ヨブ記
1 ウツの地+にヨブ*+という名の人*がいた。その人はとがめがなく+,廉直で+,神を恐れ+,悪から離れていた+。2 そして,彼には七人の息子と三人の娘が生まれた+。3 それに,その畜類+は羊*七千頭,らくだ三千頭,牛五百対,雌ろば五百頭で,それと共に非常に大勢の僕の一団を持っていた。それで,この人はすべての東洋人*+のうちで最も大いなる者であった。
4 そして,その息子たちは行って,自分の日に各々*の家で宴会を催し+,人をやって,その三人の姉妹をも招いて一緒に食べたり飲んだりした。5 そして,宴会の日が一回り巡ると,ヨブは人をやって彼らを神聖なものとするのであった+。彼は朝早く起きて,彼らすべての数にしたがって焼燔の犠牲+をささげた。これは,ヨブが,「もしかすると,わたしの息子たちは罪をおかし,その心の中で+神をのろった*+かもしれない」と言ったからである。ヨブはいつもこのようにするのであった+。
6 さて,[まことの]神*の子ら*+が入って来てエホバの前に立つ+日となった。サタン*+も彼らのただ中に入った+。
7 そこで,エホバはサタンに言われた,「あなたはどこから来たのか」。するとサタンはエホバに答えて言った,「地を行き巡り+,そこを歩き回ってきました+」。8 すると,エホバはまたサタンに言われた,「あなたはわたしの僕ヨブに心を留めたか。地上には彼のような人,とがめがなく+,廉直で+,神を恐れ+,悪から離れている+人はひとりもいないのだが+」。9 するとサタンはエホバに答えて言った,「ヨブはただいたずらに神を恐れたのでしょうか+。10 あなたが,彼とその家と彼の持っているすべてのものとの周りにくまなく垣を巡らされたではありませんか+。彼の手の業をあなたは祝福されたので+,その畜類は地にふえ広がりました。11 しかし逆に,どうか,あなたの手を出して,彼の持っているすべてのものに触れて,果たして彼が,それもあなたの顔に向かってあなたをのろわない*かどうかを[見てください+]」。12 それゆえエホバはサタンに言われた,「見よ,彼の持っているものはみな,あなたの手中にある。ただ彼の身に対しては,あなたの手を出してはならない!」 そこで,サタンはエホバのみ前*から出て行った+。
13 さて,彼の息子と娘たちが長子である彼らの兄弟の家で食べたり,ぶどう酒を飲んだりしていた日のことであった+。14 そして,使者+がヨブのところに来て,言った,「牛がすき返し+,雌ろばはその傍らで草を食べていましたが,15 そのとき,シバ人*+が襲ってきて,これを奪い,従者たちを剣の刃に掛けて討ち倒しました。それで,私が,ただ私ひとりが,どうにか逃げましたので,あなたにお知らせ致します+」。
16 この人がなお話しているうちに,他の人が来て,言った,「神の火が天から下り+,羊と従者たちの中で燃え盛り,これを食らい尽くしました。それで,私が,ただ私ひとりが,どうにか逃げましたので,あなたにお知らせ致します」。
17 その人がなお話しているうちに,ほかの人が来て,言った,「カルデア人+が三つの分団になり,らくだに突進して,これを奪い,また従者たちを剣の刃に掛けて討ち倒しました。それで,私が,ただ私ひとりが,どうにか逃げましたので,あなたにお知らせ致します」。
18 このほかの人がなお話しているうちに,さらにほかの人が来て,言った,「あなたのご子息や娘さんたちは,長子であるそのご兄弟の家で食べたり,ぶどう酒+を飲んだりしておられました。19 すると,どうでしょう,荒野の地方から大風*+が吹いて来て,家の四隅を打ったため,それが若い人たちの上に倒れて,皆さまは死なれました。そして,私が,ただ私ひとりが,どうにか逃げましたので,あなたにお知らせ致します」。
20 そこでヨブは起きて,そのそでなしの上着を引き裂き+,その頭の髪を刈り取り+,地に伏し+,身をかがめて+,21 こう言った。
22 このすべてのことにおいてヨブは罪をおかさず,また神に不当なことを帰さなかった+。
2 その後,[まことの]神の子ら*が入って来てエホバの前に立つ日となり,サタン*もまた彼らのただ中に入ってエホバの前に立った+。
2 そこでエホバはサタンに言った,「一体,あなたはどこから来たのか」。すると,サタンはエホバに答えて言った,「地を行き巡り,そこを歩き回ってきました+」。3 するとエホバはさらにサタンに言われた,「あなたはわたしの僕ヨブに心を留めたか+。地上には彼のような者,とがめがなく,廉直で+,神を恐れ+,悪から離れている+人はひとりもいないのだが。その上なおも彼は自分の忠誠を堅く保っている+。あなたはわたしを駆り立てて+彼に向かわせ,理由もなく彼を呑み尽くさせようとするのだが+」。4 しかしサタン+はエホバに答えて言った,「皮のためには皮をもってしますので,人は自分の魂*のためなら,持っているすべてのものを与えます+。5 逆に,どうか,あなたの手を出して,彼の骨と肉にまで触れて,果たして彼が,それもあなたの顔に向かってあなたをのろわない*かどうか[を見てください+]」。
6 それゆえ,エホバはサタンに言われた,「さあ,彼はあなたの手中にある! ただし彼の魂*には用心せよ!」7 そこでサタンはエホバのみ前*から出て行き+,ヨブの足の裏から頭のてっぺんまで悪性のはれ物+で彼を打った。8 それで彼は自分のために土器のかけらを取り,それで身をかいた。そして彼は灰の中に座っていた+。
9 ついに,その妻は彼に言った,「あなたはなおも自分の忠誠を堅く保っているのですか+。神をのろって*死になさい!」10 しかし,彼は彼女に言った,「無分別な+女の一人が話すように,あなたも話す。わたしたちは[まことの]神から良いことだけを受けて,悪いことは受けないのだろうか+」。このすべてのことにおいてヨブはその唇をもって罪をおかさなかった+。
11 ときに,ヨブの三人の友は彼に臨んだこのすべての災いについて聞き,それぞれ自分の所からやって来た。すなわち,テマン人+エリパズ,シュアハ人+ビルダド,ナアマ人+ツォファルである。それで,彼らは申し合わせて+一緒に会い,やって来て,彼に同情し,これを慰めようとした+。12 彼らは遠くから目を上げたが,彼だということが分からなかった。そこで彼らは声を上げて泣き,それぞれ自分のそでなしの上着を引き裂き+,塵を天に向かって自分の頭の上にほうり上げた+。13 こうして,彼らは七日七夜,彼と共に地に座っていたが+,一言も彼に話しかける者がなかった。その苦痛+が大変ひどいのを見たからである。
3 ヨブが口を開いて自分の日に災いを呼び求めたのは+,その後のことであった。2 さてヨブは答えて言った,
13 今ごろは,わたしは横たわって,乱されないでいたであろうに+。
そうすれば,わたしは眠っていたであろうに。わたしは休み+,
15 あるいは,黄金を持つ君たち,
自分の家を銀で満たした者たちと共に[なったであろうに]。
16 あるいは,隠された流産+のように,わたしはいないであろうに。
光を見なかった子供たちのように+。
26 わたしは安らいでおらず,また穏やかでもない。
また,休んでもいないのに,それでも動揺が来る」。
5 ところが,この度はそれが自分に臨むと,あなたはもどかしくなり,
それがあなたに触れると,あなたはかき乱される。
9 神の息によって彼らは滅びうせ,
その怒りの霊によって彼らは終わる。
14 怖れがわたしを襲い,おののきも[襲った]。
おびただしいわたしの骨を,それは怖れで満たした。
15 ときに,ひとつの霊が,わたしの顔の上を通り過ぎて行った。
わたしの身の毛はよだちはじめた。
20 朝から夕方までに彼らは打ち砕かれる。
だれも[それを心に]留めることもなく,彼らは永久に滅びうせる。
21 彼らの天幕の綱は彼らのうちで引き抜かれなかっただろうか。
彼らは知恵に欠けているために死ぬ。
2 愚かな者は悩みが殺し,
容易に唆される者はそねみが死なせることになるからだ。
6 ただの塵から有害なものは出て来ず,
ただの土地から悩みは生え出ないからである。
くすしいことを数知れず[なさる方+に]。
原野に水を送る方+[に]。
悲しむ者を高くして救いを得させる方[に]。
彼らの手が効果的に働かないようにされる方[に]。
ずるい者たちの計り事が迅速に処置されるようになさる方+[に]。
14 彼らは昼間でさえ闇に遭い,
真昼でも,まるで夜のように手探りする+。
15 そして,剣から,彼らの口から救う方,
強い者の手から貧しい者を[救う方+に]。
不義は実際,その口をつぐむ+。
18 [神]は痛みを生じさせるが,[傷を]包み,
打ち砕くが,ご自身の手がいやすことをするからだ。
22 奪い取ることと飢えをあなたはあざ笑うことになる。
地の野獣もあなたは恐れるには及ばない。
24 そしてあなたは,平安が自分の天幕であることを確かに知り,
必ずや行って,自分の牧草地を見るが,何かがないのに気づくようなことはない。
27 見よ,これがわたしたちの調べたところで,その通りである。
これを聞き,あなたも ― 自分でこれを知れ」。
6 そこでヨブは答えて言った,
6 味のないものは塩がなくて食べられるだろうか。
あるいは,うすべにたちあおいのねばねばした汁に味があろうか。
7 わたしの魂は[何ものにも]触ることを拒んだ。
それらはわたしの食物の中の変質のようだ。
12 わたしの力は石の力であろうか。
あるいは,わたしの肉は銅であろうか。
13 助力はわたしのうちにはなく,
有効な働きもわたしから追いやられたのだろうか。
16 それは氷で黒ずみ,
その上に雪が隠れる。
18 その道の進路はそらされ,
それはむなしい所へ上って行って,滅びうせる。
30 わたしの舌に不義があるだろうか。
あるいは,わたしの上あごは逆境をわきまえないだろうか。
13 『わたしの寝床はわたしを慰め,
わたしの床はわたしの気遣いを支えるのを助けてくれる』と,私が言ったとき,
20 私が罪をおかしたのでしたら,人間*を見守る方+よ,私はあなたに対して何を成し遂げられるでしょう。
どうして,あなたは私をご自分の的として立て,私があなた*にとって重荷となるようにされたのでしょうか。
4 もし,あなたの子らが[神]に対して罪をおかし,
そのために[神]が彼らをその反抗の手に陥らせるなら,
全能者に恵みを請うなら,
今ごろは[神]はあなたのために目を覚まし*,
確かにあなたの義の住まいを回復されるであろう。
15 彼はその家に寄りかかるが,それは持ちこたえない。
それにすがり付いても,それは長続きしない。
17 石の山の中でその根は絡み合い,
石の家を彼は眺める。
9 そこでヨブは答えて言った,
14 ましてや,わたしが[神]に答えるのならなおのこと!
わたしは[神]に対して言葉を選ぼう+。
15 この方にわたしは答えないであろう。たとえ,わたしが本当に正しいとしても+。
わたしの訴訟の相手方にわたしは恵みを請うであろう+。
16 もしわたしが呼んだなら,[神]はわたしに答えてくださるだろうか+。
わたしは[神]がわたしの声に耳を向けてくださるとは信じない。
17 この方はあらしをもってわたしを砕き,
理由もなく,確かにわたしの傷を増やされる+。
21 たとえわたしがとがめがないとしても,わたしは自分の魂を知らないであろう。
わたしは自分の命を拒むであろう。
35 わたしに語らせ,[神]を恐れさせないでもらいたい。
わたしは自分ではそうする気持ちはないからだ。
13 それでもこれらのことを,あなたはみ心に秘めておられました。
私はこれらのことがあなたのもとにあることをよく知っています。
私のとがのことで,あなたは私を罪のない者とはみなされません+。
15 もし私が実際に誤っているなら,私にとっては不幸なことです+!
それに,[もし]私が実際に正しくても,私は頭を上げられません+。
不名誉に飽き飽きさせられ,悩みで一杯にされているのです+。
20 わたしの日はほとんどないではないか+。[神]が構わないで,
わたしから視線をそらしてくださり,わたしが少しでも明るくなる+ように。
21 わたしが去って行く前に ― わたしは戻って来ることはない+―
22 暗闇のような暗い地,深い陰と
無秩序[の地]へ[行く前に]。そこは暗闇と同様,[光が]照らない」。
9 それを測れば,地よりも長く,
海よりも広い。
10 もし,[神]が進んで行き,[だれかを]引き渡し,
法廷を召集するなら,だれが[神]に抵抗し得よう。
16 あなたは ― 悩みも忘れ,
流れ去った水のように,[これを]思い起こすであろうから。
19 そして,実際,あなたは身を伸ばすが,だれも[あなたを]おののかせる者はいない。
また,多くの人々が必ずやあなたを穏やかな気分にさせる*であろう+。
逃げ場は必ず彼らから消えうせ+,
その望みは魂の息絶えるに等しくなろう+」。
12 そこでヨブは答えて言った,
年老いた者たちの分別を取り去る。
実際,強力な者たちの腰ひもを弱くする。
深い陰を光に引き出す。
23 諸国民を大きくならせている。彼らを滅ぼすためである+。
諸国民を広がらせている。彼らを連れ去るためである。
24 この地の民の頭たる者たちの心を奪い去っている。
彼らを道のない,むなしい所にさまよわせる+ためである。
13 「見よ,このすべてをわたしの目は見,
わたしの耳は聞いて,考慮する。
13 わたしの前で黙っていてもらいたい。わたしが語るためだ。
それから,何なりと,わたしに臨むがよい!
22 呼んでください。私が答えるためです。
あるいは,私が話し,あなたは私に返事をしてください。
23 どんな点で私にはとがや罪があるのでしょうか。
私の反抗と罪とを私に知らせてください。
25 あなたは追い回されるただの木の葉を震えさせ,
あるいは,乾いたただの刈り株を追って行かれるのでしょうか。
18 ところで,山は,倒れて,崩れ去り,
岩もその場所から移される。
15 そこでテマン人エリパズは答えて言った,
3 単に言葉をもって戒めることは役に立たず,
単なる発言だけではためにならない。
12 どうしてあなたの心はあなたを奪うのか。
どうしてあなたの目はぎらぎら光るのか。
13 それは,あなたが自分の霊を神に背かせ,
あなたの口から言葉を出させたからだ。
このこともわたしは見たので,わたしに語らせよ。
[それは]彼らの父たちから[のもので],彼らが隠さなかったものだ。
19 彼らにだけ,この地は与えられ,
よその者はだれも彼らの中を通り抜けなかった。
20 邪悪な者は一生の間,もだえ苦しんでいる。
実際,圧制者のために取って置かれた年の数だけ。
全能者以上に自分が勝っていることを示そうとするからだ+。
26 [それは]うなじをこわくして[神]にはせ向かうからだ。
その盾の厚いほしをもって。
27 実際,彼は顔をその脂肪質で覆い,
その腰には脂肪を付け+,
28 ただ,ぬぐい去られようとしている都市,
人々が住み着くことのない家に住まうからだ。
それらは確かに,石の山となる定めになっている。
33 彼はぶどうの木のように,その熟さないぶどうを突き落とし,
オリーブの木のように,その花を捨て去る。
16 そこでヨブは答えて言った,
8 廉直な人々は驚いてこれを見つめ,
罪のない者も背教者のことで気が立つ。
18 そこでシュアハ人ビルダドが答えて言った,
2 「いつになったら,あなた方は言葉にけりを付けるのか。
あなた方は理解すべきだ。その後にわたしたちが語るためだ。
10 彼のための細綱は地に隠されている。
彼のための捕らえる仕掛けは[その]通り道に。
20 彼の日を,西の人々は実際,驚いて見つめ,
身震いが必ず東の人々を捕らえる。
19 そこでヨブは答えて言った,
10 [神]は四方からわたしを取り壊されるので,わたしは去って行く。
そして,わたしの望みを樹木のように抜き去られる。
16 自分の僕にわたしは呼びかけたが,彼は答えない。
わたしのこの口で彼に同情を請い続ける。
23 ああ,今,わたしの言葉が書き留められたならよいのに!
ああ,書き物に記されたならよいのに!
20 そこでナアマ人ツォファルは返答して言った,
2 「それゆえに,わたしの不安な考えが確かにわたしに答える。
それもわたしの内なる騒ぎのゆえに。
3 わたしを辱める勧告をわたしは聞く。
わたしにある理解力のない霊がわたしに返答する。
12 たとえ,悪いことが彼の口に甘く,
彼がそれを舌の陰で溶け去らせても,
13 たとえ彼がこれに同情して,これを捨てず,
これをその上あごの中に引き止めておいても,
14 その食物は,彼の腸の中で必ず変えられる。
それは彼の内部でコブラの胆汁となろう。
21 彼のむさぼり食えるものは何も残っていない。
それゆえに彼の安寧は持ちこたえない。
21 そこでヨブは答えて言った,
2 「あなた方は,わたしの言葉をよく聴け。
これがあなた方の慰めとなるように。
4 わたしについていえば,わたしの気遣いは人に対して[表わされて]いるのだろうか。
あるいは,どうして,わたしの霊は耐え難くならないのだろうか。
6 そして,わたしは思い起こすと,やはりかき乱され,
身震いがわたしの肉を捕まえた。
8 彼らの末は彼らと共にあって,その見るところでは堅く立てられ,
彼らの子孫はその目の前に[堅く立てられている]。
11 彼らは自分の幼い者たちを羊の群れのようにしきりに送り出し,
彼らの男の子たちは跳ね回る。
22 そこでテマン人エリパズは答えて言った,
14 雲は[神]のための隠れ場所なので,[神]は見ず,
天の丸天井を[神]は歩き回られる』と。
15 あなたは昔からのあの道を固守しようとするのか。
有害な者たち*が踏んだ[道]を。
その基+は川のように押し流される。
17 彼らは[まことの]神に向かって*言っている,『わたしたちから離れてください+!
それに全能者はわたしたちに対して*何を成し遂げられようか』と。
21 どうか,[神]を親しく知り,平和を得よ。
それによって良いことがあなたに来よう。
23 もし,あなたが全能者に立ち返るなら+,あなたは建てられる。
[もし]あなたが自分の天幕から不義を遠ざけるなら,
24 [もし]貴重な鉱石を塵の中に置き,
オフィルの金+を奔流の谷の岩の中に[置くなら],
25 全能者も本当にあなたの貴重な鉱石となり,
あなたのために銀,最上のもの[となられる+]。
23 そこでヨブは答えて言った,
8 見よ,東へわたしが行っても,[神]はおられず,
後ろに戻っても,わたしは[神]を見分けることができない+。
9 [神]が働いておられる左へ[行っても],わたしは[神を]見ることができない。
[神]が右へそれても*,わたしは[神を]見ない。
17 わたしは闇のために沈黙させられなかったからだ。
暗闇がわたしの顔を覆ったためでもなかった。
6 畑でその飼い葉を彼らは刈り入れ,
邪悪な者のぶどう園を急いで奪い取る。
25 それで本当に今,だれがわたしをうそつきとし,
またわたしの言葉を無に帰させるだろうか」。
3 その部隊には数があろうか。
[神]の光がその上に昇らない者がだれかいようか。
5 見よ,月もあるが,それは明るくない。
星も[神]の目には清くなかった。
26 そこでヨブは答えて言った,
地を無の上に掛けておられる。
雲塊はその下にあって裂けない。
11 天の柱さえも震い,
[神]の叱責のゆえに驚嘆する。
10 あるいは,全能者を彼は無上の喜びとするであろうか。
いつも神に呼びかけるであろうか。
[神]は,その場所を知っておられる。
全天の下で*ご覧になられるからだ。
[神]がはかりで水を釣り合わせられたとき+,
雷雨の雲のための道[を設けられた]とき,
27 そのとき,[神]は[知恵を]*見て,それについて語りだされた。
[神]はそれを整え,またそれをくまなく探られた。
29 次いでヨブは再び,その格言的なことばを挙げて言った,
2 「ああ,わたしが昔の太陰の月々のときのようであったらよいのに+。
3 そのとき,[神]はそのともしびをわたしの頭の上に輝かせてくださり,
[そのとき]わたしは[神]の光によって闇[の中を]歩んだ+。
そのとき,神との親密さがわたしの天幕のもとにあった+。
5 そのとき,全能者はなおもわたしと共におられ,
[そのとき]わたしの従者はわたしの周りにいた!
11 耳も聴いて,わたしを幸いな者とし,
目も見て,わたしのために証しをしたからである。
20 わたしの栄誉はわたしと共に新たであり,
わたしの弓はわたしの手にあって幾度も[矢を]射る』と。
4 彼らはかん木の傍らの塩の草本を引き抜いていた。
えにしだの木の根が彼らの食物であった。
6 [彼らは]奔流の谷の斜面に住ま[なければならない]。
塵の穴や岩の中に。
7 かん木の間で彼らは叫び,
いらくさの下に身を寄せ合っていた。
11 [神]は[わたしの]弓弦を解き,そしてわたしを卑しめられたので,
彼らは手綱をわたしのゆえに解き放したからである。
14 広い破れ目から入るように彼らはやって来る。
あらしの中を押し寄せて来た。
18 おびただしい力によってわたしの衣は形を変える。
わたしの長い衣のえりのようにそれはわたしを取り巻く。
19 [神]はわたしを泥土に降ろされたので,
わたしは自分が塵や灰のようであることを示す。
22 あなたは私を風に上げ,私を[それに]乗らせます。
それから,あなたはすさまじい音を立てて私を溶解させます。
27 わたしの腸は煮えくり返らされ,静まっていなかった。
悩みの日がわたしに立ち向かった。
31 そしてわたしのたて琴はただ喪のためとなり,
わたしの笛は泣く者たちの声のため[となった]。
13 もしわたしがわたしとの訴訟でわたしの奴隷男の裁きを,
あるいはわたしの奴隷女の[裁きを]拒むのを常としていたなら,
14 そうであれば,神*が立ち上がられるとき,わたしは何を行なえようか。
また,[神]が弁明を求められるとき,わたしは何と答えられよう+。
16 もし,わたしが立場の低い者に[その]楽しみを得させないようにするのを常とし+,
やもめの目を衰えさせたのなら+,
17 また,わたしのわずかばかりのものを独りで食べるのを常とし,
一方,父なし子がそれを食べなかったなら+
18 (わたしの若い時から彼は父と共にいるようにわたしと共に成長し,
わたしの母の腹を出たときから,わたしは彼女を導いてきたのに),
19 もしわたしが,だれかが衣がなくて滅びうせようとするのを+,
または貧しい者が覆うもののないのを見るのを常としていたなら,
またわたしの若い雄羊の刈られた毛+で彼が身を暖めもしなかったなら,
21 もしわたしが父なし子に向かってわたしの手を打ち振ったなら+,
門のところでわたしの援助[が必要なの]を見ながら[そうしたのなら+],
22 わたしのこの肩甲骨がその肩から落ち,
わたしのこの腕がその上の骨から折られるように。
わたしの手が多くのものを見いだしたゆえに[そうしたなら+],
26 もしわたしが,光を放つときのその光を見,
または進んで行く見事な月を[見るのを]常とし+,
わたしの手がわたしの口に口づけした*なら,
28 これもまた,裁判人[による注意]を要するとがである。
わたしは上なる[まことの]神を否んだことになるからだ。
29 もしわたしがわたしを激しく憎む者の消滅を歓ぶのを常とし+,
または,害悪が彼を見いだしたゆえに興奮を覚えた*なら ―
30 そしてわたしは自分の上あごに罪を犯すことを許さなかった。
彼の魂に不利な誓いを求めることによって+。
33 もし,地の人のように*わたしが自分の違犯を覆ったなら+。
わたしのとがを自分の肌着のポケットに隠して ―
34 わたしは大勢の群衆に衝撃を受け,
また諸氏族の侮べつがわたしを怖れさせ,
わたしは沈黙して,入口から出てゆかなかったであろうから。
35 ああ,わたし[の言うこと]を聴いてくれる者がいたなら+。
わたしの署名*にしたがって,全能者がわたしに答えてくださったらよいのだが+!
あるいは,わたしとの訴訟を起こした者*が書状を書いておいていたならよいのだが!
36 必ずやわたしの肩にわたしはそれを負い,
それを堂々たる冠のように我が身に縛りつけよう。
ヨブの言葉は終わった。
32 それでこれら三人の者はヨブに答えるのをやめた。それは彼が自分の*目に義にかなっていたからである+。2 ところで,ラムの氏族のブズ人+,バラクエルの子エリフ*の怒りが燃えた。ヨブに対して彼の怒りは燃え盛った。[ヨブ]が神よりも*むしろ自分の魂を義と宣したことに対してであった+。3 また,その三人の友に対しても彼の怒りは燃え盛った。これは,彼らが答えを見いださず,かえって神*を邪悪な者としたからである+。4 ときにエリフは,言葉をもってヨブを待っていた。彼らが日において自分よりも年長だったからである+。5 ところが,エリフはやがて三人の者の口+に答えがないのを見,彼の怒りは一層燃えた。6 そこでブズ人,バラクエルの子エリフは答えて言った,
10 それゆえ,わたしは言った,『どうか,わたし[の言うこと]を聴くように。
わたしはわたしの知識を告げ知らせる。わたしもまた』。
12 そしてあなた方に,わたしは注意を向けていたが,
それでも何と,ヨブを戒める者はなく,
あなた方のうちのだれも彼の言ったことに答える者はいない。
13 それは,あなた方が,『わたしたちは知恵を見いだした+。
彼を吹き払われるのは神*であって,人ではない』などと言わないためである。
14 彼はわたしに向かって言葉を並べ立てはしなかったから,
あなた方の言ったことをもって,わたしは彼に返答したりはしない。
15 彼らはおびえて,もはや答えなかった。
言葉は彼らから立ち退いた。
16 そしてわたしは待った。彼らが語り続けないからである。
彼らは立ち止まり,もはや答えなかったからである。
21 どうか,人*にえこひいきを示すことをわたしにさせないでもらいたい+。
22 わたしは,どうすれば称号を贈れるかを本当に知らないからだ。
そうでなければ,わたしの造り主+は容易にわたしを運び去るであろう。
5 もしあなたにできるなら,わたしに返答をするように。
わたしの前に[言葉を]並べ立て,どうか立つように。
19 そして人は実際,その床の上で痛みに戒められ,
その骨の言い争いは絶え間ない。
21 その肉は衰え果てて見えなくなり,
見えなかったその骨は確かにむき出しになる。
31 注意を払え,ヨブよ! わたしに聴け!
沈黙せよ。そうすれば,わたしが語り続けるであろう。
32 もし,[言うべき]言葉があるならば,わたしに返答をせよ。
語れ。わたしはあなたの義を喜んだからだ。
34 さらにエリフは続けて答えて言った,
2 「聴け,知者たちよ,わたしの言葉を。
物を知っている人たちよ,わたしに耳を向けよ。
4 裁きをわたしたちは自分で選ぼう。
何が善いことかをわたしたちの間で知ろう。
16 それゆえ,もし[あなたに]悟り[があるなら],どうかこれを聴くように。
どうか,わたしの言葉の響きに耳を向けるように。
26 [神]は彼らを確かに,邪悪な者として平手打ちにされる。
見ている者たちの場所で+。
その道をどれも考慮しなかったからである+。
28 こうして立場の低い者の叫び声を[神]のもとに届かせようとした。
ゆえに[神]は苦しむ者たちの叫び声を聞かれる+。
31 だれかが実際,神に向かって言うだろうか,
『わたしは不正なことをしないのに,耐えました+。
32 わたしは何も眺めないのですが,あなたがわたしを教え諭してください。
もし不義をわたしが行なったのでしたら,
わたしは二度と致しません』と+。
すなわち,わたし[の言うこと]を聴いている賢い強健な人は。
その言葉は[彼に]洞察力がないのに[語られるもの]である』と。
35 さらにエリフは続けて答えて言った,
36 そしてエリフはさらに言った,
9 そのとき,[神]は彼らの行動の仕方について告げ,
彼らが偉そうな態度を取るゆえに,彼らの違犯[についても告げられる]。
15 [神]は苦しむ者たちをその悩みのうちに助け出し,
虐げの中で彼らの耳を開かれる。
7 すべての地の人の手に[神]は印を押される。
すべての死すべき人間がそのみ業を知るためである。
19 [神]に何と言うべきかを知ろうではないか。
わたしたちは闇のために[言葉を]出すことができない。
38 そこでエホバは風あらしの中から+ヨブに答えて言われた,
5 だれがその度量衡を定めたのか。もしあなたが知っているのなら。
あるいは,だれが測り綱をその上に張り伸ばしたのか。
それは胎から飛び出るときのように出て行きはじめた。
濃い暗闇をそのくるみ帯とし,
かんぬきと扉を設け+,
11 次いで,『ここまでは来てもよいが,これ以上はいけない+。
ここであなたの誇り高い波は限られている』と言ったときに+。
35 あなたは稲妻を放って,これを行かせ,
『わたしたちはここにいます!』と,あなたに言わせることができるか。
2 あなたはこれらが満了する太陰月を数えることができるか。
また,これらが[子を]産む定められた時を知っているか。
4 その子らは強壮になり,原野で大きくなる。
それらは実際,出て行って,彼らのもとには帰らない。
11 その力がおびただしいからといって,あなたはこれに頼るだろうか。
あなたの労をこれにゆだねるだろうか。
12 あなたはそれがあなたの種を持ち帰り,
あなたの脱穀場に集めてくれるのを当てにするだろうか。
18 これは高い所で羽ばたく時,
馬とその乗り手をあざ笑う。
23 これに向かって矢筒は音を立てる。
槍の刃と投げ槍も。
24 力強く踏みしめて進み,興奮して,これは地を呑み込み,
それが角笛の音であることを信じない。
26 はやぶさが舞い上がるのは,あなたの理解力によるのか。
その翼を南風に向かって広げるのは。
40 そしてエホバはさらにヨブに答えて言われた,
3 そこでヨブはエホバに答えて言った,
5 一度,私は語りましたが,私はお答え致しません。
そして二度[語りましたが],私はこれ以上申しません」。
17 これはその尾を杉のように垂れる。
その股の筋は絡み合っている。
18 その骨は銅の管であり,
その強い骨は打って造った鉄の棒のようである。
22 とげのあるロータスの木はその陰でこれをさえぎり,
奔流の谷のポプラはこれを取り囲む。
3 これはあなたにしきりに嘆願し,
また,あなたに柔らかな言葉をかけるだろうか。
4 これはあなたと契約を結んで,
あなたがこれを捕らえて定めのない時までも奴隷とするようにさせるだろうか。
5 あなたは鳥とするようにこれと戯れ,
また,あなたの若い女の子たちのためにこれをつなぐだろうか。
9 見よ,それに関する人の期待は必ずむなしくなる。
人はまた,それを見ただけで投げ倒される。
12 わたしはそのもろもろの部分について沈黙していることはない。
また,[その]力強さの事やその均整の優美さ[についても]。
15 うろこの畝はそのごう慢さであり,
堅い封印によるかのように閉じている。
16 一つ一つそれらはぴったりと合い,
空気もその間に入ることができない。
18 そのくしゃみも光を放ち,
その目は夜明けのひらめきのようだ。
19 その口からは,せん光が出て行き,
火花が飛び出す。
20 その鼻からは煙が出る。
いぐさで燃え立たせられた炉のように。
23 その肉のひだはまさしくくっつき合い,
その身に鋳造されたもののようで,動かない。
24 その心臓は石のように鋳造され,
しかも,臼の下石のように鋳造されている。
31 これは深みをなべのように沸き立たせ,
海を塗り油のなべのようにする。
33 塵の上にはこれと似たものはなく,
恐怖のないものに造られた。
42 そこでヨブはエホバに答えて言った,
7 そしてエホバがこれらの言葉をヨブに語られた後,エホバはさらにテマン人エリパズにこう言われたのである。
「わたしの怒りはあなたとあなたの二人の友+に向かって燃えた。それは,あなた方がわたしに関して,わたしの僕ヨブがしたように真実なことを語らなかった+からである。8 それで今,自分たちのために雄牛七頭と雄羊七頭+を取って,わたしの僕ヨブのところに行き+,あなた方は自分たちのために焼燔の犠牲をささげなければならない。そうすれば,わたしの僕ヨブがあなた方のために祈るであろう+。ただ彼の顔だけをわたしは受け入れて,あなた方のことで不面目な愚行を行なわないようにする。それはあなた方が,わたしの僕ヨブがしたように,わたしに関して真実なことを語らなかったからである+」。
9 そこでテマン人エリパズとシュアハ人ビルダド[と]ナアマ人ツォファルは行って,エホバが彼らに語られた通りにした。それゆえ,エホバはヨブの顔を受け入れられた。
10 それから,エホバは,ヨブがその友のために祈ったとき+,彼の捕らわれた状態を元に戻し+,エホバはさらに,すべてヨブのものであったものを,二倍にして与えはじめられた+。11 そして,彼のすべての兄弟たち,すべての姉妹たち,以前彼を知っていたすべての者が彼のもとにやって来て+,その家で彼と共にパンを食べ+,彼に同情し,エホバが彼に臨むままにされたすべての災いのことで彼を慰めはじめた。それから彼らは各々,金子一枚*を,各々金の輪一つを彼に贈った。
12 エホバは後に,ヨブの終わりをその始めよりも+祝福された+ので,彼は羊*一万四千頭,らくだ六千頭,牛一千対,雌ろば一千頭を持つことになった。13 彼はまた,息子七人と娘三人を持つことになった+。14 そして彼はその第一の[娘の]名をエミマ,第二の名をケツィア,第三の名をケレン・ハプクと呼ぶようになった。15 そして,全土にヨブの娘たちほどきれいな女は見つからなかった。その父は彼女たちにも,その兄弟たちの間で相続物を与えた+。
16 こうしてヨブはこの後,百四十年生き長らえて*+,その子とその孫を見た+ ― 四代であった。17 そして,やがてヨブは年老い,よわいに満ち足りて死んだ+。*
「ヨブ」。ヘ語,イーヨーヴ,「敵意の的」の意。創 46:13のウェヨーヴ,「ヨブ」と同一人物ではない。
「人」。ヘ語,イーシュ。
「羊」。または,「小家畜」,羊ややぎを含む。
字義,「東の子ら」。
「各々」。ヘ語,イーシュ。
「のろった」が元の読み方。この句は「祝福した」と読むように変えられた。七十訳,「に対して悪い事を考えた」; シリ訳,「ののしった」; ウル訳,「祝福した」。付録2ロ参照。
「[まことの]神」。ヘ語,ハーエローヒーム。定冠詞「ハー」が称号エローヒームの前に付いている。付録1ヘ参照。
「の子ら」。ヘ語,ベネー; 七十訳,「み使いたち」。
ヘ語,ハッサーターン,「抵抗者」。1,2章の全体にわたって用いられている。これはマソ本の中でハッサーターンが初めて出て来る箇所であるが,定冠詞「ハ」の付いていない,「抵抗(反抗)する者」という意味のサーターンは民 22:22を初めとして,ここまでに9回出て来る。「ゲゼニウスのヘブライ語文法」(GK)は§126dおよびeでこう述べている。「一般的に言って,ギリシャ語および英語で冠詞が必要とされる場合,それはいつでも実名詞を限定するのに用いられる。例えば……(d)全集合を指して用いられる言葉を特定の個人……もしくは物に(単に用法によって)限定する場合。例,שָׂטָן敵対者,הַשָּׂטָןその敵対者,サタン……」。
5節の脚注参照。
字義,「顔」。サム二 17:11,「ご自身も」の脚注参照。
字義,「シェバ」。
「風」。ヘ語,ルーアハ。創 1:2,「力」の脚注参照。
「子ら」。七十訳,「み使いたち」。
1:6,「サタン」の脚注参照。
「自分の魂(命)」。ヘ語,ナフショー; ギ語,プシュケース; ラ語,アニマー。付録4イ参照。
1:5の脚注参照。
4節の脚注参照。
1:12の脚注参照。
1:5の脚注参照。
「強健な者」。ヘ語,ガーヴェル。
「神」。ヘ語,エローアハ。エローヒームの単数形。エローアハはヨブ記に41回,そしてマソ本の他の書に16回出て来る。申 32:15,「神」の脚注参照。
「深い陰」。字義,「死の陰」。
「レビヤタン」,マソ本,シリ訳,ウル訳; 七十訳,「大きな海の巨獣」。
「自分たちのためにピラミッドを」,訂正により。
「その主人から」。ヘ語,メーアドーナーウ。アードーンの複数形で,卓越を表わす。
「石の山で」,同じ節の「埋葬所」に対応させてマソ本をわずかに訂正することにより。
「強健な者に」。ヘ語,レゲヴェル。3節の脚注参照。
4節の脚注参照。
「言葉」。ヘ語,ダーヴァール。ヨブ記で20回使われている。
「あなたの言葉」。ヘ語,ミッレイカー。ヨブ記で34回,他の書の中では4回だけ使われている。
ヘ語,アルエー。アフリカライオン。
ヘ語,ラーヴィー。アジアライオン。
「死すべき人間」。ヘ語,ハエノーシュ。8:3の脚注と比較。
「神よりも」。ヘ語,メーエローアハ。
または,「そのみ使いたち」。
「聖なるみ使いたちのだれ」,七十訳。
字義,「彼の収穫物[である]もの」。
「屠殺者の鉤」。または,「いばら」。
「実際,わなが彼らの資産に飛び付く」。マソ本を訂正することにより,「渇いている者たちはまさしく彼らの乳をくみ出す」。
または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
字義,「炎の子ら」。
または,「神たる者」。ヘ語,エール; 七十訳,「エホバ」。
「神」。ヘ語,エローヒーム。エローアハの複数形で,卓越と威光を表わす。七十訳,「エホバ」。
または,「自分の訴訟」。
字義,「大いなることをなさる方,そして[それを]探ることがない」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「人」。または,「死すべき人間」,4:17の場合と同じ。ヘ語,エノーシュ。
字義,「の手」(複)。
「エホバ」,七十訳,ウル訳。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神からの恐怖が社交的な交わりからわたしを追い出す」,マソ本の二つの字母を入れ替えることにより。
または,「オナガー; 野ろば」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
または,「自分の[魂としての]命」。ヘ語,ナフシー; ギ語,プシュケー。
「愛ある親切」。または,「忠節な愛」。
字義,「シェバ」。
「戒める」。ヘブライ語ではこれは動詞の不定詞独立形で,時に関しては不定で,非人称。
「自分の霊」。ヘ語,ルーヒー; ラ語,スピーリトゥース。
または,「これを重んじ」。
「つばを呑み込むまで」。すなわち,ほんのつかの間の時間。民 4:20の脚注参照。
「人間」。ヘ語,ハーアーダーム。
「あなた」,七十訳および元のヘブライ語本文; マソ本,「自分自身」。これはユダヤ人のソフェリムによる18の修正箇所の一つ。付録2ロ参照。
「神」。ヘ語,ハエール。ここで用いられている「ハ」は質問を提起する疑問小詞。
マソ本による; 七十訳,「[神]はあなたの祈願を聞き入れてくださり」。
「あなたに語り」,七十訳; マソ本,「あなたに言い」。
「神」。ヘ語,エール; 七十訳,「エホバ」。
「歩む道」,マソ本; 七十訳,「最終的な事柄(結果); 後の終わり」。
または,「不敬虔な(俗悪な)者」; または「神から疎外された者」。
または,「くもの巣」。
「神」。ヘ語,エール。
「神」。ヘ語,エール; 七十訳,「エホバ」。
「太陽に」。ヘ語,ラヘレス; ギ語,ヘーリオーイ; ラ語,ソーリー。
字義,「高い所」。
「アシ星座」。ヘ語,アーシュ。これを大熊座とみなす人もいる。
「ケシル星座」。ヘ語,ケスィール。これをオリオン座とみなす人もいる。
「キマ星座」。ヘ語,ウェキーマー。これを牡牛座のプレアデス星団とみなす人もいる。
「プレアデスとヘスペロスとアークトゥルスおよび南の貯蔵室を造っておられる方」,七十訳; ウル訳,「アークトゥルスとオリオンとヒヤデスと南の奥まった部屋を造られ」。南の奥まった部屋とは,赤道より下の南半球の諸星団と解される。
「神」。ヘ語,エローアハ。3:4の脚注参照。
「暴れ者」。ヘ語,ラーハヴ。26:12の脚注参照。
「吸うこと」。ヘブライ語ではこれは動詞の不定詞独立形で,時に関しては不定。ここでは「許す」という動詞の目的語として使われている。
「見よ,[神]がおられる」,タル; マソ本,「見よ!」
「わたしの口」,マソ本,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本を訂正することにより,「[神]の口」。
「とげむち」,別のヘブライ語の派生形と取れば。
または,「たなごころ」。
「裁決する者」。または,「仲介者」。ギ語,メシテース,テモ一 2:5と同じ。
「いない」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「いさえしたなら」。
「自分についての」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「彼についての」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
または,「たなごころ」。
または,「命と忠節な愛」。
「私の霊(息)」。ヘ語,ルーヒー; ギ語,プネウマ; ラ語,スピーリトゥム。
「証人たち」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「試み」; シリ訳,「武器」。
または,「相次ぐ強制労働の交代が私と共にあります」。
または,「私を息絶えさせてください。[そうすれば]」。
「深い陰」。字義,「死の陰」。
「単に誇る者」。字義,「唇の人」。
「人」。ヘ語,メティーム。大人の男性。
字義,「二倍になる」。
字義,「そしてあなたは……知りなさい」,命令形。
3節の脚注参照。
「者でさえ」。ヘ語,ウェイーシュ。
または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
字義,「あなたの顔を和める」。
字義,「わたしはあなた方の後ろに倒れてはいない」。
「わたし」,マソ本,ウル訳; 七十訳,シリ訳,「彼」。
「神に」。ヘ語,レエローアハ。
「神」。ヘ語,エール。
「神」。ヘ語,エローアハ。
または,「あるいは,思慮深く地に語りかけてみよ」。訂正により,「あるいは,地の爬虫類[もしくは,野獣]にも」。
「エホバ」,マソ本,七十訳,シリ訳,ウル訳; タル(ア語),ヤーイ。
「人間」。ヘ語,イーシュ。
「の霊(息)」。ヘ語,ウェルーアハ; ギ語,プネウマ; シ語,ウェルーハー; ラ語,スピーリトゥス。
または,「長い日々は理解力を意味するのではないか」。
「助言者たちをとりこにして引いてゆく方」,七十訳; ウル訳,「[神]は助言者たちを愚かな終わりへと導き」。
「帯」。母音符号の打ち方を変えることによる。字義,「懲らしめ」。
または,「歩かせており,絶えず流れる川の水をかれさせる」。
「話す能力」。字義,「唇」。
12:3の脚注参照。
「神」,ヘ語,エール。
「えこひいきを示そうとも」,マソ本; タル,シリ訳,ウル訳,「[神]にえこひいきをしようとも」。
または,「あなた方の胸壁」。
または,「わたしは待ち望まないだろう」,マソ本; マソ本欄外,タル,シリ訳,ウル訳,「わたしは[神]を待ち望むだろう」。
または,「それも……救いとなる」。
「しない」。このヘブライ語の動詞は,20-27節で神に語りかけて使われている「あなた」と一致して単数形。
字義,「足の根」。
「彼」,すなわち,ヨブのこと。
「腐ったもの(腐敗)」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「皮の袋」; シリ訳,「革の袋」。
「人」。または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
字義,「立ちつづける」。出 9:16,「させておいた」の脚注参照。
「私をも」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「彼をも」。
または,「だれもできません」。
「まさしく再び芽を出し」。字義,「それでも変わり」。
「しかし強健な人は」。ヘ語,ウェゲヴェル。
「地の人」。ヘ語,アーダーム。
「どこにいるのか」,マソ本,ウル訳; 七十訳,シリ訳,「もはやいない」。
字義,「そして人は」。ヘ語,ウェイーシュ。
「彼は目覚めない。その眠りから起きることもない」,ウル訳,およびマソ本をわずかに訂正することにより。
「シェオルに」。ヘ語,ビシュオール; ギ語,ハーイデーイ; シ語,バシウール; ラ語,インフェルノー; すなわち,人類共通の墓。付録4ロ参照。
「強健な人」。ヘ語,ゲヴェル。
「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。
または,「ただその親類(肉の親族)は彼のことで痛み続け,その奴隷たち(取得した魂)は彼のことで嘆き続けるだけです」。「肉の親族」と「取得した魂」との対照については,創 37:27およびイザ 58:7と創(12:5; 14:21; 36:6),エゼ 27:13,および啓 18:13,「魂」の脚注とを比較。
字義,「風の知識」。ヘ語,ダアト・ルーアハ。
「神」。ヘ語,エール。
または,「あなたの口があなたのとがを教え」。七十訳,「あなたは自分の口の言葉によって罪科があり」; シリ訳,「あなたの口は罪を教え」。
「人」。ヘ語,アーダーム。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神」。ヘ語,エール。
「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。
または,「食物」。
「神」。ヘ語,エール。
「取得物」。マソ本のこの語の意味は明確でない; 七十訳,「影」; ウル訳,「根」。
「突風によって」。ヘ語,ベルーアハ。
字義,「彼の日ではないときに」。
「何にいら立たされて」。字義,「何があなたを苦しめて[立腹させて]」。
「に対する言葉に加わらせてもらいたい」,別の動詞の派生形と取れば。
「神」。ヘ語,エール。
字義,「幼い少年」(単),マソ本; 七十訳,ウル訳,「不正な者」。
「深い陰」。字義,「死の陰」。
「わたしの証人」。ヘ語,ウェサーハディー。アラム語からの借用語と考えられる。創 31:47,「エガル・サハドタ」の脚注参照。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「人」。ヘ語,アーダーム。
「ただ数えられた年が」,七十訳。
または,「息」。12:10,「霊」の脚注参照。
「シェオル」。ヘ語,シェオール; ギ語,ハーイデーン; ラ語,インフェルヌム。付録4ロ参照。
「彼ら」,女性形。15節で2回出て来る「望み」を指している。
または,「その怪異な力」。
「彼の皮膚は疾患によって食われ」,マソ本をわずかに訂正することにより。
「死の初子」。すなわち,最も致命的な疾患。
「(そして)産出的な地から」。ヘ語,ウーミッテーヴェール; ラ語,エト デー オルベ,「そして[地の]円から」。
「神」。ヘ語,エール。
七十訳はこう付け加えている,「必要でなかった事柄を言うことによって。(わたしの間違いは,わたしと共にとどまる。)また,わたしの言うこと(発言)は間違って(誤って)おり,時宜を得て(時宜にかなって)いない」。
「神」。ヘ語,エローアハ。エローヒームの単数形。
または,「わたしの[親せき]関係」。
「わたしの息(霊)」。ヘ語,ルーヒー; ラ語,ハーリトゥム。
「わたしはわたしの歯の皮で逃れる」。別の動詞の派生形,およびマソ本を幾らか訂正することにより,「わたしの肉はわたしの歯の中で毛がなくなる」。13:14と比較。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神」。ヘ語,エール。
「わたしを請け戻す方(買い戻す方)」。考えを拡張すると,「わたしのために復しゅうをしてくださる方(正しさを立証してくださる方)」。ヘ語,ゴーアリー; ラ語,レデンプトル。民 35:21; 詩 19:14; 箴 23:11; イザ 63:16; エレ 50:34参照。
字義,「その上,わたしの肉から」,または「その上,わたしの肉を離れて」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
マソ本による; 七十訳,「問題の根をわたしたちは彼のうちに見いだす」。
「裁き人のいること」,タル,およびマソ本の母音符号の別の打ち方による。(サム一 24:15参照)この箇所を「全能者のおられること」と読む人もいる。
または,「アダム」。ヘ語,アーダーム。
「神」。ヘ語,エール。
「力」。字義,「手」。
「飛び道具が」,訂正による; マソ本,「人が[武器を]抜いた。そしてそれは」。
「きらめく兵器」。字義,「稲妻」。
または,「彼の家の生産物は転がり去ってゆき」。
「人」。または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
「神からの」。ヘ語,メーエローヒーム。
「神からの」。ヘ語,メーエール。
「神」。ヘ語,エローアハ。3:4の脚注参照。
または,「我々はこれを崇拝し(これに神聖な奉仕を行なわ)なければならない」。ヘ語,ナアヴデンヌー。
「力」。字義,「手」。
「風」。ヘ語,ルーアハ; ギ語,アネムー; ラ語,ウェンティー。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神に」。ヘ語,ハルエール。22:2,「神の」の脚注参照。
「救い出される」,訂正による。マソ本,「運ばれる」,32節と同様。
または,「束の山」。
または,「地の人をみな」。ヘ語,コル・アーダーム。
「強健な人」。ヘ語,ガーヴェル。
「神の」。ヘ語,ハルエール。ここで用いられている「ハ」は質問を提起する疑問小詞。
字義,「腕」。
「人については」。ヘ語,ウェイーシュ。
「砕かれる」,マソ本; タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,「あなたは砕く」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
または,「星々の頭」。すなわち,最も高い星。
「見よ」,マソ本; 七十訳,シリ訳,「[神]はご覧になる」。
「神」。ヘ語,エール。
字義,「有害な男たち」。ヘ語,メテー・アーウェン。
「[まことの]神に向かって」。ヘ語,ラーエール; 七十訳,「エホバ」。付録1ト参照。
「わたしたちに対して」,七十訳,シリ訳; マソ本,「ご自分に対して」。
「わたしたちに立ち向かう者」,マソ本; 訂正により,「彼らの資産」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神はその罪のない者を救出される」と読むのかもしれない。字義,「彼は罪のない者ではない者を救出される」。マソ本のこの箇所は不完全であると思われる。
字義,「たなごころ」。
または,「に対して」。創 10:9,「敵対する」の脚注と比較。
または,「わたしの訴訟の相手方から」,訂正により。
「わたしが……それても」,シリ訳,ウル訳。
「歩み」(単),マソ本; 七十訳,「命令」(複)。
「それに神が」。ヘ語,ウェエール。
「奪い取った。その羊飼いと一緒に」,七十訳。
または,「彼らは油を搾り出す」。
「けれども神は」。ヘ語,ウェエローアハ。
または,「夜には,強盗として出かける」。
「その(彼の)命」,七十訳,ウル訳,および三つのヘブライ語写本; マソ本,「命」。
「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。
「神」。ヘ語,エール。
「人」。または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
「だれの息」。ヘ語,ウェニシュマト・ミー。
「死んだ無力な者たち」。ヘ語,ホルファーイーム; これ以前の箇所では「レファイム」と訳されている。七十訳,ウル訳,「巨人たち」。
「滅び[の場所]」。ヘ語,ラーアヴァッドーン,「アバドン」,このヘブライ語の言葉が初めて出て来る箇所。ギ語,アポーレイアーイ; ラ語,ペルディティオーニー。啓 9:11の「アポルオン」と比較し,その脚注を参照。
「王座」。別の母音符号の打ち方によれば,「その満月」。
「広げておられる」。ヘブライ語ではこの動詞の混合形は不定詞独立形と解され,時に関しては不定で,非人称。
「暴れ者」。ヘ語,ラーハヴ。海の巨獣であろう。
「その風(霊)によって」。ヘ語,ベルーホー; ラ語,スピーリトゥス。
「神」。ヘ語,エール。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神」。ヘ語,エール。
「者」。または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
または,「十分のパン」。
「致命的な災厄」。字義,「死」。
「何も集められはしない」。または,「彼は集められない」,マソ本; 七十訳,シリ訳,「彼は何も加えはしない」。
「大水のように」。または,「昼の間に」,訂正により。
または,「その場所[を過ぎる者]はそれに向かって口笛を吹く」。
「死すべき人間のある者たち」。ヘ語,メーエノーシュ。
「堂々たる野獣」。字義,「誇り(威厳)の子ら」。
「評価」。マソ本,シリ訳,ウル訳; 七十訳,「道」。
「水の深み」。または,「逆巻く水」。ヘ語,テホーム,創 1:2と同じ; ギ語,アビュッソス; ラ語,アビュッスス。
「金をもってしても」。ヘ語,ベケテム,エジプト語からの借用語。
「金」。ヘ語,ザーハーヴ。
「クシュ」,マソ本(ヘ語,クーシュ),シリ訳; 七十訳,ウル訳,「エチオピア」。
「滅び」。ヘ語,アヴァッドーン。26:6の脚注参照。
「神」。ヘ語,エローヒーム。
「全天の下で」,マソ本,シリ訳; 七十訳,ウル訳,「天の下のあらゆるものを」。
「風のために」。ヘ語,ラールーアハ; ギ語,アネモーン(複); ラ語,ウェンティース(複)。
字義,「それを」,女性形。知恵を指す。
または,「地の人に」。ヘ語,ラーアーダーム。
書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。
「神」。ヘ語,エローアハ。
字義,「岩はわたしと共に油の流れのように注ぎ出されていた」。
「引き離した」,わずかな訂正による。マソ本,「投げた」。
「わたしの巣の中で」。あるいは,七十訳と一致させて,「老齢で」と読むのかもしれない。
「風のように」。ヘ語,カールーアハ。創 1:2,「力」の脚注参照。
「日の光」,マソ本; 訂正により,「慰め」。
「会衆の中で」。ヘ語,ヴァッカーハール; ギ語,エックレーシアーイ。
「神」。ヘ語,エローアハ; ギ語,ホ テオス。
「正確なはかりで」。字義,「義のはかりで」。
「神」。ヘ語,エローアハ; 七十訳,「エホバ」。
「滅び」。ヘ語,アヴァッドーン。26:6の脚注参照。
「神」。ヘ語,エール。
「神」。ヘ語,エール; ギ語,キュリウー,「エホバ」。
「金」。ヘ語,ザーハーヴ。
「または金に向かって」。ヘ語,ウェラッケテム。28:16の脚注参照。
「興奮を覚えた」,マソ本; タル,「喜びの音を立てた」。
字義,「肉」。
「道筋」,マソ本; タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,「旅人」。
「地の人(アダム; 人)のように」。ヘ語,ケアダーム。「人から; 人の中で」と読むのかもしれない。
字義,「印」,法律上の書類を確認して記すものと思われる。
「者」。字義,「人」。ヘ語,イーシュ。
字義,「その力」。ヘ語,コーハーハ。
「自分の(彼の)」,マソ本; 七十訳,シリ訳,「彼らの」。
「わたしの神は彼」の意。
「神よりも」。ヘ語,メーエローヒーム; 七十訳,「エホバ」。
「神」,元の読み方。マソ本,「ヨブ」。ユダヤ人のソフェリムが元の本文を「神」から「ヨブ」に変えた。これは18の修正箇所の一つ。付録2ロ参照。
または,「わたしは恐ろしくなり」。ヘ語,ザーハルティー。
「神」。ヘ語,エール。
「人」。ヘ語,イーシュ。
「地の人」。ヘ語,アーダーム。
「わたしの言葉」。ヘ語,ミッラーイ。
「わたしの語る……こと」。字義,「わたしの……言葉」。ヘ語,デヴァーライ。
「神の霊」。ヘ語,ルーアハ・エール。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「神」。ヘ語,エール。
または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
「強健な人から」。ヘ語,ミッゲヴェル。
「飛び道具によって消え去るのを」。BHKはこの句に訂正を加えることを提案し,「シェオルへ過ぎ去ってゆくのを」と読ませ,こうしてこの節の最初の箇所の「坑」と対句になるようにしている。
「死を課する者たちに」。マソ本を訂正することにより,「死んだ者たちに」; または,「死んだ者たちの場所に」。
または,「ひとりのみ使い」。ラ語,アンゲルス。
または,「通訳」。
「その廉直なことを告げるならば」,マソ本; 七十訳,「その人のとがめを告げるならば。彼はその理解力の欠如を示すであろう」。
または,「覆うもの」。ヘ語,コーフェル。
「神」。ヘ語,エローアハ; 七十訳,「エホバ」。
「死すべき人間に」。ヘ語,レエノーシュ。
「わたしの」,マソ本,七十訳,シリ訳; マソ本欄外,タル,ウル訳,「彼の」。
「神」。ヘ語,エール。
マソ本による; シリ訳,「光を見るために」。
「しかし神が」。ヘ語,ウェエール。
「強健な人」。ヘ語,ゲヴェル。
「神」。ヘ語,エローヒーム; 七十訳,「エホバ」。
「[まことの]神が」。ヘ語,ラーエール; 七十訳,「エホバ」。付録1ト参照。
「地の人」。ヘ語,アーダーム。
「人」。ヘ語,イーシュ。
「神」。ヘ語,エール; 七十訳,「エホバ」。
「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; ラ語,オルベム,「円」,すなわち,地の。
「地の人」。ヘ語,ウェアーダーム。
字義,「王に向かって,『ベリアル!』」
「人は……言うだろうか」。字義,「言うことがあるだろうか」。ヘブライ語ではこれは動詞の不定詞合成形で,時に関しては不定で,非人称。
または,「各人」。ヘ語,イーシュ。23節と同じ。
「神」。ヘ語,エール。
または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。
または,「ああ」。
「[まことの]神に対して」。ヘ語,ラーエール。付録1ト参照。
「神のそれに勝って」。ヘ語,メーエール; 七十訳,「エホバ」。
「友たち」,マソ本; 七十訳,「三人の友人」。
「人に対する」。ヘ語,レイーシュ。
「地の人」,ヘ語,アーダーム。
「偉大な造り主」,マソ本では複数形で,卓越と偉観を表わす。ただし,「神」は単数形。
「神」。ヘ語,エローアハ。
または,「地の家畜」。
「神」。ヘ語,エール。
「神のために」。ヘ語,レエローアハ。
または,「わたしを造った方に」。ヘ語,ウーレフォーアリー。
「神」。ヘ語,エール。
または,「良い動機」。34:34と比較。
または,「夜[の休み]」。
「神」。ヘ語,エール。
「人」。ヘ語,アーダーム。
字義,「光」。ヘ語,オール。30節に出ているのと同じ名詞。
「果て」。字義,「翼」(複)。
「神」。ヘ語,エール。
「神」。ヘ語,エール。
または,「凍る」。
「の産出的な土地」,マソ本(ヘ語,テーヴェール),タル; ラ語,オルビス,「円」,すなわち,地の。
矯正もしくは懲罰を象徴する。
または,「忠節な愛」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
または,「地の静けさが南からあるときに」。
「風が……ときに」。ヘ語,ウェルーアハ。創 1:2,「力」の脚注参照。
「黄金の輝き」。字義,「金」。ヘ語,ザーハーヴ。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「人々」。ヘ語,アナーシーム。イーシュの複数形。
「神の子たち」。または,「神のような者たち」。ヘ語,ベネー エローヒーム; タル,「み使いたちの隊(複)」; 七十訳,「わたしのみ使いたち」。
または,「二重扉」,代二 14:7と同様。
すなわち,海の。
「打ち破り」,マソ本; 七十訳,「置き」。
「果て」。字義,「翼」(複)。
「邪悪な者たち」。マソ本のこの箇所ではヘブライ語の字母アイン(ע)が挿入文字として浮き上がっており,この言葉は「貧しい者たち」と読む代わりに,「邪悪な者たち」と読むべきであることが示されている。裁 18:30,「モーセ」の脚注と比較。
字義,「それら」。
13節,「者たち」の脚注参照。
または,「海の砂地」。
「水の深み」。または,「逆巻く水」。28:14の脚注参照。
「深い陰」。字義,「死の陰」,マソ本; 七十訳,「ハデス」,すなわち,共通の墓; タル,「ゲヘナの死」。
「霜」,七十訳。
「人」。ヘ語,イーシュ。
「地の人」。ヘ語,アーダーム。創 1:26,「人」の脚注参照。
9:9,「キマ星座」の脚注参照。
9:9,「ケシル星座」の脚注参照。
「マザロト星座」。ヘ語,マッザーロート; ギ語,マズーロート(王二 23:5と同じだが,そこでは「黄道帯の星座」と訳されている); シリ訳,「ワゴン星座」; ラ語,ルーキフェルム,「光を運ぶ者」。
9:9,「アシ星座」の脚注参照。
「雲の層に」。ヘ語,バットゥホート。意味は明確でない。
「空の現象に」。ヘ語,ラッセクウィー。意味は明確でないが,ある種の天の現象を指していると思われる。
「神」。ヘ語,エール。
または,「その胎児を解き放つ」。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「さらさらと鳴るたてがみ」,マソ本; タル,「強さ」。
「これは」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「それらは」。
字義,「君たち」。ヘ語,サーリーム。
「争おうとするのか」。ヘブライ語ではこれは動詞の不定詞独立形で,時に関しては不定で,非人称。
「神」。ヘ語,エローアハ。
「あなたは,自分が義にかなっているのに,わたしがあなたをそうではないように扱ったとでも思うのか」,七十訳。
「[まことの]神のような」。ヘ語,カーエール。申 33:26,「神のような」の脚注参照。
または,「かば」。ヘ語,ヴェヘーモート。ベヘーマーの複数形(創 1:24,「家畜」の脚注と比較); ギ語,テーリア,「野獣」; ラ語(10節),ベヘモート。
「神」。ヘ語,エール。
「これは深みにいる[ギ語,エン トーイ タルタロイ]四つ足の生き物に喜びをもたらした」,七十訳。付録4ニ参照。
マソ本と七十訳はこの章がさらに8節続いている。
「レビヤタン」,マソ本(ヘ語,リウヤーターン),ウル訳; 七十訳,「龍」。
または,「そのことで宴を設け」。
字義,「カナン人たち」。ヘ語,ケナアニーム。
マソ本と七十訳はここで40章が終わっている。
「あご」。字義,「くつわ」,マソ本; 七十訳,「うろことじ鎧[小札かたびら]」。
「顔」,マソ本; シリ訳,「口」。
字義,「各々その兄弟に」。
「その魂」。ヘ語,ナフショー; ギ語,プシュケー。
「絶望が躍る」,マソ本; 七十訳,「滅びが走る」。
字義,「弓の子」。
「とがった土器片のようだ」。または,「土器片の最もとがった(最も鋭い)もの」,ヘブライ語の慣用句による。
「また,深みの最も低い所[ギ語,トン デ タルタロン テース アビュッスー,「底知れぬ深みのタルタロス」]をとりこと(みなす)」,七十訳。付録4ニ参照。
「白髪と」,マソ本; 七十訳,「歩く場所と」; シリ訳,「乾いた地と」。
「すべての堂々たる野獣」。字義,「誇り(威厳)のすべての子ら」。
または,「耳への報告」。
または,「悔やみます」。
「金子一枚」。字義,「一ケスィーター」。貨幣の単位であるが,価格は不明。
1:3,「羊」の脚注参照。
「しかしヨブはこの災厄の後,百七十年生きた。彼の生きたそのすべて[の年]は二百四十八[七十訳シナ写,バチ写は「八」を省いている]年であった。そして」,七十訳。
七十訳はこう付け加えている。「そして,彼はエホバがよみがえらされる者たちと共に再び立ち上がると書き記されている。この[人]はシリア語の書では,イドマヤとアラビアの境界のアウシティス[ウツ]の地に住む者として描かれている。そして,以前,彼の名はヨバブといった。アラビア人の妻をめとった後,彼はエンノンという名の子の父となった。しかし彼自身は,エサウの子らの子である父ザレの子であったが,その母ボソラの[子であった]ので,彼はアブラハムから[家系の]五番目の者であった。そして,これらはエドムで治めた王たちで,彼もまたその国の支配者であった。第一は,ベオルの子,バラクで,彼の都市の名はデンナバといった。しかしバラクの後は,ヨブと呼ばれた者,ヨバブ。しかしその後はアソムで,彼はタイマニティスの国からの総督であった。その後はバラドの子アダドで,彼はモアブの平原でマディアムを断った。彼の都市の名はゲタイムといった。しかし,彼のところに来た友人たちは,タイマン人の王で,エサウの子らの出のエリパズ,サウカイア人の専制支配者ビルダド,ミナイア人の王ツォファル[であった]」。