宣教の技術を向上させる:良い研究の習慣を身につけるよう研究生を訓練する
1 なぜ大切か:聖書研究生が霊的な円熟へと進歩するためには，神の言葉の基本的な教え以上のもので思いと心を養うことが必要です。（ヘブ5:12–6:1）研究には努力が求められます。新しい情報とすでに知っていることとの関係を理解し，その実際的な価値を認識することも必要です。（箴2:1-6）自分で調査する方法を学ぶことによって，研究生はクリスチャンの出版物を用いて聖書の質問に答えられるようになるでしょう。学んだことを当てはめるための真剣な努力を払うなら，クリスチャンとしての試練に直面してもしっかり立つ備えができます。―ルカ6:47，48。
2どのように行なうか:
• 研究する前にエホバの助けを祈り求めることの大切さを強調する。―ヨハ14:26。コリ一2:10。
• 最初から，聖書研究のため事前に予習するよう研究生を励ます。予習したあなたの本，またはノートなどを見せ，要点を見つける方法を教える。
• 研究生に自分の言葉で答えてもらう。ビデオから答えをそのまま述べるだけの単なる質問と答えの研究になってしまわないようにする。
• 毎日神の言葉を読むよう研究生を励ます。それを行なうための実際的な提案を載せたjw.orgの聖書通読計画表を見せる。聖書を毎日読むことを習慣にするには決意が必要だが，その努力には価値がある。―詩1:2，3。
• オンライン上の「リサーチガイド」や「ものみの塔 オンライン・ライブラリー」を用いて，聖書の質問に対する答えの見つけ方を研究生に示す。会衆の集会でよく用いられる出版物の略称を見分けられるよう助ける。
31か月間行なってみる:
• 1つの副見出しや章を討議し終えた時に，学んだことを短い言葉でまとめるよう研究生に勧める。研究生がいないなら，聖書の記述や「ものみの塔」の一節を短い言葉でまとめる練習をして，自分の理解力を向上させる。