をかけられると人間はだれ一人として正しい事柄を行なおうとはしないだろうと非難したのです。実際に,試みのもとでは人間は神をのろうことさえするだろうとサタンは主張しました。(ヨブ 2:1-5)こうしてサタンは人間という創造物の忠誠に異議を唱えました。

12-14 時の経過はサタンが提起した二つの論争に関する真理をどのように明らかにしますか。

12 それゆえ神は,この論争と神の主権に関する論争がどのように解決されるかを理知ある全被造物が見るのに十分な時間を取ってこられました。(出エジプト記 9:16と比較してください。)人類史の最終的な出来事によって,この二つの論争に関する真理が明らかになるでしょう。

13 まず,宇宙主権の論争つまり神の支配の正当性に関して,時の経過はどんなことを明らかにするでしょうか。人間は神より上手に自分たちを支配できるでしょうか。神から離れた人間のいずれかの支配体制が,戦争や犯罪や不公正のない幸福な世界を招来するでしょうか。貧困を取り除き,すべての人に繁栄をもたらすでしょうか。病気や老齢や死を征服するでしょうか。神の支配はそのすべてを行なうよう意図されていました。―創世記 1:26-31。

14 二番目の論争に関して,時は人間という創造物の価値についてどんなことを明らかにするでしょうか。人間をこのように創造されたのは神の手落ちだったのでしょうか。試みのもとで正しい事柄を行なう人間がいるでしょうか。独立した人間の支配よりも神の支配を望むことを明らかにする人々がいるでしょうか。

[13ページの図版]

神は人間が自分たちの業績の頂点に達するための時間をお与えになった

[クレジット]

シャトル: NASAの写真に基づく

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