ハウラン

（Hauran）[青ざめた]

イスラエルの相続地に関するエゼキエルの幻の中で境界とされている場所。（エゼ 47:13，15，16，18）ある学者たちによると，ハウランはそれ以前に「バシャン」という語が含んだのとほぼ同じ地域を包含していました。（「バシャン」を参照。）ハウランは，古代エジプトのテキスト（フルナ）やアッシリアのシャルマネセル3世の文書（ハウラヌ）で言及されている地域のようです。ギリシャ･ローマ時代にアウラニティスと呼ばれた，さらに小さい地域にも相当するように思われます。ハウランという名前は今日では，ダマスカスとヤルムク川の間にある，なだらかに起伏している肥沃な赤土の大草原を指して用いられています。