9月13日,土曜日
あなたは大切な人……です。(ダニ 9:23)
預言者ダニエルは,若い頃に故郷から遠く離れたバビロンに捕虜として連れていかれました。バビロニア人は,ダニエルの「目に見えるもの」に注目していました。(サム一 16:7)ダニエルは「欠点がなく,容姿が良く」,良い家柄の人でした。それで,宮殿で仕えるための訓練を受けることになりました。(ダニ 1:3,4,6)エホバはダニエルのことを大切に思っていました。ダニエルの内面に注目したからです。実際,ダニエルが20歳ぐらいの時,エホバはダニエルの名前をノアやヨブと一緒に挙げました。このことから,エホバが長年ご自分に忠実に仕えたノアやヨブと同じように,ダニエルのことを正しい人と見ていたことが分かります。(創 5:32; 6:9,10。ヨブ 42:16,17。エゼ 14:14)エホバはダニエルの生涯中ずっと,ダニエルのことを大切にし続けました。(ダニ 10:11,19)塔研23.08 33:1-2
9月14日,日曜日
真理の幅と長さと高さと深さがどれほどかを十分に理解[する]。(エフェ 3:18)
家を買うかどうかを考えている場合,自分が住むことになる家について,できるだけ多くのことを実際に見て調べておきたいと思うことでしょう。聖書を読んで学ぶ時も,同じようにすることができます。ざっと読むだけでは,「神の神聖な宣言の基礎的な事柄」しか知ることができないでしょう。(ヘブ 5:12)家の場合と同じように,“中に入って”細かいところまでじっくり調べることが大切です。聖書を学ぶ時は,読んでいる部分が別の部分とどのように関係しているかに注目しましょう。どんな真理を学べるかだけでなく,どうしてそれを信じられるかも考えます。聖書をしっかり理解するためには,深く掘り下げて学ぶ必要があります。パウロは仲間のクリスチャンに,聖書を真剣に学ぶようにと勧めました。「真理の幅と長さと高さと深さがどれほどかを十分に理解」するためです。そうするなら,信仰面で「しっかりと根を張り,強固な土台の上に建てられ」た建物のようになることができます。(エフェ 3:14-19)私たちもこうした面で努力する必要があります。塔研23.10 44:1-3
9月15日,月曜日
兄弟たち,苦しみに耐え,辛抱する点で,エホバの名によって語った預言者たちを模範としてください。(ヤコ 5:10)
聖書には,辛抱を示した人たちの記録がたくさん収められています。そうした人たちの手本について調べてみるのはどうですか。例えばダビデは,とても若い時に王として選ばれましたが,実際に統治を始めることができたのは何年も後になってからでした。シメオンとアンナは,メシアが来るのを待ちつつエホバに忠実に仕えました。(ルカ 2:25,36-38)こうした記録を調べるときには,次のような点を考えてみましょう。「この人が辛抱できたのはどうしてだろうか。辛抱してどんな良い結果になっただろうか。どのように倣えるだろうか」。辛抱できなかった人たちの例からも学ぶことができます。(サム一 13:8-14)こう考えてみましょう。「この人が辛抱できなかったのはどうしてだろうか。どんな悪い結果になっただろうか」。塔研23.08 35:15