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詩編

詩編*

第一巻

(詩編 1-41)

1 幸いなるかな+,邪悪な者の計り事に歩まず+,

罪人の道に立たず+,

あざける者の座にすわらなかった人は*+。

 2 かえって,その人の喜びはエホバの律法にあり+,

その律法を昼も夜も小声で読む+。

 3 そして,彼は必ず水の流れのほとりに植えられた木のようになり+,

それはその季節に実を与え+,

その葉は枯れることがない+。

彼の行なうことはすべて成功する+。

 4 邪悪な者はそうではない。

むしろ,風*の吹き払うもみがらのようだ+。

 5 それゆえ,邪悪な者が裁きに立つことも+,

罪人が義なる者たちの集会に[立つこと]もない+。

 6 エホバは義なる者たちの道を知っておられるからだ+。

しかし,邪悪な者たちの道は滅びうせる+。

2 なぜ諸国の民は騒ぎ立ち+,

国たみはむなしいことをつぶやきつづけたのか+。

 2 地の王たちは立ち構え+,

高官たちも一団となって+

エホバとその油そそがれた者+に敵対し*+,

 3 [こう言う。]「彼らの縛り縄を引きちぎり+,

その綱を我々から振り捨てよう+」。

 4 天に座しておられる方+が笑う。

エホバ*ご自身が彼らをあざ笑う+。

 5 その時,[神]は怒りのうちに彼らに語り+,

憤激して彼らをかき乱し+,

 6 [こう言われる。]「わたしは,まさしくわたしは,わたしの聖なる山*+シオンに+

わたしの王を立てた+」。

 7 わたしはエホバの布告について述べよう。

[神]はわたしに言われた,「あなたはわたしの子+。

わたしは,今日,あなたの父となった+。

 8 わたしに求めよ+。わたしは諸国の民をあなたの相続物として+,

地の果てをあなたの所有物として与えよう+。

 9 あなたは鉄の笏をもって彼らを砕き*+,

彼らを陶器師の器であるかのように粉々にする+」。

10 それで今,王たちよ,洞察力を働かせよ。

地の裁き人たちよ,矯正を受けよ+。

11 恐れを抱いてエホバに仕え+,

おののきつつ喜べ+。

12 子に口づけせよ*+。[神]がいきり立ち,

あなた方が道[から*]滅びうせないためである+。

その怒りは容易に*燃え上がるからだ+。

すべて[神]のもとに避難する者たちは幸いだ+。

ダビデが息子*アブサロムのために逃げていたとき+の調べ。

3 エホバよ,なぜわたしに敵対する者が多くなったのですか+。

なぜ多くの者がわたしに向かって立ち上がるのですか+。

 2 多くの者はわたしの魂について言います,

「彼のためには神による*救いはない」と+。セラ*。

 3 ですが,エホバよ,あなたはわたしの周りにある盾+,

わたしの栄光であり+,わたしの頭をもたげてくださる方なのです+。

 4 わたしは声を上げてエホバに呼びかけます。

すると,その聖なる山*からわたしに答えてくださいます+。セラ。

 5 そしてわたしは,横になって眠ります。

わたしは必ず目を覚ますでしょう。エホバご自身がわたしを支えていてくださるからです+。

 6 わたしを取り囲んで勢ぞろいした

幾万の民をもわたしは恐れません+。

 7 エホバよ,どうか立ち上がってください+。わたしの神よ+,わたしを救ってください+。

あなたはわたしのすべての敵のあごを打ってくださらなければなりません+。

邪悪な者たちの歯を砕いてくださらなければなりません+。

 8 救いはエホバのものです+。

あなたの祝福はあなたの民の上にあります+。セラ。

弦楽器の指揮者へ+。ダビデの調べ。

4 わたしの義なる神よ+,わたしが呼ぶとき,わたしに答えてください。

苦難にあるとき,あなたはわたしのために広い場所を作ってくださらなければなりません。

わたしに恵みを示し+,わたしの祈りを聞いてください。

 2 人*の子らよ,わたしの栄光+はいつまで侮辱を受けなければならないのか。

あなた方がむなしいことを愛しつづけている[間],

あなた方がうそを見いだそうとしている[間]。セラ。

 3 では,エホバがご自分の忠節な者を必ず見分けてくださる*ことを知れ+。

わたしが呼びかけるとき,エホバご自身が聞いてくださる+。

 4 気をかき乱されるがよい。だが,罪をおかしてはならない+。

言いたいことは心の中で,寝床の上で言い+,黙っていよ。セラ。

 5 義の犠牲をささげ+,

エホバに依り頼め+。

 6 「だれがわたしたちに良いことを示してくれるだろうか」と言う者が多くいます。

エホバよ,み顔の光をわたしたちの上に掲げてください+。

 7 あなたはわたしの心に必ず歓びを与えてくださいます+。

[それは,]彼らの穀物と新しいぶどう酒が満ちあふれた時にも勝ります+。

 8 わたしは平安のうちに横たわり,そして眠ります+。

エホバよ,ただあなただけがわたしを安らかに住まわせてくださるからです+。

ネヒロトの*指揮者へ。ダビデの調べ。

5 エホバよ,わたしの言うことに耳を向けてください+。

わたしの溜め息を理解してください。

 2 助けを叫び求めるわたしの声に注意を払ってください+。

わたしの王+,わたしの神よ。わたしはあなたに向かって祈るからです+。

 3 エホバよ,朝にあなたはわたしの声を聞いてくださり+,

朝にわたしはあなたに語りかけ,見張りをします+。

 4 あなたは邪悪なことを喜ぶ神ではないからです+。

悪人は*一時もあなたと共に住むことはありません+。

 5 誇る者たちがあなたの目の前に立つことはありません+。

あなたは有害なことを習わしにする者をみな憎まれるのです+。

 6 あなたは偽りを語る者たちを滅ぼされます+。

血を流し+,欺く者*+をエホバは憎み嫌われます。

 7 しかしわたしは,あなたの豊かな愛ある親切*によって+

あなたの家に入り+,

あなたへの恐れを抱きつつ,あなたの聖なる神殿*に向かって身をかがめます+。

 8 エホバよ,わたしに敵する者たちのゆえに+,あなたの義にわたしを導いてください+。

あなたの道をわたしの前に平らかにしてください+。

 9 彼らの*口には信頼できるものは何もないからです+。

その内なる所は逆境にほかならないからです+。

そののどは開かれた埋葬所+。

彼らは滑らかな舌を使います*+。

10 神は必ず彼らを罪科に問われます+。

彼らは自分の計り事によって倒れるのです+。

その数多くの違犯のうちに彼らが散らされるように*+。

彼らはあなたに反逆したからです+。

11 しかし,あなたのもとに避難する者はみな歓び+,

定めのない時に至るまで*喜び叫びます+。

あなたは彼らに近づくものを阻まれます。

あなたのみ名を愛する者たちはあなたにあって歓喜します+。

12 エホバよ,あなたは義なる者を自ら祝福してくださるからです+。

大盾をもってするように+,あなたは是認をもって彼らを囲んでくださるのです+。

低音オクターブ*+の弦楽器の指揮者へ。ダビデの調べ。

6 エホバよ,怒りのうちにわたしを戒めないでください+。

激しい怒りのうちにわたしを正さないでください+。

 2 エホバよ,恵みを示してください。わたしは衰えてゆきます+。

エホバよ,わたしをいやしてください+。わたしの骨はかき乱されたからです。

 3 そうです,わたしの魂はひどくかき乱されました+。

ですが,あなたは,ああエホバよ,― いつまでですか+。

 4 エホバよ,帰って来てください+。わたしの魂を助け出してください+。

あなたの愛ある親切*のゆえにわたしを救ってください+。

 5 死にあっては,あなたのことを語り告げる[人]はいない*からです+。

シェオル*にあっては,だれがあなたをたたえるでしょうか+。

 6 わたしは自分の溜め息でうみ疲れました+。

わたしは夜通し寝いすを漂わせ+,

寝床をわたしの涙であふれさせます+。

 7 わたしの目は煩いのために弱り+,

わたしに敵意を示すすべての者たちのために老い衰えました+。

 8 有害なことを習わしにする者は皆,わたしから離れ去れ+。

エホバはわたしの泣く声を必ず聞かれるからだ+。

 9 エホバは恵みを求めるわたしの願いを確かに聞いてくださり+,

エホバご自身がわたしの祈りを受け入れてくださる+。

10 わたしの敵はみな大いに恥じ+,かき乱される。

彼らは引き返し,瞬く間に恥じるであろう+。

ベニヤミン人クシュ*の言葉に関してダビデがエホバに歌った哀歌*。

7 わたしの神エホバよ+,あなたのもとにわたしは避難しました+。

わたしを迫害するすべての者からわたしを救い,わたしを救い出してください+。

 2 救い出してくれる者がいないときに+,

だれかがライオンのようにわたしの魂*を引き裂き+,[わたしを]奪い去ることのないためです。

 3 わたしの神エホバよ,もしわたしがこのことをしたのなら+,

もしわたしの手に不正があるのなら+,

 4 もしわたしが自分に報いてくれる者に悪を返したのなら+,

また[もし],わたしに無益にも敵対する者からわたしが奪い取ることをした[のなら+],

 5 敵にわたしの魂を追わせ+,

追いつかせ,わたしの命を地に踏みにじらせ,

わたしの栄光を塵に住まわせてください。セラ。

 6 エホバよ,怒りのうちに立ち上がってください+。

わたしに敵意を示す者たちの憤怒の激発に対して身を起こしてください+。

わたしのために*目を覚ましてください+。あなたは裁きのために命令を出された[からです+]。

 7 そして,国たみ*の集まりにあなたを取り囲ませ,

あなたは高い所に帰って,それに向かってください。

 8 エホバはもろもろの民に自ら宣告を下されます+。

エホバよ,わたしの義と,

わたしのうちにある忠誠+とにしたがってわたしを裁いてください+。

 9 どうか,邪悪な者たちの悪が終わりますように+。

あなたが義なる者を堅くしてくださいますように+。

神は義なる方+として*心+と腎*を試しておられます+。

10 わたしのための盾は,心の廉直な者たちの救い主+である神の上にある+。

11 神*は義なる裁き主+。

神*は日ごとに糾弾を浴びせておられる*。

12 もしある人が帰らないなら+,[神]はその剣を研ぎ+,

必ず弓を引いて*,[射る]用意をされる+。

13 そして,ご自分のために死の器を必ず備え+,

ご自分の矢を燃える[矢]とされる+。

14 見よ,有害なことをはらんでいる者がいる+。

彼は難儀を宿して,必ず偽りを産む+。

15 彼は坑を掘り抜いて,それを掘りつづけた+。

だが,自分の作りかけた穴に落ち込む+。

16 その難儀は彼自身の頭に帰し+,

彼の頭の頂にその暴虐が下る+。

17 わたしはエホバをその義にしたがってたたえ+,

至高者+エホバのみ名に調べを奏でよう+。

ギテト*の指揮者へ+。ダビデの調べ。

8 わたしたちの主*エホバよ,あなたのみ名は全地にあって何という威光を帯びているのでしょう+。

あなたの尊厳は天の上で語り告げられます*+。

 2 あなたは子供や乳飲み子の口から力の基を据えられました*+。

それは,あなたに敵意を示す者たちのため+,

敵と復しゅうする者とをとどめるためでした+。

 3 わたしがあなたの指の業であるあなたの天を+,

あなたの定められた月や星を見るとき+,

 4 死すべき人間が何者なので+あなたはこれを思いに留められるのですか+。

地の人の子が[何者なので]これを顧みられるのですか+。

 5 あなたはまた,[人]を神のような者たちより*少し劣る者とし+,

次いで栄光+と光輝を冠としてこれに添えられました+。

 6 あなたはこれにご自分のみ手の業を支配させ+,

すべてのものをその足の下に置かれました+。

 7 小家畜*や牛,それらすべて+,

さらに,原野にいる獣+,

 8 天の鳥,海の魚+,

海路を通って行くものを+。

 9 わたしたちの主エホバよ,あなたのみ名は全地にあって何という威光を帯びているのでしょう+。

ムト・ラベンの*指揮者へ。ダビデの調べ。

א [アーレフ]*

9 エホバよ,わたしは心をつくして[あなたを]たたえます+。

わたしはあなたのくすしい業をすべて告げ知らせます+。

 2 わたしはあなたにあって歓び,歓喜します+。

至高者よ,わたしはあなたのみ名に調べを奏でます+。

ב [ベート]

 3 わたしに敵する者たちが引き返すとき+,

彼らはつまずき,あなたのみ前から滅びうせるのです+。

 4 あなたがわたしの裁きと言い分を執行してくださったからです+。

あなたは王座に座し,義をもって裁きを行なわれました+。

ג [ギメル]

 5 あなたは諸国の民を叱責し+,邪悪な者を滅ぼされました+。

あなたは彼らの名を定めのない時に至るまで,まさに永久に*ぬぐい去られました+。

 6 敵よ,[お前の]荒廃は限りない終わりを迎えた+。

あなたが根こぎにした都市もまた+。

それらが語り告げられることさえ滅びうせる+。

ה [ヘー]

 7 しかしエホバは,定めのない時に至るまで座し+,

裁きのためにご自分の王座を堅く定められる+。

 8 そして,産出的な地*を義をもって自ら裁き+,

国たみを廉直に審理される+。

ו [ワーウ]

 9 また,エホバは打ちひしがれた者の堅固な高台となり+,

苦難の時の堅固な高台と[なってくださる+]。

10 そして,あなたのみ名を知る者たちはあなたに依り頼みます+。

エホバよ,あなたはご自分を捜し求める者たちを決して捨てられないからです+。

ז [ザイン]

11 あなた方はシオンに住んでおられるエホバに調べを奏でよ+。

もろもろの民の中でその行為を語れ+。

12 流血を探すとき+,[神]はその者たちを必ず思い出されるからだ+。

[神]は苦しんでいる者たちの叫びを決してお忘れにならない+。

ח [ヘート]

13 エホバよ,わたしに恵みを示してください。わたしを憎む者たちがもたらす苦悩を見てください+。

あなたは死の門からわたしを引き上げてくださいます+。

14 それは,シオンの娘+の門で+

わたしがあなたのすべての称賛すべき行為を告げ知らせるため+,

わたしがあなたの救いを喜ぶためです+。

ט [テート]

15 諸国の民は自分たちの作った坑に陥り+,

自分たちの隠した網に+足を捕らえられた+。

16 エホバはご自分の執行した裁きによって知られる+。

邪悪な者は自分の手の働きによってわなに掛かった*+。

ヒガヨン*。セラ。

י [ヨード]

17 邪悪な+者たちはシェオル*に引き返す+。

神*を忘れるすべての国の民は+。

18 貧しい者がいつまでも忘れられることはなく+,

柔和な者たちの望みが滅びうせることも決してないからだ+。

כ [カフ]

19 エホバよ,立ち上がってください。死すべき人間が力において勝ることがありませんように+。

諸国の民があなたのみ顔の前で裁かれますように+。

20 エホバよ,彼らのうちに恐れを入れてください*+。

自分たちが死すべき人間にすぎないことを諸国の民が知るためです+。セラ。

ל [ラーメド]*

10 エホバよ,なぜ遠く離れて立っておられるのですか+。

[なぜ]苦難の時にご自分を隠しておられる*のですか+。

 2 邪悪な者はそのごう慢さゆえに,苦しんでいる者のあとを激しく追います+。

彼らは自分の考えだした企てによって捕らえられます+。

 3 邪悪な者はその魂の利己的な願望について自らを称賛し+,

不当な利得を得る者+も自らを祝福したからです。

נ [ヌーン]

彼はエホバに対して不敬な態度を取りました+。

 4 邪悪な者は不遜にも*調べることをせず+,

「神*はいない」というのが,その考えのすべてです+。

 5 彼の道はいつも栄えます*+。

あなたの司法上の定めは彼の届かない高い所にあり+,

自分に敵意を示すすべての者に対しては,彼はこれに[息を]吹きかけます+。

 6 彼は心の中で言いました,「わたしがよろめかされることはない+。

[わたしは]代々災いに遭うことのない者[となる]」と+。

פ [ペー]

 7 彼の口は誓いと欺まんと虐げとに満ちています+。

その舌の裏には難儀と有害なことがあります+。

 8 彼は集落*に待ち伏せして座り,

隠れ場から罪のない者を殺します+。

ע [アイン]

その目は不幸な者*を見つけようと見張っています+。

 9 彼は隠れがにいるライオンのように,隠れ場で常に待ち伏せします+。

苦しんでいる者を力ずくで連れ去ろうと待ち伏せ+するのです。

その網を引き寄せて閉じるとき,彼は苦しんでいる者を力ずくで連れ去ります+。

10 その者は打ちひしがれ,身をかがめ,

気落ちした者たちの軍勢*は,彼の強い[かぎづめ]に掛かってしまいます+。

11 彼は心の中で言いました+,「神は忘れたのだ+。

顔を隠したのだ+。

決して[これを]見ることはない」と+。

ק [コーフ]

12 エホバよ,立ち上がってください+。神*よ,み手を上げてください+。

苦しんでいる者たちを忘れないでください+。

13 どうして邪悪な者は神*に不敬な態度を取ったのですか+。

彼は心の中で言いました,「あなたは言い開きを求めない」と+。

ר [レーシュ]

14 あなたは難儀と煩いとをご覧になったからです。

あなたはずっと見ておられます。[彼らを]み手の中に捕らえるために+。

不幸な+者,父なし子は,あなたに[身を]ゆだねます。

あなたは自ら[その]助け手となってくださいました+。

ש [シーン]

15 邪悪で悪い者の腕を折ってください+。

彼の邪悪さを[ついには]見いだしえなくなるまで探り出してください+。

16 エホバは定めのない時に至るまで,まさに永久に王なのです+。

諸国の民はその地から滅びうせました+。

ת [ターウ]

17 エホバよ,あなたは柔和な者たちの願いを確かに聞いてくださいます+。

あなたは彼らの心を定めてくださいます+。

あなたは耳を傾けて注意を払ってくださいます+。

18 それは,父なし子や,打ちひしがれた者のために裁きを行なうため+,

地の者である死すべき人間がもはやおののきを生じさせることのないためです*+。

指揮者へ。ダビデによる。

11* わたしはエホバのもとに避難した+。

あなた方はわたしの魂によくも言えるものだ,

「あなた方の山へ鳥のように逃げて行け+」と。

 2 見よ,邪悪な者たちが弓を引き+,

弦に矢をつがえ,

心の廉直な者たちを暗闇で射ようとする+。

 3 基そのものが打ち壊されるとき+,

義なる者は何をすればよいのだろうか。

 4 エホバはその聖なる神殿におられる+。

エホバは ― その王座は天にある+。

その目が見,その輝く目*が人*の子らを調べる+。

 5 エホバは義なる者をも邪悪な者をも自ら調べ+,

その魂は暴虐を愛する者を必ず憎む+。

 6 [神]は邪悪な者たちの上に,わな,火と硫黄,

燃える風を,その杯の分として+降らせる+。

 7 エホバは義にかなっておられ+,義なる行為を愛されるからだ+。

廉直な者たちがそのみ顔を見る者となる+。

低音オクターブ+の*指揮者へ。ダビデの調べ。

12 エホバよ,[わたしを]*救ってください+。忠節な者は終わりを迎え+,

忠実な者たちは人の子らの中から消えうせたからです。

 2 彼らは互いに虚偽を語り+,

滑らかな唇で+,実に二心+をもって*語りつづけます。

 3 エホバはすべての滑らかな唇を,

大いなることを話す舌+を切り断たれます。

 4 彼らは言いました,「我々は舌で打ち勝つのだ+。

唇は我々と共にある。だれが我々の主人となりえよう」と。

 5 「苦しんでいる者たちに対する奪略のゆえに,貧しい者たちの溜め息のゆえに+,

わたしはこの時に立ち上がる」と,エホバは言われる+。

「わたしは,[息]を吹きかける者+から[彼を]離して安全な所に置くであろう」。

 6 エホバのみことばは浄いことば+,

地の溶鉱炉*で精錬され,七度純化された銀のようだ。

 7 エホバよ,あなたご自身が彼らを守ってくださいます+。

あなたは,この世代から定めのない時に至るまで,ひとりびとりを保護してくださるのです。

 8 邪悪な者たちは方々歩き回ります。

いとうべきことが人の子らの中で高められているからです+。

指揮者へ。ダビデの調べ。

13 エホバよ,いつまでわたしをお忘れになるのですか+。永久にですか+。

いつまでみ顔をわたしから覆い隠されるのですか+。

 2 いつまでわたしは自分の魂に抵抗を置き,

昼間はわたしの心に悲嘆を[置く]のでしょうか。

いつまでわたしの敵はわたしの上に高められるのですか+。

 3 [わたしを]ご覧ください。わたしの神エホバよ,わたしに答えてください。

わたしの目を輝かせてください+。わたしが死の眠りに落ちることのないためです+。

 4 わたしの敵が,「彼に勝った」と言うことのないためです。

わたしに敵対する者たちが,わたしがよろめくといって喜ぶ[ことのないためです+]。

 5 しかしわたしは,あなたの愛ある親切*に依り頼みました+。

わたしの心があなたの救いを喜びますように+。

 6 わたしはエホバに向かって歌います。豊かな報いをもってわたしを扱ってくださったからです+。*

指揮者へ。ダビデによる。

14 分別のない者は心の中で言った,

「エホバ*はいない」と+。

彼らは滅びとなることを行ない+,[その]行ないにおいては忌むべきことを行なった。

善いことを行なう者はだれもいない+。*

 2 しかしエホバは,天から人の子らを見下ろされた+。

洞察力のある者,エホバ*を求める者がいるかどうかを見るために+。

 3 彼らは皆それて行き+,[皆]一様に腐っている+。

善いことを行なう者はだれもいない+。

一人もいない+。*

 4 有害なことを習わしにする者はだれも知識を得なかったのか+。

パンを食べたようにわたしの民を食い尽くして+。

彼らはエホバを呼び求めることをしなかった+。

 5 彼らはそこで大いなる怖れに満たされた*+。

エホバ*は義なる者の世代の中におられるからだ+。

 6 あなた方は苦しんでいる者の計り事に恥をかかせようとする。

エホバがその避難所だからである+。

 7 ああ,シオンからイスラエルの救いがもたらされるなら+!

エホバがご自分の民の捕らわれ人を連れ戻されるとき+,

ヤコブは喜び,イスラエルは歓び楽しめ+。

ダビデの調べ。

15 エホバよ,だれがあなたの天幕の客となるのでしょうか+。

だれがあなたの聖なる山に住むのでしょうか+。

 2 それは,とがなく歩み+,義を行ない+,

その心に真実を語る人です+。

 3 その人は舌で中傷したことがありません+。

自分の友に何も悪いことをしたことがなく+,

親しい知り合いに対するそしりを取り上げたこともありません+。

 4 彼の目には卑しむべき者は必ず退けられ+,

彼はエホバを恐れる者たちを敬います+。

彼は[自分にとって]悪いことを誓いました*が,それでも変えません+。

 5 彼は利息を取って金を分け与えたことも+,

罪のない者を陥れるわいろを取ったこともありません+。

このようにしている人は決してよろめかされることがありません+。

ダビデのミクタム*。

16 神*よ,わたしを守ってください。わたしはあなたのもとに避難したからです+。

 2 わたしはエホバに申し上げました*,「あなたはエホバ*です。わたしの善良さは,あなたのためにではなく+,

 3 [むしろ,]地にいる聖なる者たちに対するものなのです。

彼らに,その威光ある者たちにこそ,わたしのすべての喜びがあります+」。

 4 ほかの者がいると,[それを追って]急いで行く者たちには苦痛が多くなります+。

わたしは彼らの[ささげる]血の飲み物の捧げ物を注ぎ出しません+。

わたしは彼らの名を唇に上らせません+。

 5 エホバはわたしに配分された受け分+,わたしの杯+の[分]です*。

あなたはわたしに割り当てられた分をしっかり保ってくださいます。

 6 測り綱はわたしのために快い場所に落ちました+。

実に,[わたしの]所有物*はわたしにとって好ましいものとなりました。

 7 わたしは,わたしに忠告を与えてくださったエホバ+をほめたたえます。

実に,夜ごとにわたしの腎*はわたしを正しました+。

 8 わたしは自分の前に絶えずエホバを置きました+。

[神が]わたしの右にいてくださるので,わたしはよろめかされることがありません+。

 9 それゆえ,わたしの心は歓び,わたしの栄光*は喜びに傾くのです+。

また,わたしの肉体も安らかに住むことでしょう+。

10 なぜなら,あなたはわたしの魂*をシェオル*に捨て置かれないからです+。

あなたはご自分の忠節な者が坑*を見ることを許されません+。

11 あなたは命の道筋をわたしに知らせてくださいます+。

満ち足りた歓びがあなたのみ顔と共にあります+。

あなたの右には快さが永久にあるのです+。

ダビデの祈り。

17 エホバよ,義にかなったことを聞いてください。わたしの嘆願の叫びに注意を払ってください+。

欺きの唇を伴わない,わたしの祈りに耳を向けてください+。

 2 あなたのみ前からわたしのための裁きが出て行きますように+。

あなたの目が廉直さをご覧になりますように+。

 3 あなたはわたしの心を調べ,夜のうちに検分を行ない+,

わたしを精錬されました。あなたはわたしがたくらんだことがないのを見いだされます+。

わたしの口は違犯をおかしません+。

 4 人*の行ないについては,

わたし自らあなたの唇の言葉によって強盗の道筋を警戒しました+。

 5 わたしの歩みにあなたの通り道をとらえさせてください*+。

[その中にあって,]わたしの足取りは決してよろめかされません+。

 6 神*よ,わたし自らあなたを呼び求めます。あなたはわたしに答えてくださるからです+。

あなたの耳をわたしに傾けてください。わたしのことばを聞いてください+。

 7 あなたの愛ある親切の行為*をくすしいものとしてください+。

あなたの右手に向かって反抗する者たちから避け所を求める者たちの救い主よ+。

 8 わたしを目の瞳のように守ってください+。

あなたの翼の陰にわたしを隠してくださいますように+。

 9 わたしから奪い取ることをした邪悪な者たちがいるからです。

わたしの魂に敵する者たちがわたしを包囲しています+。

10 彼らは己の脂肪で[身を]囲い込み+,

その口でごう慢に語りました+。

11 わたしたちの歩みに関しては,今や彼らはわたしたちを取り囲み+,

その目を据えて地に向けようとします+。

12 その様子は,引き裂くことを切に願うライオンのようであり+,

隠れ場に座す若いライオンのようです。

13 エホバよ,立ち上がってください。彼に面と向かって立ち向かい+,

彼に身をかがめさせてください。あなたの剣をもってわたしの魂を邪悪な者から逃れさせてください+。

14 エホバよ,あなたのみ手[により],人々から+,

[この]事物の体制の*人々から+,[わたしの魂を逃れさせてください]。彼らの受け分は[今の]命にあり+,

彼らの腹を,あなたは隠されているご自分の宝で満たされます+。

彼らは子に満ち足り+,

自分の残すものを子供たちのために蓄えるのです+。

15 しかしわたしは,義のうちにあなたのみ顔を見つめ+,

目覚めるとき,あなたの形を[見て*]満足します+。

指揮者へ。エホバの僕ダビデによる。エホバがそのすべての敵のたなごころより,また*サウルの手より救い出してくださった日に,彼はこの歌の言葉をエホバに語った+。そしてこう言った。

18 わたしの力,エホバよ,わたしはあなたに愛情を抱きます*+。

 2 エホバはわたしの大岩,わたしのとりで,わたしを逃れさせてくださる方なのです+。

わたしの神*はわたしの岩。わたしはそのもとに避難します*+。

わたしの盾,わたしの救いの角,わたしの堅固な高台+。

 3 わたしは賛美されるべき方エホバを呼び求め+,

そして敵から救われる+。

 4 死の綱がわたしを取り巻き+,

どうしようもない[者たち]の*鉄砲水もまた,絶えずわたしを恐れおののかせた+。

 5 シェオルの綱がわたしを取り囲み+,

死のわながわたしに立ち向かった+。

 6 わたしは苦難の中にあってエホバを呼び求め,

わたしの神*に助けを求めて叫びつづけた+。

すると,その神殿からわたしの声をお聞きになり+,

み前で助けを求めるわたしの叫びが,ついにその耳に入った+。

 7 そして地は揺れ,激動しはじめ+,

山々の基も動揺し+,

[神]がお怒りになったために,それは揺れ動くのであった+。

 8 煙がその鼻から立ち上り,その口から出る火がむさぼり食っていた+。

炭火がそのもとから燃え出た。

 9 次いで,[神]は天を押し曲げて,降りて来られた+。

濃い暗闇がその足の下にあった。

10 そして,[神]はケルブに乗って飛んで来られ+,

霊の翼*に乗って突進して来られた+。

11 それから,闇をご自分の隠れ場とし+,

暗い水*,濃い雲を

ご自分の周りの仮小屋とされた+。

12 そのみ前の輝きからは,過ぎ行くその雲が+,

雹と燃える炭火が出ていた+。

13 そして,天でエホバは雷鳴をとどろかせはじめ+,

至高者ご自身がその声を+,

雹と燃える炭火とを出しはじめられた。

14 また,彼らを散らすためにご自分の矢を放ちつづけ+,

彼らを混乱に陥れるために稲妻を放ち出された+。

15 すると,水の川床が見えるようになり+,

産出的な地*の基があらわにされた+。

あなたの叱責により,エホバよ,あなたの鼻*の息*の突風によって*+。

16 [神]は高い所から送り出し*て,わたしを捕らえ+,

大水からわたしを引き出してゆかれた+。

17 [神]はわたしの強い敵から+,

わたしを憎む者たちから,わたしを救い出されるのであった。彼らはわたしよりも強かったからだ+。

18 彼らはわたしの災難の日に終始わたしに立ち向かった+。

しかしエホバはわたしの支えとなってくださった+。

19 次いで,[神]はわたしを広々とした所に連れ出し+,

わたしを助け出してくださるのであった。わたしのことを喜ばれたからだ+。

20 エホバはわたしの義にしたがってわたしに報い+,

わたしの手の清さにしたがってわたしに報いてくださる+。

21 わたしはエホバの道を守り+,

よこしまになってわたしの神から離れることをしなかったからだ+。

22 そのすべての司法上の定めはわたしの前にあり+,

その法令をわたしは自分から取り除くことをしないからだ+。

23 そして,わたしは[神]に対しとがのない者であることを実証し+,

わたしは自分のとがから身を守る+。

24 それで,エホバがわたしの義にしたがい,

その目の前におけるわたしの手の清さにしたがって+わたしに報いてくださるように+。

25 忠節な者*には,あなたは忠節をもって行動し*+,

とがのない,強健な者には,とがのない仕方で対処されます+。

26 [自らを]清く保つ者には,あなたはご自身を清い者として示し+,

曲がった者には,ご自身をねじけた者*として示されます+。

27 なぜなら,あなたは苦しんでいる*民を自ら救い+,

ごう慢な目を卑しめられるからです+。

28 エホバよ,それはあなたがわたしのともしびをともしてくださるからです+。

わたしの神*ご自身がわたしの闇を輝かせてくださるのです+。

29 あなたによって,わたしは略奪隊に向かって走ることができ+,

わたしの神によって,城壁をよじ登ることができるからです+。

30 [まことの]神については,その道は完全であり+,

エホバ*のことばは精錬されたものである+。

ご自分のもとに避難するすべての者にとって,[神]は盾である+。

31 エホバ*のほかにだれが神*なのか+。

わたしたちの神*を除いてだれが岩なのか+。

32 [まことの]神は,わたしに活力を固く帯びさせてくださる方+。

[神]はわたしの道を全きものとしてくださり+,

33 わたしの足を雌鹿のようにし+,

わたしにとって高い所にわたしをずっと立たせてくださる+。

34 [神]は戦い*のためにわたしの手を教えておられ+,

わたしの腕は銅の弓を押し曲げた+。

35 そして,あなたはその救いの盾をわたしに下さり+,

あなたの右手がわたしを支え+,

あなたの謙遜さがわたしを大いなる者とする*のです+。

36 あなたはわたしの下に,わたしの歩みのために十分大きな場所を空けてくださいます+。

それで,わたしの足首は確かによろけることがありません+。

37 わたしは敵を追跡し,これに追いつき,

彼らが滅ぼし絶やされるまでは帰りません+。

38 わたしは彼らを打ち砕いて,立ち上がれないようにします+。

彼らはわたしの足下に倒れます+。

39 そして,あなたは戦いのためにわたしに活力を帯びさせ,

わたしに向かって立ち上がる者たちをわたしの下にくずおれさせます+。

40 そして,わたしの敵については,あなたは必ず[その]うなじをわたしに渡されます*+。

わたしを激しく憎む者たちについては,わたしは彼らを沈黙させます+。

41 彼らは助けを叫び求めるが,救う者はいない+。

エホバ*に向かって[叫ぶが],実際,彼らにお答えにならない+。

42 そして,わたしは彼らを風の前の塵のように細かく突き砕き+,

ちまたの泥のように彼らを注ぎ出す+。

43 あなたは民のとがめだてからわたしを逃れさせてくださいます+。

あなたはわたしを諸国民の頭に任命されます+。

わたしの知らなかった民 ― 彼らがわたしに仕えます+。

44 伝え聞いただけで彼らはわたしに従順になり+,

異国の者たち*もへつらいながらわたしのもとに来る+。

45 異国の者たちは衰えてゆき,

その堡塁から震えながら出て来る+。

46 エホバ*は生きておられます+。わたしの岩がほめたたえられますように+。

わたしの救いの神が高められるように+。

47 [まことの]神はわたしのために復しゅうを行なわれる方であり+,

もろもろの民をわたしの下に従えられる+。

48 [神]は怒っている敵からいつもわたしを逃れさせてくださる+。

あなたは,わたしに向かって立ち上がる者たちの上にわたしを引き上げ+,

暴虐の者からわたしを救い出してくださいます+。

49 それゆえに,エホバよ,わたしは諸国民の中であなたをたたえ+,

あなたのみ名に調べを奏でるのです+。

50 [神]はご自分の王のために救いの大いなる働きを行ない+,

愛ある親切*をその油そそがれた者に*+,

ダビデとその胤*とに定めのない時に至るまで示しておられるのです+。

指揮者へ。ダビデの調べ。

19 天は神*の栄光を告げ知らせ+,

大空はみ手の業を語り告げている+。

 2 日は日に継いで言語をほとばしらせ+,

夜は夜に継いで知識を表わし示す+。

 3 言語もなく,言葉もなく,

それらのものからは声が聞かれることもない+。

 4 その測り綱*は全地へ+,

その発言は産出的な地*の果てへと出て行った+。

そこに[神]は太陽のために天幕を設けられた+。

 5 そして,それは婚姻の間から出て来るときの花婿のようだ+。

力ある者のように,歓喜して道筋を走る+。

 6 それは天の一方の果てから出て行き,

巡って行くその[終わり]は[他の]果てである+。

その熱から覆い隠されるものは何もない+。

 7 エホバの律法+は完全で+,魂を連れ戻す+。

エホバの諭し+は信頼でき+,経験のない者を賢くする+。

 8 エホバから出る命令+は廉直で+,心を歓ばせる+。

エホバのおきて+は清く+,目を輝かせる+。

 9 エホバへの恐れ+は浄く,永久に立つ。

エホバの司法上の定め+は真実*であり+,全く義にかなっていることが実証された+。

10 それらは金よりも*,いや,精錬された多くの金よりも*さらに願わしいものであり+,

蜜,それも蜜ばちの巣+から流れる蜜よりもなお甘い+。

11 また,あなたの僕はそれによって警告を受けました+。

それを守ることには大きな報いがあります+。

12 間違い ― だれが[それを]見分けることができるでしょうか+。

覆い隠されている罪からわたしが潔白であると宣告してください+。

13 また,せん越な行為*からあなたの僕をとどめてください+。

それにわたしを支配させないでください+。

そうすれば,わたしは全き者となり+,

多くの違犯から潔白な者としてとどまることでしょう。

14 わたしの岩+,わたしを請け戻してくださる方*+エホバよ,

わたしの口のことばとわたしの心の黙想とが+,あなたのみ前に快いものとなりますように。

指揮者へ。ダビデの調べ。

20 苦難の日にエホバがあなたに答えてくださいますように+。

ヤコブの神*の名があなたを保護します*ように+。

 2 [神]が聖なる場所+からあなたの助けを送り,

シオンからあなたを支えてくださいますように+。

 3 あなたのすべての供え物を覚えてくださり+,

あなたの焼燔の捧げ物を肥えたものとして受け入れてくださいますように*+。セラ。

 4 あなたの心のままにあなたに*与えてくださり+,

あなたの計り事をすべてかなえてくださいますように+。

 5 わたしたちはあなたの救いのゆえに喜び叫び+,

わたしたちの神の名によってわたしたちの旗を揚げるのです*+。

エホバがあなたのすべての願い事をかなえてくださいますように+。

 6 今わたしは,エホバがご自分の油そそがれた者*を必ず救ってくださることを知っています+。

[神]はその右手の力強い救いの業をもって+,

聖なる天から彼に答えてくださいます+。

 7 ある者は兵車について,ある者は馬について[語り告げます+]。

しかしわたしたちは,わたしたちの神エホバの名について語り告げます*+。

 8 それらの者は屈服させられ,倒れました+。

しかし,わたしたちは立ち上がりました。そして立ち直るのです+。

 9 エホバよ,王を救ってください+。

わたしたちの呼ぶ日に,[神]はわたしたちに答えてくださるのです*+。

指揮者へ。ダビデの調べ。

21 エホバよ,王はあなたの力にあって歓びます+。

彼は何と大きな喜びを抱いて,あなたの救いにあずかりたいと思うことでしょう+。

 2 あなたは彼にその心の願いを与え+,

その唇の望みを差し控えられませんでした+。セラ。

 3 あなたは良いものの祝福をもって彼に会い+,

精錬された金の冠をその頭に置かれたのです+。

 4 彼はあなたに命を願い求めました。あなたは[それを]彼にお与えになりました+。

定めのない時に至るまで,まさに永久に続く長い日々を+。

 5 彼の栄光はあなたの救いによって大いなるものです+。

あなたは尊厳と光輝を彼の上に置かれます+。

 6 あなたは彼を,永久に,大いに祝福された者とされるからです+。

あなたはみ顔を歓ぶことをもって彼を喜ばせてくださるのです+。

 7 王はエホバに,

至高者の愛ある親切*に依り頼んでいるからです+。彼がよろめかされることはありません+。

 8 あなたの手はあなたのすべての敵を見いだし+,

あなたの右の手はあなたを憎む者たちを見いだします。

 9 あなたはご自分の注意を向ける定めの時に,彼らを火の炉とされます+。

エホバは怒りのうちに彼らを呑み尽くし,火は彼らをむさぼり食うのです+。

10 あなたは彼らの実を地から滅ぼし+,

彼らの子孫*を人*の子らの中から[滅ぼされます+]。

11 彼らはあなたに悪いことを向かわせたからです+。

彼らは実行できない企てを考え出したのです+。

12 あなたは,彼らの顔に向かって[ねらいを]定めるその弓弦により+,

彼らが背を向けて敗走するようにさせます+。

13 エホバよ,あなたがその力のうちに高められますように+。

わたしたちは歌い,あなたの力強さに調べを奏でます+。

“夜明けの雌鹿*”の指揮者へ。ダビデの調べ。

22 わたしの神,わたしの神,なぜあなたはわたしをお捨てになったのですか*+。

[なぜ]わたしを救うことから,

わたしが大声で叫ぶ言葉+[から]遠く離れて[おられるのですか*+]。

 2 わたしの神*よ,昼間わたしは呼びつづけます。ですが,あなたはお答えになりません+。

そして夜もです。わたしが沈黙することはありません+。

 3 しかし,あなたは聖なる方であり+,

イスラエルの賛美を住まいとされます+。

 4 わたしたちの父はあなたに依り頼みました+。

彼らは信頼し,あなたはいつも彼らを逃れさせてくださいました+。

 5 彼らはあなたに向かって叫び+,安全に逃れました+。

彼らはあなたに依り頼み,恥を受けませんでした+。

 6 しかし,わたしは虫です+。人間*ではありません。

人びと*にとってはそしりであり,民にとっては卑しむべき者なのです+。

 7 わたしを見る者は皆わたしをあざ笑います+。

彼らは口を広く開け*,頭を振りつづけます+。

 8 「彼はエホバに身をゆだねたのだ*+。その方に逃れさせてもらえ+。

その方に救い出してもらえ。その方は彼を喜びとされたからだ+」。

 9 あなたは[母の]腹からわたしを引き出された方+,

わたしが母の乳房に抱かれていたときに,依り頼むようにさせた方なのです+。

10 わたしは胎からあなたの上に投げ出されました+。

わたしが母の腹にいたときから,あなたはわたしの神*でした+。

11 わたしから遠く離れないでください。苦難が近くに迫っており+,

ほかに助けてくださる方はだれもいないからです+。

12 多くの若い雄牛がわたしを取り囲み+,

バシャンの強力なものたちがわたしを取り巻きました+。

13 引き裂き,ほえたけるライオンのように+,

彼らはわたしに向かって口を開きました+。

14 わたしは水のように注ぎ出され+,

わたしの骨は皆はずれてしまいました+。

わたしの心はろうのようになり+,

わたしの内なる奥深い所で溶けてしまいました+。

15 わたしの力*は土器のかけらのように干からび+,

舌は歯ぐき*にくっついています+。

あなたは死の塵の中にわたしを置かれます+。

16 犬がわたしを取り囲み+,

悪を行なう者たちの集まりがわたしを囲い込みました+。

[彼らは]ライオンのようにわたしの手と足[に攻めかかります*+]。

17 わたしは自分の骨を全部数えることができます+。

彼ら自身が見つめ,わたしをじっと見ます+。

18 彼らはわたしの衣を彼らの間で配分し+,

わたしの衣服の上でくじを引きます+。

19 しかしあなたは,エホバよ,遠く離れないでください+。

わたしの力よ+,急いでわたしを助けに来てください+。

20 わたしの魂を剣から,

わたしのただ一つの[魂*]を犬の手から+救い出してください+。

21 ライオンの口からわたしを救ってください+。

あなたはわたしに答えて,野牛の角から[救って]くださらなければなりません+。

22 わたしはあなたのみ名をわたしの兄弟たち+に告げ知らせ+,

会衆*の中であなたを賛美します+。

23 エホバを恐れる者たちよ,[神]に賛美をささげよ+。

ヤコブのすべての胤よ,[神]の栄光をたたえよ+。

イスラエルのすべての胤よ,恐れおののけ+。

24 [神]は苦しむ者の苦悩をさげすむことも+,

忌み嫌うこともされなかったからだ+。

[神]はみ顔をその者から覆い隠されたこともなく+,

彼が助けを求めて叫ぶとき,聞いてくださったのである+。

25 大きな会衆の中にあってわたしの賛美はあなたから出ます+。

わたしは[神]を恐れる者たちの前でわたしの誓約を果たします+。

26 柔和な者たちは食べて満ち足り+,

[神]を求める者たちはエホバを賛美します+。

あなた方の心*が永久に生きつづけますように+。

27 地のすべての果ては思い出して,エホバに立ち返ります+。

そして,諸国民のすべての家族はあなたの前に身をかがめるのです+。

28 王権はエホバに属し+,

[神]は諸国民を支配しておられるからです+。

29 地の肥えた者たちは皆,食べて,身をかがめます+。

塵に下る者は皆,そのみ前に体を折り曲げ+,

だれひとりとして自分の魂*を生き長らえさせる者はいません+。

30 胤*がこれに仕えます+。

エホバ*について[次の]世代に告げ知らされます+。

31 彼らは来て,生まれて来る民に[神]の義について語ります+。

[神]*が[これを]行なわれた,と+。

ダビデの調べ。

23 エホバはわたしの牧者+。

わたしは何にも不足しません+。

 2 [神]は草の多い牧場にわたしを横たわらせ+,

水の十分にある休み場にわたしを導いてくださいます+。

 3 [神]はわたしの魂をさわやかにしてくださいます+。

そのみ名のために義の進路にわたしを導いてくださいます+。

 4 たとえ深い陰の谷を*歩もうとも+,

わたしは何も悪いものを恐れません+。

あなたがわたしと共にいてくださるからです+。

あなたのむち棒と杖は,わたしを慰めてくれるものなのです+。

 5 あなたは,わたしに敵意を示す者たちの前で,わたしの前に食卓を整えてくださいます+。

あなたはわたしの頭に油を塗ってくださいました+。

わたしの杯はあふれんばかりです*+。

 6 確かに,善良と愛ある親切*が,わたしの命の日の限りわたしを追うことでしょう+。

わたしは長い日々にわたって,エホバの家に住むのです*+。

ダビデによる。調べ。

24 地とそれに満ちるもの,

産出的な地*とそこに住む者とは+エホバのものである+。

 2 [神]ご自身が海の上にそれを固く定め+,

川*の上にそれを堅く据えて保っておられるからだ+。

 3 だれがエホバの山に上ってゆき+,

だれがその聖なる所に立ち上がれるだろうか+。

 4 それは,手が潔白で,心の清い者+,

わたしの*魂*を全く無価値なものへ携えたことがなく+,

欺きの誓いを立てたことのない者である+。

 5 その人はエホバから祝福と+,

その救いの神+から義を携えて行く。

 6 ヤコブ[の神]よ*,これが[神]を求める者たちの,

あなたのみ顔を捜し求める者たちの世代です+。セラ。

 7 門よ,あなた方の頭を上げよ+。

永続する*入口よ,身を起こせ+。

栄光の王がお入りになるために+。

 8 では,その栄光の王はだれか+。

強く,力あるエホバ+,

戦い*において力あるエホバ+。

 9 門よ,あなた方の頭を上げよ+。

そうだ,永続する入口よ,[頭を]上げよ。

栄光の王がお入りになるために+。

10 では,その方は,その栄光の王はだれか。

万軍のエホバ* ― その方が栄光の王である+。セラ。

ダビデによる。

א [アーレフ]*

25 エホバよ,わたしはあなたにわたしの魂をもたげます+。

ב [ベート]

 2 わたしの神よ*,わたしはあなたに信頼を置きました+。

わたしが恥をかくことがありませんように。

わたしに敵する者たちが,わたしに勝ち誇ることがありませんように+。

ג [ギメル]

 3 また,あなたを待ち望む者はだれも恥じることがありません+。

無益にも不実な行ないをする者たちは恥をかきます+。

ד [ダーレト]

 4 エホバよ,あなたの道をわたしに知らせてください+。

あなたの道筋をわたしに教えてください+。

ה [ヘー]

 5 わたしをあなたの真理によって歩ませ,わたしに教えてください+。

あなたはわたしの救いの神だからです+。

ו [ワーウ]*

わたしは一日じゅうあなたを待ち望みました+。

ז [ザイン]

 6 エホバよ,あなたの憐れみとあなたの愛ある親切*+を思い出してください+。

それらは定めのない時からあるからです+。

ח [ヘート]

 7 わたしの若い時の罪と反抗とを,どうか思い出さないでください+。

あなたの愛ある親切にしたがってわたしを思い出してください+。

エホバよ,あなたの善良さのために+。

ט [テート]

 8 エホバは善良で,廉直であられる+。

それゆえに,罪人たちに道を教え諭される+。

י [ヨード]

 9 [神は]柔和な者たちを[ご自分の]司法上の定めによって歩ませ+,

柔和な者たちにご自分の道を教えられる+。

כ [カフ]

10 その契約*+と諭し+を守り行なう者たちにとって,

エホバのすべての道筋は愛ある親切と真実*である。

ל [ラーメド]

11 エホバよ,あなたはそのみ名のために+,

わたしのとがを許してくださらなければなりません。それは少なからずあるからです+。

מ [メーム]

12 では,エホバを恐れる人とはだれか+。

[神]はその選ぶ道をこれに教え諭される+。

נ [ヌーン]

13 その人の魂は善良さのうちに宿り+,

その子孫*は地を所有する+。

ס [サーメク]

14 エホバとの親密さは[神]を恐れる者たちのもの+。

また,その契約もである。彼らにそれを知らせるために+。

ע [アイン]

15 わたしの目は絶えずエホバに向かう+。

[神]がわたしの足を網から引き出されるからだ+。

פ [ペー]

16 み顔をわたしに向け,わたしに恵みを示してください+。

わたしは独りにされ*,苦しんでいるからです+。

צ [ツァーデー]

17 わたしの心の苦難は増し加わりました+。

わたしに加えられる圧迫から,どうかわたしを引き出してください+。

ר [レーシュ]*

18 わたしの苦悩と難儀を見てください+。

わたしのすべての罪を赦してください+。

19* わたしの敵がどんなに多くなったかを見てください+。

彼らは激しい憎しみを抱いてわたしを憎みました+。

ש [シーン]

20 わたしの魂を守り,わたしを救い出してください+。

わたしが恥をかくことがありませんように。わたしはあなたのもとに避難したからです+。

ת [ターウ]

21 忠誠と廉直がわたしを保護するものとなりますように+。

わたしはあなたを待ち望んだからです+。

22 神*よ,イスラエルをそのすべての苦難から請け戻してください+。

ダビデによる。

26 エホバよ,わたしを裁いてください+。わたしは自分の忠誠のうちに歩み+,

よろけることのないよう,エホバに依り頼んだからです+。

 2 エホバよ,わたしを調べ,わたしを試してください+。

わたしの腎*と心を精錬してください+。

 3 あなたの愛ある親切はわたしの目の前にあり,

わたしはあなたの真理によって歩んだからです+。

 4 わたしは不真実な者たちと共に座りませんでした+。

わたしは自分がどんな者かを隠す者たちと共に入って行きません+。

 5 わたしは悪を行なう者たちの会衆*を憎みました+。

わたしは邪悪な者たちと共に座りません+。

 6 エホバよ,わたしは全き潔白のうちにわたしの手を洗い+,

あなたの祭壇を巡ります+。

 7 感謝のことばを響かせ*+,

あなたのすべてのくすしい業を告げ知らせるために+。

 8 エホバよ,わたしはあなたの家の住まいと,

あなたの栄光の住まう所+を愛しました+。

 9 わたしの魂を罪人たちと共に,

わたしの命を血の罪を負った者たちと共に+取り去らないでください*+。

10 彼らの手には,みだらな行ないがあり+,

その右手はわいろで満ちています+。

11 しかしわたしは,自分の忠誠のうちに歩みます+。

ああ,わたしを請け戻し+,恵みを示してください+。

12 わたしの足は必ず平たんな場所に立ち+,

わたしは集合した群衆の中で*エホバを賛美するのです*+。

ダビデによる。

27 エホバはわたしの光+,わたしの救い+。

わたしはだれを恐れる必要があろうか+。

エホバはわたしの命のとりで+。

わたしはだれを怖れる必要があろうか+。

 2 悪を行なう者たちがわたしの肉を食い尽くそうと,わたしに近づいて来たとき+,

その者たちは個人的にわたしに敵対する者,わたしに敵する者であるが+,

彼ら自らつまずいて,倒れた+。

 3 陣営がわたしに向かって天幕を張ろうとも+,

わたしの心は恐れない+。

わたしに向かって戦いが起ころうとも+,

わたしはそれでも信頼しつづけるだろう+。

 4 わたしは一つのことをエホバに願い求めた+―

わたしはそれを待ち望む+。

すなわち,エホバの快さを見るため+,

その神殿を*感謝の思いを抱いて見つめるために+,

命の日の限りエホバの家に住むことを+。

 5 [神]は災難の日にその隠れがにわたしを隠し+,

その天幕の秘められた場所にわたしを覆い隠し+,

岩の上の高みにわたしを置いてくださるからだ+。

 6 それで今,わたしの頭はわたしの周囲にいる敵の上に高く上がる+。

わたしはその天幕で喜びの叫びの犠牲をささげ+,

エホバに歌い,調べを奏でる+。

 7 わたしが声を上げて呼ぶとき,エホバよ,聞いてください+。

わたしに恵みを示し,わたしに答えてください+。

 8 あなたに関して,わたしの心は言いました,「あなた方はわたしの顔を見いだすように努めよ+」と。

エホバよ,わたしはあなたのみ顔を見いだそうと努めるのです+。

 9 わたしからみ顔を覆い隠さないでください+。

怒りのうちにあなたの僕を退けないでください+。

あなたはわたしの助けとなってくださらなければなりません+。

わたしの救いの神よ,わたしを見捨てないでください。わたしを捨てないでください+。

10 わたしの父とわたしの母がわたしを捨て去ったとしても+,

エホバご自身がわたしを取り上げてくださることでしょう+。

11 エホバよ,あなたの道をわたしに教え諭してください+。

わたしの敵のゆえに,わたしを廉直の道筋に導いてください。

12 わたしに敵対する者たちの魂にわたしを渡さないでください+。

わたしに向かって偽りの証人たちが+,

暴虐を浴びせる者が立ち上がったからです+。

13 もしわたしに,生ける者の地でエホバの善良さを見るという信仰がなかったなら*+―!

14 エホバを待ち望め+。勇気を出し,あなたの心を強くせよ+。

そうだ,エホバを待ち望め+。

ダビデによる。

28 エホバよ,わたしはあなたを呼びつづけます+。

わたしの岩よ,わたしに対して耳の聞こえない者とならないでください*+。

あなたがわたしに対して沈黙することのないため+,

わたしが坑に下る者たちのようにならないためです+。

 2 わたしがあなたに助けを叫び求めるとき,

わたしがあなたの聖なる場所の一番奥の部屋に向かって+手を上げるとき+,わたしの嘆願の声を聞いてください。

 3 邪悪な者や有害なことを習わしにする者たちと共にわたしを引いて行かないでください+。

彼らはその友と平和を語ってはいますが+,その心には悪いことがあるのです+。

 4 その行動にしたがって+,

その行ないの悪にしたがって彼らに与えてください+。

その手の業にしたがって彼らに与えてください+。

その行ないを彼らに返してください+。

 5 彼らはエホバの働きにも,

そのみ手の業にも+関心を示さないからです+。

[神]は彼らを打ち壊して,築き上げられません。

 6 エホバ*がほめたたえられるように。[神]はわたしの嘆願の声を聞いてくださったからです+。

 7 エホバ*はわたしの力+,わたしの盾+。

わたしの心は[神]に依り頼み+,

わたしは助けられました。ですから,わたしの心は歓喜し+,

わたしは歌をもって[神]をたたえるのです+。

 8 エホバ*はその民にとっての*力+,

その油そそがれた者*の大いなる救いのとりでです+。

 9 あなたの民を救い,あなたの相続物を祝福してください+。

彼らを牧し,定めのない時に至るまで彼らを携えて行ってください+。

ダビデの調べ。*

29 強い者たちの子ら*よ,エホバ*に帰せよ,

栄光と力をエホバ*に帰せよ+。

 2 そのみ名の栄光をエホバ*に帰せよ+。

聖なる飾り物を着けてエホバ*に身をかがめよ+。

 3 エホバ*の声*は水の上にあり+,

栄光の神*+ご自身が雷鳴をとどろかせた+。

エホバ*は大水の上におられる+。

 4 エホバの声は力に満ち+,

エホバの声は光輝に輝く+。

 5 エホバの声は杉を砕いている。

エホバはレバノンの杉を粉々に砕かれる+。

 6 それらを子牛のように,

レバノンとシルヨン*+を野牛*の子らのように跳び回らせる+。

 7 エホバの声は火の炎をもって切り出している+。

 8 エホバの声が荒野をもだえさせ+,

エホバはカデシュ+の荒野をもだえさせる。

 9 エホバの声が雌鹿を産みの苦しみにもだえさせ+,

森林を裸にする*+。

そして,その神殿で各々は,「栄光!」と言っている+。

10 大洪水*の上にエホバご自身が座られた+。

エホバは定めのない時に至るまで王として座られる+。

11 エホバご自身がその民に力をお与えになる+。

エホバご自身が平和をもってその民を祝福される+。

調べ。家の奉献の歌+。ダビデによる。

30 エホバ*よ,わたしはあなたを高めます。あなたはわたしを引き上げてくださり+,

わたしの敵がわたしのことで歓ぶことを許されなかったからです+。

 2 わたしの神エホバ*よ,わたしはあなたに助けを叫び求め,あなたはわたしをいやしてくださいました+。

 3 エホバよ,あなたはシェオル*からわたしの魂を引き上げ+,

わたしが坑に下ることのないよう,わたしを生き続けさせてくださいました+。

 4 [神]の忠節な者たちよ,エホバ*に調べを奏でよ+,

その聖なる記念に*感謝をささげよ+。

 5 その怒りの下にあるのは,つかの間であり+,

その善意の下にあるのは,生涯に及ぶからである+。

夕方には泣き悲しむことが宿っても+,朝には歓呼の声がある+。

 6 しかしわたしは,安らかな気持ちを抱いて言った+,

「わたしは決してよろめかされることはない」と+。

 7 エホバ*よ,あなたはその善意をもってわたしの山を強く立たせてくださいました+。

あなたはみ顔を覆い隠され,わたしはかき乱される者となりました+。

 8 エホバ*よ,わたしはあなたを呼びつづけました+。

わたしはエホバ*に恵みを懇願しつづけました+。

 9 わたしが坑*に下るとき,わたしの血に何の益があるでしょうか+。

塵はあなたをたたえるでしょうか+。それはあなたの真実さ*を告げるでしょうか+。

10 エホバ*よ,聞いてください。わたしに恵みを示してください+。

エホバ*よ,あなたがわたしを助ける者であることを実証してください+。

11 あなたはわたしの悲しみをわたしのために踊りに変えてくださいました+。

あなたはわたしの粗布を解いて,歓びをわたしの帯としてくださいます+。

12 それは,[わたしの]栄光*があなたに調べを奏で,沈黙することのないためです+。

わたしの神エホバ*よ,わたしは定めのない時に至るまであなたをたたえます+。

指揮者へ。ダビデの調べ。

31 エホバ*よ,わたしはあなたのもとに避難しました+。

わたしが決して恥をかくことがありませんように+。

あなたの義のうちにわたしを逃れさせてください+。

 2 わたしに耳を傾けてください+。

速やかにわたしを救い出してください+。

わたしのために岩のとりでとなり+,

わたしを救うとりでの家と[なって]ください+。

 3 あなたはわたしの大岩,わたしのとりでだからです+。

あなたはご自分のみ名のために+わたしを導き,わたしを案内してくださいます+。

 4 あなたは彼らがわたしのために隠した網からわたしを引き出してくださいます+。

あなたはわたしの要塞だからです+。

 5 わたしはあなたのみ手にわたしの霊を託します+。

真理の神*エホバ*よ+,あなたはわたしを請け戻してくださいました+。

 6 わたしは,何の価値もない,むなしい偶像*に敬意を払う者たちを憎みます+。

しかしわたし自身は,エホバ*に依り頼むのです+。

 7 わたしはあなたの愛ある親切*を喜び,歓び楽しみます+。

あなたがわたしの苦悩をご覧になったからです+。

あなたはわたしの魂の苦難を知って+,

 8 わたしを敵の手に引き渡されませんでした+。

あなたはわたしの足を広々とした場所に立たせてくださいました+。

 9 エホバ*よ,わたしに恵みを示してください。わたしは窮境に陥っているからです+。

煩いのためにわたしの目は弱くなりました+。わたしの魂も,わたしの腹もです+。

10 わたしの命は悲嘆とともに終わりを迎え+,

わたしの年は溜め息のうちに[終わりを迎えた]からです+。

わたしのとがのゆえに,わたしの力はつまずき+,

わたしの骨も弱くなりました+。

11 わたしに敵意を示すすべての者+から見て,わたしはそしりとなりました+。

隣人にとっては特にそうなり+,

知人にとっては怖るべきものと[なりました+]。

彼らは戸外でわたしを見ると,わたしから逃げて行きました+。

12 死んで心にない者のように,わたしは忘れ去られました+。

わたしは損なわれた*器のようになりました+。

13 わたしは多くの者による悪い報告を聞いたからです+。

怖れが四方にあります+。

彼らが一丸となってわたしを攻めるとき+,

彼らはわたしの魂*を取り去ることをたくらむのです+。

14 しかしわたしは ― エホバよ,わたしはあなたに信頼を置きました+。

わたしは言いました,「あなたはわたしの神*です」と+。

15 わたしの時はあなたのみ手にあります+。

敵の手から,わたしを追跡する者から,わたしを救い出してください+。

16 あなたの僕の上にみ顔を輝かせてください+。

あなたの愛ある親切によってわたしを救ってください+。

17 エホバよ,わたしが恥をかきませんように。わたしはあなたを呼び求めたからです+。

邪悪な者たちが恥をかきますように+。

彼らがシェオルで沈黙しますように+。

18 偽りの唇は物が言えなくなりますように+。

それらはごう慢と侮べつとをもって+,義なる者に向かってその欲するままに語っています+。

19 あなたの善良さは何と豊かなのでしょう+。あなたはそれを,あなたを恐れる者たちのために蓄えられました+。

あなたは[それを],あなたのもとに避難する者たちのために,

人*の子らの前で施してくださいました+。

20 あなたはご自身*の秘められた所に彼らを覆い隠し+,

徒党を組む人々*+から[守ってくださいます]。

あなたは彼らを舌の言い争い+から覆い隠して,ご自分の仮小屋に置かれます。

21 エホバ*がほめたたえられますように+。

圧迫を受けた都市の中で+,[神]は,くすしい愛ある親切をわたしに施してくださったからです+。

22 しかしわたしは,恐慌を来たしたときに+言いました,

「わたしはきっとあなたの目の前から滅ぼし絶やされるでしょう」と+。

わたしがあなたに助けを叫び求めたとき,あなたはわたしの嘆願の声を確かに聞いてくださいました+。

23 その忠節な者たちは皆,エホバ*を愛せよ+。

エホバ*は忠実な者たちを保護しておられる+。

しかし,ごう慢さを示す者には,たっぷり報いを与えておられる+。

24 エホバ*を待ち望むすべての者たちよ+,

勇気を出せ。あなた方の心が強くあるように+。

ダビデによる。マスキル*。

32 自分の反抗を赦され,その罪を覆われる者は幸いだ+。

 2 エホバがとがを負わされない人*+,

その霊に欺まんのない者は幸いだ+。

 3 わたしが黙っていると,わたしの骨はわたしが一日じゅううめく*ために疲れ果てました+。

 4 あなたのみ手が昼も夜もわたしの上に重くのしかかっていたからです+。

わたしの命の潤いは,夏の乾燥した熱気にさらされたときのように変えられました+。セラ。

 5 わたしはついに自分の罪をあなたに告白し,自分のとがを覆いませんでした+。

わたしは言いました,「わたしは自分の違犯をエホバに告白しよう」と+。

すると,あなたがわたしの罪のとがを赦してくださいました+。セラ。

 6 それゆえに,忠節な者は皆,あなたが見いだされる時にのみ+

あなたに祈るのです+。

大水のはん濫といえども,その人に触れることはありません+。

 7 あなたはわたしのための隠れ場であり,わたしを苦難から保護してくださいます+。

逃れさせる歓呼の声をもって,あなたはわたしを囲んでくださるのです+。セラ。

 8 「わたしはあなたに洞察力を持たせ,その行くべき道を教え諭す+。

わたしはあなたに目を留めて忠告を与えよう*+。

 9 あなた方は自分を理解力のない馬やらばのようなものにしてはならない+。

[それらは]その盛んな勢いを手綱や端綱によって制御されなければ+,

あなたに近づかない*+」。

10 邪悪な者の苦痛は多い+。

しかしエホバ*に依り頼む者については,愛ある親切*がその人を囲む+。

11 義なる者たちよ,エホバ*にあって歓び,喜べ+。

すべて心の廉直な者たちよ,喜び叫べ+。

33 義なる者たちよ,エホバのゆえに喜び叫べ+。

廉直な者たちにあって賛美はふさわしい+。

 2 たて琴を[奏でて]エホバに感謝せよ+。

十弦の楽器を[弾いて+神]に調べを奏でよ。

 3 新しい歌を[神]に向かって歌い+,

喜びの叫びとともに,最善をつくして弦を奏でよ+。

 4 エホバの言葉は廉直であり+,

そのみ業はすべて忠実さのうちになされるからである+。

 5 [神]は義と公正を愛される方+。

地はエホバの愛ある親切に満ちている+。

 6 エホバの言葉によって天が造られ+,

み口の霊によって*その全軍が[造られた+]。

 7 [神]は海の水をせき*によるかのように集め+,

逆巻く水*を倉に収めておられる。

 8 地[の者]は皆*エホバを恐れよ+。

産出的な地*に住む者は皆,[神]に恐れおののけ+。

 9 [神]が言われると,そのようになり+,

[神]が命じると,それはそのように立ったからである+。

10 エホバご自身が諸国民の計り事を砕き+,

もろもろの民の考えをくじかれた+。

11 エホバの計り事は定めのない時に至るまで立ち+,

その心の考えは代々に及ぶ+。

12 エホバをその神*とする国民+,

[神]がその相続分として選ばれた民は幸いだ+。

13 エホバは天から見+,

すべての人*の子らをご覧になった+。

14 ご自分の住む定まった場所から+,

地に住むすべての者を見つめられた。

15 [神]は彼らの心をみな一緒に*形造り+,

そのすべての業を考え計っておられる+。

16 軍勢が多いことによって救われる王はいない+。

力ある者も力が大いなることによって救い出されるのではない+。

17 馬は救いのためには欺まんであり+,

その活力が大いなることによって逃れ[の道]を備えるのではない+。

18 見よ,エホバの目はご自分を恐れる者たちに+,

その愛ある親切を待ち望む者たちに向けられている+。

19 彼らの魂を死から救い出し+,

飢きんのときに彼らを生き続けさせるためである+。

20 わたしたちの魂はエホバを待ち望んだ+。

[神]はわたしたちの助け主,わたしたちの盾である+。

21 わたしたちの心は[神]にあって歓び+,

わたしたちはその聖なるみ名に信頼を置いたからだ+。

22 エホバよ,あなたの愛ある親切がわたしたちの上にありますように+。

わたしたちがあなたを待ち望んだように+。

ダビデによる。アビメレクの前で狂気を装い+,そのため彼に追い出されて,去って行ったとき。

א [アーレフ]*

34 わたしは常にエホバをほめたたえよう+。

その賛美は絶えずわたしの口にある+。

ב [ベート]

 2 わたしの魂はエホバを誇りとする+。

柔和な者たちは聞いて,歓ぶ+。

ג [ギメル]

 3 あなた方はわたしと共にエホバを大いなるものとせよ+。

わたしたちは相共にそのみ名を高めよう+。

ד [ダーレト]

 4 わたしが尋ねると,エホバはわたしに答えてくださり+,

わたしのすべての怖れからわたしを救い出してくださった+。

ה [ヘー]

 5 彼らは[神]を仰ぎ見て,光り輝いた+。

彼らの顔が恥をかくことはあろうはずがなかった+。

ז [ザイン]*

 6 この苦しむ者が呼ぶと,エホバが聞いてくださった+。

そして,そのすべての苦難から彼を救ってくださった+。

ח [ヘート]

 7 エホバのみ使いは[神]を恐れる者たちの周囲に陣営を張っており+,

彼らを助け出す+。

ט [テート]

 8 あなた方はエホバが善良であることを味わい知れ+。

そのもとに避難する強健な人*は幸いだ+。

י [ヨード]

 9 その聖なる者たちよ,エホバを恐れよ+。

[神]を恐れる者たちは何にも不足しないからだ+。

כ [カフ]

10 たてがみのある若いライオンも乏しくなり,飢えを覚えた+。

しかしエホバを求める者たちは,良いものに少しも不足しない+。

ל [ラーメド]

11 子らよ,来て,わたしに聞け+。

わたしはあなた方にエホバへの恐れを教えよう+。

מ [メーム]

12 命を喜んでいる人*+,

良いことを見るための十分の日々を愛している者はだれか+。

נ [ヌーン]

13 あなたの舌を悪から+,

あなたの唇を欺まんを語ることから守れ+。

ס [サーメク]

14 悪いことから遠ざかり,善いことを行なえ+。

平和を見いだすように努め,それを追い求めよ+。

ע [アイン]

15 エホバの目は義なる者たちに向けられ+,

その耳は助けを求める彼らの叫びに向けられる+。

פ [ペー]

16 エホバのみ顔は悪を行なう者たちに向かっている+。

彼らのことが語り告げられるのを*この地から断ち滅ぼすためである+。

צ [ツァーデー]

17 彼らが叫ぶと,エホバご自身が聞いてくださり+,

そのすべての苦難から彼らを救い出してくださった+。

ק [コーフ]

18 エホバは心の打ち砕かれた者たちの近くにおられ+,

霊の打ちひしがれた者たちを救ってくださる+。

ר [レーシュ]

19 義なる者の[遭う]災いは多い+。

しかし,エホバはそのすべてから彼を救い出してくださる+。

ש [シーン]

20 [神]*はその者のすべての骨を守っておられる。

その一つも折られなかった+。

ת [ターウ]

21 災いは邪悪な者を死に至らせ+,

義なる者を憎む者たち自身が罪科に問われる+。

22 エホバはその僕たちの魂を請け戻して*おられる+。

そのもとに避難する者はだれも罪科に問われることはない+。

ダビデによる。

35 エホバ*よ,わたしに反対する者たちに対してわたしの訴えを取り上げてください+。

わたしに戦う者たちに対して戦ってください+。

 2 丸盾と大盾を取り+,

わたしの救助に立ち上がってください+。

 3 どうか槍と両刃の斧を抜き,わたしを追跡する者たちに立ち向かってください+。

わたしの魂に言ってください,「わたしはお前の救いである+」と。

 4 わたしの魂をつけねらっている者たちが恥をかき,辱められますように+。

わたしに災いをたくらんでいる者たちが後退させられ,恥じ入りますように+。

 5 彼らが風の前のもみがらのようになりますように+。

エホバの使いに[彼らを]追い立てさせてください+。

 6 彼らの道を闇,また,滑りやすい所とし+,

エホバの使いに彼らを追跡させてください。

 7 彼らは理由もなく,網の張ってある坑をわたしのために隠し+,

理由もなく,わたしの魂のために*それを掘ったからです+。

 8 彼の気づかないうちに滅びが臨むように+。

彼が自分で隠した自分の網が彼自身を捕らえるように+。

彼が滅びと共にその中に落ちるように+。

 9 しかしわたしの魂は,エホバにあって喜び+,

その救いに歓喜するように+。

10 わたしの骨がみな言いますように+,

「エホバよ,あなたのような方がだれかいるでしょうか+。

[あなたは,]苦しんでいる者をそれより強い者から救い出し+,

苦しんでいる貧しい者を,これを強奪する者から[救い出してくださるのです+]」。

11 暴虐な証人たちが立ち上がり+,

わたしの知らなかったことを問い立てます+。

12 彼らは善に対して悪を+,

わたしの魂には喪失をもってわたしに報います+。

13 しかしわたしはというと,彼らが病気になると,わたしの衣服は粗布になり+,

断食によって自分の魂を苦しめ+,

わたしの祈りはわたしの胸に帰るのでした+。

14 友については,わたしの兄弟については+,

わたしは母の喪に服する者のように歩き回りました+。

わたしは悲しんで,身をかがめました。

15 しかし,わたしがびっこを引くと,彼らは歓んで,寄り集まりました+。

彼らはわたしに向かって寄り集まり+,

わたしの知らない間に[わたしを]打ち倒し+,

[わたしを]引き裂いて,静まりませんでした+。

16 菓子のためにあざける背教者たち*の中には+,

わたしに対する歯がみがありました*+。

17 エホバ*よ,いつまで[それを]見ておられるのですか+。

わたしの魂を彼らの破壊から,

わたしのただ一つの[魂*]を+,たてがみのある若いライオンから引き戻してください+。

18 わたしは大きな会衆の中で*あなたをたたえます+。

大勢の民の中であなたを賛美するのです+。

19 根拠もなくわたしの敵となっている者たちが,わたしのことで歓ぶことがありませんように+。

理由もなくわたしを憎んでいる者たちが,目配せをすることがありませんように+。

20 彼らが話すのは平和ではありません+。

彼らは地のおとなしい者たちに向かって

欺まんの事柄をたくらみ続けるのです+。

21 彼らはわたしに向かって口を大きく開けます+。

彼らは言いました,「ははあ,ははあ,我々の目は[それを]見た」と+。

22 エホバ*よ,あなたはご覧になりました+。沈黙しないでください*+。

エホバ*よ,わたしから遠く離れないでください+。

23 身を起こし*,わたしの裁きのために目を覚ましてください+。

わたしの神,エホバ*よ,わたしの訴訟のために+。

24 わたしの神エホバ*よ,あなたの義にしたがってわたしを裁いてください+。

彼らがわたしのことで歓ぶことがありませんように+。

25 彼らが心の中で,「ははあ,我々の魂よ!*」と言うことがありませんように+。

彼らが,「我々は彼を呑み込んだ」と言うことがありませんように+。

26 わたしの災いを喜ぶ者たちが+,

皆共に恥をかき,恥じ入りますように+。

わたしに向かって威張る者たちが+,恥と辱めを着せられますように+。

27 わたしの義を喜んでいる者たちが歓呼し,歓びますように+。

彼らが絶えず言いますように+,

「ご自分の僕の平安を喜びとされるエホバ*が大いなるものとされますように」と+。

28 そして,わたしの舌があなたの義を+,

一日じゅうあなたの賛美を小声で述べますように+。

指揮者へ。エホバ*の僕ダビデによる。

36 邪悪な者に対する違犯のことばはその者の*心の中にある+。

彼の目の前に神への怖れはない+。

 2 彼は自分の目から見て非常に滑らかに自分に対して行動したので+,

自分のとがを見いだして[それを]憎むこともできないからです+。

 3 その口の言葉は有害なことと欺まんです+。

彼は善を行なうための洞察力を持たなくなりました+。

 4 彼は寝床の上で有害なことをたくらみ続けます+。

彼は善くない道に身を置きます+。

悪いことを彼は退けません+。

 5 エホバ*よ,あなたの愛ある親切*は天にあり+,

あなたの忠実さは雲にまで及びます+。

 6 あなたの義は神*の山のようであり+,

その司法上の定めは広大な水の深み*です+。

エホバよ,あなたは人*と獣とを救われます+。

 7 神*よ,あなたの愛ある親切は何と貴重なのでしょう+。

そして,人の子らはあなたの翼の陰に避難します+。

 8 彼らはあなたの家の肥えたものを存分に飲み+,

あなたはその楽しみの奔流から彼らに飲ませます+。

 9 命の源*はあなたのもとにあり+,

わたしたちはあなたからの光によって光を見ることができるからです+。

10 あなたを知る者たちにあなたの愛ある親切を+,

心の廉直な者たちにあなたの義を保ってください+。

11 ごう慢の足がわたしに[向かって]来ることがありませんように+。

邪悪な者たちの手が,わたしをさすらい人にならせることがないように+。

12 有害なことを習わしにする者たちはそこに倒れた+。

彼らは押し倒され,起き上がれなかった+。

ダビデによる。

א [アーレフ]*

37 悪を行なう者たちのために激こうしてはならない+。

不義を行なう者たちをうらやんではならない+。

 2 彼らは草のように速やかに枯れ+,

緑の若草のように衰えるからだ+。

ב [ベート]

 3 エホバに依り頼み,善を行なえ+。

地に住み,忠実さをもって行動せよ+。

 4 また,エホバを無上の喜びとせよ+。

そうすれば,[神]はあなたの心の願いをかなえてくださる+。

ג [ギメル]

 5 あなたの道をエホバの上に転がし+,

[神]に頼れ+。そうすれば,[神]ご自身が行動してくださる+。

 6 そして[神]は,あなたの義をまさに光のように+,

あなたの公正を真昼のように,必ず生じさせてくださる+。

ד [ダーレト]

 7 エホバの前に黙していよ+。

[神]を切に待ち望め+。

自分の道を成功させる者+,

[自分の]考えを遂げる者に向かって激こうしてはならない+。

ה [ヘー]

 8 怒りをやめ,激怒を捨てよ+。

激こうし,そのためにただ悪を行なうことになってはならない+。

 9 悪を行なう者たちは断ち滅ぼされるが+,

エホバを待ち望む者たちは,地を所有する者となるからである+。

ו [ワーウ]

10 そして,ほんのもう少しすれば,邪悪な者はいなくなる+。

あなたは必ずその場所に注意を向けるが,彼はいない+。

11 しかし柔和な者たちは地を所有し+,

豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう+。

ז [ザイン]

12 邪悪な者は義なる者をたくらみに掛けようとし+,

これに向かって歯がみしている+。

13 エホバ*が彼を笑われる+。

彼の日が来るのを確かに見ておられるからだ+。

ח [ヘート]

14 邪悪な者たちは剣を抜き,その弓を引いた+。

苦しんでいる貧しい者を倒れさせるため+,

道の廉直な者たちをほふるためである+。

15 その剣は彼らの心臓に突き入り+,

その弓も折られるであろう+。

ט [テート]

16 義なる者の持つ少しのものは+,

多くの邪悪な者たちの持つ豊かなものにまさる+。

17 邪悪な者たちの腕は折られるが+,

エホバは義なる者たちを支えてくださるからである+。

י [ヨード]

18 エホバはとがのない者たちの日々を知っておられ+,

彼らの相続物は定めのない時までも保つ+。

19 彼らは災いの時にも恥をかかず+,

飢きんの日にも満ち足りる+。

כ [カフ]

20 邪悪な者たちは滅びうせ+,

エホバに敵する者たちは牧場の貴重なもののようになるからだ。

彼らは必ずその終わりを迎える+。煙となって必ず終わりを迎える+。

ל [ラーメド]

21 邪悪な者は借りはするが,返さない+。

しかし,義なる者はいつも恵みを示し,贈り物をする+。

22 その祝福を受ける者たちは地を所有するが+,

[神]に災いを呼び求められる者たちは断ち滅ぼされるからである+。

מ [メーム]

23 強健な人の歩みはエホバによって定められ+,

[神]はその人の道を喜びとされる+。

24 彼は倒れはしても,投げ落とされることはない+。

エホバがその手を支えておられるからだ+。

נ [ヌーン]

25 わたしはかつては若者であったが,わたしもまた年老いた+。

だが,義なる者が完全に捨てられるのを見たことも+,

その子孫*がパンを捜し求めるのを[見たこと]もない+。

26 一日じゅう彼は恵みを示し,貸し与える+。

それで,彼の子孫は祝福を受けることになる+。

ס [サーメク]

27 悪いことから遠ざかり,善いことを行なえ+。

そして,定めのない時に至るまで住むようにせよ+。

28 エホバは公正を愛される方であり+,

その忠節な者たちを捨てられないからである+。

ע [アイン]

彼らは定めのない時に至るまで*必ず守られる+。

しかし邪悪な者たちの子孫は,まさしく断ち滅ぼされるであろう+。

29 義なる者たちは地を所有し+,

そこに永久に住むであろう+。

פ [ペー]

30 義なる者の口は小声で知恵を述べる[口+],

彼の[舌]は公正を語る舌+。

31 その神の律法は彼の心の中にあり+,

その足取りはよろけない+。

צ [ツァーデー]

32 邪悪な者は絶えず義なる者をうかがい+,

彼を死に至らせようとしている+。

33 しかしエホバは,彼をその者の手に捨て置かれず+,

彼が裁きを受けるとき,これに邪悪な者であるとの宣告を下されることはない+。

ק [コーフ]

34 エホバを待ち望み,その道を守れ+。

そうすれば,[神]はあなたを高めて地を所有させてくださる+。

邪悪な者たちが断ち滅ぼされるとき,あなたは[それを]見るであろう+。

ר [レーシュ]

35 わたしは,邪悪な者が圧制者であるのを+,

自生地に生い茂った[木]のように伸び広がる*のを見た+。

36 しかし彼は過ぎ去ってゆき,もういなかった*+。

わたしは彼を捜しつづけたが,見つからなかった+。

ש [シーン]

37 とがめのない者に注目し,廉直な者を見つめよ+。

[その]人の将来は平安だからである+。

38 しかし,違犯をおかす者たちは必ず共に滅ぼし尽くされ+,

邪悪な者たちの将来はまさしく断ち滅ぼされるであろう+。

ת [ターウ]

39 そして*,義なる者たちの救いはエホバから来る+。

[神]は苦難の時の彼らの要塞である+。

40 そして,エホバは彼らを助けて,逃れさせてくださる+。

彼らを邪悪な者たちから逃れさせ,救ってくださる+。

彼らが[神]のもとに避難したからである+。

ダビデの調べ。思い出させるために。

38 エホバよ,憤りのうちにわたしを戒めないでください+。

また,激しい怒りのうちにわたしを正さないでください+。

 2 あなたの矢がわたしの奥深く突き刺さり+,

あなたのみ手がわたしの上にのしかかっているからです+。

 3 あなたの糾弾のゆえに,わたしの肉には健全な所はありません+。

わたしの罪のために,わたしの骨には平安はありません+。

 4 わたしのとががわたしの頭を越えたからです+。

重い荷のように,それらはわたしにとって重すぎるのです+。

 5 わたしの愚かさのゆえに,

わたしの傷は悪臭を放ち,うみを持ちました+。

 6 わたしは度を失い,極度に身をかがめ+,

一日じゅう悲しみを抱いて歩き回りました+。

 7 わたしの腰は全体が燃えるような熱に冒され,

わたしの肉には健全な所はないからです+。

 8 わたしは感覚を失い,極度に打ちひしがれ,

心のうめきのために大声を上げました+。

 9 エホバ*よ,わたしの願いはすべてあなたのみ前にあり,

わたしの溜め息もあなたから覆い隠されませんでした+。

10 わたしの心臓は激しく鼓動し,わたしの力はわたしを去りました。

わたしの目の光もまた,わたしと共にはありません+。

11 わたしを愛する者*やわたしの友はというと,彼らはわたしの災厄から離れて立っており+,

わたしの親しい知人も,離れた所に立ちました+。

12 しかし,わたしの魂を求める者たちはわなを仕掛け+,

わたしに災いをもたらそうとする者たちは逆境について語りました+。

彼らは一日じゅう欺まんをつぶやきつづけます+。

13 しかしわたしは,耳の聞こえない者のように聴こうとせず+,

物の言えない者のように口を開こうとはしませんでした+。

14 そして,わたしは聞いていない者のようになり,

わたしの口に反論はありませんでした。

15 それは,エホバよ,わたしがあなたを待ち望んだからです+。

わたしの神エホバ*よ,あなたご自身が答えてくださったのです+。

16 わたしはこう言ったからです。「さもなければ,彼らはわたしのことで歓ぶだろう+。

わたしの足がよろめき行くなら+,彼らは必ずわたしに向かって威張るだろう+」。

17 わたしはびっこを引きそうになり+,

わたしの痛みは絶えずわたしの前にあったからです+。

18 わたしは自分のとがを言い表わし+,

自分の罪について思い煩うようになったからです+。

19 そして,生きているわたしの敵は力強くなり+,

何の根拠もなくわたしを憎む者は多くなりました+。

20 彼らは善に対し悪をもってわたしに報い+,

わたしが善いことを追い求めることに対し,わたしに抵抗して応じました*+。

21 エホバよ,わたしを捨てないでください。

わたしの神よ,わたしから遠く離れないでください+。

22 急いでわたしを助けに来てください+,

わたしの救いであるエホバ*よ+。

エドトン*+の指揮者へ。ダビデの調べ。

39 わたしは言った,「わたしは自分の道を守って+,

舌で罪をおかすことがないようにしよう+。

邪悪な者がわたしの前にいる限り+,

わたしは自分の口にくつこを守りとしてはめよう+」。

 2 わたしは口のきけない者となって沈黙した+。

わたしは良いことから押し黙っていた+。

すると,わたしが痛みを受けることは締め出された。

 3 わたしの心はわたしの内で熱し+,

わたしが溜め息をついている間,火は燃えつづけた。

わたしは自分の舌で言った,

 4 「エホバよ,わたしの終わりをわたしに知らせてください+。

わたしの日の長さを ― それがどれだけかを+。

自分がどんなにはかないものであるかを知るためです+。

 5 ご覧ください,あなたはわたしの日をごくわずかなもの*とされました+。

わたしの寿命はあなたのみ前にはないも同然です+。

実に,地の人*は皆,しっかり立ってはいても,ただの呼気にすぎません+。セラ。

 6 実に,人*は幻像のように歩き回ります+。

実に,彼らはいたずらに騒ぎ立ちます+。

物を積み上げますが,だれがそれを集めることになるか知りません+。

 7 それで今,エホバ*よ,わたしは何を待ち望んできたのでしょうか。

わたしの期待はあなたに向けられています+。

 8 わたしのすべての違犯からわたしを救い出してください+。

わたしを無分別な者のそしりとしないでください+。

 9 わたしは口がきけませんでした+。わたしは口を開くことができませんでした+。

あなたご自身が行動されたからです+。

10 あなたの災厄をわたしから取り除いてください+。

あなたのみ手の敵意のために,わたしは終わりを迎えたのです+。

11 あなたはとがに対する戒めによって人*を正されました+。

そしてその願わしい物を蛾のように食い尽くされます+。

実に,地の人*はみな呼気なのです+。セラ。

12 エホバよ,わたしの祈りを聞いてください。

助けを求めるわたしの叫びに耳を向けてください+。

わたしの涙に対して沈黙していないでください+。

わたしはあなたにとって外人居留者にすぎず+,

わたしのすべての父祖と同じく移住者だからです+。

13 わたしから[目を]そらしてください。

わたしが去って,いなくなる前に+,わたし[の気持ち]が晴れやかになるために+」。

指揮者へ。ダビデによる調べ。

40 わたしはエホバを切に待ち望みました+。

それで,[神]はわたしに[耳を]傾け,助けを求めるわたしの叫びを聞いてくださいました+。

 2 また,ほえたける坑から,

沈殿した泥の中から+,わたしを引き上げてくださいました+。

そして,わたしの足を大岩の上に立たせ+,

わたしの歩みを確固としたものにしてくださいました+。

 3 さらに,わたしの口に新しい歌を,

わたしたちの神への賛美を置いてくださいました+。

多くの者は[それを]見て恐れ+,

エホバに依り頼みます+。

 4 エホバを自分の頼みとし,

自分の顔をごう岸な者たちにも,

虚言にそれて行く者たちにも向けなかった+強健な人*は幸いです+。

 5 わたしの神エホバよ,あなた自ら多くのことを行なわれました+。

すなわち,あなたのくすしいみ業と,わたしたちに対するそのお考えとを+。

あなたに比べられるものは何もありません+。

[それについて]語ったり話したりしようとしても,

それは語り尽くすことができないほど多くなりました+。

 6 あなたは犠牲と捧げ物を喜ばれませんでした+。

あなたはわたしのこの耳を開いてくださいました*+。

あなたは焼燔の捧げ物と罪の捧げ物を求められませんでした+。

 7 それゆえに,わたしは言いました,「ここにわたしは参りました+。

書の巻き物にわたしについて書いてあります+。

 8 わたしの神よ,あなたのご意志*を行なうことをわたしは喜びとしました+。

あなたの律法はわたしの内なる所にあります+。

 9 わたしは大きな会衆の中で*義の良いたよりを告げました*+。

ご覧ください,わたしは自分の唇をとどめません+。

エホバよ,あなたご自身そのことをよくご存じです+。

10 あなたの義をわたしは心の中に覆い隠しませんでした+。

あなたの忠実さとあなたの救いをわたしは告げ知らせました+。

わたしは大きな会衆の中で*,あなたの愛ある親切*とあなたの真実さを隠しませんでした+」。

11 あなたご自身,エホバよ,その哀れみをわたしからとどめないでください+。

あなたの愛ある親切とあなたの真実が,絶えずわたしを保護するものとなりますように+。

12 もはや数えることができなくなるまでも,災いがわたしを取り巻いたからです+。

わたしが見ることのできない程の多くのわたしのとががわたしに追いつきました+。

それらはわたしの髪の毛よりも多くなり+,

わたしの心もわたしを捨てました+。

13 エホバよ,願わくは,わたしを救い出してください+。

エホバよ,急いでわたしを助けに来てください+。

14 わたしの魂を一掃しようとしている者たちが+,

皆共に恥をかき,恥じ入りますように+。

わたしの災いを喜んでいる者たちが引き返し,辱めを受けますように+。

15 わたしに向かって,「ははあ,ははあ」と言っている者たちが+,

自分の恥のゆえに驚いて見つめるように+。

16 あなたを求めている者たちが皆+,

あなたにあって歓喜し,歓ぶように+。

あなたによる救いを愛している者たちが+,

「エホバが大いなるものとされますように」と,絶えず言うように+。

17 しかし,わたしは苦しんでおり,貧しいのです+。

エホバ*ご自身がわたしのことを考慮に入れてくださいます+。

あなたはわたしを援助してくださる方,わたしを逃れさせてくださる方なのです+。

わたしの神よ,どうか遅すぎることがありませんように+。

指揮者へ。ダビデの調べ。

41 立場の低い者に対して思いやりをもって行動する人は幸いです+。

災いの日にエホバはその人を逃れさせてくださいます+。

 2 エホバご自身が彼を守り,彼を生き長らえさせてくださるのです+。

彼は地で幸いな者と言われるでしょう+。

あなたが彼をその敵の魂に*渡すことはありえません+。

 3 エホバご自身が病の床にある彼を支えてくださいます+。

あなたは彼の病気の間そのすべての寝床を必ず替えてくださいます+。

 4 わたしは言いました,「エホバよ,わたしに恵みを示してください+。

どうかわたしの魂をいやしてください。わたしはあなたに対して罪をおかしたからです+」。

 5 しかしわたしに敵する者たちは,わたしに関して悪いことを言います+,

「いつ彼は死に,彼の名は実際に滅びうせるのか」と。

 6 そして,もしもだれかが[わたしに]会いに来るとしても,その人の心は不真実を述べます+。

彼は自分のために有害なことを集め,

出て行って,外で[それを]話すのです+。

 7 わたしを憎む者は,皆一つになってわたしに向かってささやき合います+。

彼らはわたしに向かって,わたしのために悪いことをたくらみ続けます+。

 8 「どうしようもないこと*が彼の上に注ぎ出されている+。

彼は横たわったのだから,二度と起き上がることはあるまい+」。

 9 また,わたしと平和な関係にあり,わたしが信頼した人+,

わたしのパンを食べていた[その人]が+,わたしに向かって[その]かかとを大きくしました*+。

10 しかしあなたは,エホバよ,わたしに恵みを示し,わたしを起き上がらせてください+。

わたしが彼らに返報するためです+。

11 わたしはこれによって,あなたがわたしを喜んでくださったことを知るのです。

なぜなら,わたしの敵はわたしに向かって勝ちどきを上げないからです+。

12 わたしについては,あなたはわたしの忠誠のゆえにわたしを支えてくださいました+。

あなたは定めのない時に至るまでみ顔の前にわたしを置いてくださいます+。

13 イスラエルの神エホバがほめたたえられますように+。

定めのない時から,定めのない時に至るまでも+。

アーメン,アーメン*+。

第二巻

(詩編 42-72)

指揮者へ。コラの子たち+のためのマスキル*。

42 水の流れを慕う雌鹿のように,

神よ*,わたしの魂もあなたを慕います+。

 2 わたしの魂は神を,生ける神+を求めて*渇いているのです+。

わたしが来て,神のみ前に出る*のはいつのことでしょうか+。

 3 わたしにとっては,昼も夜も涙が食物となりました+。

一方,[彼らは]*一日じゅう,「お前の神はどこにいるのか」とわたしに言います+。

 4 わたしはこれらのことを思い起こし,わたしの内にある魂を注ぎ出します+。

わたしはよく群集と共に進んで行き,

神*の家に向かって彼らの前をゆっくり歩いたものだからです+。

祭りを祝う群衆+の

歓呼と感謝の声と共に+。

 5 わたしの魂よ,なぜお前は絶望しているのか+。

なぜお前はわたしの内で騒ぎ立つのか+。

神を待ち望め+。

わたしは,わたし自身*の大いなる救い*として,なお[神]をたたえるからだ+。

 6 わたしの神よ*,わたしの内でわたしの魂が絶望しています+。

ですから,わたしはあなたを思い起こすのです+。

ヨルダンの地とヘルモンの峰々*から+,

小さい山から*+。

 7 あなたの(水)竜巻*の音で,

水の深みが水の深みへと*呼びかけています。

あなたのすべての砕け波と大波+―

それがわたしの上を越えて行きました+。

 8 昼,エホバはその愛ある親切*をお命じになり+,

夜には,その歌がわたしと共にあります+。

わたしの命の神への*祈りがあります+。

 9 わたしの大岩である神にわたしは言います+,

「なぜあなたはわたしをお忘れになったのですか+。

なぜわたしは敵の虐げのゆえに悲しんで歩くのですか+」と。

10 わたしに敵意を示す者たちは,わたしの骨に対する殺害をもってわたしをそしりました+。

そして一日じゅう,「お前の神はどこにいるのか」とわたしに言います+。

11 わたしの魂よ,なぜお前は絶望しているのか+。

なぜお前はわたしの内で騒ぎ立つのか+。

神を待ち望め+。

わたしは,わたし自身*の大いなる救い,わたしの神として*,なおもこの方をたたえるからだ+。

43 神よ,わたしを裁き+,

忠節でない*国民に対するわたしの訴訟を処理してください+。

欺まんと不義の人からわたしを逃れさせてください+。

 2 あなたはわたしの要塞の神だからです+。

なぜあなたはわたしを捨て去られたのですか。

なぜわたしは敵の虐げのゆえに悲しんで歩き回るのですか+。

 3 あなたの光と真理とを送り出してください+。

それらがわたしを導いて*くれますように+。

それらがわたしをあなたの聖なる山とあなたの大いなる幕屋へ連れて行ってくれますように+。

 4 そして,わたしは神の祭壇へ+,

わたしの歓喜の歓びである神*のもとへ行くのです+。

そして,神,わたしの神よ*,わたしはたて琴を[奏でて]あなたをたたえます+。

 5 わたしの魂よ,なぜお前は絶望しているのか+。

なぜお前はわたしの内で騒ぎ立つのか。

神を待ち望め+,

わたしは,わたし自身の大いなる救い,わたしの神として,なおもこの方をたたえるからだ+。

指揮者へ。コラの子たちによる+。マスキル*。

44 神よ,わたしたちは自分の耳で聞きました。

父祖たちがわたしたちに詳しく話してくれました+。

彼らの日に,昔の日に+,

あなたのなされた働きを+。

 2 あなたがご自分の手によって諸国民を追い立て+,

[代わりに]彼らをお植えになったのです+。

あなたは国たみを砕き,これを追い払ってゆかれました+。

 3 彼らが自分の剣によって地を取得したのでもなければ+,

彼ら自身の腕が救いをもたらしたのでもないからです+。

それは,あなたの右手と腕+とみ顔の光だったのです。

あなたが彼らを楽しみとされたからです+。

 4 神よ,あなたがわたしの王です+。

ヤコブのために大いなる救い*を命じてください+。

 5 わたしたちは敵対する者たちをもあなたによって押し倒し+,

わたしたちに向かって立ち上がる者を,あなたのみ名をもって踏み砕くのです+。

 6 わたしは自分の弓に依り頼んでいたのではなく+,

わたしの剣がわたしを救っていたのでもないからです+。

 7 あなたはわたしたちを敵対者たちから救ってくださり+,

わたしたちを激しく憎む者たちに恥をかかせたからです+。

 8 わたしたちは神にあって一日じゅう賛美をささげ+,

定めのない時に至るまであなたのみ名をたたえます+。セラ。

 9 しかし,今やあなたはわたしたちを捨て去られました。あなたはわたしたちを辱めつづけ+,

わたしたちの軍勢と共に出て行かれません+。

10 あなたはわたしたちを敵対者から[幾度も]後退させられます+。

わたしたちを激しく憎む者たちは,自分たちのために略奪を働きました+。

11 あなたはわたしたちを,羊のように,食べる物のように渡し+,

諸国民の中に散らされました+。

12 あなたは全く価を取らずにご自分の民を売るのです+。

あなたはその代価によって富を作ることをされませんでした。

13 あなたはわたしたちを隣り人のそしり+,

わたしたちの周囲にいるすべての者の嘲笑とあざけりにされました+。

14 あなたはわたしたちを諸国民の中の格言的なことばとし+,

国たみが頭を振るものとされました+。

15 わたしの辱めは一日じゅうわたしの前にあり,

わたしの顔の恥がわたしを覆いました+。

16 それは,そしったり,あしざまに言ったりする者の声のため,

敵や復しゅうする者のためでした+。

17 このすべてがわたしたちに臨みましたが,わたしたちはあなたを忘れず+,

あなたの契約に関して偽りの行動をしませんでした+。

18 わたしたちの心が不信仰によって引き返したことはありません+。

わたしたちの足取りがあなたの道筋からそれることもありません+。

19 あなたはジャッカルの場所でわたしたちを砕かれました+。

あなたは深い陰をもってわたしたちを覆われます+。

20 もしわたしたちがわたしたちの神*の名を忘れたのなら,

あるいは,よそからの神に*たなごころを伸べるなら+,

21 神ご自身がそれを探り出されないでしょうか+。

[神]は心の秘密を知っておられるからです+。

22 しかし,わたしたちはあなたのために一日じゅう殺されました。

わたしたちはほふられる羊のようにみなされました+。

23 身を起こしてください。エホバ*よ,なぜ眠りつづけられるのですか+。

目を覚ましてください。永久に捨て去らないでください+。

24 なぜみ顔を覆い隠しておられるのですか。

なぜわたしたちの苦悩と虐げをお忘れになるのですか+。

25 わたしたちの魂は塵に身をかがめ*+,

わたしたちの腹は地についてしまったのです。

26 わたしたちの救助にどうか立ち上がってください+。

あなたの愛ある親切のためにわたしたちを請け戻してください+。

“ゆり*”の指揮者へ。コラの子たちによる。マスキル*。愛されている女たちの歌。

45 わたしの心は良い事でわき立った+。

わたしは言う,「わたしの業は王についてである」と+。

わたしの舌が熟練した写字生+の尖筆となるように+。

 2 実にあなたは人*の子らよりも美しい+。

麗しさがあなたの唇に注ぎ出された+。

それゆえに,神*は定めのない時に至るまであなたを祝福された+。

 3 力ある者よ*+,あなたの剣を股に帯び+,

あなたの尊厳と光輝と[を備えもて+]。

 4 そして,あなたの光輝をもって成功を収めよ+。

真理と謙遜[と]義のために乗り進め+。

あなたの右手は畏怖の念を起こさせることをあなたに教え諭す+。

 5 あなたの矢は鋭く ― あなたの下にもろもろの民は倒れてゆく+―

王の敵の心臓に突き入る+。

 6 神は定めのない時に至るまで,まさに永久にあなたの王座*+。

あなたの王権の笏は廉直の笏+。

 7 あなたは義を愛した+。そして邪悪を憎む+。

それゆえに,神,あなたの神は+,歓喜+の油をあなたの仲間+にもましてあなたにそそがれた*+。

 8 あなたの衣はすべて,没薬,じん香,[そして]カシア+。

壮大な象牙+の宮殿の中から*,弦楽器があなたを歓ばせた。

 9 王たちの娘は+あなたの貴女の中に*いる。

王妃+はオフィルの金+をつけてあなたの右に立った。

10 聴け,娘よ。見よ,耳を傾けよ。

あなたの民とあなたの父の家を忘れよ+。

11 そして,王はあなたの美しさを慕うであろう+。

彼はあなたの主*だからである+。

ゆえに,この方に身をかがめよ+。

12 ティルスの娘も贈り物を携え+―

その民の富んだ者たちはあなたの*顔を和めるであろう+。

13 王の娘は[家の]中で栄光に満ち+,

その衣服には金の織り込みが施されている。

14 彼女は織り合わされた衣を着けて王のもとに連れて来られる+。

友としてこれに付き添う処女たちはあなたのもとに連れて来られる+。

15 彼らは歓びとうれしさに満ちて連れて来られ,

王の宮殿に入る。

16 あなたの*父祖+に代わってあなたの子らが立ち+,

あなたは彼らを全地に君として*任命するであろう+。

17 わたしは代々限りなくあなたの*み名を語り告げます+。

それゆえに,もろもろの民も定めのない時に至るまで,まさに永久にあなたをたたえるのです。

指揮者へ。コラの子たちによる+,“乙女ら*”に合わせて。歌。

46 神*はわたしたちのための避難所,力であり+,

苦難のときに容易に見いだされる助けである+。

 2 それゆえに,わたしたちは恐れない。たとえ地が変わろうとも+,

山々がよろめいて広大な海の真ん中に移ろうとも+。

 3 たとえその水が騒ぎ立ち,泡だってこぼれようとも+,

山々がそのどよめきに激動しようとも+。セラ。

 4 川があり,その流れは神の都+を,

至高者の最も聖なる壮大な幕屋*+を歓ばせる。

 5 神は[その都の]*中におられる+。それはよろめかされることがない+。

神は朝の訪れのときにそれを助けられる+。

 6 諸国の民は騒ぎ立ち+,もろもろの王国はよろめいた。

[神]は声を響き渡らせ*,地は溶けていった+。

 7 万軍のエホバ*はわたしたちと共におられる+。

ヤコブの神*はわたしたちのための堅固な高台である+。セラ。

 8 あなた方は来て,エホバ*の働きを見よ+。

[神]が驚くべき出来事を地に置かれたのを+。

 9 [神]は地の果て*に至るまで戦いをやめさせておられる+。

[神]は弓を折り,槍を断ち切り+,

もろもろの車*を火で焼かれる+。

10 「あなた方は断念せよ。わたしが神であることを知れ+。

わたしは諸国民の中で高められ+,

地で高められる+」。

11 万軍のエホバ*はわたしたちと共におられる+。

ヤコブの神はわたしたちのための堅固な高台である+。セラ。

指揮者へ。コラの子たちによる。調べ。

47 すべての民よ,あなた方は手*をたたけ+。

歓呼の声をもって神に勝利の叫びを上げよ+。

 2 至高者なるエホバは畏怖の念を起こさせる方+,

全地を治める大いなる王だからである+。

 3 [神]はもろもろの民をわたしたちの下に+,

国たみをわたしたちの足下に従えられる+。

 4 [神]はわたしたちのために相続物を選ばれる+。

ご自分の愛したヤコブの誇りを+。セラ。

 5 神は喜びの叫びと共に+,

エホバは角笛*の音と共に上られた+。

 6 神に調べを奏でよ。調べを奏でよ+。

我らの王に調べを奏でよ。調べを奏でよ。

 7 神は全地の王だからである+。

調べを奏で,思慮深く行動せよ*+。

 8 神は諸国民を治める王となられた+。

神自らその聖なる王座につかれた+。

 9 もろもろの民の高貴な者たちが,

アブラハムの神の民[と共に*+]寄り集まった+。

地の盾*は神に属するからだ+。

その上り行かれるところは非常に高い+。

歌。コラの子たちの調べ+。

48 エホバは大いなる方。わたしたちの神の都+,

その聖なる山において+大いに賛美されるべき方+。

 2 高大さのために美しく,全地の歓喜であるもの+,

それは北の端にあるシオンの山+,

偉大な王の町+。

 3 その住まいの塔では,神ご自身が堅固な高台として知られるようになった+。

 4 見よ,王たちも申し合わせて会い+,

共に通り過ぎて行ったからである+。

 5 彼らは自ら見た。そのために彼らは驚き惑った。

彼らはかき乱され,恐慌にとりつかれた+。

 6 おののきがそこで彼らを捕らえた+。

子を産む女のような産みの苦しみが+。

 7 あなたは東風によってタルシシュの船を難破させられる+。

 8 わたしたちはまさしく自分の聞いた通りであるのを見た+。

万軍のエホバの都,わたしたちの神の都で+。

神ご自身がそれ*を定めのない時に至るまで堅く立てられる+。セラ。

 9 神よ,わたしたちはあなたの神殿の中で+,

あなたの愛ある親切を熟考しました+。

10 神よ,あなたのみ名+と同じく,あなたの賛美も

地の境にまで及ぶのです。

あなたの右手はまさしく義に満ちています+。

11 あなたの司法上の定めのために+,シオンの山+が歓びますように。

ユダに依存する町々*が喜びますように+。

12 あなた方はシオンを巡り,その周りを歩き+,

その塔を数えよ+。

13 その塁壁にあなた方の心を留めよ+。

その住まいの塔を調べよ*。

それを後の世代に詳しく話すために+。

14 この神は定めのない時に至るまで,まさに永久にわたしたちの神だからである+。

[わたしたちが]死に至るまで*,[神]ご自身がわたしたちを導いてくださる+。

指揮者へ。コラの子たち+による。調べ。

49 もろもろの民よ,これを聞け。

事物の体制*に住むすべての者よ+,耳を向けよ。

 2 人間*の子らも,人*の子らも,

富んでいる者も貧しい者も共々に+。

 3 わたしの口は知恵のことを語り+,

わたしの心の黙想は理解のことについてである+。

 4 わたしは格言的なことばに耳を傾け+,

たて琴に合わせてわたしのなぞを明かそう+。

 5 なぜ災いの日にわたしは恐れる必要があるだろうか+。

わたしを押しのける者たち*のとががわたしを取り囲む[日に+]。

 6 自分の資産に依り頼んでいる者たち+,

自分の豊かな富を誇りとしている者たちは+,

 7 だれひとり*として,兄弟をさえ決して請け戻すことはできない+。

また,彼のための贖い*を神にささげることも[できない]。

 8 (彼らの*魂を請け戻す代価は非常に貴重であるので+,

定めのない時まであり得ないものとなった。)

 9 彼をなお永久に生き続けさせ,坑を見ることのないようにさせようとしても+。

10 彼は,賢い者たちでさえ死ぬのを+,

愚鈍な者も道理をわきまえない者も共に滅びうせるのを+,

彼らが自分の資産を他の者に残さざるをえなくなるのを見るからである+。

11 彼らの内心の願い*は,自分たちの家が定めのない時に至るまで存続し+,

自分たちの幕屋が代々に至るまで[存続する]ことである+。

彼らは自分の地所を自分の名で呼んだ+。

12 とはいえ,地の人は*,誉れを受けてはいても,とどまり続けることはできない+。

その人は滅ぼされた*獣にも比べられる+。

13 これが,愚鈍である者たち+の,

また,彼らの後に来て自らの能弁*を楽しむ者たちの道である。セラ。

14 彼らは羊のように,まさしくシェオルに定められた*+。

死が彼らを牧する*であろう+。

廉直な者たちが朝に彼らを従え+,

彼らの形*はやせ衰える+。

高大な住まいではなく,シェオルが各々のためのもの*となる+。

15 しかし,神ご自身がわたしの魂をシェオルの手から請け戻してくださる+。

わたしを受け入れてくださるからだ。セラ。

16 ある人が富を得ても+,

その家の栄光が増し加わっても,そのために恐れてはならない+。

17 彼は死ぬとき,何も携えて行くことができないからだ+。

その栄光が彼に伴って下ることもない+。

18 その生きている間,彼は自分の魂を祝福しつづけたからだ+。

(人々はあなたが自分のためにうまくやるのであなたをたたえる+。)

19 [彼の魂は]*,ついには父祖たちの世代に行き着くにすぎない+。

彼らはもう決して光を見ない+。

20 地の人は,誉れを受けてはいても,理解を示さないなら*+,

滅ぼされた獣にも比べられる+。

アサフ+の調べ。

50 神たる者+,神,エホバ*+ご自身が話された+。

そして地に呼びかけられる*+。

日の昇る所から日の沈む所に至るまで+。

 2 美しさの極みであるシオンから+,神ご自身が輝き出られた+。

 3 わたしたちの神は来られる。そして黙しておられる*はずはない+。

そのみ前では火がむさぼり食い+,

その周囲は非常に激しいあらしとなった+。

 4 [神]は上なる天と,地とに呼びかけられる+。

ご自分の民に裁きを執行するためである+。

 5 「わたしの忠節な者たちをわたしのもとに集めよ+。

犠牲をもってわたしの契約*を結ぶ*者たちを+」。

 6 そして,天は[神]の義を告げる+。

神ご自身が裁き主だからである*+。セラ。

 7 「わたしの民よ,聴け。わたしは話そう+。

イスラエルよ,わたしはあなたを責める証しをしよう*+。

わたしは神,あなたの神である+。

 8 わたしはあなたの犠牲に関して+,

また,絶えずわたしの前にある,その全焼燔の捧げ物[に関して]あなたを戒めるのではない+。

 9 わたしはあなたの家から雄牛を,

あなたの囲いから雄やぎを取り出しはしない+。

10 森林の野生動物はどれもわたしのものだからである+。

千の山の上の獣も+。

11 わたしは山々にいる翼のある生き物を皆よく知っており+,

原野の動物の群れもわたしと共にいる+。

12 わたしはたとえ飢えることがあろうとも,それをあなたに言いはしない。

産出的な地*+とそこに満ちるものは,わたしのものだからである+。

13 わたしが強力な[雄牛]の肉を食べるだろうか+。

雄やぎの血を飲むだろうか+。

14 感謝のことばをあなたの犠牲として神にささげ+,

あなたの誓約を至高者に果たせ+。

15 苦難の日にわたしを呼べ+。

わたしはあなたを救い出し,あなたはわたしの栄光をたたえる+であろう」。

16 しかし邪悪な者に対しては,神はこう言わなければならなくなる+。

「あなたにはどんな権利があってわたしの定めを並べ立て+,

わたしの契約*を口にするのか+。

17 何と,あなたは ― あなたは懲らしめを憎んだ+。

あなたはわたしの言葉をいつも後ろに投げ捨てる+。

18 あなたは盗人を見ると,いつもこれを喜びさえした*+。

あなたが分かち合うのは,姦淫を行なう者たちとであった+。

19 あなたはその口を悪いことに向かって放った+。

あなたはその舌を欺まんにくっつけて置く+。

20 あなたは座って,自分の兄弟を非難し+,

自分の母の子について落ち度を明かす+。

21 こうしたことをあなたはしたが,わたしは黙っていた+。

あなたはわたしがきっとあなたのようになるだろうと想像したのだ+。

わたしはあなたを戒める+。わたしはあなたの目の前で事を整える+。

22 神*を忘れる者たちよ+,どうか,このことを理解するがよい。

だれも救い出す者がいないまま,わたしが[あなたを]引き裂くことがないためである+。

23 感謝のことばを自分の犠牲としてささげる者,それがわたしの栄光をたたえる者である+。

定まった道を保つ者には,

わたしは神*による救いを見させよう+」。

指揮者へ。ダビデの調べ。彼がバテ・シバ+と関係を持ったのち,預言者ナタンが彼のところに入って来たときに。

51 神*よ,あなたの愛ある親切*にしたがって,わたしに恵みを示してください+。

あなたの豊かな憐れみにしたがって,わたしの違犯をぬぐい去ってください+。

 2 わたしのとがからわたしを完全に洗い+,

わたしの罪からわたしを清めてください+。

 3 わたしの違犯はわたし自身が知っており+,

わたしの罪は絶えずわたしの前にあるからです+。

 4 あなたに,ただあなたに対してのみ,わたしは罪を犯しました+。

あなたの目に悪となることをわたしは行ないました+。

あなたが話すとき,あなたが義とされるため+,

あなたが裁くとき,あなたが潔白であるために+。

 5 ご覧ください,わたしはとがと共に,産みの苦しみをもって産み出され+,

わたしの母は罪のうちにわたしを宿しました+。

 6 ご覧ください,あなたは内なる所にある真実さを喜びとされました+。

秘められた自分におけるわたしに,全き知恵を知らさせてくださいますように+。

 7 ヒソプをもってわたしを罪から浄めてくださいますように。わたしが清くなるためです+。

わたしを洗ってくださいますように。わたしが雪よりも白くなるためです+。

 8 歓喜と歓びをわたしに聞かせてくださいますように+。

あなたによって打ち砕かれた骨が喜ぶためです+。

 9 わたしの罪からみ顔を覆い隠し+,

わたしのすべてのとがをぬぐい去ってください+。

10 神よ,わたしのうちに浄い心を創造してください+。

わたしの内に新たな霊,揺るぎない[霊]を置いてください+。

11 あなたのみ顔の前からわたしを捨て去らないでください+。

あなたの聖霊を,どうかわたしから取り去らないでください+。

12 あなたによる救いの歓喜をわたしに回復させてください+。

喜んで行なう霊をもって,あなたがわたしを支えてくださいますように+。

13 わたしは違犯をおかす者たちにあなたの道を教えます+。

罪人たちがあなたのもとに立ち返るためです+。

14 わたしの救いの神であられる神よ+,わたしを血の罪*から救い出してください+。

わたしの舌が喜びに満ちてあなたの義を告げるためです+。

15 エホバ*よ,どうかわたしのこの唇を開いてください+。

わたしの口があなたの賛美を告げ知らせるためです+。

16 あなたは犠牲を喜ばれないからです。―そうでなければ,わたしは[それを]ささげることでしょう+。

あなたは全焼燔の捧げ物を楽しみとはされません+。

17 神への犠牲は砕かれた霊なのです+。

砕かれ,打ちひしがれた心を,神よ,あなたはさげすまれません+。

18 あなたの善意をもってシオンをよく扱ってください+。

エルサレムの城壁を築いてくださいますように+。

19 そうなれば,あなたは義の犠牲と+,

焼燔の犠牲と,全焼の捧げ物とを喜ばれることでしょう+。

そうなれば,あなたご自身の祭壇の上に雄牛がささげられることでしょう+。

指揮者へ。マスキル*。ダビデによる。エドム人ドエグが来て,サウルに告げ,ダビデがアヒメレクの家に来たと彼に言ったときに+。

52 力ある者よ,なぜお前は悪いことを誇るのか+。

神*の愛ある親切*は一日じゅう[絶えることがない+]。

 2 お前の舌は逆境をたくらむ。かみそりのように鋭利で+,

欺まんを働く*+。

 3 お前は善いことよりも悪いことを+,

義を語ることよりも偽りを愛した+。セラ。

 4 欺まんに満ちた舌*よ+,

お前はむさぼり食うすべての言葉を愛した+。

 5 神ご自身がお前を永久に引き倒される+。

[神]はお前を打ち倒して,[その]天幕からお前を引き離し+,

生ける者の地から必ずお前を根こぎにされる+。セラ。

 6 そして,義なる者たちは[それを]見て,恐れを抱き+,

彼のことを笑うであろう+。

 7 ここに強健な人がおり,[彼は]神を自分の要塞とせず+,

自分の豊かな富に依り頼み+,

自らによる逆境に避難する+。

 8 しかし,わたしは神の家の生い茂ったオリーブの木のようになり+,

定めのない時に至るまで,まさに永久に神の愛ある親切に依り頼む+。

 9 わたしは定めのない時に至るまであなたをたたえます。あなたが行動を起こしてくださったからです+。

わたしはあなたの忠節な者たちの前で,あなたのみ名に望みを置きます。それは良いものだからです+。

マハラト*の指揮者へ+。マスキル*。ダビデによる。

53 分別のない者は心の中で言った,

「エホバ*はいない」と+。

彼らは滅びとなることを行ない,不義のうちに忌むべきことを行なった+。

善いことを行なう者はだれもいない+。

 2 しかし神*は,天から人の子らを見下ろされた+。

洞察力のある*者,エホバ*を求める者がいるかどうかを見るために+。

 3 彼らはこぞって引き返し,[皆]一様に腐っている+。

善いことを行なう者はだれもいない+。

一人もいない。

 4 有害なことを習わしにする者はだれも知識を得なかったのか+。

パンを食べたようにわたしの民を食い尽くして+。

彼らはエホバ*を呼び求めることをしなかった+。

 5 彼らはそこで大いなる怖れに満たされた*+。

怖れさせるものが何もなかったところで+。

あなたに向かって陣営を張る者の骨を,神*ご自身が必ず散らされるからだ+。

あなたは必ず[彼らに]恥をかかせる。エホバ*ご自身が彼らを退けられたからだ+。

 6 ああ,シオンからイスラエルの大いなる救いがもたらされるなら+!

エホバ*がご自分の民の捕らわれ人を連れ戻される*とき+,

ヤコブは喜び,イスラエルは歓び楽しめ+。

弦楽器の指揮者へ。マスキル*。ダビデによる。ジフ人たちが入って来て,「ダビデはわたしたちのところに身を隠しているではありませんか」とサウルに言ったときに+。

54 神よ,あなたのみ名によってわたしを救ってください+。

あなたがご自分の力強さをもってわたしの言い分を弁護してくださいますように+。

 2 神よ,わたしの祈りを聞いてください+。

わたしの口のことばに耳を向けてください+。

 3 わたしに向かって立ち上がったよそ者たち,

わたしの魂を求める圧制者たちがいるからです+。

彼らは自分の前に神を置きませんでした+。セラ。

 4 見よ,神はわたしを助けてくださる方+。

エホバ*は,わたしの魂を支える者たちの中におられます。

 5 [神]はわたしの敵に悪を報われるのです+。

あなたの真実さをもって*彼らを沈黙させてください+。

 6 わたしは自ら進んであなたに犠牲をささげます+。

エホバよ,わたしはあなたのみ名をたたえます。それは良いものだからです+。

 7 [神]はあらゆる苦難からわたしを救い出してくださり+,

わたしの目はわたしの敵を見たからです+。

弦楽器の指揮者へ。マスキル*。ダビデによる。

55 神よ,わたしの祈りに耳を向けてください+。

恵みを求めるわたしの願いからご自分を隠さないでください+。

 2 わたしに注意を払い,わたしに答えてください+。

わたしは自分の気遣いによって不安に駆られ+,

動揺を表わさずにはいられません。

 3 それは敵の声のため,邪悪な者の加える圧迫のゆえです+。

彼らは有害なことをわたしの上に落としつづけ+,

怒りのうちにわたしに対して敵がい心を抱きます+。

 4 わたしの心は,わたしの内で激しく痛んでいます+。

死の恐れがわたしに降り懸かりました+。

 5 恐れが,そうです,おののきがわたしに入り+,

身震いがわたしを覆います。

 6 それで,わたしは言いつづけます,「ああ,はとのように翼があったなら+!

わたしは飛んで行って,住むであろうに+。

 7 見よ,わたしは遠くに飛んで行き+,

荒野に宿るであろうに+。―セラ ―

 8 わたしは疾風*から,大あらしから離れて+,

わたしの逃れ場へ急いで行くであろうに」。

 9 エホバ*よ,彼らの国語を混乱させ,分裂させてください+。

わたしは都の中に暴虐と言い争いを見たからです+。

10 彼らは昼も夜もその城壁の上を[歩いて]周囲を巡ります+。

害悪と難儀がその内にあるのです+。

11 逆境がその内にあります。

その公共広場から,虐げと欺まんは離れ去りませんでした+。

12 わたしをそしるようになったのは敵ではないからです+。

そうでなければ,わたしは耐えられたでしょう。

わたしに向かって威張ったのは,わたしを激しく憎む者ではありませんでした+。

そうでなければ,わたしはその者から身を覆い隠せたことでしょう+。

13 そうではなく,それはわたしと並ぶ者であった死すべき人間+,

わたしの親密な者,わたしの知己であったあなただったのだ+。

14 わたしたちは親愛の情を抱く仲だったからだ+。

わたしたちは群集と共に神の家へ歩いたものだった+。

15 荒廃が彼らに[臨め+]!

彼らは生きたままシェオルに下って行け+。

外国人として居留している間,彼らの内には悪いことがあったからである+。

16 しかしわたしは,神に呼ばわる+。

すると,エホバご自身がわたしを救ってくださる+。

17 わたしは夕に朝に昼に,気遣いを示さずにはいられず,うめき声を上げる+。

そして,[神]はわたしの声を聞いてくださる+。

18 わたしに対する戦いから,[神]は必ずわたしの魂を請け戻し,安らぎを[与えて]くださる+。

彼らが大挙してわたしに攻めかかったからだ+。

19 神*は聞いて,彼らに答えられるであろう+。

昔と同じように[み座に]座しておられるその方が+ ― セラ ―

彼らは変わること*のない者であり+,

神を恐れなかった者たちである+。

20 彼は自分と平和に暮らしている者たちに向かって手を突き出した+。

彼は自分の契約を汚した+。

21 彼の口[の言葉]はバターよりも*滑らかだ+。

しかし,その心は戦いに傾く*+。

彼の言葉は油よりも柔らかい+。

しかし,それは抜き身の剣である+。

22 あなたの重荷*をエホバご自身にゆだねよ+。

そうすれば,[神]が自らあなたを支えてくださる+。

[神]は義なる者がよろめかされることを決してお許しにならない+。

23 しかし,神よ,あなたは彼らを最も低い坑に陥れられます+。

血の罪を負う,欺まんに満ちた者たち*は,自分の日数の半ばも生きることはありません*+。

しかしわたしは,あなたに依り頼むのです+。

遠くにいる者たちの中の“黙せるはと*”の指揮者へ。ダビデによる。ミクタム*。フィリスティア人がガトで彼を捕らえたときに+。

56 神よ,わたしに恵みを示してください。死すべき人間がわたしにかみつこうとしたからです+。

彼は一日じゅう戦って,わたしを虐げつづけます+。

 2 わたしに敵する者たちは,一日じゅうかみつこうとしました+。

高慢になってわたしと戦う者が大勢いるからです+。

 3 わたしは恐れるときにはどんな日にも,あなたに依り頼みます+。

 4 わたしは神と共にあってそのみ言葉を賛美します+。

わたしは神に信頼を置きました。わたしは恐れません+。

肉なる者がわたしに何をなし得るでしょうか+。

 5 彼らは一日じゅう,わたしの個人的な事柄に害をもたらします。

その考えることは皆,わたしに対して悪をもたらすことです+。

 6 彼らは攻撃し,身を覆い隠します+。

彼らはわたしの歩み*をじっと見つめながら+,

わたしの魂を待ち受けました+。

 7 [その]害悪のために,彼らを追い出してください+。

神よ,怒りのうちにもろもろの民を引き降ろしてください+。

 8 わたしが逃亡者であることは,あなたご自身が記載されました+。

わたしの涙をあなたの皮袋に入れてください+。

それはあなたの書にあるのではありませんか+。

 9 その時,わたしが呼ぶその日に,わたしに敵する者たちは引き返します+。

このことをわたしはよく知っています。神がわたしの味方であることを+。

10 わたしは神と共にあって+[その]み言葉を賛美します。

わたしはエホバと共にあって[その]み言葉を賛美します+。

11 わたしは神に信頼を置きました。わたしは恐れません+。

地の人*がわたしに何をなし得るでしょうか+。

12 神よ,わたしにはあなたに対する誓約があります+。

わたしはあなたに感謝の表現をささげます+。

13 あなたはわたしの魂*を死から救い出してくださったからです+―

[あなたは]わたしの足をつまずきから[救い出してくださったのでは]ありませんか+―

それは,[わたしが]神*のみ前で,生きている者たちの光*のうちを歩き回れるためです+。

指揮者へ。「滅ぼすな」。ダビデによる。ミクタム*。彼がサウルのために洞くつの中へ逃げたときに+。

57 わたしに恵みを示してください。神よ,わたしに恵みを示してください+。

わたしの魂はあなたのもとに避難したからです+。

わたしは逆境が過ぎ去るまで,あなたの翼の陰に避難します+。

 2 わたしは至高者なる神に,わたしのために[それらを]終わらせてくださる[まことの]神に*呼びかけます+。

 3 [神]は天から[使い]を送り,わたしを救ってくださいます+。

わたしにかみつこうとする者を必ず混乱させられます+。セラ。

神はその愛ある親切*と真実*を送ってくださるのです+。

 4 わたしの魂はライオンのただ中にあります+。

わたしはむさぼり食う者たちの中に,人*の子ら[の中に]身を横たえざるをえません。

彼らの歯は槍と矢+,

その舌は鋭い剣です+。

 5 ああ,神よ,あなたが天の上に高められますように+。

あなたの栄光が全地の上にあるように+。

 6 彼らはわたしの歩みのために網を設けました+。

わたしの魂は身をかがめました+。

彼らはわたしの前に落とし穴を掘り抜きました。

彼らはその中に落ちました+。セラ。

 7 神よ,わたしの心は揺るぎません+。

わたしの心は揺るぎません。

わたしは歌い,調べを奏でます+。

 8 わたしの栄光よ,目覚めよ+。

弦楽器よ,目覚めよ。たて琴よ,あなたもだ+。

わたしは夜明けを目覚めさせよう。

 9 エホバ*よ,わたしはもろもろの民の中であなたをたたえ+,

国たみの中であなたに調べを奏でます+。

10 あなたの愛ある親切*は大きく,天に達し+,

その真実*は空に達するからです+。

11 神よ,あなたが天の上に高められますように+。

あなたの栄光が全地の上にあるように。

指揮者へ。「滅ぼすな」。ダビデによる。ミクタム*。

58 あなた方は沈黙[していて],義について本当に語れるのか+。

人*の子らよ,あなた方は廉直に裁けるのか+。

 2 それどころか,あなた方は心にしたがって地上で公然の不義を行ない+,

その手の暴虐のために道を備える+。

 3 邪悪な者たちは胎のときから曲がった者となり+,

腹のときからずっとさまよっている。

彼らは偽りを語っている+。

 4 その毒液は蛇の毒液のようであり+,

耳をふさぐコブラのように耳が聞こえない+。

 5 賢い者がまじないで縛っているにもかかわらず+,

それは蛇使いの声を聴くことがない*+。

 6 神よ,彼らの口の歯を折ってください+。

エホバよ,たてがみのある若いライオンのあごの骨を打ち砕いてください。

 7 彼らが流れ行く水に溶けるように溶解しますように+。

彼らがくずおれるとき,[神]がその矢[のために弓]を引いてくださいますように+。

 8 彼は溶けて消えるかたつむりのように歩く*。

女の流産のように,彼らは決して日を見ないであろう+。

 9 あなた方のなべが[火をつけられた]野いばらを感じる前に+,

生きている緑も燃えているものをも,[神]は烈風のように連れ去られる+。

10 義なる者は復しゅうを見たので歓ぶ+。

彼は足を邪悪な者の血に浸す+。

11 そして人は言う+,「まことに,義なる者のためには実りがある+。

まことに,地に裁きを行なう*神がおられる+」と。

指揮者へ。「滅ぼすな」。ダビデによる。ミクタム*。サウルが[人々を]遣わし,その者たちが[ダビデ]を殺そうとして家を見張っていたときに+。

59 わたしの神よ,わたしに敵する者たちからわたしを救い出してください+。

わたしに向かって立ち上がる者たちから,わたしを保護してくださいますように+。

 2 有害なことを習わしにする者たちからわたしを救い出し+,

血の罪を負っている者たちからわたしを救ってください。

 3 ご覧ください,彼らはわたしの魂を待ち伏せしたからです+。

エホバよ,強い者たちがわたしを攻撃します+。

わたしの側に反抗があるためでも,わたしの側に罪があるためでもないのに+。

 4 何のとがもないのに,彼らは走って,用意をします+。

わたしが呼ぶときに,身を起こして,見てください+。

 5 万軍の神エホバよ,あなたはイスラエルの神なのです+。

目を覚まして,すべての国の民に注意を向けてください+。

有害な反逆者にはだれにも恵みを示さないでください+。セラ。

 6 彼らはいつも夕方に帰って来ます+。

彼らは犬のように盛んにほえたて+,市の周囲を巡ります+。

 7 ご覧ください,彼らは口をもってほとばしらせ+,

剣がその唇にあります+。

だれが聴いているのでしょうか+。

 8 しかし,エホバよ,あなたは彼らを笑い+,

すべての国の民をあざ笑われます+。

 9 わたしの力*よ,わたしはあなたを待ち望みます+。

神はわたしの堅固な高台だからです+。

10 わたしに*愛ある親切を*示してくださる神は,自らわたしと向かい合います+。

わたしに敵する者たちを,神ご自身がわたしに見させてくださいます+。

11 彼らを殺さないでください。わたしの民が忘れることのないためです+。

わたしたちの盾エホバ*よ,あなたの活力によって彼らをさまよわせ+,

彼らを打ち倒してください+。

12 それは,彼らの口の罪,その唇の言葉[のゆえにです+]。

彼らがその誇りのうちに捕らえられますように+。

彼らが繰り返し述べるのろいと欺まんのゆえに。

13 激しい怒りをもって[彼らを]終わりに至らせてください+。

[彼らを]終わりに至らせてください。彼らがいなくなるためです。

そして彼らが知りますように。神がヤコブの中にあって地の果てに至るまで支配を行なっておられることを+。セラ。

14 それで,彼らは夕方に帰って来るがよい。

犬のようにほえ,市の周囲を巡るがよい+。

15 その者たちが食べ物を求めてさまようように+。

彼らが満ち足りることのないように。[彼らが]夜を過ごすところもなくなるように+。

16 しかしわたしは,あなたの力について歌い+,

朝には,喜びに満ちあふれてあなたの愛ある親切について告げるのです+。

あなたはわたしのための堅固な高台となり+,

わたしの苦難の日に逃げて行くための場所となってくださったからです+。

17 わたしの力よ,わたしはあなたに調べを奏でます+。

神はわたしの堅固な高台,わたしに愛ある親切を示される神だからです+。

“諭しのゆり”の指揮者へ。ミクタム*。ダビデによる。教えのために+。彼がアラム・ナハライムおよびアラム・ツォバと闘い,ヨアブが帰って来て,“塩の谷”でエドムを一万二千人も打ち倒したときに+。

60 神よ,あなたはわたしたちを捨て去り,わたしたちを突き破り+,

いきり立たれました。あなたはわたしたちを元通りにしてくださらなければなりません+。

 2 あなたは地を激動させ,引き裂かれました+。

その破れをいやしてください。それはよろめいたからです+。

 3 あなたはご自分の民に辛苦を見させました+。

あなたはふらつかせるぶどう酒をわたしたちに飲ませました+。

 4 あなたはあなたを恐れる者たちに旗じるしを与えられました+。

弓のゆえにジグザグに逃げるようにと*。セラ。

 5 あなたの愛する者たちが救い出されるために+,

どうかあなたの右手で救いを施し,わたしたちに*答えてください+。

 6 神ご自身がその神聖さのうちに話されました+,

「わたしは歓喜し,わたしはシェケムを受け分として分け与えよう+。

わたしはスコトの低地平原を測り分ける+。

 7 ギレアデはわたしのもの。マナセもわたしのもの+。

エフライムはわたしの頭である者の要塞。

ユダはわたしの司令者の杖+。

 8 モアブはわたしの洗い盤+。

エドムの上にわたしは自分のサンダルを投げ出す+。

フィリスティアにわたしは勝ちどきを上げる*+」。

 9 だれがわたしを攻め囲まれた都市へ連れて行ってくれるでしょうか+。

だれがわたしをエドムにまで確実に導いてくれるでしょうか+。

10 神よ,それは,わたしたちを捨て去って+,

わたしたちの軍勢と共に神として出て行かれない,あなたではありませんか+。

11 どうか苦難からの助けをわたしたちに与えてください+。

地の人による救いは無価値なものだからです+。

12 神によってわたしたちは活力を得+,

[神]ご自身がわたしたちの敵対者を踏み砕かれるのです+。

弦楽器の指揮者へ。ダビデによる。

61 神よ,わたしの嘆願の叫びを聞いてください+。

わたしの祈りに注意を払ってください+。

 2 わたしは心が弱まるとき,地の果てからあなたに叫びます+。

わたしより高い所にある岩の上にわたしを導いてくださいますように+。

 3 あなたはわたしのための避難所となり+,

敵の面前にある強固な塔となってくださったからです+。

 4 わたしは定めのない時にわたってあなたの天幕の客となり+,

あなたの翼の隠れ場に避難します+。セラ。

 5 神よ,それはあなたご自身がわたしの誓約を聴いてくださったからです+。

あなたはみ名を恐れる者たちの所有物を[わたしに]与えてくださいました+。

 6 あなたは王の日に,日を加えられ+,

彼の年は代々にたぐうものとなります+。

 7 [王]は神のみ前に定めのない時に至るまで住みます+。

ああ,愛ある親切と真実*を割り当ててください。それらが[王]を保護するためです+。

 8 こうして,わたしはあなたのみ名に永久に調べを奏でます+。

日ごとにわたしの誓約を果たすために+。

エドトン*の指揮者へ。ダビデの調べ。

62 そうだ,わたしの魂は黙[して*],ただ,神を[待ち]望む+。

わたしの救いは[神]のもとから来る+。

 2 そうだ,[神]はわたしの岩,わたしの救い,わたしの堅固な高台+。

わたしが激しくよろめかされることはない+。

 3 あなた方は自分たちが殺害しようとする者に向かって,いつまで狂暴に振る舞うのか+。

あなた方は皆,傾いた城壁,押し倒された石壁のようだ+。

 4 そうだ,彼らは人をその尊厳から誘い出そうとして忠告を与え+,

うそを楽しみとする+。

彼らは口では祝福するが,内心では災いを呼び求める+。セラ。

 5 そうだ,わたしの魂よ,黙して神を待ち望め+。

わたしの望みは[神]から出ているからだ+。

 6 そうだ,[神]はわたしの岩,わたしの救い,わたしの堅固な高台+。

わたしがよろめかされることはない+。

 7 わたしの救いと栄光は神にある+。

わたしの強固な岩,わたしの避難所は神のうちにある+。

 8 民よ,いつでも[神]に依り頼め+。

そのみ前にあなた方の心を注ぎ出せ+。

神はわたしたちのための避難所である+。セラ。

 9 そうだ,地の人*の子らは呼気であり+,

人間*の子らは偽りである+。

はかりに掛けると,彼らを皆一緒にしても呼気より軽い+。

10 だまし取ることにあなた方の信頼を置いてはならない+。

また,全くの強奪についておごり高ぶってもならない+。

たとえ資産が殖えたとしても,[それに]心を留めてはならない+。

11 一度,神は話され,二度,わたしはこのことを聞いた+。

力が神に属することを+。

12 また,エホバ*よ,愛ある親切もあなたに属するのです+。

あなたご自身が各々に*その業に応じて返報されるからです+。

ダビデの調べ。ユダの荒野にいたときに+。

63 神*よ,あなたはわたしの神*です。わたしはあなたを捜し求めます+。

わたしの魂はあなたを求めて渇くのです+。

わたしの肉体はあなたを[慕って],

水のない,乾いた,枯渇した地で弱り衰えました+。

 2 こうして,わたしは聖なる場所であなたを見つめました+。

あなたの力と栄光を見ながら+。

 3 あなたの愛ある親切*は命にも勝るので+,

わたしの唇はあなたをほめるのです+。

 4 こうして,わたしは生きている限りあなたをほめたたえ+,

あなたのみ名によって,たなごころを上げます+。

 5 わたしの魂は,最良の部分,まさに肥えたものによるかのように満ち足りており+,

わたしの口は歓呼の唇をもって賛美をささげます+。

 6 わたしが長いすの上であなたを思い出したとき+,

夜警時の間に,わたしはあなたのことを思い巡らします+。

 7 あなたがわたしの助けとなってくださったからです+。

わたしはあなたの翼の陰で喜び叫びます+。

 8 わたしの魂はあなたに付き従いました+。

あなたの右手はわたしをしっかりととらえています+。

 9 しかし,わたしの魂を滅びに陥れようとしている者たちは+,

地の最も低い所に*入って行きます+。

10 彼らは剣の力に引き渡され+,

単なるきつねの受け分となります+。

11 そして,王自ら神にあって歓びます+。

[神]によって誓う者はみな誇ります+。

偽りを語る者たちの口がふさがれるからです+。

指揮者へ。ダビデの調べ。

64 神よ,気遣いを示すわたしの声を聞いてください+。

敵の怖ろしさからわたしの命を守ってくださいますように+。

 2 悪を行なう者たちの内密の話+から,

有害なことを習わしにする者たちの騒ぎ+から,わたしを覆い隠してくださいますように。

 3 彼らはその舌をさながら剣のように研ぎ+,

自分の矢,苦々しい言葉をねらい定めました+。

 4 それは,とがめのない者を隠れ場から射るためです+。

彼らは突然,彼を射て,恐れません+。

 5 彼らは悪い言葉を専らにし+,

わなを隠すことについて公言します+。

彼らは言いました,「だれがそれを*見るものか」と+。

 6 彼らはしきりに不義のことを探り出します+。

彼らは,巧みに探り出された,抜け目のない計略を隠しました+。

各々の内なる所,すなわち[その人の]心は深いのです+。

 7 しかし,神は突然,矢で彼らを射ます+。

彼らに傷が生じました+。

 8 彼らは人をつまずかせます+。

[しかし,]その舌は彼ら自身を攻めるのです+。

彼らを見る者はみな頭を振り+,

 9 地の人はみな恐れます+。

彼らは神の働きについて告げ+,

そのみ業に必ず洞察力を働かせます+。

10 そして,義なる者はエホバにあって歓び,実際にそのもとに避難します+。

心の廉直な者はみな誇ります+。

指揮者へ。ダビデの調べ。歌。

65 神よ,あなたのために賛美が ― 沈黙が ― シオンにあります+。

誓約はあなたに対して果たされます+。

 2 祈りを聞かれる方よ,あなたのもとに,すべての肉なる者は来るのです+。

 3 とがの事柄はわたしよりも力強いものでした+。

わたしたちの違犯については,あなたご自身がこれを覆ってくださるのです+。

 4 あなたに選ばれ,近づくことを許され+,

その中庭に住むようになる者は幸いです+。

わたしたちは*,あなたの家,あなたの神殿の聖なる場所+,

その良いものに必ず満ち足りるのです+。

 5 義にそった畏怖の念を起こさせることをもって,あなたはわたしたちに答えてくださいます+。

わたしたちの救いの神よ+,

地のすべての境と,海の遠く離れている者たちとの信頼となってくださる方よ+。

 6 [神]はその力をもって山々を堅く立てておられ+,

[神]はまさしく力強さを帯びておられます+。

 7 [神]は海のざわめきを,

その波のざわめきと国たみの騒ぎを+静めておられます+。

 8 そして,最果ての地に住む者たちはあなたのしるしを恐れます+。

あなたは朝と夕の現われに喜びの叫びを上げさせます+。

 9 あなたは地に注意を向けられました。これに豊かな[実り]を与えるためです+。

あなたはこれを大いに富ませます。

神から出る流れは水で満ちています+。

あなたは彼らの穀物を備えられます+。

このようにして,あなたは地*を備えられるからです+。

10 その畝は豊かに潤され,その土くれは平らにされます+。

あなたは豊潤な雨によってそれを軟らかくし,その新芽を祝福されます+。

11 あなたはご自分の善良さをもって*年に冠を授けられました+。

あなたの通り道は肥えたもので滴ります+。

12 荒野の牧草地は絶えず滴り+,

もろもろの丘も喜ばしさを帯びます+。

13 牧場は羊の群れをまといました+。

低地平原も穀物に包まれています+。

彼らは勝ちどきを上げ,まさに歌うのです+。

指揮者へ。歌,調べ。

66 地のすべて[の者]よ*,神に向かって勝利の叫びを上げよ+。

 2 そのみ名の栄光に調べを奏でよ+。

その賛美を栄光あるものとせよ+。

 3 神に申し上げよ,「あなたのみ業は何という畏怖の念を抱かせるものなのでしょう+。

あなたの満ちあふれる力のゆえに,あなたの敵はへつらいながらみもとに来ます+。

 4 地のすべて[の者]はあなたに身をかがめ+,

あなたに調べを奏で,そのみ名に調べを奏でます+」。セラ。

 5 あなた方は来て,神の働きを見よ+。

人*の子らに対するその扱いは畏怖の念を起こさせる+。

 6 [神]は海を変えて乾いた地とされた+。

彼らは川の中を歩いて渡った+。

その所でわたしたちは[神]にあって歓ぶようになった+。

 7 [神]はその力強さによって定めのない時に至るまで支配しておられる+。

その目は諸国の民を見張る+。

強情な者たちについては,彼らが自らのうちに高められることがありませんように+。セラ。

 8 もろもろの民よ,わたしたちの神をほめたたえよ+。

[神]への賛美の声を響かせよ+。

 9 [神]はわたしたちの魂を命のうちに*置いてくださる+。

[神]はわたしたちの足がよろめくことを許されなかった+。

10 神よ,あなたはわたしたちを調べられたからです+。

あなたは銀を精錬するときのように,わたしたちを精錬されました+。

11 あなたはわたしたちを狩猟の網の中に引き入れ+,

わたしたちの腰に圧迫を加えられました。

12 あなたは死すべき人間にわたしたちの頭の上を乗り越えさせました+。

わたしたちは火の中を通り,水の中を通って来ました+。

あなたはわたしたちを安らぎへ連れ出されました+。

13 わたしは全焼燔の捧げ物を携えてあなたの家に入り+,

わたしの誓約をあなたに果たします+。

14 わたしの唇が言い表わした[誓約+],

わたしが窮境に陥っていたときに,わたしの口が語ったその[誓約]を+。

15 わたしは肥えた家畜の全焼燔の捧げ物を+,

雄羊の犠牲の煙と共にあなたにささげます。

わたしは雄牛を雄やぎと共に供えます+。セラ。

16 すべて神を恐れる者は来て,聴け+。

わたしは[神]がわたしの魂のためにしてくださったこと+を話そう。

17 わたしは自分の口で[神]に呼びかけた+。

わたしの舌でほめたたえることがあった+。

18 もしわたしが心の中で有害なことを考えたのなら,

エホバ*は[わたしの言うことを]聞かれないであろう+。

19 神は確かに聞いてくださった+。

わたしの祈りの声に注意を払ってくださった+。

20 神がほめたたえられるように。[神]はわたしの祈りを退けず,

また,その愛ある親切をわたしから[退けられなかった+]。

弦楽器の指揮者へ。調べ,歌。

67 神ご自身がわたしたちに恵みを示し,祝福してくださいます+。

[神]はわたしたちの上にみ顔を輝かせてくださいます+ ― セラ ―

 2 それは,あなたの道が地で,

あなたの救いがすべての国の民の中で+知られるようになるためです+。

 3 神よ,もろもろの民があなたをたたえますように+。

もろもろの民がこぞってあなたをたたえますように+。

 4 国たみが歓び楽しみ,喜び叫びますように+。

あなたはもろもろの民を廉直に裁かれるからです+。

国たみについては,あなたは地の上で彼らを導かれます。セラ。

 5 神よ,もろもろの民があなたをたたえますように+。

もろもろの民がこぞってあなたをたたえますように+。

 6 地は必ず産物を出すことでしょう+。

神,わたしたちの神は,わたしたちを祝福してくださいます+。

 7 神はわたしたちを祝福してくださり+,

地の果てはみな[神]を恐れるのです+。

指揮者へ。ダビデによる。調べ,歌。

68 神が立ち上がってくださり+,その敵たちが散らされ+,

[神]を激しく憎む者たちが[神]のゆえに逃げて行くように+。

 2 煙が吹き払われるように,あなたが[彼らを]吹き払ってくださいますように+。

ろうが火のゆえに溶けるように+,

邪悪な者たちが神のみ前から滅びうせますように+。

 3 しかし,義なる者たちは,歓び+,

神のみ前で大いに喜び+,

歓びのうちに歓喜するように+。

 4 あなた方は神に向かって歌い,そのみ名に調べを奏でよ+。

荒野の中を乗り進まれ+,その名をヤハといわれる*方+に[歌を]うたえ。

そのみ前で歓呼せよ。

 5 父なし子の父,やもめの裁き主+,

それはご自分の聖なる住まいにおられる神+。

 6 神は孤独な者たちを家に住まわせ*+,

捕らわれ人を連れ出して,豊かな繁栄に導き入れられる+。

しかし強情な者は,焼けつく地に住まなければならない+。

 7 神よ,あなたがご自分の民の前に出て行かれたとき+,

あなたが砂漠を進んで行かれたとき+ ― セラ ―

 8 地は激動し+,

天もまた,神のゆえに滴り+,

このシナイは,神,イスラエルの神+のゆえに[激動した+]。

 9 神よ,あなたは豊潤な大雨を降らせはじめました+。

ご自分の相続物,それがうみ疲れているときにも ― あなたご自身がその気力を回復させてくださいました+。

10 あなたの天幕村+ ― そこに彼らは住みました+。

神よ,あなたはご自分の善良さをもって,それを苦しんでいる者のために備えてくださいました+。

11 エホバ*ご自身がみことばを与えてくださる+。

良いたよりを告げる女は大軍をなしている+。

12 軍勢の王たちでさえ逃げる。彼らは逃げる+。

しかし家にとどまっている者,彼女は分捕り物にあずかる+。

13 あなた方は[宿営の]灰の山*の間に横たわっていたが,

銀で覆われたはとの翼と,

黄緑色の金*で[覆われた]羽翼とがあるであろう+。

14 全能者*がそこ*で王たちを広く散らされた*とき+,

ツァルモン+に雪が降りはじめた。

15 バシャン+の山地*は神*の山+,

バシャンの山地は峰の連なる山+。

16 峰の連なる山々よ,なぜお前たちは,

神が自ら住むことを願った山+をねたましげに見つづけるのか。

エホバご自身が[そこに]永久に住まわれるのだ+。

17 神の戦車は幾万,幾千となくある+。

エホバご自身がシナイから聖なる場所に入って来られた*+。

18 あなたは高い所に上られました+。

あなたはとりこを連れ去られました+。

あなたは人々という形の*賜物を取られました+。

そうです,強情な者たちをもです+。神*ヤハ*よ,[彼らの中に]住むために+。

19 日ごとにわたしたちのために荷を負ってくださるエホバが+,

わたしたちの救いの[まことの]神がほめたたえられるように*+。セラ。

20 わたしたちにとって[まことの]神は救いを施される神*+。

死から逃れ出る道*は,主権者+なる主,エホバに属する+。

21 実に神ご自身がその敵の頭を+,

自分の罪科のうちに歩き回る者の毛深い頭の頂を打ち砕かれる+。

22 エホバ*は言われた,「わたしはバシャンから連れ戻し+,

海の深みから*[彼らを]連れ戻す+。

23 それは,あなたが足を血で洗い*+,

あなたの犬の舌が敵からその受け分を得る+ためである」と。

24 神よ,彼らはあなたの行列を見ました+,

わたしの神*,わたしの王の行列が聖なる場所に入って行くのを+。

25 歌うたいたちは前を行き,弦楽器を弾く者たちはその後に従い+,

その間にあって乙女らはタンバリンを打ち鳴らしていました+。

26 イスラエルの源から[出た者たちよ+],

群集の中で*神を,エホバ*をほめたたえよ+。

27 そこでは小さいベニヤミンが彼らを従えており+,

ユダの君たちが,叫び声を上げるその群衆と共にいる。

ゼブルンの君たちも,ナフタリの君たちも+。

28 あなたの神はあなたの力に命令を下されました+。

神よ,わたしたちのために行動してくださった方よ,力を示してください+。

29 エルサレムにあるあなたの神殿のゆえに+,

王たちはあなたのもとに供え物を携えて来るのです+。

30 葦の中の野獣+,雄牛*の集まりを+,

もろもろの民の子牛と共に叱責してください。その各々は銀の塊を踏みつけています+。

[神]は,戦いを喜びとするもろもろの民を散らされました*+。

31 青銅の品々*がエジプトから出てくる+。

クシュ*もその手を[供え物と共に]素早く神に伸べるであろう+。

32 ああ,地のもろもろの王国よ,神に向かって歌い+,

エホバ*に調べを奏でよ ― セラ ―

33 古からの天の天に乗り進まれる方+に[調べを奏でよ]。

見よ,[神]はその声を,力強い声を出される+。

34 力を神に帰せよ+。

その卓逸性はイスラエルの上に,その力は雲の中にある+。

35 神は畏怖の念を抱かせる方であり,あなたの大いなる聖所*から[現われ出る+]。

それはイスラエルの神であり*,民に力を,まさに偉力を与えておられる+。

神がほめたたえられるように+。

“ゆり*”の指揮者へ+。ダビデによる。

69 神よ,わたしを救ってください。水がわたしの魂*にまで迫って来たからです+。

 2 わたしは深い泥の中に沈んでしまいました。そこには立つ場所もありません+。

わたしは底の深い水にはまり込み,

水流*がわたしを流し去りました+。

 3 わたしは呼ばわり続けたために疲れ+,

わたしののどはかれ,

わたしの目はわたしの神をひたすら待ち望んで衰えました+。

 4 何のいわれもなくわたしを憎む者たちは,わたしの髪の毛よりも多くなりました+。

わたしを沈黙させる者たちは,理由もなくわたしの敵となっており,その数は非常に多くなりました+。

わたしはそのとき,奪い取ったこともないものを返してゆきました。

 5 神よ,あなたご自身がわたしの愚かさを知るようになられました。

わたしの罪科はあなたから隠されませんでした+。

 6 主権者なる主,万軍のエホバよ+,

あなたを待ち望む者たちが,わたしのために恥をかきませんように+。

ああ,イスラエルの神よ+,

あなたを求める者たちが,わたしのために辱めを受けることがありませんように+。

 7 あなたのためにわたしはそしりを負い+,

辱めがわたしの顔を覆ったからです+。

 8 わたしは自分の兄弟にとっては疎遠な者となり+,

自分の母の子らにとっては異国の者[となりました+]。

 9 あなたの家に対する全き熱心がわたしを食い尽くし+,

あなたをそしっている者たちのそのそしりがわたしに降り懸かりました+。

10 そして,わたしは自分の魂の断食をもって泣きはじめましたが+,

それはわたしにとってそしりのもととなりました+。

11 わたしが粗布を自分の衣服とするとき,

わたしは彼らにとって格言的なことばとなりました+。

12 門に座っている者たちは,わたしについて関心を示すようになり+,

[わたしは,]酔わせる酒を飲む者たちの歌の題[となりました+]。

13 しかし,わたしはというと,エホバ*よ,わたしの祈りはあなたに向けられました+。

神よ,受け入れていただける時にです+。

豊かな愛ある親切のうちに,あなたによる救いの真実をもってわたしに答えてください+。

14 泥の中からわたしを救い出して,わたしが沈まないようにしてください+。

わたしを憎む者たちから+,深い水から,わたしが救い出されますように+。

15 水の水流がわたしを流し去ることがありませんように+。

深みがわたしを呑み込むことが[ありませんように]。

井戸がわたしの上でその口を閉じることが[ありませんように+]。

16 エホバよ,わたしに答えてください。あなたの愛ある親切は良いものだからです+。

あなたの豊かな憐れみにしたがって,わたしの方に向いてください+。

17 あなたの僕からみ顔を覆い隠さないでください+。

わたしは窮境に陥っているのですから,急いでわたしに答えてください+。

18 わたしの魂に近づいて,これを取り戻してください+。

わたしの敵のゆえに,わたしを請け戻してください+。

19 あなたご自身が,わたしのそしりと恥と辱めとを知ってくださいました+。

わたしに敵意を示す者は皆あなたの前にいます+。

20 そしりがわたしの心を破りました。[その傷は]治りません+。

そして,わたしは同情を示してくれる者を待ち望みましたが,だれもいませんでした+。

慰めてくれる者を[待ち望みましたが],だれも見いだせませんでした+。

21 かえって,彼らは食物*として毒草を[わたしに]与え*+,

わたしの渇きのために酢を飲ませようとしました+。

22 彼らの前にあるその食卓が彼らを陥れる仕掛けとなり+,

彼らの幸いとなるはずのものがわなと[なるように+]。

23 彼らの目が暗くなって,見えなくなるように+。

彼らの腰を絶えずよろけさせてください+。

24 彼らの上にあなたの糾弾を注ぎ出してください+。

あなたの燃える怒りが彼らに追いつきますように+。

25 壁で囲まれた彼らの宿営が荒廃させられるように+。

彼らの天幕にだれも住む者がいなくなりますように+。

26 あなたが打った者を彼らは追跡したからです+。

あなたに刺し通された者たちの痛みを彼らは詳しく話すのです。

27 彼らのとがにとがを加えてください+。

彼らがあなたの義のうちに入ることがありませんように+。

28 彼らが生ける者たちの書*からぬぐい去られるように+。

彼らが義なる者たちと共に書き込まれることがありませんように+。

29 しかし,わたしには苦悩と痛みがあります+。

神よ,あなたの救いがわたしを保護するものとなりますように+。

30 わたしは歌をもって神*のみ名を賛美し+,

感謝をもって[神]を大いなるものとします+。

31 これもまた,雄牛よりも+,

角のある,ひづめの分かれた若い雄牛よりもエホバ*に喜ばれることなのです+。

32 柔和な者たちは必ず[それを]見て,歓びます+。

神を求めている者たちよ,あなた方の心も生きつづけるように+。

33 エホバは貧しい者たち[の言葉]を聴いておられ+,

ご自分の捕らわれ人*を決してさげすまれないからだ+。

34 天と地が[神]を賛美するように+。

海とその中で動き回るすべてのものも+。

35 神ご自身がシオンを救い+,

ユダの諸都市を建てられるからだ+。

彼らは必ずそこに住み,それ*を所有するであろう+。

36 そして,その僕たちの子孫*がそれを受け継ぎ+,

そのみ名を愛する者たちがそこに住む者となる+。

指揮者へ。ダビデによる。思い出させるために+。

70 神よ,わたしを救い出すために+,

エホバよ,わたしを助けるために急いで来てください+。

 2 わたしの魂*を求めている者たちが恥をかき,恥じ入りますように+。

わたしの災いを喜んでいる者たちが引き返し,辱められますように+。

 3 「ははあ,ははあ」と言っている者たちが,自分の恥のゆえに帰って行きますように+。

 4 あなたを求めている者たちが皆,あなたにあって歓喜し,歓びますように+。

彼らが,「神*が大いなるものとされますように」と絶えず言いますように ― あなたの救いを愛している者たちが+。

 5 しかし,わたしは苦しんでおり,貧しいのです+。

神よ,わたしのために急いで行動してください+。

あなたはわたしの助けであり,わたしを逃れさせてくださる方なのです+。

エホバよ,どうか遅すぎることがありませんように+。

71 エホバよ,わたしはあなたのもとに避難しました+。

わたしが決して恥をかくことがありませんように+。

 2 あなたの義をもってわたしを救い出し,わたしを逃れさせてくださいますように+。

あなたの耳をわたしに傾け,わたしを救ってください+。

 3 わたしにとって,常に入り込むことのできる岩の要塞となってください+。

あなたはわたしを救うよう命じてくださらなければなりません+。

あなたはわたしの大岩,わたしのとりでだからです+。

 4 わたしの神よ,邪悪な者の手から,

不正と虐げを行なう者のたなごころから+,わたしを逃れさせてください+。

 5 主権者なる主エホバよ,あなたはわたしの望み+,若い時からのわたしの確信だからです+。

 6 わたしは腹のときから,あなたに寄り掛かって身を支えてきました+。

あなたはわたしの母の内なる所からでさえわたしを分けられる方なのです+。

わたしの賛美は常にあなたにあります+。

 7 わたしは多くの人にとって,まさに奇跡のようなものとなりました+。

しかし,あなたはわたしの堅固な避難所です+。

 8 わたしの口はあなたの賛美で+,

一日じゅうあなたの美しさで満ちています+。

 9 老齢の時にわたしを見放さないでください+。

わたしの力がまさに衰えてゆくときに,わたしを捨てないでください+。

10 わたしの敵はわたしについて言ったからです+。

わたしの魂を見張っている者たちは,組んで計り事を取り交わし+,

11 こう言いました。「神自ら彼を捨てたのだ+。

追跡して彼を捕らえよ。だれも救い出す者はいないからだ+」。

12 神よ,わたしから遠く離れないでください+。

わたしの神よ,急いでわたしを助けに来てください+。

13 わたしの魂に抵抗している者たちが恥をかき,終わりを迎えますように+。

わたしに災いを求めている者たちが,そしりと辱めで身を覆いますように+。

14 しかしわたしは,絶えず待ち望み+,

あなたのすべての賛美を増し加えます。

15 わたしの口はあなたの義を+,

一日じゅうあなたの救いを+詳しく話します。

わたしはまだ[その]数を知らないからです+。

16 主権者+なる主エホバよ,わたしは大いなる力強さのうちに来ます+。

わたしはあなたの義を,ただあなたの[義]だけを語り告げるのです+。

17 神よ,あなたはわたしの若い時からわたしを教えてくださいました+。

わたしは今に至るまであなたのくすしいみ業について告げ知らせています+。

18 そして,神よ,老齢と白髪に至るまでもわたしを捨てないでください+。

[後の]世代にあなたのみ腕について+,

来たるべき者たちすべてにあなたの力強さについてわたしが語るまで+。

19 神よ,あなたの義は高い所に至ります+。

あなたの行なわれた大いなることに関しては+,

神よ,だれがあなたのようでしょうか+。

20 あなたはわたしに*多くの苦難と災いとを見させたのですから+,

わたしを再び生き返らせてくださいますように+。

地の水の深み*から再びわたしを引き上げてくださいますように+。

21 わたしの偉大さを増してくださいますように+。

わたしを囲んで,慰めてくださいますように+。

22 わたしの神よ,わたしもまた,弦の楽器をもって+,

あなたの真実さについてあなたをたたえます+。

イスラエルの聖なる方+よ,わたしはたて琴をもってあなたに調べを奏でます。

23 あなたに調べを奏でようとするとき,わたしの唇は喜び叫びます+。

あなたが請け戻してくださったわたしのこの魂が+。

24 また,わたしの舌も一日じゅう小声であなたの義を述べます+。

わたしに災いを求めている者たちが,恥をかいたからです。彼らが恥じ入ったからです+。

ソロモンに関して。

72 神よ,王にあなたの司法上の定めを+,

王の子にあなたの義を与えてください+。

 2 彼があなたの民の言い分を義をもって+,

あなたの苦しむ者たちの[言い分]を司法上の定めをもって弁護しますように+。

 3 山々が民に平和を携えて来るように+。

また,もろもろの丘も,義によって。

 4 彼が民の苦しんでいる者を裁き+,

貧しい者の子らを救い,

だまし取る者を砕くように。

 5 彼らは太陽のある限り*+,

そして月の前で,代々*+あなたを恐れます*。

 6 彼は刈られた草の上に降る雨のように+,

地をぬらす*豊潤な雨のように下ります+。

 7 その日には義なる者*が芽生え+,

豊かな平和が月のなくなるときまで*[続くことでしょう+]。

 8 そして,彼は海から海に至るまで+,

川*から+地の果てに至るまで臣民を持つことになります+。

 9 水のない地域の住民*は彼の前に身をかがめ+,

彼の敵もまさしく塵をなめるでしょう+。

10 タルシシュと島々*の王たち+―

彼らは貢ぎを納めます+。

シェバとセバの王たち ―

彼らは贈り物を差し出します+。

11 そして,すべての王は彼に平伏し+,

すべての国の民も彼に仕えます+。

12 助けを叫び求める貧しい者+,

また,苦しんでいる者や助け手のない者を彼が救い出すからです+。

13 彼は立場の低い者や貧しい者をふびんに思い+,

貧しい者たちの魂を救います+。

14 彼は虐げと暴虐から彼らの魂を請け戻し,

彼らの血はその目に貴重なものとなります+。

15 そして,彼が生き長らえるように+。彼にシェバの金のいくらかが与えられるように+。

そして,彼のために絶えず祈りがささげられ,

一日じゅう彼がほめたたえられるように+。

16 地には穀物が豊かに実り+,

山々の頂であふれんばかりに[実ります+]。

彼の実はレバノンのもののようになり+,

都市からの者たちは地の草木のように咲き輝くことでしょう+。

17 彼の名が定めのない時に至るまで続くように+。

太陽の前でその名が増し加わり,

彼によって人々が自らを祝福し+,

すべての国の民が彼を幸いな者と言うように+。

18 エホバ神,イスラエルの神がほめたたえられますように+。

ただこの方だけがくすしい業を行なっておられるのです+。

19 その栄光あるみ名が定めのない時に至るまでほめたたえられるように+。

その栄光が全地に満ちるように+。

アーメン,アーメン*。

20 エッサイの子ダビデ+の祈りは終わった。

第三巻

(詩編 73-89)

アサフの調べ+。

73 神はイスラエルに対して,心の清い者たちに対して,確かに善良であられる+。

 2 わたしについていえば,わたしの足はもう少しでそれて行くところだった+。

わたしの歩みは危うく滑る*ところだった+。

 3 わたしは邪悪な者たちが平安でいるのを見る[たびに+],

誇る者たちがねたましくなったからだ+。

 4 彼らには死の激痛もなく+,

その下腹は肥えているからだ+。

 5 彼らは死すべき人間*の難儀に遭うことも+,

ほかの人間*のように災厄に遭うこともない+。

 6 それゆえ,ごう慢さが彼らの首飾りとなった+。

暴虐が衣のように彼らを包む+。

 7 その目は脂肪で膨らみ+,

彼らは心の想像するところを超えた+。

 8 彼らは嘲笑し,悪いことについて話し+,

だまし取ることについて格調高い話し方をする+。

 9 彼らはその口を天にまでも入れた+。

彼らの舌は地を歩き回る+。

10 それゆえ,[神]はご自分の民をこちらに連れ戻す。

満ちているところの水は彼らのために流し出される。

11 そして彼らは言った,「どのようにして神*は知るようになったのか+。

至高者には知識があるのか」と+。

12 見よ,これらは邪悪な者であり,いつまでも安楽に暮らしている+。

彼らは[自分の]資産を殖やした+。

13 わたしが自分の心を清めたことも,

潔白のうちに自分の手を洗うことも+,確かに無駄なことなのだ+。

14 そして,わたしは一日じゅう災厄に遭うこととなり+,

わたしの矯正は毎朝のことである+。

15 もしわたしが,「そのように話をしよう」と言ったのなら,

見よ,あなたの子らの世代に対して,

わたしは不実な行為をしたことになる+。

16 それで,わたしはこのことを知ろうと考えつづけた+。

それはわたしの目に難儀なことであった。

17 わたしが神の大いなる聖なる所に入って行くまでは+。

わたしは彼らの将来を見極めたいと思った+。

18 確かに,あなたは彼らを滑りやすい地に置かれます+。

あなたは彼らを滅びに陥れました+。

19 ああ,彼らは一瞬のことのように驚きの的となってしまいました+。

彼らはその終わりに至り,突然の恐怖によって終わりを迎えました。

20 エホバ*よ,目覚めた後の夢のように+,

あなたは[身を]起こすとき彼らの像をさげすまれます+。

21 わたしの心はいら立ち+,

わたしは腎に鋭い痛みを受けたからです+。

22 そして,わたしは道理をわきまえておらず,知ることができませんでした+。

あなたから見て,わたしはただの獣のようなものとなりました+。

23 しかし,わたしは絶えずあなたと共にいます+。

あなたはわたしの右手をつかんでくださいました+。

24 あなたはご自分の助言をもってわたしを導き+,

その後,わたしを栄光へ連れて行ってくださるのです+。

25 わたしにとって天にだれがいるでしょうか+。

わたしにとって,あなたのほかに,地には何の喜びもありません+。

26 わたしの体とわたしの心は衰えました+。

神はわたしの心の岩,定めのない時に至るまでわたしの受け分なのです+。

27 ご覧ください,あなたから離れている者たちは滅びうせます+。

不道徳にもあなたから去って行く者を,あなたはみな必ず沈黙させられます+。

28 しかしわたしについていえば,神に近づくことは良いことなのです+。

主権者なる主エホバのもとに,わたしは自分の避難所を置きました+。

あなたのすべてのみ業を*告げ知らせるためです+。

マスキル*。アサフによる+。

74 神よ,なぜあなたは永久にお捨てになったのですか+。

なぜあなたの怒りはご自分の放牧地の羊の群れに向かって煙を上げつづけるのですか+。

 2 昔あなたが取得なさったあなたの集まりを+,

ご自分の相続物として請け戻された部族を+,

あなたの住まわれたこのシオンの山を思い出してください+。

 3 久しく荒廃した地へあなたの足を上げてください+。

敵は聖なる場所ですべての物に対してひどい扱いをしました+。

 4 あなたに敵意を示す者たちは,あなたの会見の場所の真ん中でほえたけりました+。

彼らは自分のしるしを[その]しるしとして置きました+。

 5 ある者が悪名をはせているのは,木のやぶに斧を振り上げる者に似ているからです。

 6 そして,彼らは今やその彫り物をどれもこれも,手おのと先に鉄の付いた梁で打ちます+。

 7 彼らはあなたの聖なる所を火の中に突き入れました+。

あなたのみ名の幕屋をまさに地にまで汚しました+。

 8 彼らは,その子孫までもが,心の中で共に言いました,

「神*のすべての会見の場所はこの地で焼かれなければならない」と+。

 9 わたしたちはわたしたちのしるしを見ませんでした。預言者ももういません+。

いつまでなのかを知っている者も,わたしたちのもとにはいません。

10 神よ,いつまで敵対者はそしり続けるのですか+。

敵はあなたのみ名を永久に不敬な仕方で扱うのですか+。

11 あなたはなぜそのみ手を,その右のみ手を,

ご自分の懐から取り出したままにして+,[わたしたちに]終わりをもたらそうとされるのですか。

12 それでも,神は昔からわたしの王+,

地のただ中で大いなる救いを施される方なのです+。

13 あなたご自身がその力をもって海をかき立て+,

水の中にいる海の巨獣の頭を砕かれました+。

14 あなたご自身がレビヤタン*+の頭を打ち砕かれました。

あなたはそれを民に,水のない地域に住む者たちに,食物としてお与えになりました+。

15 あなたは泉と奔流を裂かれた方です+。

あなたご自身が絶えず流れる川を干上がらせました+。

16 昼はあなたのもの。また,夜もあなたのものです+。

あなたは光体を,太陽を備えられました+。

17 地のすべての境界を定めたのはあなたです+。

夏と冬 ― あなたがそれを形造られました+。

18 エホバよ,このことを思い出してください。敵がそしったことを+,

分別のない民があなたのみ名を不敬な仕方で扱ったことを+。

19 あなたのやまばとの魂を野獣に与えないでください+。

あなたの苦しむ者たちの命を永久に忘れないでください+。

20 契約を見てください+。

地の暗い所は暴虐の住みかで満ちてしまったからです+。

21 ああ,打ち砕かれた者が,辱めを受けて帰ることがありませんように+。

苦しんでいる者と貧しい者があなたのみ名を賛美しますように+。

22 神よ,立ち上がってください。あなたの訴訟を取り扱ってください+。

一日じゅう無分別な者からもたらされるあなたのそしりを覚えていてください+。

23 あなたに敵意を示す者たちの声を忘れないでください+。

あなたに向かって立ち上がる者たちのざわめきが絶えず上がっています+。

指揮者へ。「滅ぼすな*」。調べ。アサフによる+。歌。

75 神よ,わたしたちはあなたに感謝し,あなたに感謝をささげます+。

あなたのみ名は近くにあります+。

人々はあなたの驚くべきみ業を告げ知らせなければなりません+。

 2 「わたしは定めの時を決めたからである+。

わたしが自ら廉直に裁きはじめた+。

 3 地とそこに住むすべての者は溶解し+,

その柱を調整したのはわたしである+」。セラ。

 4 わたしは愚かな者たちに言いました,「愚かであってはならない」と+。

また邪悪な者たちに,「角を上げるな+。

 5 あなた方の角を高く上げるな。

尊大な首で話すな+。

 6 高められることは,東から*でも,西からでも,

また南*から来るのでもない。

 7 神が裁き主だからである+。

[神]はこの者を卑しめ,かの者を高められる+。

 8 エホバのみ手には杯があり+,

そのぶどう酒は泡立っており,混ぜ合わせたもので満ちているからだ。

そして,[神]はまさしくその滓をそれから注ぎ出される。

地の邪悪な者たちは皆,[それを]飲み干し,[それを]飲むであろう+」。

 9 しかしわたしは,定めのない時に至るまで[それについて]告げるのです。

わたしはヤコブの神に調べを奏でます+。

10 そして,邪悪な者たちのすべての角を切り倒します+。

義なる者の角は高められるのです+。

弦楽器の指揮者へ。調べ。アサフによる+。歌。

76 神はユダにおいて知られています+。

イスラエルにおいてそのみ名は大いなるものです+。

 2 その隠れがはサレムに+,

その住みかはシオンにあります+。

 3 [神]は燃える矢柄を,

盾と剣と戦闘を+そこで砕かれました+。セラ。

 4 あなたは光に包まれていて,えじきの山々よりも威光があります+。

 5 心の強力な者たちは奪略に遭い+,

うとうととして眠り込んでしまい+,

すべての勇敢な者のうち,だれも自分の手を見いだす者はいませんでした+。

 6 ヤコブの神よ,あなたの叱責によって,兵車の御者も馬も共に深い眠りに落ちました+。

 7 あなたは ― まさしくあなたは畏怖の念を起こさせる方です+。

その怒りの強さのゆえに,だれがあなたのみ前に立ち得るでしょうか+。

 8 あなたは天から法的論争が聞こえるようにされました+。

地は自ら恐れて,沈黙しました+。

 9 地のすべての柔和な者を救うために+,

神が裁きに立ち上がられたとき+。セラ。

10 人*の激しい怒りもあなたをたたえることになり+,

激しい怒りの残りをあなたは身の帯とされます*。

11 [神]の周りにいるすべての者よ,あなた方の神エホバに誓約をなし,[それを]果たせ+。

彼らが恐れを抱きつつ供え物を携えて来るように+。

12 [神]は指導者たちの霊を低くされます*+。

[神]は地の王たちにとって畏怖の念を起こさせる方なのです+。

エドトン*の指揮者へ。アサフによる+。調べ。

77 わたしは声を上げ,神に向かって声を上げ,神*ご自身に叫びます+。

すると,[神]は必ずわたしに耳を向けてくださいます+。

 2 わたしの苦難の日にわたしはエホバ*を尋ね求めました+。

夜にはわたしの手が差し伸べられ*ましたが,それは無感覚にはなりません。

わたしの魂は慰められることを拒みました+。

 3 わたしは神を思い起こして,騒ぎ立ちます+。

わたしは気遣いを示します。わたしの霊が衰え果てるのではないかと+。セラ。

 4 あなたはわたしのまぶたをつかみました+。

わたしは動揺して,話すことができません+。

 5 わたしは昔の日を,

定めのない過去の年を思いやりました+。

 6 わたしは夜,わたしの弦の調べを思い出します+。

わたしは心から気遣いを示し+,

わたしの霊は注意深く尋ね求めます。

 7 エホバ*は定めのない時まで,いつまでも捨て去ってしまうのだろうか+。

もう二度と喜ばれないのだろうか+。

 8 その愛ある親切は永久に終わってしまったのだろうか+。

[その]ことばは代々にわたって無に帰してしまったのだろうか+。

 9 神*は恵み深くあることをお忘れになったのだろうか+。

それとも,怒ってその憐れみを閉ざされたのだろうか+。セラ。

10 そして,わたしは言いつづけるのだろうか,「これがわたしを刺し通すものだ+。

至高者の右手の変わることが」と+。

11 わたしはヤハ*の行なわれたことを思い出し+,

昔のあなたの驚嘆すべき行ないを思い出します+。

12 そして,あなたのすべての働きを確かに思い巡らし+,

あなたの行なわれたことを思いに留めます+。

13 神*よ,あなたの道は聖なる場所にあります+。

いったいだれが,神のように大いなる神*でしょうか+。

14 あなたは[まことの]神であり,驚嘆すべきことを行なわれます+。

あなたはもろもろの民の中にご自分の力を知らされました+。

15 あなたはみ腕をもってご自分の民を,

ヤコブとヨセフの子らを取り戻されました+。セラ。

16 神よ,水はあなたを見ました。

水はあなたを見て,激しい痛みを覚えるようになりました+。

また,水の深み*も動揺しはじめました+。

17 雲は雷鳴をとどろかせて水を注ぎ出し+,

雲のかかった空は音を出しました。

また,あなたの矢も方々に出て行きました+。

18 あなたの雷鳴は兵車の車輪のようでした+。

稲妻は産出的な地*を照らし出しました+。

地は動揺し,激動しはじめました+。

19 あなたの道は海の中を通り+,

あなたの道筋は大水の中を通っていました。

それでも,あなたの足跡が知られるようにはなりませんでした。

20 あなたはご自分の民をまさに羊の群れのように+,

モーセとアロンの手によって導かれたのです+。

マスキル*。アサフによる+。

78 わたしの民よ,わたしの律法に耳を向けよ+。

わたしの口の語ることに耳を傾けよ+。

 2 わたしは格言的なことばをもって口を開き+,

昔のなぞをほとばしらせよう+。

 3 わたしたちが聞いて知っているもの+,

父たちがわたしたちに語り伝えたものを+。

 4 それをわたしたちは彼らの子らに隠さず+,

来たるべき世代にも語り伝える+。

エホバの賛美と力と+,

[神]の行なわれたくすしい事柄を+。

 5 そして,[神]はヤコブのうちに諭しを掲げ+,

律法をイスラエルのうちに置かれた+。

それは,[神]がわたしたちの父祖に命じて+,

彼らの子らに知らせようとされたことであった+。

 6 来たるべき世代,生まれて来る子らが[それを]知り+,

立ち上がって[それを]自分の子らに語り伝えるため+,

 7 また,彼らが神ご自身に*確信を置き+,

神*の行なわれたことを忘れず+,そのおきてを守り行なうためであった+。

 8 彼らはその父祖たちのようになってはならない+。

それは強情で,反逆の世代+,

自分の心を定めなかった世代であり+,

その霊は神*の信頼に値しなかった+。

 9 エフライムの子らは武装した弓の射手であったが+,

戦いの日に後退した+。

10 彼らは神*の契約を守らず+,

その律法によって歩むことを拒んだ+。

11 彼らはまた,[神]の行なわれたこと,

[神]が見させてくださったそのくすしい業を+忘れるようになった+。

12 [神]は彼らの父祖たちの前で,

エジプトの地+,ツォアンの野で+,驚嘆すべきことを行なわれた+。

13 [神]は彼らを渡って行かせるために海を裂き+,

水をせきのように立たせた+。

14 そして,昼は雲をもって+,

夜はよもすがら火の光をもって彼らを導いて行かれた+。

15 次いで,荒野の岩を裂かれた+。

水の深みのように*,[彼らに]存分に飲ませるためであった+。

16 大岩から流れを出させ+,

水を川のように下らせるのであった+。

17 それでも,彼らは水のない地域で至高者に反逆することにより+,

なおも[神]に対して罪をおかし続けた+。

18 次いで,彼らは自分の魂のために食べるものを求めることにより+,

心のうちで神*を試すのであった+。

19 こうして,彼らは神に逆らって*話しはじめた+。

彼らは言った,「神は荒野に食卓を整えることができるのか」と+。

20 見よ,[神]は岩を打たれた+。

水が流れ,奔流があふれ出るためであった+。

「[神]はまた,パンも与えることができるのか+。

また,その民のために糧食を備えることができるのか+」。

21 それゆえに,エホバは聞いて,憤怒を覚えられた+。

火がヤコブに向かって燃え上がり+,

怒りもまた,イスラエルに向かって上がった+。

22 彼らは神に信仰を置かず+,

その救いに依り頼まなかったからである+。

23 それで,[神]は上なる雲のかかった空に命じて,

天の戸を開かれた+。

24 そして,マナを彼らの上に降らせて食べさせ+,

天の穀物を彼らにお与えになった+。

25 人々*は強力な者たち*のパンを食べたのである+。

[神]は食糧を彼らに送って満ち足らせた+。

26 天に東風を起こし+,

ご自分の力によって南風を吹かせはじめた+。

27 こうして,彼らの上に糧食を塵のように+,

翼のある飛ぶ生き物を海の砂粒のように降らせてゆかれた+。

28 そして,[神]は[それを]ご自分の宿営の中に,

幕屋+の周囲に落ちて来させた+。

29 それで,彼らは食べて,大いに満ち足りるようになり+,

[神]は彼らの欲するものを引き続き[民]にもたらされるのであった+。

30 彼らがその欲望から離れてゆかず,

食べ物がまだその口にあったとき+,

31 そのとき神の憤りが彼らに向かって立ち上った+。

そして,[神]はその頑強な者たちの中で殺してゆかれ+,

イスラエルの若者たちをくずおれさせた。

32 このすべてにもかかわらず,彼らはなおも罪を犯し+,

そのくすしいみ業に信仰を置かなかった+。

33 それで,[神]は彼らの日々をあたかも呼気でもあるかのように終わらせ+,

彼らの年を騒乱によって[終わらせた]。

34 [神]が彼らを殺すたびに,彼らも[神]を尋ね求め+,

帰って来て,神*を捜し求めた+。

35 そして,神*が自分たちの岩であること+,

至高者なる神が自分たちのために復しゅうをしてくださる方であることを思い出すのであった+。

36 そして,彼らはその口で[神]をだまそうとした+。

その舌で[神]にうそをつこうとした+。

37 そして,彼らの心は[神]に対して揺るぎないものではなく+,

彼らはその契約に関して忠実ではなかった+。

38 しかし,[神]は憐れみ深く+,とがを覆って+,滅びをもたらそうとはされなかった+。

そして,幾度もご自分の怒りを引き戻し+,

その激しい怒りをことごとくかき立てることはされなかった。

39 また,彼らが肉なる者であること+,

霊*は出て行くが,帰っては来ないこと+を思い出されるのであった。

40 彼らは幾たび荒野で[神]に反逆し+,

砂漠で[神]に痛みを覚えさせたことか+。

41 そして,彼らは繰り返し神*を試し+,

イスラエルの聖なる方+に痛みを与えた。

42 彼らはそのみ手を思い出さなかった+。

[神]が自分たちを敵対者から請け戻してくださった日のことを+。

43 [神]がエジプトにそのしるしを+,

ツォアンの野にその奇跡を置かれたことを+。

44 さらに,彼らのナイルの運河を血に変えてゆかれたので+,

彼らが自分たちの流れから飲むことができなかったことを+。

45 次いで,[神]は彼らの上にあぶを送って,それが彼らを食い尽くすようにし+,

かえるを[送って],それが彼らを滅びに陥れるようにされた+。

46 そして,彼らの収穫をごきぶりに,

彼らの労苦をいなごに与えはじめた+。

47 [神]は雹によって+彼らのぶどうの木を,

雹の石によって彼らのエジプトいちじくの木を殺してゆかれた+。

48 次いで,彼らの駄獣を雹に+,

彼らの畜類を燃える熱に渡された。

49 彼らの上にその燃える怒りを+,

憤怒と糾弾と苦難を+,

災いをもたらすみ使いの代表団を送り出された+。

50 [神]はその怒りのために通り道を備えはじめられた+。

彼らの魂を死からとどめず,

彼らの命を疫病*に渡された+。

51 ついには,エジプトのすべての初子を,

ハムの天幕の+彼らの生殖力*の始めなるものを討ち倒された+。

52 その後,ご自分の民を羊の群れのように去らせ+,

荒野でこれを家畜の群れのように導かれた+。

53 そして,彼らを安全に連れて行かれたので,彼らは怖れを抱かなかった+。

海は彼らの敵を覆った+。

54 次いで,[神]は彼らをご自分の聖なる領地に+,

ご自分の右手が取得したこの山地に連れて来られた+。

55 そして,彼らのゆえに徐々に諸国民を追い出し+,

測り綱をもって彼らに相続地を配分してゆき+,

イスラエルの部族をそれぞれの家*に住まわせた+。

56 それでも彼らは至高者なる神を試し,反逆しはじめ+,

その諭しを守らなかった+。

57 彼らはまた,元に戻っては父祖たちのように不実な行動を取りつづけ+,

緩んだ弓のように向きを変えた+。

58 そして,その高き所によって[神]を怒らせ+,

その彫像をもって[神]にねたみを起こさせるのであった+。

59 神は聞き+,憤怒を覚え+,

イスラエルを大いに侮べつされた+。

60 そして,ついにはシロの幕屋を,

地の人の中でご自分の住まいとされたその天幕+を見捨てられた+。

61 次いで,[神]はご自分の力を捕らわれの状態にし+,

ご自分の美を敵対者の手に渡された+。

62 そして,ご自分の民を剣に渡しつづけ+,

ご自分の相続物に対して憤怒を覚えるようになった+。

63 火がその若者たちを食い尽くし,

その処女たちは賛美を受け*なかった+。

64 その祭司たちはというと,彼らは剣に倒れ+,

彼らの*やもめたちは泣き出すこともしなかった+。

65 そのとき,エホバ*は眠りから[覚めるとき]のように+,

ぶどう酒[の酔い]からさめる力ある者のように目覚めるのであった+。

66 そして,その敵対者たちを背後から討ち倒してゆき+,

定めなく続くそしりを彼らに加えられた+。

67 次いで,[神]はヨセフの天幕を退け+,

エフライムの部族を選ばれなかった+。

68 かえって,[神]はユダの部族を+,

ご自分の愛したシオンの山+を選ばれた。

69 そして,ご自分の聖なる所を高みのように+,

ご自分がその基を定めのない時に至るまで据えた地+のように建てはじめられた。

70 そうして,ご自分の僕ダビデを選んで+,

これを羊の囲いから取り出された+。

71 [神]は彼を,乳を飲ませる雌[羊]の後を追うことから連れて来て+,

ご自分の民ヤコブの上に+,

ご自分の相続物であるイスラエルの上に羊飼いとして置かれた+。

72 そして,彼はその心の忠誠にしたがって彼らを牧しはじめ+,

その手の巧みさをもって彼らを導きはじめた+。

アサフの調べ。

79 神よ,諸国民があなたの相続物の中に入り込みました+。

彼らはあなたの聖なる神殿を汚し+,

エルサレムを廃虚の山としました+。

 2 彼らはあなたの僕たちの死体を天の鳥に食物として与え+,

あなたの忠節な者たちの肉を地の野獣に[与えました+]。

 3 彼らはそれらの者の血を水のように

エルサレムの周囲に注ぎ出しました。しかも,葬ることをする者はだれもいません+。

 4 わたしたちは隣人のそしりとなり+,

わたしたちの周りにいる者たちの嘲笑やあざけりとなりました+。

 5 エホバよ,あなたはいつまでいきり立たれるのですか。永久にですか+。

あなたの激情はいつまで火のように燃えつづけるのですか+。

 6 あなたの激しい怒りを,あなたを知るようにならなかった諸国民の上に+,

あなたのみ名を呼び求めなかったもろもろの王国の上に注ぎ出してください+。

 7 彼らはヤコブを食い尽くし+,

その住まいを荒廃させたからです+。

 8 わたしたちに対して先祖たちのとがを思い出さないでください+。

急いでください! あなたの憐れみがわたしたちに向かい合いますように+。

わたしたちはひどく弱り果てているのです+。

 9 わたしたちの救いの神よ+,

あなたのみ名の栄光のためにわたしたちを助けてください+。

あなたのみ名のためにわたしたちを救い出し,わたしたちの罪を覆ってください+。

10 どうして諸国の民が,「彼らの神はどこにいるのか」と言ってよいでしょうか+。

あなたの僕たちの流された血に対する復しゅうが+,

諸国民の中で,わたしたちの目の前で知らされますように+。

11 捕らわれ人の溜め息があなたのみ前に届きますように+。

死に定められた者たち*をあなたのみ腕の偉大さにしたがって保護してください*+。

12 そして,エホバ*よ,わたしたちの隣人があなたをそしったそのそしりを+,

七倍にして彼らの懐に返してください+。

13 しかし,あなたの民,あなたの放牧地の羊であるわたしたちは+,

定めのない時に至るまであなたに感謝をささげ,

代々あなたの賛美を告げ知らせるのです+。

“ゆり*”の指揮者へ+。諭し*。アサフによる+。調べ。

80 イスラエルの牧者よ,耳を向けてください+。

ヨセフを羊の群れのように導いておられる方よ+。

ケルブたちの上に座しておられる方よ+,輝き出てください+。

 2 エフライムとベニヤミンとマナセの前で,あなたの力強さを奮い立たせてください+。

わたしたちの救いのために来てください+。

 3 神よ,わたしたちを連れ戻し+,

あなたのみ顔を照らし出してください。わたしたちが救われるためです+。

 4 万軍の神エホバよ,あなたはご自分の民の祈りに向かっていつまで怒りを燃やさなければならないのですか+。

 5 あなたは彼らに涙のパンを食べさせました+。

あなたは彼らに涙に次ぐ涙を[多]量に*飲ませつづけます+。

 6 あなたはわたしたちを隣り人の争い[の的]とされました+。

わたしたちの敵はその好むままにあざ笑います+。

 7 万軍の神*よ,わたしたちを連れ戻し+,

あなたのみ顔を照らし出してください。わたしたちが救われるためです+。

 8 あなたは一本のぶどうの木をエジプトから去らせました+。

あなたはそれを植えるために,諸国民を追い出してゆかれました+。

 9 あなたはそれが根づき,地に満ちるよう+,その前を切り払われました+。

10 山々はその影に覆われ,

神の杉の木々はその大枝に[覆われました+]。

11 それは大枝を海に至るまで+,

小枝を川*にまで徐々に送り出しました+。

12 あなたはなぜその石壁を打ち壊されたのですか+。

その道路を通って行く者は[なぜ]だれもがそれを摘み取ったのですか+。

13 森*から出て来るいのししがそれを食い荒らし+,

原野の動物の群れがそれを食べつづけます+。

14 万軍の神*よ,帰って来てください*,お願いします+。

天から見下ろし,見て,世話してください。このぶどうの木を+,

15 あなたの右手が植えたこの株*を+。

あなたがご自分のために強くされた子*を[見てください+]。

16 それは火で焼かれ,切り断たれています+。

あなたのみ顔の叱責により彼らは滅びうせます+。

17 あなたのみ手が,あなたの右手の人*の上に+,

あなたがご自分のために強くされた人間*の子の上にありますように+。

18 そうすれば,わたしたちがあなたから引き返すことはありません+。

わたしたちを生き長らえさせてくださいますように。わたしたちがあなたのみ名を呼び求めるためです+。

19 万軍の神エホバ*よ,わたしたちを連れ戻し+,

あなたのみ顔を照らし出してください。わたしたちが救われるために+。

ギテト*の指揮者へ+。アサフによる。

81 あなた方はわたしたちの力である神に向かって喜び叫べ+。

ヤコブの神に向かって勝利の叫びを上げよ+。

 2 調べを奏し+,タンバリンを取れ+。

快いたて琴を弦楽器と共に+。

 3 新月のときに角笛*を吹き鳴らせ+。

満月のときに,わたしたちの祭りの日のために+。

 4 それはイスラエルのための規定であり+,

ヤコブの神*の司法上の定めだからである。

 5 [神]はエジプトの地に進んで行かれたとき+,

それを諭しとしてヨセフ自身に課された+。

わたしは知らない言語*を聞きつづけた+。

 6 「わたし*は彼の肩を重荷から外した+。

彼の手は,かごから自由になった+。

 7 あなたは苦難のときに呼び求めた。それでわたしはあなたを助けはじめた+。

わたしは雷の隠れ場であなたに答えはじめた+。

わたしはメリバの水のところであなたを調べていった+。セラ。

 8 聞け,わたしの民よ,わたしはあなたを責める証しをしよう+。

イスラエルよ,もしあなたがわたしに聴き従うならば+。

 9 あなたの中によそからの神*はいないであろう+。

あなたは異国の神に身をかがめないであろう+。

10 わたし,エホバは,あなたの神であり*+,

エジプトの地からあなたを連れ上る者である+。

あなたの口を広く開けよ。わたしはそれを満たすであろう+。

11 しかし,わたしの民はわたしの声に聴き従わず+,

イスラエルは進んで従う気持ちをわたしに示さなかった+。

12 それで,わたしは彼らをその心の強情さの赴くままにさせた*+。

彼らは自分の計り事によって歩んで行った+。

13 ああ,わたしの民がわたしに聴き従うなら+!

ああ,イスラエルがわたしの道を歩むなら+!

14 わたしは彼らに敵する者たちを容易に従え+,

彼らに敵対する者たちにわたしの手を向けるものを+。

15 エホバを激しく憎む者たちはというと,彼らはへつらいながらそのもとに来る+。

彼らの時は定めのない時に至るものとなる。

16 そして,[神]は小麦の脂肪で彼を養いつづけ+,

わたしは岩の中から蜜を取り出してあなたを満ち足らせるであろう+」。

アサフの調べ。

82 神*は神たる者*+の集会において立場を取っておられる+。

[神]は神々*の真ん中で裁きを行なわれる+。

 2 「あなた方はいつまで不正な裁きを行ない+,

邪悪な者たちを偏りみる*のか+。セラ。

 3 立場の低い者や父なし子のために裁きを行なう者となれ+。

苦しんでいる者や資力の乏しい者に公正を行なえ+。

 4 立場の低い者や貧しい者を逃れさせ+,

邪悪な者たちの手から[彼らを]救い出せ+」。

 5 彼らは知るようにならなかった。理解していない+。

彼らは闇の中を歩き回っている+。

地のすべての基はよろめかされる+。

 6 「わたし自ら言った,『あなた方は神*であり+,

あなた方は皆,至高者の子らである+。

 7 あなた方はまさに人間と同じく*死に+,

いずれの君とも異なることなく倒れる+』と」。

 8 神*よ,立ち上がってください。地を裁いてください+。

あなたご自身がすべての国の民を所有すべきだから*です+。

歌。アサフの調べ+。

83 神よ,あなたの側に沈黙がありませんように+。

神たる者よ*,無言でいないでください。黙っていないでください+。

 2 ご覧ください,あなたの敵がどよめいているからです+。

あなたを激しく憎む者たちが[彼らの]頭を上げました+。

 3 彼らはあなたの民に向かってその内密の話をこうかつに推し進め+,

あなたが覆い隠された者たちに向かって陰謀を企てます+。

 4 彼らは言いました,「さあ,国民としての彼らの存在をぬぐい去り+,

イスラエルの名がもはや思い出されることがないようにしよう」と+。

 5 彼らは心を合わせ,一致して計り事を取り交わしたからです+。

彼らはあなたに敵して契約*をさえ結ぶようになりました+。

 6 エドム+の天幕とイシュマエル人,モアブ+とハグル人+,

 7 ゲバルとアンモン+とアマレク,

フィリスティア+,さらにティルスの住民も+。

 8 また,アッシリア*も彼らに加わり+,

彼らはロトの子ら*+の腕となりました。セラ。

 9 ミディアンに対して+,キションの奔流の谷で+シセラや+

ヤビンに対して行なったように+,彼らに行なってください。

10 彼らはエン・ドル+で滅ぼし尽くされ,

土地の肥やしとなりました+。

11 その高貴な者たちについては,これをオレブやゼエブのように+,

そのすべての君侯をゼバハやツァルムナのようにしてください+。

12 彼らは言いました,「我々のために神の住まいを手に入れよう」と+。

13 わたしの神よ,彼らをあざみが[風に]巻かれるときのように+,

風*の前の刈りわらのようにしてください+。

14 森林を焼き尽くす火のように+,

山々を焼き焦がす炎のように+,

15 まさにそのように,あなたがご自分の大あらしをもって彼らを追い+,

ご自分の暴風をもって彼らをかき乱されますように+。

16 エホバよ,彼らの顔を不名誉で満たしてください+。

人々*があなたのみ名を尋ね求めるためです+。

17 ああ,彼らがいつまでも恥を負い,かき乱され+,

恥じ入り,滅びうせますように+。

18 それは,人々が,その名をエホバというあなたが+,

ただあなただけが全地を治める+至高者+であることを知るためです+。

ギテト*の指揮者のために+。コラの子たちによる。調べ。

84 あなたの大いなる幕屋は何と慕わしいのでしょう+,

ああ,万軍のエホバよ+。

 2 わたしの魂はエホバの中庭を慕い求め,思い焦がれました+。

わたしの心もわたしの身も,生ける神*に向かって喜び叫びます+。

 3 鳥でさえ家を見つけ,

つばめも自分のために巣を[見つけ],

そこにひなを置きました ―

あなたの大いなる祭壇*,ああ,万軍のエホバ,わたしの王,わたしの神*よ。

 4 あなたの家に住む者たちは幸いです+。

彼らはなおもあなたを賛美しつづけます+。セラ。

 5 自分の強さがあなた*のもとにあり+,

心に街道のある人たち*は幸いです+。

 6 バカの生い茂る+低地平原を通って,

彼らはそれをまさしく泉に変えます。

しかも祝福をもって,教訓者+は自分の身を包むのです。

 7 彼らは活力から活力へと歩み+,

各々シオンで神にまみえます*+。

 8 万軍の神*エホバよ,わたしの祈りを聞いてください+。

ヤコブの神よ,耳を向けてください+。セラ。

 9 わたしたちの盾よ,ご覧ください,神よ+,

あなたの油そそがれた者*の顔を見てください+。

10 あなたの中庭における一日は,[ほかの場所における]千[日]にも勝るからです+。

わたしは邪悪の天幕の中で動き回るよりは+,

わたしの神の家の敷居の所に立つことを選びました+。

11 神エホバは太陽+,また,盾であり+,

恵みと栄光をお与えになるからです+。

エホバは,とがなく歩む者に良いものを何も差し控えられません+。

12 万軍のエホバよ,あなたに依り頼んでいる人*は幸いです+。

指揮者のために。コラの子たちによる。調べ。

85 エホバよ,あなたはご自分の地を楽しみにされました+。

あなたはヤコブの捕らわれ人を連れ戻されました*+。

 2 あなたはご自分の民のとがを赦し+,

そのすべての罪を覆われました+。セラ。

 3 あなたはご自分のすべての憤怒を抑え*+,

その怒りの熱から引き返されました+。

 4 わたしたちの救いの神よ,わたしたちを連れ戻し*+,

わたしたちに対するいら立ちを断ってください+。

 5 あなたはわたしたちに対して定めのない時に至るまでいきり立たれるのですか+。

ご自分の怒りを代々にわたって引き延ばされるのですか+。

 6 あなたは,わたしたちを再び元気づけて+,

あなたの民があなたにあって歓ぶようにはしてくださらないのですか+。

 7 エホバよ,あなたの愛ある親切*をわたしたちに示し+,

あなたの救いをわたしたちに与えてください+。

 8 わたしは[まことの]神エホバの話されることを聞きます+。

[神]はその民に,その忠節な者たちに平和を語られるからです+。

しかし彼らが自己過信に戻ることがないように+。

 9 実に,その救いは[神]を恐れる者たちの近くにあります+。

それは栄光がわたしたちの地にとどまるためなのです+。

10 愛ある親切と真実*,それは互いに会い+,

義と平和 ― それは互いに口づけしました+。

11 真実がまさしく地から芽を出し+,

義がまさしく天から見下ろします+。

12 また,エホバは良いものを与えてくださり+,

わたしたちの地は収穫を与えます+。

13 義がそのみ前を歩み+,

自らの足取りによって道を設けるのです+。

ダビデの祈り。

86 エホバよ,あなたの耳を傾けてください。わたしに答えてください+。

わたしは苦しんでおり,貧しいからです+。

 2 わたしの魂を守ってください。わたしは忠節な者だからです+。

あなたの僕を救ってください ― あなたはわたしの神なのです ― あなたに依り頼んでいる[この僕を+]。

 3 エホバ*よ,わたしに恵みを示してください+。

わたしは一日じゅうあなたを呼びつづけるからです+。

 4 あなたの僕の魂を歓ばせてください+。

エホバ*よ,わたしはあなたに自分の魂をもたげるからです+。

 5 それは,エホバ*よ,あなたが善良で+,進んで許してくださるからです+。

あなたを呼び求める者すべてに対するその愛ある親切は,豊かだからです+。

 6 エホバよ,わたしの祈りに耳を向けてください+。

わたしの嘆願の声にどうか注意を払ってください+。

 7 わたしは苦難の日にあなたを呼び求めます+。

あなたが答えてくださるからです+。

 8 エホバ*よ,神々の中に*あなたのような方はだれもいません+。

また,あなたのみ業にかなうものも何もありません+。

 9 エホバ*よ,あなたの造られたすべての国の民は自ら来て+,

あなたのみ前に身をかがめ+,

そのみ名に栄光を帰すのです+。

10 あなたは大いなる方であり,驚くべきことを行なっておられるからです+。

あなたが,ただあなただけが神なのです+。

11 エホバよ,あなたの道をわたしに教え諭してください+。

わたしはあなたの真理によって歩みます+。

あなたのみ名を恐れるようわたしの心を一つにしてください+。

12 わたしの神エホバ*よ,わたしは心をつくしてあなたをたたえ+,

定めのない時に至るまであなたのみ名の栄光をたたえます。

13 あなたの愛ある親切はわたしに対して大いなるものだからです+。

あなたはシェオルから,その最も低い所[から]わたしの魂を救い出してくださいました+。

14 神よ,せん越な者たちがわたしに向かって立ち上がりました+。

圧制的な者たちの集まりがわたしの魂を捜し求めました+。

彼らは自分の前にあなたを置きませんでした+。

15 しかし,エホバ*よ,あなたは憐れみと慈しみに富む神*+,

怒ることに遅く+,愛ある親切と真実*に満ちておられます+。

16 わたしの方を向いて,わたしに恵みを示してください+。

あなたの僕にあなたの強さを与えてください+。

あなたの奴隷女の子を救ってください+。

17 善良を意味するしるしをわたしに行なってください。

わたしを憎む者たちが[それを]見て,恥をかくためです+。

それは,エホバよ,あなたご自身がわたしを助け,わたしを慰めてくださったからです+。

コラの子たちによる。調べ。歌。

87 その基は聖なる山々にある+。

 2 エホバは,ヤコブのすべての幕屋に勝って+,

シオンの門を一層深く愛しておられる+。

 3 [まことの]神の都よ,あなたについて栄光となる事柄が語られている+。セラ。

 4 わたしは,わたしを知る者たちの中にラハブ*+とバビロン*+を挙げるであろう。

ここにフィリスティア+とティルス,それにクシュが共に*いる。

「これはそこで生まれた者である+」。

 5 そして,シオンに関してはこう言われるであろう。

「各々だれもが*その中で生まれた+」。

そして,至高者+ご自身がそれを堅く立てられる+。

 6 エホバはもろもろの民について記録するとき,自らこう宣言される+。

「これはそこで生まれた者である+」。セラ。

 7 また,歌うたいたちも,輪になって踊る者たちもいるであろう+。

「わたしの泉はみなあなたの中にある+」。

歌。コラの子たちの調べ。応答のためのマハラト*の指揮者へ。エズラハ人ヘマン+のマスキル*。

88 エホバ,わたしの救いの神よ+,

昼間わたしは叫びました+。

夜[もまた],あなたのみ前で+。

 2 わたしの祈りはあなたのみ前に届きます+。

わたしの嘆願の叫びに耳を傾けてください+。

 3 わたしの魂はじゅうぶん災いに遭い+,

わたしの命はシェオルと*接するまでになったからです+。

 4 わたしは坑に下る者たちの中に数えられました+。

わたしは力のない強健な者のようになり+,

 5 埋葬所に横たわる打ち殺された者のように+,

死者の中に放たれました+。

あなたはそれらの者をもはや思い出さず,

彼らはあなたの[援助の]み手から断たれてしまいました+。

 6 あなたは最も深い坑に,

暗い所,大いなる底知れぬ深み*にわたしを置かれました+。

 7 あなたの激しい怒りがわたしにのしかかり+,

あなたはそのすべての砕け波をもって[わたしを]苦しめられました+。セラ。

 8 あなたはわたしの知人たちをわたしから遠く離し+,

彼らにとってわたしを甚だ忌むべきものとされました+。

わたしは拘束の身にあり,出て行くことができません+。

 9 わたしの目はわたしの苦悩のために弱り果てました+。

エホバよ,わたしはあなたを一日じゅう呼び求め+,

あなたに向かってたなごころを伸べました+。

10 あなたは死者のために驚嘆すべきことをなさるでしょうか+。

また,死んだ無力な者たち*が立ち上がるでしょうか+。

彼らがあなたをたたえるでしょうか+。セラ。

11 あなたの愛ある親切が埋葬所*で,

あなたの忠実さが滅び[の場所+]で*告げ知らされるでしょうか。

12 あなたによって[なされる]驚嘆すべきことが闇+の中で,

また,あなたの義が忘却の地+で知られるようになるでしょうか。

13 それでも,エホバよ,あなたに向かってわたしは自ら助けを叫び求めました+。

そして朝には,わたしの祈りが絶えずあなたに向かい合います+。

14 エホバよ,あなたがわたしの魂を捨て去られるのはなぜですか+。

なぜみ顔をわたしから覆い隠しておられるのですか+。

15 わたしは少年の時から苦しんでおり,今にも息が絶えそうです+。

わたしはあなたからの怖ろしいことを大いに*担って来ました+。

16 あなたの燃える怒りの激発がわたしの上を越えて行き+,

あなたご自身からの恐怖がわたしを沈黙させました+。

17 これらは水のように一日じゅうわたしを取り囲み+,

一時にどっとわたしを包囲しました。

18 あなたはわたしから友も友人も遠く離されました+。

わたしの知人たちは暗い場所です+。

マスキル*。エズラハ人エタンによる+。

89 エホバの愛ある親切の表現*を,わたしは定めのない時に至るまで歌います+。

わたしは自分の口で代々あなたの忠実さを知らせます+。

 2 わたしはこう言ったからです。「愛ある親切は建てられたものとして定めのない時まで保ち+,

天については,あなたはその中にご自分の忠実さを堅く立てておられます+」。

 3 「わたしは自分の選んだ者に対して契約を結び*+,

わたしの僕ダビデに誓った+。

 4 『わたしは定めのない時に至るまであなたの胤*を堅く立て+,

代々に至るまであなたの王座を築こう+』」。セラ。

 5 そして,エホバよ,天はあなたの驚嘆すべき行ないをたたえます+。

そうです,あなたの忠実さを,聖なる者たちの会衆の中で*。

 6 いったい,空でだれがエホバと比べられるでしょうか+。

神*の子たちの中でだれがエホバに似ることができるでしょうか+。

 7 神*は聖なる者たちの親しい集いの中で畏敬されるべき方+,

その周りにいる者たち+すべての上にあって大いなる方,畏怖の念を起こさせる方です。

 8 万軍の神エホバよ+,

あなたのように強壮な方が,ヤハ*よ,だれかいるでしょうか+。

そして,あなたの忠実さはあなたの周りを囲んでいます+。

 9 あなたは海のうねりを支配しておられます+。

それが高波を立てるとき,あなたご自身がそれを静められます+。

10 あなたご自身がラハブ*+を,打ち殺された者でもあるかのように砕かれました+。

あなたはご自分の強い腕によって敵を散らされました+。

11 天はあなたのもの+,地もあなたのものです+。

産出的な地*とそれに満ちるもの+ ― あなたご自身がその基を据えられました+。

12 北と南* ― あなたご自身がそれを創造されました+。

タボル+とヘルモン+ ― それらはあなたのみ名にあって喜び叫びます+。

13 力強さを備えた腕はあなたのもの+,

あなたのみ手は強く+,

あなたの右手は高められます+。

14 義と裁きはあなたの王座の定まった場所+,

愛ある親切と真実*があなたのみ顔の前に入って来ます+。

15 喜びの叫びを知る民は幸いです+。

エホバよ,彼らはあなたのみ顔の光のうちを歩みつづけます+。

16 彼らはあなたのみ名によって一日じゅう喜び+,

あなたの義のうちに高められるのです+。

17 あなたは彼らの強さの美であり+,

あなたの善意によってわたしたちの角は高められるからです+。

18 わたしたちの盾はエホバに属し+,

わたしたちの王はイスラエルの聖なる方に属するからです+。

19 その時,あなたは幻によってご自分の忠節な者たちに語りかけ+,

そして言われました,

「わたしは力ある者の上に助けを置き+,

民の中から選んだ者を高めた+。

20 わたしはわたしの僕ダビデを見いだし+,

わたしの聖なる油をもってこれに油そそいだ+。

21 わたしの手は彼と共にあって堅く保たれ+,

わたしの腕が彼を強くするであろう+。

22 敵が彼に不当な要求をすることも+,

不義の子が彼を苦しめることもない+。

23 そして,わたしは彼の前からその敵対者たちを打ち砕き+,

彼を激しく憎む者たちに打撃を加えていった+。

24 また,わたしの忠実さと愛ある親切とは彼と共にあり+,

わたしの名によって彼の角は高められる+。

25 わたしは彼の手を海の上に+,

その右手を川の上に置いた+。

26 彼自身がわたしに呼ばわる,『あなたはわたしの父+,

わたしの神+,わたしの救いの岩です+』と。

27 そして,わたし自身が彼を初子として置き+,

地の王のうちの至高の者として[置く]であろう+。

28 わたしは,彼に対するわたしの愛ある親切を,定めのない時に至るまで保つ+。

わたしの契約は彼に対して忠実な*のである+。

29 わたしは必ず彼の胤を永久に立て+,

その王座を天の日数のように[する]であろう+。

30 もし彼の子らがわたしの律法を捨て+,

わたしの司法上の定めによって歩まないなら+,

31 もし彼らがわたしの法令を汚し,

わたしのおきてを守らないなら,

32 わたしもまた,彼らの違犯に対しむち棒をもって+,

彼らのとがに対しむち打ちをもって注意を向けなければならない+。

33 しかし,わたしはわたしの愛ある親切*を彼から絶つことをせず+,

わたしの忠実さに関して偽ることもない+。

34 わたしは自分の契約を汚さず+,

自分の唇の述べることを変えない+。

35 一度わたしは自分の神聖さによって誓った+。

ダビデにわたしは偽りを言わない+。

36 彼の胤は定めのない時に至るまでも続き+,

その王座はわたしの前にあって,太陽のように[永続する]であろう+。

37 それは月のように定めのない時にわたって堅く立てられる。

空における忠実な証人[のように]」。セラ。

38 しかしあなたは ― あなたは捨て去り,侮べつしつづけます+。

あなたはご自分の油そそがれた者*に対して憤怒を覚えました+。

39 あなたはご自分の僕の契約を押しのけ,

その王冠を地に下して汚されました+。

40 あなたは彼の石囲いをことごとく打ち壊し+,

その城塞を荒廃させました+。

41 道を通って行く者はみな彼に対して略奪を働き+,

彼は隣り人のそしりとなりました+。

42 あなたは彼に敵対する者たちの右手を高め+,

そのすべての敵を歓ばせました+。

43 その上,あなたは彼の剣を再び敵として扱い+,

彼が戦闘において前進して行くことを許されませんでした+。

44 あなたは彼の輝きを絶やさせ+,

その王座をまさしく地に投げつけました+。

45 あなたは彼の若い時の日を短くし,

恥をもって彼を包まれました+。セラ。

46 エホバよ,あなたはいつまでご自分を覆い隠されるのですか。いつまでもですか+。

あなたの激しい怒りは火のように燃えつづけるのですか+。

47 わたしがどれだけの間生きるかを思い起こしてください+。

あなたはただいたずらにすべての人間*の子らを創造されたのですか+。

48 生きている人で死を見ない強健な人が果たしているでしょうか+。

彼はシェオルの手から自分の魂を逃れさせることができるでしょうか+。セラ。

49 エホバ*よ,あなたがその忠実さによってダビデに誓った,

先の愛ある親切の行為はどこにあるのですか+。

50 エホバ*よ,あなたの僕たちの受けたそしりを思い起こしてください+。

わたしが多くの民すべて[のそしり]を懐に携えていることを+。

51 エホバ*よ,あなたの敵がそしったことを+,

彼らがあなたの油そそがれた者の足跡をそしったことを+。

52 エホバ*が定めのない時に至るまでほめたたえられるように。アーメン,アーメン+。

第四巻

(詩編 90-106)

[まことの]神の人+,モーセの祈り。

90 エホバ*よ,あなたは代々にわたって+

わたしたちのための真の住みかとなってくださいました+。

 2 山々が生まれる前から+,

また,あなたが地+と産出的な土地+を産みの苦しみによるかのように生み出される*[前から],

実に,定めのない時から定めのない時に至るまで,あなたは神*です+。

 3 あなたは,死すべき人間*を打ち砕かれた物*に帰らせ+,

「帰れ,人*の子らよ」と言われます+。

 4 あなたの目には千年もまるで過ぎ去った昨日のようであり+,

夜の間の一区切り+のようなものだからです。

 5 あなたは彼らを一掃されました+。彼らは単なる眠りとなります+。

朝には,[彼らは]移り変わる青草のようです+。

 6 朝に花を咲かせ,そして必ず移り変わります+。

夕べには枯れて,必ず干からびます+。

 7 わたしたちはあなたの怒りによって終わりを迎え+,

あなたの激しい怒りによってかき乱されたからです+。

 8 あなたはわたしたちのとがをご自分の前に+,

わたしたちの隠された事柄を輝くみ顔*の前に置かれました+。

 9 わたしたちの日はあなたの憤怒のうちにことごとく衰えてゆき+,

わたしたちはまるでささやきのように自分の年を終えたからです+。

10 わたしたちの年の日数そのものは七十年です+。

そして,特別の力強さのために,たとえそれが八十年であっても+,

ただ難儀と有害なことが付きまとうだけです+。

それは必ず速やかに過ぎ去り,わたしたちは飛び去ってしまいます+。

11 一体だれが,あなたの怒りの強さと+

あなたの激しい怒りを,あなたへの恐れにしたがって知っているでしょうか+。

12 自分の日を数えることを[わたしたち]に示してください+。

わたしたちが知恵の心をもたらすことができるために+。

13 エホバよ,どうか帰って来てください+。いつまでなのですか+。

そして,ご自分の僕たちのことを悔やんでください+。

14 朝にあなたの愛ある親切*をもってわたしたちを満ち足らせてください+。

わたしたちが喜び叫び,すべての日々にわたって歓ぶためです+。

15 あなたがわたしたちを苦しみに遭わせたその日々に応じて,

わたしたちが災難を見たその年々+[に応じて]わたしたちを歓ばせてくださいますように+。

16 あなたの働きがあなたの僕たちに+,

あなたの光輝が彼らの子らの上に現われますように+。

17 そして,わたしたちの神エホバ*の快さがわたしたちの上にありますように+。

また,わたしたちの手の業をわたしたちの上に堅く立ててください+。

そうです,わたしたちの手の業を,どうか堅く立ててください+。

91 至高者の秘められた所+に住む者は+,

自ら全能者の陰に宿り場を得ることになる+。

 2 わたしはエホバ*に申し上げよう,「[あなたは]わたしの避難所,わたしのとりで+,

わたしの依り頼むわたしの神です+」と。

 3 それは,[神]ご自身が,鳥を捕らえる者のわなから+,

逆境を生じさせる疫病から+,あなたを救い出されるからだ。

 4 [神]はあなたに近づくものをその羽翼で阻み+,

あなたは[神]の翼の下に避難する+。

[神]の真実+は大盾+,また,堡塁*となる。

 5 あなたは夜の怖るべきものも+,

昼に飛んで来る矢+も恐れない。

 6 また,暗闇を歩む疫病も+,

真昼に奪略を行なう滅びをも+。

 7 千人がまさしくあなたの傍らに倒れ,

万人があなたの右手に[倒れる]。

あなたにそれが近づくことはない+。

 8 あなたはただ自分の目で見つめ+,

邪悪な者たちの応報を見る+。

 9 それはあなたが,「エホバ*はわたしの避難所です」と[言った]からである+。

あなたは至高者ご自身を自分の住まいとした+。

10 どんな災いもあなたに降り懸かることなく+,

災厄もあなたの天幕に近寄ることはない+。

11 [神]はあなたに関してご自分の使いたちに命令を出されるからである+。

あなたをそのすべての道において守るようにと+。

12 彼らは手であなたを支えて運び+,

あなたが石に足を打ちつけることのないようにする+。

13 あなたは若いライオンとコブラを踏みつけ+,

たてがみのある若いライオンと大きなへびを踏みにじる+。

14 彼がわたしに愛情を傾けたので+,

わたしも彼を逃れさせる+。

彼がわたしの名を知るようになったので,わたしは彼を保護する*+。

15 彼はわたしを呼び求め,わたしは彼に答える+。

わたしは苦難のときに彼と共にいるであろう+。

わたしは彼を助け出し,彼に栄光を授ける+。

16 わたしは長い日々をもって彼を満ち足らせ+,

わたしによる救いを彼に見させるであろう+。

安息日のための調べ,歌。

92 至高者よ,エホバ*に感謝をささげ+,

あなたのみ名に調べを奏でるのは良いことです+。

 2 朝にあなたの愛ある親切について語り+,

夜ごとにあなたの忠実さについて[語ることは+]。

 3 十弦の楽器とリュートに合わせ+,

たて琴を鳴り響かせながら+。

 4 エホバ*よ,それはあなたがご自分の働きのゆえにわたしを歓ばせてくださったからです。

あなたのみ手の業のゆえにわたしは喜び叫びます+。

 5 エホバ*よ,あなたのみ業はなんと偉大なのでしょう+。

あなたのお考えは非常に深いのです+。

 6 道理をわきまえない人はだれも[それを]知ることができません+。

愚鈍な者はだれもこれを理解することができません+。

 7 邪悪な者たちが草木のように芽生え+,

有害なことを習わしにする者たちが皆咲き出るとき,

それは彼らが永久に滅ぼし尽くされるためなのです+。

 8 しかし,エホバ*よ,あなたは定めのない時に至るまで高い所におられます+。

 9 それは,ご覧ください,あなたの敵たちが,エホバ*よ+,

それは,ご覧ください,あなたご自身の敵たちが滅びるからです+。

有害なことを習わしにする者たちが皆互いに分けられるのです+。

10 しかし,あなたはわたしの角を野牛の[角]のように*高く上げてくださいます+。

わたしは新しい油で[身を]潤します*+。

11 そしてわたしの目は,わたしに敵する者*を見つめ+,

わたしの耳は,わたしに向かって立ち上がる者,悪を行なう者たちについて聞くことでしょう。

12 義なる者が,やしの木のように咲きいで+,

レバノンの杉のように大きく育つのです+。

13 エホバの家に,わたしたちの神の中庭に+

植えられる者たち+,彼らは咲き出ることでしょう。

14 彼らは白髪のときにもなお栄え+,

肥えて,はつらつとしていることでしょう+。

15 それはエホバが廉直な方であることを告げるためです+。

[神は]わたしの岩+[であり],[神]に不義はありません+。

93* エホバ自ら王となられた+!

[神]は卓逸性を身に着けておられる+。

エホバは身に着けておられる ― 力をご自分の帯とされた+。

産出的な地*も堅く立てられているので,よろめかされることはありえない+。

 2 あなたの王座は昔から堅く立てられており+,

あなたは定めのない時からおられます+。

 3 川は上げました,エホバよ,

川はその声を上げました+。

川はそのたぎる音を上げつづけます+。

 4 広大な水,海の威光ある砕け波の音にまさって+,

エホバは高みにおいて威光を帯びておられます+。

 5 あなたご自身の諭しは非常に信頼できるものでした+。

エホバよ,神聖さは長い日々にわたり+,あなたご自身の家にふさわしいのです+。

94* 復しゅうの業を行なわれる神*,エホバよ+,

復しゅうの業を行なわれる神よ,輝き出てください+。

 2 地の裁き主よ,身を起こしてください+。

ごう慢な者たちに応報を与えてください+。

 3 エホバよ,邪悪な者たちはいつまで+,

邪悪な者たちはいつまで歓喜するのですか+。

 4 彼らは[言葉を]ほとばしらせ,とめどもなく話しつづけます+。

有害なことを習わしにする者たちはみな自慢しつづけます+。

 5 エホバよ,彼らはあなたの民を砕きつづけ+,

あなたの相続物を絶えず苦しめます+。

 6 彼らはやもめや外人居留者を殺し+,

父なし子を殺害します+。

 7 そして言いつづけます,「ヤハ*は見ない+。

ヤコブの神*は[それを]理解しない」と+。

 8 民の中の道理をわきまえない者たちよ,理解せよ+。

愚鈍な者たちよ,お前たちはいつになったら洞察力を得るのか+。

 9 耳を植える方は,聞くことができないだろうか+。

また,目を形造る方は,見ることができないだろうか+。

10 諸国民を正す方は,戒めることができないだろうか+。

人間に知識を授けるその方が+。

11 エホバは人間*の考えを知っておられる。それが呼気のようなものであることを+。

12 ヤハよ,あなたが正してくださる人+,

あなたがご自分の律法から教えてくださる強健な人*は幸いです+。

13 [あなたは]彼に災いの日からの平穏を与えてくださり+,

ついには邪悪な者のために坑が掘り抜かれるのです+。

14 エホバはご自分の民を見捨てず+,

また,ご自分の相続物+を捨てられないからです。

15 司法上の定めはまさしく義に戻り+,

心の廉直な者は皆それに従って行くからです。

16 だれがわたしのために,悪を行なう者たちに対して立ち上がってくれるでしょうか+。

だれがわたしのために,有害なことを習わしにする者たちに対して立ち向かってくれるでしょうか+。

17 もしエホバがわたしの助けとなってくださらなかったら+,

わたしの魂はもう少しで沈黙のうちに住んだことでしょう+。

18 「わたしの足はきっとよろめいて行くだろう」と,わたしが言ったとき+,

エホバよ,あなたの愛ある親切がわたしを支えつづけました+。

19 不安の念を起こさせるわたしの考えがわたしの内で多くなったとき+,

あなたの慰めがわたしの魂をいとおしむようになりました+。

20 布告によって難儀を仕組みながら+,

逆境を生じさせる王座があなたと同盟を結ぶでしょうか+。

21 彼らは義なる者の魂に激しい攻撃を加え+,

罪のない者の血さえも邪悪であると言います+。

22 しかし,エホバはわたしのための堅固な高台+,

わたしの神はわたしの避難所の岩となってくださいます+。

23 そして,[神]は彼らにその害悪を返し+,

彼らを彼ら自身の災いによって沈黙させるのです+。

わたしたちの神エホバは彼らを沈黙させます+。

95 さあ,エホバに向かって喜び叫ぼう+。

わたしたちの救いの岩に向かって勝利の叫びを上げよう+。

 2 感謝のことばをもってそのみ前*に行き+,

調べをもって[神]に勝利の叫びを上げよう+。

 3 エホバは大いなる神*+,

[他の]すべての神に勝る*大いなる王だからである+。

 4 そのみ手の中に地の最も内なる深み*があり+,

[神]に山々の峰は属する+。

 5 [神]にご自身の造られた海は属し+,

そのみ手は乾いた地をも形造った+。

 6 入って行き,崇拝をささげ,身をかがめよう+。

わたしたちの造り主+エホバのみ前にひざまずこう+。

 7 この方はわたしたちの神,わたしたちはその放牧地の民,そのみ手の羊だからである+。

今日,もしあなた方がその声を聴いたなら+,

 8 メリバ*におけるように+,

荒野のマッサ*の日におけるように心をかたくなにしてはならない+。

 9 そのとき,あなた方の父祖たちはわたしを試した+。

彼らはわたしを調べ,またわたしの働きを見た+。

10 わたしは四十年間[その]*世代に対して嫌忌の念を抱きつづけ+,

そして言うようになった,

「彼らは心の定まらない民である+。

彼ら自身はわたしの道を知るに至らなかった+」と。

11 彼らに関して,わたしは怒りのうちに誓った+,

「彼らにはわたしの休み場*に入らせない+」と。

96* エホバに向かって新しい歌を歌え+。

地のすべて[の者*]よ,エホバに向かって歌え+。

 2 エホバに向かって歌い,そのみ名をほめたたえよ+。

日から日へとその救いの良いたよりを告げよ+。

 3 諸国民の中でその栄光を+,

もろもろの民すべての中でそのくすしいみ業を告げ知らせよ+。

 4 エホバは大いなる方+,大いに賛美されるべき方だからである。

[ほかの]すべての神々に勝って畏怖の念を起こさせる方である+。

 5 もろもろの民の神々*はみな無価値な神*だからである+。

しかしエホバは,まさしく天を造られた+。

 6 尊厳と光輝はそのみ前にあり+,

力と美はその聖なる所にある+。

 7 もろもろの民の諸族よ,エホバ*に帰せよ*+,

栄光と力をエホバ*に帰せよ+。

 8 そのみ名に属する栄光をエホバ*に帰せよ+。

供え物を携えて,その中庭に入れ+。

 9 聖なる飾り物を着けて*エホバ*に身をかがめよ+。

地のすべて[の者*]よ,[神]のゆえに激しい痛みを覚えよ+。

10 諸国民の中で言え,「エホバ*自ら王となられた+。

産出的な地*も堅く立てられているので,よろめかされることはありえない+。

[神]はもろもろの民の言い分を廉直に弁護してくださるであろう+」と。

11 天は歓び,地は喜びに満ちよ*+。

海とそこに満ちるものは鳴りとどろけ+。

12 原野とその中にあるすべてのものは歓喜せよ+。

それと同時に,森林の木々もみなエホバ*のみ前で喜びに満ちて叫びを上げよ+。

13 [神]は来られたからだ+。

地を裁くために来られたからだ+。

産出的な地*を義をもって+,

もろもろの民をご自分の忠実さをもって裁かれる+。

97 エホバ*自ら王となられた+! 地は喜べ+。

多くの島々*は歓べ+。

 2 雲と濃い暗闇が[神]の周りにある+。

義と裁きはその王座の定まった場所+。

 3 そのみ前を火が行き+,

周囲の敵対者たちを焼き尽くす+。

 4 その稲妻は産出的な地を照らし出し+,

地は見て,激しい痛みを覚えるようになった+。

 5 山々もエホバ*のゆえに,

全地の主*+のゆえに,ろうのように溶けはじめた+。

 6 天はその義を告げ知らせ+,

もろもろの民は皆その栄光を見た+。

 7 彫刻した像に仕える者*はみな恥をかくがよい+。

無価値な神々+を*誇りにしている者たちは。

この方に身をかがめよ,すべての神々*よ+。

 8 エホバよ,あなたの司法上の定めのゆえに+,

シオンは聞いて,歓びはじめ+,

ユダに依存する町々*は喜びはじめました+。

 9 エホバ*よ,あなたは全地を治める至高者だからです+。

その上るところは[ほかの]すべての神々*に勝って非常に高いのです+。

10 エホバ*を愛する者たちよ+,悪を憎め+。

[神]はご自分の忠節な者たちの魂を守っておられ+,

邪悪な者たちの手から彼らを救い出される+。

11 光が義なる者のために+,

歓びが心の廉直な者たちのためにきらめいた*+。

12 義なる者たちよ,エホバ*にあって歓び+,

その聖なる記念に*感謝せよ+。

調べ*。

98 エホバに新しい歌を歌え+。

その行なわれたことはくすしいからである+。

その右手,その聖なる腕がご自分のために救い*を遂げた+。

 2 エホバはその救いを知らせ+,

諸国民の目にその義を現わされた+。

 3 [神]はイスラエルの家に対するその愛ある親切*と忠実さを思い出された+。

地の果ては皆わたしたちの神による救いを見た+。

 4 地のすべて[の者*]よ,エホバに向かって勝利の叫びを上げよ+。

快活になり,喜び叫び,調べを奏でよ+。

 5 たて琴をもってエホバに調べを奏でよ+。

たて琴と歌の調べをもって+。

 6 ラッパ*と角笛*の音をもって+,

王エホバのみ前で勝利の叫びを上げよ。

 7 海とそこに満ちるものは鳴りとどろけ+。

産出的な地*とそこに住むものも+。

 8 川も手をたたけ*。

山々もエホバのみ前でこぞって喜び叫べ+。

 9 [神]は地を裁くために来られたからだ+。

産出的な地を義をもって裁き+,

もろもろの民を廉直さをもって[裁かれる+]。

99 エホバ自ら王となられた+。もろもろの民は動揺せよ+。

[神]はケルブたちの上に座しておられる+。地は震えよ+。

 2 エホバはシオンにおいて大いなる方+,

そしてもろもろの民すべての上に高くいます+。

 3 彼らがあなたのみ名をたたえますように+。

それは大いなるもの,畏怖の念を起こさせるもの,聖なるものなのです+。

 4 そして,[神]は王の力をもって裁きを愛された+。

あなたご自身が廉直さを堅く立てられた+。

ヤコブの中の裁きと義はあなたご自身が行なわれたもの+。

 5 あなた方はわたしたちの神エホバを高め+,その足台に身をかがめよ+。

[神]は聖なる方である+。

 6 モーセとアロンはその祭司たちの中に+,

サムエルはそのみ名を呼び求める者たちの中にいた+。

彼らはエホバを呼びつづけ,[神]はいつも自らこれに答えてくださった+。

 7 雲の柱の中で絶えず彼らに語りかけてくださった+。

彼らは[神]が自分たちにお与えになった諭しと規定を守った+。

 8 わたしたちの神エホバよ,あなたご自身が彼らに答えてくださいました+。

あなたは彼らに対して赦しを与え+,

その由々しい行為に対して復しゅうをする神*となられました+。

 9 あなた方はわたしたちの神エホバを高め+,

その聖なる山+で身をかがめよ。

わたしたちの神エホバは聖なる方だからである+。

感謝のことばの調べ+。

100 地のすべて[の者*]よ,エホバに勝利の叫びを上げよ+。

 2 歓びをもってエホバに仕えよ*+。

喜びの叫びをもってそのみ前に来るように+。

 3 エホバが神である*ことを知れ+。

わたしたちを造ったのは[神]であって,わたしたち自身ではない*+。

[わたしたちは]その民,その放牧地の羊[である+]。

 4 感謝のことばをもってその門に入れ+。

賛美をもってその中庭に[入れ+]。

[神]に感謝をささげ,そのみ名をほめたたえよ+。

 5 エホバは善良な方だからである+。

その愛ある親切は定めのない時に及び+,

その忠実さは代々に及ぶ*+。

ダビデによる。調べ。

101 わたしは愛ある親切と裁きについて歌います+。

エホバよ,わたしはあなたに向かって調べを奏でます+。

 2 わたしはとがのない道にあって思慮深く行動します+。

あなたはいつわたしのところに来てくださるのですか+。

わたしは心の忠誠によってわたしの家の中を歩きます+。

 3 わたしはどうしようもないもの*を目の前に置きません+。

わたしはそれて行く者たちの行ないを憎みました+。

それがわたしに取り付くことはありません+。

 4 曲がった心はわたしから離れて行きます+。

わたしは悪いことを何も知りません+。

 5 友をひそかに中傷する者+,

わたしはその者を沈黙させます+。

目がごう慢で,心の尊大な者*+,

わたしはその者に我慢できません+。

 6 わたしの目は地の忠実な者たちの上にあります+。

彼らがわたしと共に住むためです+。

とがのない道を歩んでいる者+,

それがわたしに仕える者なのです+。

 7 わたしの家の中には,策略を巡らす者はだれも住みません+。

偽りを語る者については+,その者が

わたしの目の前に堅く立てられることはありません+。

 8 わたしは毎朝*,地の邪悪な者たちを沈黙させます+。

有害なことを行なう者を皆,エホバの都+から断ち滅ぼすためです+。

苦しむ者が弱くなって,エホバのみ前にその気遣いを注ぎ出すときの祈り+。

102 エホバよ,どうかわたしの祈りを聞いてください+。

助けを求めるわたしの叫びがあなたに届きますように+。

 2 わたしが窮境に陥っている日に,わたしからみ顔を覆い隠さないでください+。

あなたの耳をわたしに傾けてください+。

わたしが呼ぶ日に,急いでください。わたしに答えてください+。

 3 わたしの日々はまさに煙のように終わりを迎え+,

わたしの骨は炉のように真っ赤に熱せられたからです+。

 4 わたしの心は草木のように打たれて,干からびています+。

わたしは自分の食べ物*を食べることを忘れてしまったからです+。

 5 わたしの溜め息の音のために+,

わたしの骨は肉にくっついてしまいました+。

 6 わたしは荒野のペリカンに似ています+。

わたしは荒廃した場所にいる小さいふくろうのようになりました。

 7 わたしはやせ衰え*,

屋根の上の独りぼっちの鳥のようになっています+。

 8 わたしに敵する者たちは一日じゅうわたしをそしりました+。

わたしをばかにする者たちは,実にわたしによって誓いを立てました+。

 9 わたしは灰をパンのように食べたからです+。

わたしは自分の飲むものを泣き声と混ぜ合わせました+。

10 それはあなたの糾弾と義憤のためです+。

あなたはわたしを持ち上げて,投げ捨てようとされたからです+。

11 わたしの日は傾いた影のようであり*+,

わたし自身はただの草木のように干からびています+。

12 しかしあなたは,エホバよ,定めのない時に至るまで住み+,

あなたの記念は代々に及びます+。

13 あなたは自ら立ち上がり,シオンに憐れみを抱かれます+。

今はその恵みとなる時期だからです。

定めの時が到来したからです+。

14 あなたの僕たちは[シオン]の石に楽しみを見いだしたからです+。

彼らはその塵に恵みを向けるのです+。

15 諸国民はエホバ*のみ名を恐れ+,

地のすべての王はあなたの栄光を[恐れ]ます+。

16 エホバ*は必ずシオンを築き上げ+,

ご自分の栄光のうちに現われるはずだからです+。

17 [神]は,[すべてのものを]奪われた人たちの祈りを必ず顧みてくださり+,

彼らの祈りをさげすまれません+。

18 これは後の世代のために書き記されます+。

これから創造される民はヤハ*を賛美するのです+。

19 [神]がその聖なる高みから見下ろし+,

エホバ*ご自身が天から地をご覧になったからです+。

20 捕らわれ人の溜め息を聞くため+,

死に定められた者たち*を解き放つために+。

21 エホバ*のみ名がシオンで,

その賛美がエルサレムで+告げ知らされるため*です+。

22 もろもろの民がこぞって集められ+,

もろもろの王国が[集められ],エホバに仕えようとする*ときに+。

23 [神]は道の途中でわたしの力を苦しめ+,

わたしの日数を短くされました+。

24 わたしは言いはじめました,「わたしの神よ*,

わたしの日の半ばにわたしを取り去らないでください+。

あなたの年はすべての代に及びます*+。

25 あなたは昔,この地の基を据えられました+。

天はあなたのみ手の業です+。

26 それらのものは滅びうせますが,あなたご自身は立ち*つづけます+。

それは衣のようにみな古びてしまいます+。

あなたは衣服のようにそれを取り替えられます。そしてそれは用を終えるのです+。

27 しかしあなたは同じであり*,あなたの年が全うされることはありません+。

28 あなたの僕たちの子らは住みつづけ+,

彼らの子孫はあなたのみ前に堅く立てられるのです+」。

ダビデによる。

103 わたしの魂よ,エホバ*をほめたたえよ+。

わたしの内にあるすべてのものよ,その聖なるみ名を[ほめたたえよ+]。

 2 わたしの魂よ,エホバ*をほめたたえよ。

そのすべての行ないを忘れてはならない+。

 3 [神]は,あなたのすべてのとがを許し+,

あなたのすべての疾患をいやし+,

 4 坑の中からあなたの命を取り戻し+,

あなたに愛ある親切と憐れみを冠として添え+,

 5 あなたの生涯を良いもので満たしておられる+。

あなたの若さは鷲のように絶えず新たにされる+。

 6 エホバ*は,だまし取られている者すべてのために+,

義*と司法上の定めを執行しておられる+。

 7 [神]はその道をモーセに知らせ+,

その行動をイスラエルの子らに[知らせた+]。

 8 エホバ*は憐れみと慈しみに富み+,

怒ることに遅く,愛ある親切に満ちておられる+。

 9 [神]はいつまでも過ちを捜しつづけることも+,

定めのない時に至るまで憤慨しつづけることもない+。

10 [神]はわたしたちの罪に応じてわたしたちを扱うことをされなかった+。

わたしたちのとがに応じて,当然受けるべきものをわたしたちにもたらすこともされなかった+。

11 天が地よりも高いように+,

その愛ある親切はご自分を恐れる者たちに対して優れたものだからである+。

12 日の出が日没から遠く離れているのと同じく+,

[神]はわたしたちの違犯をわたしたちから遠くに離してくださった+。

13 父が自分の子らを憐れむように+,

エホバはご自分を恐れる者たちを憐れんでくださった+。

14 [神]ご自身がわたしたちの造りをよくご存じであり+,

わたしたちが塵であることを覚えておられるからだ+。

15 死すべき人間*についていえば,彼の日は青草のようであり+,

その咲き出る様子は野の花のようだ+。

16 ただの風がその上を過ぎ行けば,もはやそれはないからである+。

それがあった場所は,もうそれに気づきもしない+。

17 しかしエホバの愛ある親切*は,定めのない時から定めのない時に至るまで+,

[神]を恐れる者たちに向けられ+,

その義は,子らの子らに+,

18 [神]の契約を守る者たち+,

その命令を覚えて実行しようとする者たちに及ぶ+。

19 エホバ自ら天にその王座を堅く立てられた+。

その王権はすべてのものの上に支配を行なった+。

20 エホバをほめたたえよ,その使いたちよ+。強大な力を持ち,

[神]の言葉の声に聴き従うことによって+,そのみ言葉を行なう者たちよ+。

21 エホバをほめたたえよ,そのすべての軍勢よ+。

そのご意志*を行なって,[神]に仕える者たちよ+。

22 エホバをほめたたえよ,そのすべてのみ業よ+,

[神]の支配*の及ぶすべての場所で+。

わたしの魂よ,エホバをほめたたえよ+。

104 わたしの魂よ,エホバをほめたたえよ+。

わたしの神エホバよ,あなたはご自分が非常に大いなる方であることを明らかにされました+。

あなたは尊厳と光輝を身に着け+,

 2 光を衣のようにして[それに]身を包み+,

天を天幕布のように張り伸ばされました+。

 3 [あなたは]水の中に梁材をもってご自分の階上の間を建て+,

雲をご自分の兵車とし+,

風の翼に乗って歩き+,

 4 ご自分の使いたちを霊*とし+,

ご自分に仕える者たちを,むさぼり食う火とされる方です+。

 5 [神]は地の基をその定まった場所に置かれました+。

それは定めのない時に至るまで,まさに永久によろめかされることがありません+。

 6 あなたは水の深み*を衣のようにしてそれを覆われました+。

水は実に山々の上に立っていました+。

 7 それはあなたの叱責によって逃げはじめ+,

あなたの雷鳴によって恐慌にとりつかれました ―

 8 山々は隆起し+,

谷あいの平原は沈下しはじめました ―

あなたがそのために基を置かれた場所へと。

 9 あなたはそれが越えてはならない境界をお定めになり+,

それが再び地を覆うことがないようにされました+。

10 [神]は奔流の谷に泉を送り込んでおられ+,

それは山々の間を進んで行きます。

11 それは原野のすべての野獣に飲み水を与えつづけ+,

しまうま+は定期的にその渇きをいやします。

12 天の飛ぶ生き物はその上にねぐらを作り+,

密に茂った葉の間から,しきりに鳴き声を出します+。

13 [神]はその階上の間から山々に水を注いでおられます+。

あなたのみ業の実によって*地は満ち足りるのです+。

14 [神]は獣のために青草を+,

人間*の用のために草木を生えさせ+,

食物*を地から生じさせておられます+。

15 また,死すべき人間*の心を歓ばせるぶどう酒を+,

油によってその顔を輝かせるために+。

そして,死すべき人間の心を支えるパンをも+。

16 エホバの木々は満ち足りています。

[神]が植えられたレバノンの杉も+。

17 そこに鳥が巣を作ります+。

こうのとりについては,ねずの木々がその家です+。

18 高い山々+は山やぎのためのもの+,

大岩は岩だぬきのための避難所+。

19 [神]は定められた時のために月を造られました+。

太陽もその沈む所をよく知っています+。

20 あなたは闇を生じさせ,それを夜とならせます+。

その中を森林のすべての野生動物は進んで行くのです。

21 たてがみのある若いライオンはえじきを求めて+,

神ご自身からの*自分の食物を求めてほえています+。

22 太陽が輝きはじめます+ ― 彼らは退き,

自分の隠れ場*に伏します。

23 人*は自分の働きに出て行き+,

夕方までその奉仕につきます+。

24 エホバよ,あなたのみ業は何と多いのでしょう+。

あなたはそのすべてを知恵をもって造られました+。

地はあなたの産物で満ちています+。

25 これほど大きく,広い*この海+,

そこには無数の動くものがいます+。

生き物が,小さいのも大きいのも+。

26 そこを船が通ります+。

レビヤタン*+については,あなたはこれをその中で戯れるように形造られました+。

27 それらは皆,あなたを待ち望みます+。

[あなたが]食物をその季節ごとに与えてくださるのを+。

28 あなたがお与えになるものを彼らは拾います+。

あなたはみ手を開かれます ― 彼らは良いもので満ち足ります+。

29 あなたがみ顔を覆い隠されるなら,彼らはかき乱されます+。

あなたがその霊*を取り去られるなら,彼らは息絶え+,

その塵に戻って行きます+。

30 あなたがご自分の霊を送り出されるなら,彼らは創造されます+。

あなたは地の面を新たにされるのです。

31 エホバの栄光は定めのない時にまで及びます+。

エホバはご自分のみ業を歓ばれます+。

32 [神]は地を見つめておられます。すると,それは震えます+。

[神]は山々に触れます。すると,それは煙を上げます+。

33 わたしは生きている限りエホバに向かって歌い+,

わたしのある限りわたしの神に調べを奏でます+。

34 [神]についてのわたしのめい想が快いものでありますように+。

わたしは,エホバにあって歓ぶのです+。

35 罪人は地から絶たれ+,

邪悪な者たち,彼らはもはやいません+。

わたしの魂よ,エホバをほめたたえよ。あなた方はヤハ*を賛美せよ*+。

105 エホバに感謝し,そのみ名を呼び求め+,

その行ないをもろもろの民の中で知らせよ+。

 2 [神]に向かって歌い,[神]に調べを奏でよ+。

そのくすしいすべてのみ業を思いに留めよ+。

 3 その聖なるみ名をあなた方の誇りとせよ+。

エホバを求める者たちの心が歓ぶように+。

 4 エホバとそのみ力を尋ね求めよ+。

絶えずそのみ顔を求めよ+。

 5 [神]の行なわれたくすしいみ業+,

その奇跡,み口の司法上の定めを思い起こせ+。

 6 その僕アブラハムの胤よ+,

その選ばれた者たち,ヤコブの子らよ+。

 7 この方はわたしたちの神エホバなのである+。

その司法上の定めは全地にある+。

 8 [神]はその契約を定めのない時に至るまで+,

そのお命じになったみ言葉を千代に至るまでも覚えておられる+。

 9 その[契約]を[神]はアブラハムと結び*+,

その誓いのことばをイサクに[お与えになった+]。

10 そして,その[ことば*]をヤコブに対する規定,

イスラエルに対する定めなく存続する契約として立てて+,

11 こう言われた。「わたしはカナンの地をあなたに+,

あなた方の相続地の割り当て分として与えるであろう+」。

12 [それは,]彼ら*の数が少なく+,

それも非常に少なく,しかもその[地]で外人居留者であったときのことである+。

13 そして,彼らは国民から国民へ+,

一つの王国からほかの民へと歩き回った+。

14 [神]は人*がだれも彼らからだまし取ることを許さず+,

かえって彼らのために王たちを戒め+,

15 [こう言われた。]「あなた方はわたしの油そそがれた者たちに*触れてはならない+。

わたしの預言者たちに何も悪いことをしてはならない+」。

16 それから,[神]は飢きんをその地に呼び寄せ+,

輪型のパンに通す棒*をすべて折られた+。

17 [神]は彼らより先にひとりの人*を遣わされた。

それは奴隷として売られたヨセフであった+。

18 人々は彼に足かせを掛けて苦しめ+,

彼の魂は鉄かせの中に入った+。

19 彼の言葉*が来る時まで+,

エホバのことば*が彼を精錬した+。

20 王は彼を釈放するために人を遣わした+。

もろもろの民の支配者が,彼を解き放つために。

21 [王]は彼を自分の家の主人とし+,

自分の全財産を支配する者とした+。

22 自分の君たちを彼の魂の望みどおりに*縛るため+,

彼がその年配者たちにも知恵を教えるためであった+。

23 次いで,イスラエルはエジプトに入り+,

ヤコブ自身ハムの地+に外国人としてとどまった。

24 [神]はその民を大いに増やし+,

これを徐々にその敵対者たちよりも強くしてゆかれた+。

25 [神]は彼らの心を変えさせ,ご自分の民を憎むように+,

ご自分の僕たちに対してこうかつに振る舞うようにされた+。

26 [神]はご自分の僕モーセを+,

ご自分の選ばれたアロンを遣わされた+。

27 [二人]*は彼らの間にそのしるしの事柄と+,

ハムの地に奇跡を置いた+。

28 [神]は闇を送って暗くされた+。

彼らはその言葉に逆らわなかった+。

29 [神]は彼らの水を血に変え+,

その魚を死なせた+。

30 彼らの地には,かえるが群がり+,

王たちの奥の部屋に入り込んだ。

31 [神]は,あぶが入って来るように+,

ぶよがその全領地に[入って来る]ようにと言われた+。

32 [神]はその大降りを雹とし+,

彼らの地で燃え立つ火とされた+。

33 次いで,彼らのぶどうの木といちじくの木を打ち,

その領地の木々を砕かれた+。

34 [神]はいなごが,一種のいなご*が+,

無数に入って来るようにと言われた+。

35 すると,それらはその地のすべての草木を食い荒らし+,

また,その土地の実りをも食い荒らしていった。

36 次いで[神]は,その地のすべての初子,

彼らのすべての生殖力の始め+を討ち倒された+。

37 そして,彼らを銀と金と共に連れ出された+。

その部族の中には,つまずきながら行く者はだれもいなかった。

38 エジプトは彼らが出て行ったとき歓んだ。

彼らの怖れがその者たちを襲ったからであった+。

39 [神]は雲を仕切りの幕として広げ+,

夜には,火のために光をお与えになった+。

40 彼ら*は願い求めた。すると,[神]はうずらをもたらし+,

天からのパンで彼らを常に満ち足りるようにされた+。

41 [神]は岩を開かれた。すると,水が流れ出るようになり+,

それは水のない地域を川となって進んだ+。

42 [神]はご自分の僕アブラハムに対する聖なる言葉*を覚えておられたからである+。

43 それで,ご自分の民を歓喜をもって,

ご自分の選ばれた者たちを,歓呼をもって+連れ出された+。

44 そして,徐々に諸国民の地を彼らにお与えになり+,

彼らは国たみの骨折りの実を手に入れつづけた+。

45 それは,彼らがその規定を守り+,

その律法を守り行なうためであった+。

あなた方はヤハを賛美せよ+。

106 あなた方はヤハを賛美せよ*+。

エホバに感謝せよ。[神]は善良な方だからである+。

その愛ある親切*は定めのない時にまで及ぶからである+。

 2 だれがエホバの力ある業を述べることができるだろうか+。

[また,]そのすべての賛美を聞かせることができるだろうか+。

 3 公正を守り行ない+,

常に義を行なう*人は幸いだ+。

 4 エホバよ,あなたの民に対する善意をもってわたしを覚え+,

あなたの救いをもってわたしを顧みてください+。

 5 それは,わたしがあなたの選ばれた者たちに対する良いことを見+,

あなたの国民の歓びをもって歓び+,

あなたの相続物と共に誇ることができるためです+。

 6 わたしたちは自分の父祖たちと同様に罪をおかしました+。

わたしたちは悪いことを行ない,邪悪な行動をしました+。

 7 エジプトにいたわたしたちの父祖たちは,

あなたのくすしいみ業に対して少しも洞察力を示しませんでした+。

彼らはあなたの豊かな,大いなる愛ある親切を思い出さず+,

海で,紅海のそばで反逆の振る舞いをしました+。

 8 次いで,[神]はそのみ名ゆえに彼らを救いだされました+。

それによってご自分の力強さを知らせるためでした+。

 9 それで,[神]が紅海を叱責されると,それは徐々に干上がり+,

[神]は彼らに水の深みを,荒野を通るときのように歩いて通らせ*ました+。

10 こうして,[神]は彼らをその憎む者の手から救い+,

敵の手から彼らを取り戻されました+。

11 そして,水が彼らの敵対者たちを覆うようになり+,

そのうちの一人も残されませんでした+。

12 そのとき,彼らはみ言葉に信仰を持ち+,

その賛美を歌いはじめました+。

13 すぐに彼らはそのみ業を忘れました+。

彼らはその助言を待ちませんでした+。

14 かえって,荒野で利己的な欲望を表わし+,

砂漠で神*を試すようになりました+。

15 次いで,[神]は彼らの願いをかなえ+,

それから彼らの魂に身のやせ衰える病*を送り込まれました+。

16 すると,彼らは宿営の中でモーセを,

エホバの聖なる者+アロンをもそねむようになりました+。

17 そのとき,地が開けてダタンを呑み尽くし+,

アビラムの集まりを覆い隠しました+。

18 そして,火が彼らの集まりの中で燃えはじめ+,

炎が邪悪な者たちをむさぼり食いました+。

19 その上,彼らはホレブで子牛を造り+,

鋳像に身をかがめました+。

20 こうして,彼らはわたしの栄光*を+,

草木を食べるものである雄牛をかたどったものと取り替えました+。

21 彼らは自分たちの救い主である神*を忘れたのです+。

エジプトで大いなることを+,

22 ハムの地でくすしいみ業を+,

紅海で畏怖の念を抱かせることを行なわれた方を+。

23 そして,もしご自分の選ばれた者,モーセがいなかったなら+,

[神]は今にも,彼らを滅ぼし尽くすように,と言われるところでした+。

[モーセ]は,[彼らが]滅ぼされないよう,その激しい怒りを引き戻すため+,

その前の割れ目に立ちました。

24 また,彼らはその望ましい地を侮べつするようになり+,

そのみ言葉に信仰を持ちませんでした+。

25 彼らは天幕の中でしきりに愚痴をこぼし+,

エホバの声に聴き従いませんでした+。

26 それで,[神]は彼らに関して[誓いの]手を上げました+。

荒野で彼らを倒し+,

27 その子孫を諸国民の中に倒し+,

彼らをもろもろの地に散らす+,と。

28 そして,彼らはペオルのバアルを愛慕し+,

死者の犠牲を食べるようになりました+。

29 彼らがその行動によって怒りを引き起こしていたとき+,

彼らの間に今度は神罰が激しく下りました+。

30 ピネハスが立ち上がって取り成しをすると+,

そのとき神罰はとどめられました。

31 そして,それは彼にとって,

代々定めのない時に至るまで義とみなされることになりました+。

32 さらに,彼らはメリバの水のところで怒りを招き+,

それゆえ,モーセは彼らのために災いに遭いました+。

33 彼らがその霊*を憤激させ,

彼がその唇で性急に話しはじめたからです+。

34 彼らは,エホバが自分たちに[そう]言われたのに+,

もろもろの民を滅ぼし尽くすことをしませんでした+。

35 そして,諸国民と混じり合い+,

彼らの業を学ぶようになりました+。

36 また,その偶像に仕えつづけ*+,

それらは彼らにとってわなとなりました+。

37 また,自分の息子や娘を+

悪霊に*犠牲としてささげてゆきました+。

38 こうして,罪のない血を,

彼らの息子や娘の血を流しつづけました+。

それらの者を彼らはカナンの偶像に犠牲としてささげたのです+。

その地は流血*で汚されることになりました+。

39 彼らは自分たちの業によって汚れ+,

その行動によって不倫な交わりを持ちつづけました+。

40 それで,エホバの怒りがその民に対して燃え上がり+,

[神]はご自分の相続物を忌むようになりました+。

41 そして,彼らを繰り返し諸国民の手に渡されました+。

彼らを憎む者たちが彼らを支配し+,

42 敵が彼らを虐げ,

彼らがその者たちの手の下に従えられるためでした+。

43 [神]は幾度も彼らを救い出されましたが+,

彼らのほうは不従順な道を[歩んで]反逆の振る舞いをし+,

そのとがのために低くされました+。

44 そして,[神]*は彼らの嘆願の叫びを聞くとき+,

その苦難をご覧になるのでした+。

45 そして,彼らに関してご自分の契約を思い出し+,

その豊かで,大いなる愛ある親切にしたがって悔やまれるのでした+。

46 そして,彼らをとりこにする者たちすべての前で,

彼らが哀れみを受けるようにしてくださいました+。

47 わたしたちの神エホバよ,わたしたちを救ってください+。

諸国民の中からわたしたちを集めてください+。

[わたしたちが]あなたの聖なるみ名に感謝し+,

あなたの賛美を歓喜して語るためです+。

48 定めのない時から定めのない時に至るまでも,

イスラエルの神エホバがほめたたえられますように+。

すべての民は,アーメンと言わなければならない*+。

あなた方はヤハを賛美せよ*+。

第五巻

(詩編 107-150)

107 あなた方はエホバに感謝せよ。[神]は善良な方だからである+。

その愛ある親切*は定めのない時にまで及ぶからである+。

 2 エホバの取り戻された者たちはそのように言うように+。

[神]が敵対者の手から取り戻された者たち+,

 3 [神]がもろもろの地から+,

日の昇る方から,日の沈む方から+,

北から,南*から集められた者たちは+。

 4 彼らは荒野を+,砂漠をさまよい+,

居住の都市に至る道を見いださなかった+。

 5 彼らは飢え,また,渇いていた+。

彼らの内にある魂も衰えていった+。

 6 そして,彼らは苦難の中からエホバに向かって叫びつづけた+。

[神]は彼らに対する圧迫から彼らを救い出し+,

 7 正しい道を歩ませて+,

居住の都市へ来るようにされた+。

 8 ああ,その愛ある親切に対して,

人*の子らへのそのくすしいみ業+に対して,人々がエホバに感謝するように+。

 9 [神]は乾き切った魂を満ち足らせ+,

飢えた魂を良いもので満たしてくださったからだ+。

10 闇と深い陰の中に住む者+,

苦悩と鉄のかせに捕らわれている者たちがいた+。

11 彼らは神のことば*に背く+振る舞いをし+,

至高者の助言を軽べつしたからである+。

12 それゆえ,[神]は難儀をもって彼らの心を従えるようになり+,

彼らはつまずき,[これを]助ける者はだれもいなかった+。

13 それで,彼らは苦難の中からエホバに助けを呼び求めるようになり+,

[神]はいつものように,彼らに対する圧迫から彼らを救ってくださった+。

14 [神]は闇と深い陰から彼らを連れ出し+,

その縛り縄をも引きちぎってゆかれた+。

15 ああ,その愛ある親切に対して+,

人の子らへのそのくすしいみ業に対して+,人々がエホバに感謝するように。

16 [神]は銅の扉を砕き+,

鉄のかんぬきをも切り落とされたからだ+。

17 愚かな者たちはその違犯の道のために+,

そのとがのために,ついには自分の身に苦悩を生じさせた+。

18 彼らの魂はあらゆる食物を忌むようになり+,

彼らは死の門に行き着くところであった+。

19 それで,彼らは苦難の中からエホバに助けを呼び求めるようになり+,

[神]はいつものように,彼らに対する圧迫から彼らを救ってくださった+。

20 次いで,み言葉を送って彼らをいやし+,

その坑から*[彼らを]逃れさせてくださった+。

21 ああ,その愛ある親切に対して+,

人*の子らへのそのくすしいみ業に対して+,人々がエホバに感謝するように。

22 また,感謝の犠牲をささげ*+,

歓呼の声を上げてそのみ業を告げ知らせるように+。

23 船で海に下って行き+,

広大な*水の上で商売をする者たち+,

24 彼らはエホバのみ業を+,

深みにおけるそのくすしいみ業+を見た者なのである。

25 [神]が[言葉を]述べ,大暴風*を起こし+,

そしてそれが波をもたげるのを+。

26 彼らは天に上り,

底*に下る。

災いのために彼らの魂が溶けてゆくのである+。

27 彼らは酔った人のようにふらつき,よろめき行き+,

その知恵もみな混乱したものとなる+。

28 そして,彼らは苦難の中からエホバに向かって叫ぶようになり+,

[神]は彼らに対する圧迫の中から彼らを連れ出される+。

29 [神]は風あらしをなぎとならせ+,

海の波*は静まる+。

30 そして,彼らはそれが静まるので歓び,

[神]は彼らをその喜びの港へ導かれる+。

31 ああ,その愛ある親切に対して+,

人*の子らへのそのくすしいみ業に対して,人々がエホバに感謝するように+。

32 また,民の会衆で*[神]をほめたたえ+,

年配者の席で[神]を賛美するように+。

33 [神]は川を荒野に+,

水の流れ出る所を渇いた土地に+,

34 実り豊かな地を塩地に変えられる+。

そこに住む者たちの悪のためである。

35 [神]は荒野を葦の茂る水の池に+,

水のない地域の地を水の流れ出る所に変えられる+。

36 そして,飢えた者たちをそこに住まわせ+,

彼らが居住の都市を堅く立てるようにされる+。

37 彼らは畑に種をまき,ぶどう園を設ける+。

それが実り豊かな作物を産するためである+。

38 また,[神]が祝福されるので,彼らは非常に多くなる+。

[神]は彼らの家畜が少なくなるようにはされない+。

39 拘束,災い,悲嘆のために+,

彼らは再び少なくなり,うずくまる+。

40 [神]は高貴な者たちの上に侮べつを注いでおられ+,

彼らに道もない索漠とした所をさまよわせる+。

41 しかし,[神]は貧しい者を苦悩から保護し*+,

彼を羊の群れのように[幾つもの]家族に変えられる+。

42 廉直な者たちは見て歓ぶ+。

しかしあらゆる不義は,その口を閉ざさなければならない+。

43 賢い者はだれか。その者はこれらのことを守り行ない+,

エホバの愛ある親切の行為に自分が注意深いことをも示すであろう+。

歌。ダビデの調べ。

108 神よ,わたしの心は揺るぎません+。

わたしは歌い,調べを奏でます+。

わたしの栄光よ+。

 2 弦楽器よ,目を覚ませ。たて琴よ,お前もだ+。

わたしは夜明けを目覚めさせよう+。

 3 エホバよ,わたしはもろもろの民の中であなたをたたえ+,

国たみの中であなたに調べを奏でます+。

 4 あなたの愛ある親切*は大きくて天に達し+,

あなたの真実は空に達するからです+。

 5 神よ,あなたが天の上に高められますように+。

あなたの栄光が全地の上にあるように+。

 6 あなたの愛する者たちが救い出されるために+,

どうかあなたの右手で救いを施し,わたしに答えてください+。

 7 神ご自身がその神聖さのうちに話されました+,

「わたしは歓喜し,わたしはシェケム+を受け分として分け与えよう+。

わたしはスコト+の低地平原を測り分ける。

 8 ギレアデ+はわたしのもの。マナセ+もわたしのもの。

エフライムはわたしの頭である者の要塞+。

ユダはわたしの司令者の杖+。

 9 モアブ+はわたしの洗い盤+。

エドム+の上にわたしは自分のサンダルを投げ出す+。

フィリスティア+にわたしは勝ちどきを上げる*+」。

10 防備の施された都市へだれがわたしを連れて行くでしょうか+。

エドムにまで実際だれがわたしを導いてくれるでしょうか+。

11 神よ,それは,わたしたちを捨て去って+,

わたしたちの軍勢と共に神として出て行かれない,[あなた]ではありませんか+。

12 どうか苦難からの助けをわたしたちに与えてください+。

地の人*による救いは無価値なものだからです+。

13 神によってわたしたちは活力を得+,

[神]ご自身がわたしたちの敵対者たちを踏み砕かれるのです+。

指揮者へ。ダビデによる。調べ。

109 わたしの賛美する神よ+,沈黙していないでください+。

 2 邪悪な者の口と欺きの口が,わたしに向かって開かれたからです+。

彼らは偽りの舌をもってわたしのことを話しました+。

 3 彼らは憎しみの言葉をもってわたしを取り囲み+,

理由もなくわたしに向かって戦いつづけます+。

 4 わたしの愛に対して彼らはわたしに抵抗しつづけます+。

しかし,わたしの側には祈りがあります+。

 5 また,彼らは善に対して悪を+,

わたしの愛に対して憎しみをもってわたしに報います+。

 6 彼の上に邪悪な者を任命してください。

反抗する者*+が彼の右手に立ちつづけますように。

 7 彼は裁かれるときに邪悪な者として出て行くように。

その祈りさえも罪となるように+。

 8 彼の日が少なくなり+,

その監督の職*をほかの者が取るように+。

 9 その子らは父なし子となり+,

彼の妻はやもめとなるように+。

10 そして,その子らが必ずさまようことになるように+。

彼らは物ごいをし,

その荒廃させられた場所から[食物を]捜し求めなければなりません+。

11 金貸しが彼の持つすべてのものに対してわなを仕掛け+,

よそ者たち+が彼の労苦の実を強奪するように+。

12 彼には愛ある親切を差し伸べる者がだれもいなくなりますように+。

その父なし子に恵みを示す者がだれもいなくなりますように。

13 彼の後裔が断ち滅ぼされるためのものとなるように+。

次の世代には彼らの名がぬぐい去られるように+。

14 彼の父祖たちのとががエホバに覚えられるように+。

彼の母の罪+ ― それがぬぐい去られることがありませんように+。

15 それらが絶えずエホバのみ前にあるように+。

[神]が彼らの記憶を*この地から断ち滅ぼされますように+。

16 それは,彼が愛ある親切を示すことを思い起こさず+,

苦しんでいる貧しい者*や,

心のうちひしがれた者を追いつづけて+,[これを]死なせようとしたからです+。

17 そして,彼は呪いを愛しつづけたので+,それは彼の身に臨みました+。

彼は祝福を喜びとしなかったので+,

それは彼から遠く離れてゆき+,

18 彼は呪いを自分の衣のように身にまとうことになりました+。

それゆえ,それは水のように彼の中に入り+,

油のようにその骨の中に入りました。

19 それが彼にとって,自分の身を包む衣のようになり+,

また,絶えず身に締めている腰帯と[なり]ますように+。

20 これがわたしに抵抗する者への,

また,わたしの魂に向かって悪を語る者たち+へのエホバからの報いです+。

21 しかし,あなたは主権者+なる主,エホバです。

あなたのみ名のためにわたしを扱ってください+。

あなたの愛ある親切は良いものなのですから,わたしを救い出してください+。

22 わたしは苦しんでおり,貧しく+,

わたしの心もわたしの内にあって刺し貫かれました*+。

23 傾くときの影のように,わたしは去って行かなければなりません+。

わたしはいなごのように振り落とされました。

24 わたしのひざも断食のためにぐらつき+,

わたしの肉もやせ細って,油気がありません+。

25 そして,彼らにとって,このわたしはそしるべきものとなりました+。

彼らはわたしを見ます ― 頭を振りはじめます+。

26 わたしの神エホバよ,わたしを助けてください+。

あなたの愛ある親切にしたがってわたしを救ってください+。

27 そして,これがあなたのみ手であることを+,

エホバよ,あなたご自身がそれを行なわれたのだということを彼らが知りますように+。

28 彼らは,呪いを述べるがよい+。

しかしあなたは,祝福を述べてくださいますように+。

彼らは立ち上がりました。しかし彼らが恥をかくように+。

あなたの僕が歓ぶように+。

29 わたしに抵抗する者たちが辱めを身にまとうように+。

彼らがそでなしの上着を着るときのように自分の恥で身を包むように+。

30 わたしは自分の口で大いにエホバをたたえ+,

多くの民の中にあって[神]を賛美します+。

31 [神]は貧しい者の右に立って+,

その魂を裁く者たちから[彼を]救ってくださるからです。

ダビデによる。調べ。

110 わたしの主に対する*エホバのお告げはこうです+。

「わたしがあなたの敵をあなたの足台として置くまでは+,

わたしの右に座していよ+」。

 2 あなたの力の杖+を,エホバはシオンから送り出して+,[こう言われます。]

「あなたの敵のただ中で従えてゆけ+」。

 3 あなたの軍勢の日に+,あなたの民+は進んで自らをささげます*+。

神聖さの光輝のうちに+,夜明け*の胎から,

あなたは露玉のような若者の隊を得ておられます*+。

 4 エホバは誓いをお立てになりました+。(そして悔やまれません+。)

「あなたは定めのない時に至るまで+,

メルキゼデクのさまにしたがう祭司である+!」

 5 エホバ*自らあなたの右にあって+,

その怒りの日に必ず王たちを打ち砕かれます+。

 6 [神]は諸国民の中で裁きを執行し+,

死体を満ちあふれさせます+。

人口の多い地を治める頭たる者を必ず打ち砕かれるのです+。

 7 道の途中にある激流の谷から彼は飲みます+。

それゆえに,彼は[その]頭*を高く上げられるのです+。

111* あなた方はヤハを賛美せよ*+!

א [アーレフ]

わたしは心をつくしてエホバをたたえる+。

ב [ベート]

廉直な者たちの親密な集い+と集会において+。

ג [ギメル]

 2 エホバのみ業は偉大であり+,

ד [ダーレト]

それを喜ぶすべての者によって尋ね求められる+。

ה [ヘー]

 3 その働き+はまさしく尊厳と光輝であり+,

ו [ワーウ]

その義は永久に立っている+。

ז [ザイン]

 4 [神]はそのくすしいみ業のために記念となるものを作られた+。

ח [ヘート]

エホバは慈しみと憐れみに富んでおられる+。

ט [テート]

 5 [神]はご自分を恐れる者たちに食物をお与えになった+。

י [ヨード]

定めのない時に至るまで[神]はご自分の契約を覚えておられる+。

כ [カフ]

 6 そのみ業の力を[神]はご自分の民にお告げになった+。

ל [ラーメド]

彼らに諸国民の相続物を与えることによって+。

מ [メーム]

 7 そのみ手の業は真実と裁きである+。

נ [ヌーン]

[神]がお与えになるその命令はすべて信頼でき+,

ס [サーメク]

 8 永久に,定めのない時に至るまでよく支持され+,

ע [アイン]

真実と廉直のうちに行なわれる+。

פ [ペー]

 9 [神]は請け戻しをご自分の民に送られた+。

צ [ツァーデー]

定めのない時に至るまでその契約をお命じになった+。

ק [コーフ]

そのみ名は聖なるもので,畏怖の念を起こさせる+。

ר [レーシュ]

10 エホバへの恐れは知恵の初めである+。

ש [スィーン]

それらを行なう者は皆,良い洞察力を持っている+。

ת [ターウ]

[神]の賛美は永久に立っている+。

112* あなた方はヤハを賛美せよ*+!

א [アーレフ]

エホバを恐れる人*は幸いである+。

ב [ベート]

彼はそのおきて+を大いに喜んだ+。

ג [ギメル]

 2 その子孫は地で力ある者となる+。

ד [ダーレト]

廉直な者たちの世代,それは祝福を受けるであろう+。

ה [ヘー]

 3 貴重な物と富とは彼の家にある+。

ו [ワーウ]

そして彼の義は永久に立っている+。

ז [ザイン]

 4 彼は闇の中で廉直な者たちに対する光のようにきらめいた*+。

ח [ヘート]

彼は慈しみと憐れみに富み,義にかなっている+。

ט [テート]

 5 慈しみに富み+,貸し与えている人+は善良である。

י [ヨード]

彼は公正をもって*自分の物事を支持する+。

כ [カフ]

 6 彼はどんな時にもよろめかされることがない+。

ל [ラーメド]

義を守る人は定めのない時に至るまで記憶にとどめられる+。

מ [メーム]

 7 彼は悪い知らせをも恐れない+。

נ [ヌーン]

その心は揺るぎなく+,エホバに依り頼んでいる+。

ס [サーメク]

 8 その心は揺れ動かず+,彼は恐れることなく+,

ע [アイン]

ついには,自分に敵対する者たちを見つめる+。

פ [ペー]

 9 彼は広く分配し*,貧しい者たちに与えた+。

צ [ツァーデー]

その義は永久に立っている+。

ק [コーフ]

彼の角は栄光のうちに高められる+。

ר [レーシュ]

10 邪悪な者は自ら見て,必ずいら立つであろう+。

ש [シーン]

彼は歯がみして,実際に溶け去るであろう+。

ת [ターウ]

邪悪な者たちの欲望は滅びうせるであろう+。

113* あなた方はヤハを賛美せよ*+!

エホバの僕たちよ,賛美をささげよ*+。

エホバのみ名を賛美せよ+。

 2 エホバのみ名が

今より定めのない時に至るまで+ほめたたえられますように+。

 3 日の昇る所から沈む所に至るまで+,

エホバのみ名は賛美されるべきもの+。

 4 エホバはすべての国の民の上に高く上られた+。

その栄光は天の上にある+。

 5 だれがわたしたちの神エホバのようであろうか+。

[神]はその住まいを高くしておられる+。

 6 [神]はご自分を低くして天と地をご覧になり+,

 7 立場の低い者をまさしく塵の中から立ち上がらせておられる+。

[神]は貧しい者をまさしく灰溜めから高められる+。

 8 [これを]高貴な者たちと共に,

ご自分の民の高貴な者たち+と共に座らせるためである+。

 9 [神]はうまずめを,

子らを持つ,喜びに満ちた母として+家に住まわせておられる+。

あなた方はヤハを賛美せよ*+!

114* イスラエルがエジプトから,

ヤコブの家が,理解できない話し方をする民+から出て行ったとき+,

 2 ユダはその聖なる場所となり+,

イスラエルはその大いなる領土と[なった+]。

 3 海でさえ見て,逃げ去った+。

一方,ヨルダンは引き返しはじめた+。

 4 山々も雄羊のように+,

丘は子羊*のように跳ね回った。

 5 海よ,どうしたのか,お前が逃げ去るとは+。

ヨルダンよ,お前が引き返しはじめるとは+。

 6 山よ,お前たちが雄羊のように+,

丘よ,[お前たちが]子羊のように跳ね回るとは+。

 7 地よ,主*のゆえに,

ヤコブの神*のゆえに,激しい痛みを覚えよ+。

 8 [神]は岩を葦の茂る水の池に+,

火打ち石のような固い岩を水の泉に変えておられる+。

115* エホバよ,わたしたちには何も属していません。わたしたちには何も属していません+。

あなたの愛ある親切とあなたの真実*とにしたがって+,

ただあなたのみ名に栄光を帰してください+。

 2 なぜ諸国の民が言ってよいでしょうか+,

「彼らの神は一体どこにいるのか」と+。

 3 しかし,わたしたちの神は天におられ+,

すべてその喜びとすることを行なわれた+。

 4 彼らの偶像は銀や金であり+

地の人*の手の業である+。

 5 口はあっても,話すことはできない+。

目はあっても,見ることはできない+。

 6 耳はあっても,聞くことはできない+。

鼻はあっても,かぐことはできない+。

 7 手を持ってはいても,触ることはできない+。

足を持ってはいても,歩くことはできない+。

のどを使って声を出すわけでもない+。

 8 これを作る者たちはまさしくこれと同じようになる+。

すべてこれに依り頼んでいる者たちは+。

 9 イスラエルよ,エホバに依り頼め+。

[神]は彼らの助けであり,彼らの盾である+。

10 アロンの家よ,エホバに信頼を置け+。

[神]は彼らの助けであり,彼らの盾である+。

11 エホバを恐れる者たちよ,エホバに依り頼め+。

[神]は彼らの助けであり,彼らの盾である+。

12 エホバ自らわたしたちのことを覚えてくださった。[そして]祝福してくださる+。

イスラエルの家を祝福し+,

アロンの家を祝福してくださる+。

13 エホバを恐れる者たちを+,

小なる者も大なる者をも祝福してくださる+。

14 エホバはあなた方に増加をもたらされる+。

あなた方にもあなた方の子らにも+。

15 あなた方はエホバに,

天と地の造り主+に祝福された者たちである+。

16 天についていえば,天はエホバに属する+。

しかし地はというと,[神]は[これを]人*の子らにお与えになった+。

17 死者はヤハ*を賛美しない+。

また,沈黙へ下って行く者もだれひとりそうしない+。

18 しかしわたしたち*は,今より定めのない時に至るまで+

ヤハ*をほめたたえる+。

あなた方はヤハを賛美せよ*+!

116 わたしは愛します。

エホバはわたしの声を,わたしの嘆願+を*聞いてくださるからです*+。

 2 わたしに耳を傾けてくださったからです+。

わたしは日ごとに呼びます+。

 3 死の綱がわたしを取り巻き+,

シェオルの苦しい状況がわたしを見いだしました+。

わたしは苦難と悲嘆を見いだし続けました+。

 4 しかし,わたしはエホバのみ名を呼び求めるようになりました+。

「ああ,エホバよ,わたしの魂を逃れさせてください+」。

 5 エホバは慈しみに富み,義にかなっておられます+。

わたしたちの神は憐れみを示してくださる方+。

 6 エホバは経験のない者たちを守っておられます+。

わたしは弱り果てました。すると,[神]はわたしを救ってくださいました+。

 7 わたしの魂よ,お前の休み場に帰れ+。

エホバがお前に対してふさわしく行動してくださったからだ+。

 8 あなたはわたしの魂を死から+,

わたしの目を涙から,わたしの足をつまずきから助け出してくださったからです+。

 9 わたしは生ける者の地で+,エホバのみ前を歩みます+。

10* わたしは信仰を持っていました+。というのは,わたしは話しはじめたからです+。

わたし自身大いに苦しみました。

11 わたしは恐慌を来たしたとき,自らこう言いました+。

「人は皆*うそつきだ+」。

12 わたしに[施してくださる]そのすべての恩恵に対して+,

わたしは何をエホバにお返ししたらよいのでしょう+。

13 わたしは大いなる救いの杯を取り上げ+,

エホバのみ名を呼び求めます+。

14 わたしはわたしの誓約をエホバに果たします+。

そうです,その民すべての前で。

15 エホバの目に貴重なもの,

それはご自分の忠節な者たちの死です+。

16 ああ,どうか,エホバよ+,

わたしはあなたの僕なのです+。

わたしはあなたの僕,あなたの奴隷女の子なのです+。

あなたはわたしの縛り縄を解いてくださいました+。

17 わたしはあなたに感謝の犠牲をささげ+,

エホバのみ名を呼び求めます+。

18 わたしはわたしの誓約をエホバに果たします+。

そうです,その民すべての前で+。

19 エホバの家の中庭で+,

エルサレムよ,あなたの真ん中で+。

あなた方はヤハを賛美せよ*+!

117 すべての国の民よ,エホバを賛美せよ+。

すべての氏族+よ,[神]をほめよ。

 2 わたしたちに対してその愛ある親切*は力強いものとなったからである+。

エホバの真実*+は定めのない時にまで及ぶ。

あなた方はヤハを賛美せよ+!

118 あなた方はエホバに感謝せよ。[神]は善良な方だからである+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 2 さあ,イスラエルは言え,

「その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+」と。

 3 さあ,アロンの家の者たちは言え+,

「その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+」と。

 4 さあ,エホバを恐れる者たちは言え+,

「その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+」と。

 5 苦しい状況の中からわたしはヤハ*を呼び求めた+。

ヤハは答えてくださり,わたしを広々とした所に[置いてくださった*+]。

 6 エホバはわたしの側にいてくださる*。わたしは恐れない+。

地の人*がわたしに何をなしえよう+。

 7 エホバはわたしの側におられ,わたしを助ける者たちの中にいてくださる+。

それゆえにわたしは,わたしを憎む者たちを自ら見つめるのだ+。

 8 エホバのもとに避難することは+

地の人に依り頼むことに勝る+。

 9 エホバのもとに避難することは+

高貴な者たちに依り頼むことに勝る+。

10 すべての国の民がわたしを取り囲んだ+。

わたしはエホバのみ名によって彼らを近づかせなかった+。

11 彼らはわたしを取り囲んだ。そうだ,わたしを取り囲んだのだ+。

わたしはエホバのみ名によって彼らを近づかせなかった。

12 彼らは蜜ばちのようにわたしを取り囲んだ+。

彼らはいばらの茂みの火のように消し去られた+。

わたしはエホバのみ名によって彼らを近づかせなかった+。

13 あなたは激しくわたしを突いて,わたしを倒れさせようとした+。

しかし,エホバご自身がわたしを助けてくださった+。

14 ヤハはわたしの避け所,[わたしの]偉力*であり+,

わたしのために救いとなってくださる+。

15 歓呼と救いの声とは+,

義なる者たちの天幕+のうちにある+。

エホバの右手は活力を発揮している+。

16 エホバの右手は[自らを]*高めている+。

エホバの右手は活力を発揮している+。

17 わたしは死なない。かえって生きつづけるであろう+。

ヤハ*のみ業を告げ知らせるために+。

18 ヤハは厳しくわたしを正された+。

しかし,わたしを死に渡されなかった+。

19 あなた方はわたしに義の門を開けよ+。

わたしはその中に入り,ヤハ*をたたえるであろう+。

20 これがエホバの門である+。

義なる者たちがその中に入る+。

21 わたしはあなたをたたえます。あなたはわたしに答えてくださり+,

わたしの救いとなってくださったからです+。

22 建築者たちの退けた石が+

隅の頭となった+。

23 これはエホバご自身から出たものとなった+。

それは*わたしたちの目にくすしいことである+。

24 これはエホバの設けられた日*+。

わたしたちはそれを喜び,歓び楽しむ+。

25 ああ,どうか,エホバよ,救ってください。お願いです+!

ああ,どうか,エホバよ,成功させてください。お願いです+!

26 エホバのみ名によって来る方がほめたたえられるように+。

わたしたちはエホバの家からあなた方を祝福した+。

27 エホバは神たる者*であり+,

わたしたちに光を与えてくださる+。

あなた方は祭りの行列+を大枝+で縛れ。

祭壇の角+に至るまで。

28 あなたはわたしの神たる者であり,わたしはあなたをたたえます+。

わたしの神* ― わたしはあなたを高めます+。

29 あなた方はエホバに感謝せよ。[神]は善良な方だからである+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

א [アーレフ]*

119* [自分の]道においてとがのない者たち+,

エホバの律法によって歩む者たちは幸いです+。

  2 その諭しを守り行なう者たちは幸いです+。

彼らは心をつくして[神]を尋ね求めます+。

  3 実際,彼らは不義を行ないませんでした+。

彼らは[神]の道を歩みました+。

  4 あなたがご自分の命令を下されました+。

注意深く守るべきものとして+。

  5 ああ,あなたの規定を守るために+,

わたしの道が堅く立てられるなら+!

  6 そうすれば,あなたのすべてのおきて+を見るとき,

わたしは恥じることがありません+。

  7 あなたの義にかなった司法上の定めを学ぶとき+,

わたしは心の廉直さをもってあなたをたたえます+。

  8 わたしはあなたの規定を守りつづけます+。

どうかわたしを完全に捨てないでください+。

ב [ベート]*

  9 どのようにして若い人+はその道筋を清めるのでしょうか。

み言葉にしたがって注意深くあることによってです*+。

 10 わたしは心を込めてあなたを尋ね求めました+。

わたしをあなたのおきてから迷い出させないでください+。

 11 わたしはあなたのことばを心のうちに蓄えました*+。

あなたに対して罪をおかさないためです+。

 12 エホバよ,あなたがほめたたえられますように。

あなたの規定をわたしに教えてください+。

 13 わたしはわたしの唇をもって,

あなたのみ口のすべての司法上の定め+を告げ知らせました+。

 14 あなたの諭しの道をわたしは大いに喜びました+。

他のすべての貴重なものに対すると同じように*+。

 15 わたしはあなたの命令を思いに留め+,

あなたの道筋を見つめます+。

 16 わたしはあなたの法令に愛着を示します+。

わたしはあなたのみ言葉を忘れません+。

ג [ギメル]*

 17 あなたの僕に対してふさわしく行動してください。わたしが生きつづけるため+,

あなたのみ言葉を守るためです+。

 18 わたしの目から覆いを除いてください+。

わたしがあなたの律法の中からくすしいことを見るためです+。

 19 わたしはこの地の外人居留者にすぎません+。

わたしからあなたのおきて+を覆い隠さないでください。

 20 わたしの魂はあなたの司法上の定めを+

常に慕って打ち砕かれています+。

 21 あなたは,のろわれたせん越な者たちを叱責されました+。

彼らはあなたのおきてから迷い出ている者たちです+。

 22 わたしからそしりと侮べつを転がし去ってください+。

あなたの諭しをわたしは守り行なったからです+。

 23 君たちさえ座りました。彼らはわたしに敵して話し合いました+。

しかしあなたの僕は,あなたの規定を思いに留めるのです+。

 24 また,わたしはあなたの諭しに

わたしの助言者として+愛着を感じます+。

ד [ダーレト]*

 25 わたしの魂はまさしく塵に固く付いています+。

み言葉にしたがってわたしを生き長らえさせてください*+。

 26 わたしはわたしの道を告げ知らせました。あなたがわたしに答えてくださるためです+。

わたしにあなたの規定を教えてください+。

 27 あなたの命令の道をわたしに理解させてください+。

わたしがあなたのくすしい業を思いに留めるためです+。

 28 わたしの魂は悲嘆のあまり眠れませんでした+。

み言葉にしたがってわたしを起き上がらせてください+。

 29 わたしから偽りの道を取り除き+,

あなたの律法をもってわたしに恵みを与えてください+。

 30 忠実の道をわたしは選びました+。

あなたの司法上の定めをわたしは適切であると考えました+。

 31 わたしはあなたの諭しに固く付きました+。

エホバよ,わたしに恥をかかせないでください+。

 32 わたしはあなたのおきての道を走ります+。

あなたがわたしの心に余裕*を持たせてくださるからです+。

ה [ヘー]*

 33 エホバよ,あなたの規定の道をわたしに教え諭してください+。

わたしがそれを最後に至るまで守り行なうためです+。

 34 わたしに理解させてください。わたしがあなたの律法を守り行ない+,

心を込めてそれを守るためです+。

 35 あなたのおきての通り道を踏み行かせてください+。

わたしはそれを喜びとしたからです+。

 36 わたしの心を利得*にではなく+,

あなたの諭しに傾けさせてください+。

 37 無価値なものを見ないよう,わたしの目を過ぎ行かせてください+。

わたしをあなたの道に生き長らえさせてください+。

 38 あなたのみことばをあなたの僕に行なってください+。

それはあなたへの恐れに[至らせるのです+]。

 39 わたしの恐れていたそしりを過ぎ去らせてください+。

あなたの司法上の定めは良いものだからです+。

 40 ご覧ください,わたしはあなたの命令を慕いました+。

あなたの義によってわたしを生き長らえさせてください+。

ו [ワーウ]*

 41 そして,エホバよ,あなたの愛ある親切*がわたしのもとに来ますように+。

あなたの救いがあなたのみことばにしたがって+。

 42 それは,言葉によってわたしをそしる者にわたしが答えるためなのです+。

わたしはあなたのみ言葉に依り頼んだからです+。

 43 そして,わたしの口から真理の言葉を完全に取り去らないでください+。

わたしはあなたの司法上の定めを待ち望んだからです+。

 44 そうすれば,わたしは絶えずあなたの律法を守ります+。

定めのない時に至るまで,まさに永久にです+。

 45 そして,わたしは広々とした所を歩き回ります+。

わたしはあなたの命令を尋ね求めたからです+。

 46 また,わたしはあなたの諭しについて王たちの前で話します+。

わたしは恥をかきません+。

 47 そして,わたしはあなたのおきてに愛着を示します+。

それをわたしは愛しました+。

 48 そして,わたしは自分の愛したあなたのおきてに向かってたなごころを上げ+,

あなたの規定を思いに留めます+。

ז [ザイン]*

 49 あなたの僕に対する言葉を思い出してください+。

あなたはそれをわたしに待ち望ませたのです+。

 50 これが苦悩のときのわたしの慰めです+。

あなたのみことばがわたしを生き長らえさせたからです+。

 51 せん越な者たちがわたしのことを甚だしくあざ笑いました+。

わたしはあなたの律法からそれませんでした+。

 52 エホバよ,わたしは定めのない時からあなたの司法上の定めを思い出しました+。

そして自分のために慰めを見いだします+。

 53 激しい怒りの熱が邪悪な者たちのゆえにわたしをとらえました+。

彼らはあなたの律法を捨ててゆきます+。

 54 わたしの外人居留地の家で+,

あなたの規定はわたしにとって楽の調べとなりました+。

 55 エホバよ,わたしは夜あなたのみ名を思い出しました+。

あなたの律法を守るためです+。

 56 これもわたしのものとなりました。

なぜなら,わたしはあなたの命令を守り行なったからです+。

ח [ヘート]*

 57 エホバはわたしの受け分です+。

わたしはあなたのみ言葉を守ると約束しました+。

 58 わたしは心をつくしてあなたのみ顔を和めました+。

あなたのみことばにしたがって恵みを示してください+。

 59 わたしは自分の道を考慮しました+。

わたしの足をあなたの諭しに引き戻すためです+。

 60 わたしは急ぎました+。

あなたのおきてを守ること+を遅らせませんでした。

 61 邪悪な者たちの綱がわたしを取り囲みました+。

わたしはあなたの律法を忘れませんでした+。

 62 わたしは真夜中に起き上がり+,

あなたの義にかなった司法上の定め+のためにあなたに感謝します。

 63 わたしは,あなたを真に恐れるすべての者たちの+,

また,あなたの命令を守る者たち+の仲間なのです。

 64 エホバよ,あなたの愛ある親切*は地に満ちました+。

あなたの規定をわたしに教えてください+。

ט [テート]*

 65 エホバよ,あなたはみ言葉にしたがって+,

ご自分の僕を本当によく扱ってくださいました+。

 66 善良+,分別+,そして知識+をわたしに教えてください。

わたしはあなたのおきてに信仰を働かせたからです+。

 67 苦しみに遭う前には,わたしは間違って罪をおかしていました+。

しかし今度は,あなたのことばを守りました+。

 68 あなたは善良であり,良いことを行なっておられます+。

あなたの規定をわたしに教えてください+。

 69 せん越な者たちはわたしに偽りを塗り付けました+。

しかしわたしは,心をつくしてあなたの命令を守り行ないます+。

 70 彼らの心は脂肪のように無感覚になりました+。

しかしわたしは,あなたの律法に愛着を感じました+。

 71 わたしが苦しみに遭ったのは,わたしにとって良いことです+。

それは,わたしがあなたの規定を学ぶためなのです+。

 72 あなたのみ口の律法+はわたしにとって良いものです+。

幾千の金や銀にも勝って+。

י [ヨード]*

 73 あなたのみ手がわたしを造り,次いで,わたしを固く定めました+。

わたしに理解させてください。あなたのおきてを学ぶために+。

 74 あなたを恐れるのは,わたしを見て歓ぶ者たちです+。

わたしはあなたのみ言葉を待ち望んだからです+。

 75 エホバよ,わたしはよく知っています。あなたの司法上の定めが義であり+,

あなたが忠実さをもってわたしを苦しみに遭わされたことを+。

 76 あなたの僕に対するそのみことばにしたがって+,

あなたの愛ある親切が,どうか,わたしを慰めるものとなりますように+。

 77 わたしが生きつづけるために,あなたの憐れみがわたしのもとに来るように+。

あなたの律法にわたしは愛着を感じているからです+。

 78 せん越な者たちが恥をかくように。彼らはいわれもなく*わたしを惑わしたからです+。

しかしわたしは,あなたの命令を思いに留めます+。

 79 あなたを恐れる者たちがわたしのもとに引き返すように+。

また,あなたの諭しを知る者たちが*+。

 80 わたしの心があなたの規定のうちにあって,とがのないものであるように+。

わたしが恥をかくことのないためです+。

כ [カフ]*

 81 わたしの魂はあなたの救いを思い焦がれ+,

わたしはあなたのみ言葉を待ち望みました+。

 82 わたしの目はあなたのみことばを思い焦がれました+。

一方わたしは言います,「あなたはいつわたしを慰めてくださるのですか+」と。

 83 わたしは煙の中の皮袋+のようになったからです。

わたしはあなたの規定を忘れませんでした+。

 84 あなたの僕の日数はどれほどですか+。

わたしを迫害する者たちに対して,あなたはいつ裁きを執行されるのですか+。

 85 せん越な者たちはわたしを陥れようとして落とし穴を掘り抜きました+。

彼らはあなたの律法と一致しない者たちです+。

 86 あなたのおきてはすべて忠実です+。

彼らはいわれもなくわたしを迫害しました。ああ,わたしを助けてください+。

 87 彼らはもう少しで,わたしを地に滅ぼし絶やしていたことでしょう+。

しかしわたしは,あなたの命令を捨てませんでした+。

 88 あなたの愛ある親切にしたがってわたしを生き長らえさせてください+。

わたしがあなたのみ口の諭しを守るためです+。

ל [ラーメド]*

 89 エホバよ,定めのない時に至るまで+,

あなたのみ言葉は天に置かれています*+。

 90 あなたの忠実さは代々に及びます*+。

あなたは地を固く定められました。それが立ちつづけるためです+。

 91 あなたの司法上の定めにしたがって,それらは今日[に至るまで]立っています+。

それは皆あなたの僕だからです+。

 92 もしあなたの律法にわたしが愛着を感じなかったのであれば+,

わたしは自分の苦悩のうちに滅びていたことでしょう+。

 93 わたしは定めのない時に至るまであなたの命令を忘れません+。

あなたはそれによってわたしを生き長らえさせてくださったからです+。

 94 わたしはあなたのものです。ああ,わたしを救ってください+。

わたしはあなたの命令を尋ね求めたからです+。

 95 邪悪な者たちはわたしを滅ぼそうとして,わたしを待ち受けました+。

わたしはあなたの諭しにいつも注意深くあることを示します+。

 96 わたしはすべての完全さに終わりを見ました+。

あなたのおきては非常に広いのです。

מ [メーム]*

 97 わたしはどんなにあなたの律法を愛していることでしょう+。

それは一日じゅうわたしの思いとなっています+。

 98 あなたのおきては*わたしをわたしの敵よりも賢くします+。

それは定めのない時に至るまでわたしのものだからです+。

 99 わたしは自分のすべての教師に勝る洞察力を得るようになりました+。

それは,あなたの諭しがわたしの思いとなっているからです+。

100 わたしは年長者に勝る理解力をもって行動します+。

それは,わたしがあなたの命令を守り行なったからです+。

101 わたしはあらゆる悪の道筋から自分の足をとどめました+。

あなたのみ言葉を守るためにです+。

102 わたしはあなたの司法上の定めからそれませんでした+。

あなたご自身がわたしを教え諭してくださったからです+。

103 あなたのみことば*はわたしの上あごに何と滑らかだったのでしょう。

わたしの口に蜜にも勝って+。

104 あなたの命令のゆえに,わたしは理解をもって行動するのです+。

それゆえに,わたしはあらゆる偽りの道筋を憎みました+。

נ [ヌーン]*

105 あなたのみ言葉はわたしの足*のともしび+,

わたしの通り道の光です+。

106 わたしは誓いのことばを述べました。わたしはそれを果たします+。

あなたの義にかなった司法上の定めを守るためです+。

107 わたしは大いに苦しめられました+。

エホバよ,あなたのみ言葉にしたがってわたしを生き長らえさせてください+。

108 エホバよ,わたしの口の自発的な捧げ物をどうか喜んでください+,

わたしにあなたの司法上の定めを教えてください+。

109 わたしの魂は常にわたしのたなごころにあります+。

しかし,わたしはあなたの律法を忘れませんでした+。

110 邪悪な者たちはわたしのためにわなを仕掛けました+。

しかし,わたしはあなたの命令からさまよい出ませんでした+。

111 わたしはあなたの諭しを定めのない時に至るまで自分の所有物としました+。

それはわたしの心の歓喜だからです+。

112 わたしは定めのない時に至るまで,最後に至るまで+,

あなたの規定を行なうためにわたしの心を傾けました+。

ס [サーメク]*

113 わたしは中途半端な者たちを憎み+,

あなたの律法を愛しました+。

114 あなたはわたしの隠れ場,わたしの盾です+。

あなたのみ言葉をわたしは待ち望みました+。

115 悪を行なう者たちよ,わたしから離れ去れ+。

わたしがわたしの神のおきてを守り行なうためである+。

116 あなたのみことばにしたがってわたしを支持してください。わたしが生きつづけるためです+。

わたしの望みのためにわたしに恥をかかせないでください+。

117 わたしを支えてください。わたしが救われるためです+。

そうすれば,わたしはあなたの規定を絶えず見つめます+。

118 あなたはあなたの規定から迷い出る者をみな振り払われました+。

彼らの策略は偽りだからです+。

119 あなたは地の邪悪な者たちを皆,浮きかすのように絶えさせました+。

それゆえに,わたしはあなたの諭しを愛したのです+。

120 あなたへの大いなる怖れから,わたしの肉は戦りつを覚え+,

あなたの司法上の定めのゆえにわたしは恐れを抱きました+。

ע [アイン]*

121 わたしは裁き*と義を行ないました+。

ああ,わたしからだまし取る者たちのもとにわたしを捨て去らないでください+!

122 善いことに関して,あなたの僕の保証人となってください+。

せん越な者たちがわたしからだまし取ることがありませんように+。

123 わたしの目は,あなたの救いと+,

あなたの義にかなったみことばを思い焦がれました+。

124 あなたの僕をあなたの愛ある親切にしたがって扱ってください+。

あなたの規定をわたしに教えてください+。

125 わたしはあなたの僕なのです+。理解させてください+。

わたしがあなたの諭しを知るためです+。

126 今はエホバの行動される時です+。

彼らはあなたの律法を破りました+。

127 それゆえに,わたしは金よりも,いや,精錬された金よりも+

あなたのおきてを愛したのです+。

128 それゆえに,わたしはすべてのことに関するすべての命令を正しいものと考えました+。

あらゆる偽りの道筋をわたしは憎みました+。

פ [ペー]*

129 あなたの諭しはくすしいものです+。

それゆえに,わたしの魂はそれを守り行ないました+。

130 あなたのみ言葉の開示は光を与え+,

経験のない者たちに理解を得させます+。

131 わたしは口を大きく開けて,あえぎました+。

わたしはあなたのおきてを慕ったからです+。

132 あなたのみ名を愛する者たちに対する[あなたの]司法上の定め*にしたがって+,

わたしの方を向いてわたしに恵みを示してください+。

133 あなたのみことばのうちにわたしの歩みを固く定めてください+。

どんな有害なこともわたしを支配することがありませんように+。

134 人*のものをだまし取る者からわたしを請け戻してください+。

わたしはあなたの命令を守ります+。

135 あなたのみ顔をあなたの僕の上に輝かせ+,

あなたの規定をわたしに教えてください+。

136 水の流れがわたしの目から流れ落ちました+。

彼らがあなたの律法を守らなかったためです+。

צ [ツァーデー]*

137 エホバよ,あなたは義にかなっておられ+,

あなたの司法上の定めは廉直です+。

138 あなたはご自分の諭し+を,義と

この上ない忠実さ+とをもって命じられました。

139 わたしの激情はわたしを終わりに至らせました+。

わたしの敵対者たちがあなたのみ言葉を忘れたからです+。

140 あなたのみことばは非常に精錬されており+,

あなたの僕はそれを愛しています+。

141 わたしは取るに足りない,卑しむべき者です+。

あなたの命令をわたしは忘れませんでした+。

142 あなたの義は定めのない時に及ぶ義であり+,

あなたの律法は真実です+。

143 苦難と困難がわたしを見いだしました+。

あなたのおきてにわたしは愛着を感じました+。

144 あなたの諭しの義は定めのない時に及びます+。

わたしに理解させてください。わたしが生きつづけるためです+。

ק [コーフ]*

145 わたしは心を込めて呼びました+。エホバよ,わたしに答えてください+。

あなたの規定をわたしは守り行ないます+。

146 わたしはあなたを呼び求めました。ああ,わたしを救ってください+!

わたしはあなたの諭しを守ります+。

147 わたしは明け方に早く起きていました+。助けを叫び求めるためです+。

わたしはあなたのみ言葉を待ち望みました+。

148 わたしの目は夜警時に先んじていました+。

[わたしが]あなたのみことばを思いに留めるためです+。

149 あなたの愛ある親切にしたがって,どうかわたしの声を聞いてください+。

エホバよ,あなたの司法上の定めにしたがってわたしを生き長らえさせてください+。

150 みだらな行ない*を追い求める者たち+が近づいて来ました*。

彼らはあなたの律法から遠く離れて行きました+。

151 エホバよ,あなたは近くにおられます+。

あなたのおきてはすべて真実です+。

152 わたしは昔,あなたの諭しの幾らかを知りました+。

定めのない時に至るまであなたはその基を置かれたからです+。

ר [レーシュ]*

153 ああ,わたしの苦悩をご覧ください。わたしを助け出してください+。

わたしはあなたの律法を忘れなかったからです+。

154 どうかわたしの訴訟を取り扱って,わたしを取り戻してください+。

あなたのみことばと一致してわたしを生き長らえさせてください+。

155 救いは邪悪な者から遠く離れています+。

彼らはあなたの規定を尋ね求めなかったからです+。

156 エホバよ,あなたの憐れみは数多くあります+。

あなたの司法上の定めにしたがってわたしを生き長らえさせてください+。

157 わたしを迫害する者やわたしに敵対する者は多くいます+。

わたしはあなたの諭しからそれませんでした+。

158 わたしは不実な行為をする者たちを見ました+。

わたしは嫌忌の念を抱きます。彼らはあなたのみことばを守らなかったからです+。

159 ああ,わたしがあなたの命令を愛したことを見てください+。

エホバよ,あなたの愛ある親切にしたがってわたしを生き長らえさせてください+。

160 あなたのみ言葉の本質*は真理であり+,

義にかなったその司法上の定めはすべて,定めのない時にまで及びます+。

ש [スィーン]または[シーン]*

161 君たちが何のいわれもなくわたしを迫害しました+。

しかし,わたしの心はあなたのみ言葉を大いに怖れていました+。

162 人が多くの分捕り物を見つけるときのように+,

わたしはあなたのみことばに歓喜しています+。

163 わたしは偽りを憎みました+。わたしはそれを常に憎み嫌います+。

わたしはあなたの律法を愛しました+。

164 あなたの義にかなった司法上の定めのゆえに+,

わたしは日に七度あなたを賛美しました+。

165 豊かな平和はあなたの律法を愛する者たちのものです+。

彼らにつまずきのもとはありません+。

166 エホバよ,わたしはあなたの救いを待ち望み+,

あなたのおきてを行ないました+。

167 わたしの魂はあなたの諭しを守りました+。

わたしはそれをこの上なく愛しています+。

168 わたしはあなたの命令と諭しを守りました+。

わたしの道はすべてあなたのみ前にあるからです+。

ת [ターウ]*

169 エホバよ,わたしの嘆願の叫びがあなたのみ前に近づきますように+。

み言葉にしたがって,どうかわたしに理解させてください+。

170 恵みを求めるわたしの願いがあなたのみ前に至りますように+。

みことばにしたがって,どうかわたしを救い出してください+。

171 わたしの唇が賛美をほとばしらせますように+。

あなたはご自分の規定をわたしに教えてくださるからです+。

172 わたしの舌があなたのみことばを歌いますように+。

あなたのおきてはすべて義だからです+。

173 あなたのみ手がわたしを助けるものとなりますように+。

わたしはあなたの命令を選んだからです+。

174 エホバよ,わたしはあなたの救いを慕いました+。

わたしはあなたの律法に愛着を感じています+。

175 わたしの魂が生きつづけ,あなたを賛美しつづけますように+。

あなたの司法上の定めがわたしを助けてくれますように+。

176 わたしは失われた羊のようにさまよいました+。ああ,あなたの僕を捜し求めてください+。

わたしはあなたのおきてを忘れなかったからです+。*

登って行くときの歌*。

120 わたしは苦難の中からエホバに呼びかけた+。

すると,[神]はわたしに答えてくださった+。

 2 エホバよ,わたしの魂を偽りの唇から+,

こうかつな舌から救い出してください+。

 3 こうかつな舌よ+,

人は何をお前に与えるであろうか。何をお前に増し加えるであろうか。

 4 力ある者の鋭くされた矢+,

それと共に,えにしだの木の燃える炭火だ+。

 5 わたしは災いだ! わたしはメシェク+に外国人としてとどまったからだ。

わたしはケダル+の天幕と共に幕屋を張って住んだ。

 6 わたしの魂は余りにも長い間,

平和を憎む者たち*と共に+幕屋を張って住んだ+。

 7 わたしは平和を擁護する+。しかしわたしが話すとき,

彼らは戦いを支持するのだ+。

登って行くときの歌。

121 わたしは山に向かって目を上げよう+。

わたしの助けはどこから来るのだろうか+。

 2 わたしの助けはエホバから+,

天と地の造り主+から[来る]。

 3 [神]はあなたの足がよろめかされることを決して許されない+。

あなたを守っておられる方は決してうとうとされることはない+。

 4 見よ,[神]はうとうとすることも眠りに就くこともない+。

イスラエルを守っておられるその方は+。

 5 エホバはあなたを守っておられる+。

エホバはあなたの右手+を覆うあなたの陰+。

 6 昼間,太陽があなたを打つことも+,

夜,月が[あなたを打つこと]もない+。

 7 エホバがすべての災いからあなたを守ってくださる+。

あなたの魂を守ってくださる+。

 8 エホバご自身が,あなたの出て行くことも入って来ることも+,

今より定めのない時に至るまで守ってくださる+。

登って行くときの歌。ダビデによる。

122 人々がわたしに,「エホバの家+に行こう+」と言うとき,

わたしは歓んだ+。

 2 エルサレムよ+,わたしたちの足は

あなたの門の内に立っていた+。

 3 エルサレムは,一つに結び合わされた+

都市のように建てられており+,

 4 そこに各部族が,

ヤハ*の部族+が上って行った+。

イスラエルへの諭しとして+,

エホバのみ名に感謝をささげるために+。

 5 そこには裁きのための座*が+,

ダビデの家のための王座+が設けられていたからである。

 6 人々よ,エルサレムの平和を求めよ+。

[都よ,]あなた*を愛する者たちは心配から解放される+。

 7 平安があなたの塁壁の内に+,

心配のない状態があなたの住まいの塔の内に引き続きありますように+。

 8 わたしの兄弟と友のために,今わたしは言おう+,

「あなたのうちに平和がありますように+」と。

 9 わたしたちの神エホバの家のゆえに+,

わたしはあなた*のために善を求めつづけよう+。

登って行くときの歌。

123 わたしはあなたに向かって目を上げました+。

ああ,天に住んでおられる方よ+。

 2 ご覧ください,僕たちの目が主人*の手に向けられるように+,

はしための目が女主人に向けられるように+,

わたしたちの目もわたしたちの神エホバに向けられます+。

[神]がわたしたちに恵みを示してくださるときまで+。

 3 わたしたちに恵みを示してください。エホバよ,わたしたちに恵みを示してください+。

わたしたちは存分に侮べつに飽き足りたからです+。

 4 わたしたちの魂は,安楽に暮らしている者たちの嘲笑に+,

尊大な者たちの侮べつに存分に飽き足りました+。

登って行くときの歌。ダビデによる。

124 「エホバがわたしたちの側にいてくださらなかったなら+」,

さあ,イスラエルは言え+,

 2 「人々*がわたしたちに向かって立ち上がったときに+,

エホバがわたしたちの側にいてくださらなかったなら+。

 3 そのとき,彼らはわたしたちを生きたまま呑み込んでいたことだろう+。

彼らの怒りがわたしたちに向かって燃えていたそのときに+。

 4 そのとき,水がわたしたちを流し去っていたことだろう+。

奔流がわたしたちの魂を越えて行ったことだろう+。

 5 そのとき,せん越の水が+

わたしたちの魂を越えて行ったことだろう。

 6 エホバがほめたたえられるように。[神]はわたしたちを

彼らの歯にえじきとして+渡されなかった+。

 7 わたしたちの魂は,えさでおびき寄せる者のわなから+

逃れた鳥のようだ+。

わなは破られ+,

わたしたち自身逃れることができた+。

 8 わたしたちの助けは,天地の造り主+

エホバのみ名にある+」。

登って行くとき*の歌。

125 エホバに依り頼む者たちは+シオンの山のようだ+。

[それは]よろめかされることがありえず,定めのない時に至るまでとどまる+。

 2 エルサレム ― その周囲に山々があるが+,

エホバも今より定めのない時に至るまで+

その民の周囲におられる+。

 3 邪悪の笏が,義なる者たちに割り当てられた分の上にとどまり続けることはないからだ+。

それは,義なる者たちが悪行に手を突き出すことのないためである+。

 4 エホバよ,善良な者たちに,

そうです,心の廉直な者たち+に善を行なってください+。

 5 自分の曲がった道へそれて行く者たちについては+,

エホバは彼らを有害なことを習わしにする者たちと共に去らせる+。

イスラエルの上に平安があるであろう+。

登って行くときの歌。

126 エホバがシオンの捕らわれ人*を連れ戻されたとき+,

わたしたちは夢を見ている者のようになった+。

 2 その時,わたしたちの口は笑いで+,

わたしたちの舌は歓呼で満たされるようになった+。

その時,人々は諸国民の中で言いはじめた+,

「エホバは,彼らに対して行なったことにおいて大いなることを行なわれた*+」と。

 3 エホバは,わたしたちに対して行なったことにおいて大いなることを行なわれた*+。

わたしたちは喜びに満ちた+。

 4 エホバよ,わたしたちの捕らわれ人の群れ*を連れ戻してください+。

ネゲブ*の川床のように+。

 5 涙をもって種をまく者たちは+,

まさに歓呼の声をもって刈り取るであろう+。

 6 一袋の種を携え+,

しかも泣きながら+出て行かなければならない者は,

穀物の束を携え+,

必ず歓呼の声を上げながら入って来るであろう+。

登って行くときの歌。ソロモンによる。

127 エホバご自身が家を建てるのでなければ+,

建てる者たちがそのために骨折って働いても無駄である+。

エホバご自身が都市を守るのでなければ+,

見張りが目覚めていても無駄である+。

 2 あなた方が早く起きるのも+,

遅く座るのも+,

苦痛と共に食物*を食べるのも+,それはあなた方にとって無駄なことである。

これと同じように,[神]はご自分の愛する者に眠りをお与えになる*+。

 3 見よ,子らはエホバからの相続物であり+,

腹の実は報いである+。

 4 若い時の子らは+,

力ある者*の手にある矢のようだ+。

 5 自分の矢筒をそれで満たした強健な者*は幸いである+。

彼らが恥をかくことはない+。

彼らは門で敵と話すからである。

登って行くときの歌。

128 すべてエホバを恐れる者+,

その道を歩む者は幸いである+。

 2 あなたは自分の手の労苦を食べるからである+。

あなたは幸福になり,あなたにとって物事は順調に行く+。

 3 あなたの妻は,あなたの家の一番奥にあって,

実を結ぶぶどうの木のようになる+。

あなたの子らは,あなたの食卓の周りを囲むオリーブの木の挿し木のようになる+。

 4 見よ,エホバを恐れる強健な者は+

そのように祝福される+。

 5 エホバはシオンからあなたを祝福される+。

また*,あなたの命の日の限りエルサレムの良いものを見+,

 6 あなたの子らの子たちを見よ+。

イスラエルの上に平安があるように+。

登って行くときの歌。

129 「彼らはわたしの若い時から,実に長い間わたしに敵意を示してきた+」。

さあ,イスラエルは言え+,

 2 「彼らはわたしの若い時から,実に長い間わたしに敵意を示してきた+。

しかし,彼らはわたしに打ち勝たなかった+。

 3 すき返す者はわたしの背の上をすき返し+,

その畝*を長くした」と。

 4 エホバは義にかなっておられる+。

[神]は邪悪な者たちの綱を断ち切ってくださった+。

 5 シオンを憎む者は皆+,

恥をかき,自ら引き返す+。

 6 彼らは屋根に[生える]青草のようになる+。

それは引き抜かれる前に干からびてしまう+。

 7 刈り取る者がそれで自分の手を満たしたことも,

束を集める者が[それで]自分の懐を[満たしたこと]もない+。

 8 また,そばを通り過ぎる者がこう言ったこともない。

「エホバの祝福があなた方の上にあるように+。

わたしたちはエホバの名によってあなた方を祝福した+」。

登って行くときの歌。

130 エホバよ,わたしは深みからあなたを呼び求めました+。

 2 エホバ*よ,わたしの声を聞いてください+。

あなたの耳がわたしの嘆願の声に注意深くあってくださいますように+。

 3 ヤハ*よ,あなたの見つめるものがとがであるなら+,

エホバ*よ,いったいだれが立ち得るでしょうか+。

 4 あなたのもとには[真の]許しがあるからです+。

それは,あなたが恐れられるためです+。

 5 わたしは望みを抱きました。エホバよ,わたしの魂は望みを抱きました+。

わたしはみ言葉を待ち望みました+。

 6 わたしの魂はエホバ*を[待ち望みました+]。

見張りの者が朝を+,

朝[の来るの]を見張るのに勝って+。

 7 イスラエルはひたすらエホバを待ち望め+。

エホバのもとには愛ある親切*があるからだ+。

しかも,そのもとには請け戻しが豊かにある+。

 8 [神]ご自身がイスラエルをそのすべてのとがから請け戻してくださる+。

登って行くときの歌。ダビデによる。

131 エホバよ,わたしの心がごう慢になったことも+,

わたしの目が高ぶったこともありません+。

わたしは,余りに大いなることのうちを+,

また,わたしにとって余りにくすしいことのうちを歩んだこともありません+。

 2 まさに,母に抱かれた乳離れしたばかりの幼児のように+,

わたしは自分の魂をなだめ,静めました+。

わたしの魂は,わたしに抱かれた乳離れしたばかりの幼児のようです+。

 3 イスラエルは,今から定めのない時に至るまで+,

エホバを待ち望め+。

登って行くときの歌。

132 エホバよ,ダビデに関して+

そのあらゆる辱めを思い出してください+。

 2 彼がどのようにエホバに誓ったか+。

どのようにヤコブの強力な方+に誓約をしたかを+。

 3 「わたしは自分の家の天幕に入りません+。

わたしの立派な長いすの寝床に上りません+。

 4 わたしの目に眠りを与えることも+,

わたしの輝く目にまどろみを[与えることもしません+]。

 5 エホバのために場所を+,

ヤコブの強力な方のために壮大な幕屋*を見いだすまでは+」。

 6 見よ! わたしたちはそれをエフラタで聞き+,

森林の野にそれを見いだした+。

 7 わたしたちはその壮大な幕屋に入り+,

その足台に身をかがめよう+。

 8 エホバよ,あなたの休み場に上ってください+。

あなたとあなたの力の箱+が+。

 9 あなたの祭司たちが義をまとい+,

あなたの忠節な者たちが喜び叫びますように+。

10 あなたの僕ダビデのゆえに+,

あなたの油そそがれた者*の顔を退けないでください+。

11 エホバはダビデに誓われた+。

本当に,[神]はそれから引き下がることはされない*+。

「あなたの腹の実からの[者を+],

わたしはあなたの王座につけるであろう+。

12 あなたの子らが,わたしの契約と+,

わたしが彼らに教えるわたしの諭しとを守るなら+,

彼らの子らも永久に+

あなたの王座に座るであろう+」。

13 エホバはシオンを選ばれたからである+。

それ*をご自分のための住まいとして慕われた+。

14 「これは永久にわたしの休み場である+。

ここにわたしは住むであろう。わたしはそれを慕ったからである+。

15 わたしはその*食糧を必ず祝福する+。

その貧しい者たちをパン*で満ち足らせる+。

16 そして,その祭司たちに救いをまとわせる+。

その忠節な者たちは必ず喜び叫ぶであろう。

17 そこにわたしはダビデの角を生えさせる+。

わたしはわたしの油そそいだ者のために*ともしびを整えた+。

18 彼に敵する者たちにわたしは恥をまとわせる+。

しかし彼の上には,その王冠+が栄える*であろう+」。

登って行くときの歌。ダビデによる。

133 見よ,兄弟たちが一致のうちに共に住むのは

何と良いことであろう。[それは]何と快いことであろう+。

 2 それは頭に[注がれた]良い油のようだ+。

それはあごひげに,

アロンのあごひげに流れ落ち*+,

その衣のえり*に流れ落ちる+。

 3 それはシオンの山々に下る+

ヘルモン+の露のようだ+。

エホバはそこに祝福が,

[まさに]定めのない時に至る命+が[あるようにと]お命じになったからである+。

登って行くとき*の歌。

134 エホバをほめたたえよ+。

エホバのすべての僕たちよ+。

夜ごとにエホバの家に立つ者たちよ+。

 2 あなた方の手を神聖さのうちに上げて+,

エホバをほめたたえよ+。

 3 エホバがシオンからあなたを祝福してくださいますように+。

天と地の造り主であるその方が+。

135 あなた方はヤハを賛美せよ*+!

エホバのみ名を賛美せよ+。

賛美をささげよ,エホバの僕たちよ+。

 2 エホバの家に+,

わたしたちの神の家の中庭に立っている者たちよ+。

 3 ヤハ*を賛美せよ。エホバは善良な方だからである+。

そのみ名に調べを奏でよ。それは快いものだからである+。

 4 ヤハはご自分のために,実にヤコブを,

ご自分の特別の所有物+のために,イスラエルを選ばれたからである+。

 5 わたしは,エホバが大いなる方であることを+,

わたしたちの主*が[他の]すべての神*に勝っておられることをよく知っているからである+。

 6 エホバは,天と地,海とすべての水の深み*において+,

すべてその喜びとすることを行なわれた+。

 7 [神]は地の果て*から蒸気を上らせておられる+。

雨のために水門溝*をも造られた+。

その倉から風*を出しておられる+。

 8 [神]はエジプトで初子を+,

人も*獣をも討ち倒された方である+。

 9 [神]はしるしと奇跡を,エジプトよ,あなたの中に+,

ファラオとそのすべての僕の上に送り出された+。

10 [神]は多くの国の民を討ち倒し+,

権勢を振るう王たちを殺された方である+。

11 すなわちアモリ人の王シホン+,

バシャンの王オグ+,

そしてカナンのすべての王国を+。

12 また,彼らの土地を相続財産として+,

その民イスラエルに対する相続財産[として]お与えになった方である+。

13 エホバよ,あなたのみ名は定めのない時にまで及びます+。

エホバよ,あなたの記念は代々に及びます*+。

14 エホバはその民の言い分を弁護し+,

その僕たちに関して悔やまれることはない+。

15 諸国民の偶像は銀や金であり+,

地の人*の手の業である+。

16 口はあっても,何も話すことができない+。

目はあっても,何も見ることができない+。

17 耳はあっても,何事にも耳を向けることができない+。

また,その口に霊*はない+。

18 これを作る者たちは,まさしくこれと同じようになる+。

すべてこれに依り頼んでいる者たちは+。

19 イスラエルの家よ,あなた方はエホバをほめたたえよ+。

アロンの家よ,あなた方はエホバをほめたたえよ+。

20 レビの家よ,あなた方はエホバをほめたたえよ+。

エホバを恐れる者たちよ,エホバをほめたたえよ+。

21 エルサレムに住んでおられる+

エホバが,シオンからほめたたえられるように+。

あなた方はヤハを賛美せよ*+!

136 あなた方はエホバに感謝せよ。[神]は善良な方だからである+。

その愛ある親切*は定めのない時にまで及ぶからである+。

 2 神々の神に*感謝せよ+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 3 主の主に*感謝せよ+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 4 ただ独りで,くすしく大いなることを行なわれる方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 5 理解をもって天を造られる方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 6 地を水の上に張り広げられる*方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 7 大いなる光を造られる方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 8 すなわち,昼の支配のための太陽を+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

 9 夜の共同支配のための*月と星を+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

10 エジプトをその初子たちの中で討ち倒される方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

11 そして,イスラエルを彼らのただ中から連れ出される方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

12 強いみ手と,差し伸べられたみ腕とによって+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである。

13 紅海を二つに裂かれる方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

14 そして,イスラエルにその中を通って行かせた方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

15 ファラオとその軍勢を紅海の中に振り落とされた方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

16 その民に荒野を通らせる方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

17 偉大な王たちを討ち倒される方に+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

18 そして,威光ある王たちを殺した方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

19 すなわち,アモリ人の王シホンを+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

20 また,バシャンの王オグを+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

21 そして,彼らの土地を相続財産としてお与えになった方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

22 また,その僕イスラエルに対する相続財産[として+]。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

23 わたしたちが卑しい状態にあったときに,わたしたちを思い出してくださった方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

24 そして,わたしたちを繰り返し敵対者から引き離してくださった方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

25 すべての肉なる者に食物*を与えてくださる方+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

26 天の神に*感謝をささげよ+。

その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである+。

137 バビロン*の川*のほとり+ ― そこにわたしたちは座った+。

わたしたちはまた,シオンを思い出して泣いた+。

 2 わたしたちはその*中のポプラ+の木に

たて琴を掛けた+。

 3 わたしたちをとりこにしている者たちが,その場所で歌の言葉をわたしたちに求めたからである+。

わたしたちをあざける*者たちが ― 興を求めて+,

「我々のためにシオンの歌を一つ歌え+」と。

 4 異国の地*で+

どうしてエホバの歌を歌うことができるだろうか+。

 5 エルサレムよ,もしもわたしがお前を忘れるようなことがあるなら+,

わたしの右手が忘れやすくなるように。

 6 もしもわたしがお前を思い出さないようなことがあるなら+,

わたしの舌が上あごにくっつくように+。

もしもわたしがエルサレムを,

わたしの歓びのおもな理由より上に置かないなら+。

 7 エホバよ,エドムの子らに関して+エルサレムの日+を思い出してください+。

彼らは言ったものです,「[それを]さらけ出せ。その中の基までもさらけ出せ」と+。

 8 バビロンの娘よ,お前は奪略に遭うのだ+。

お前がわたしたちに加えたその仕打ちをもって+

お前に報いる者は幸いだ+。

 9 お前の子供たちを捕まえて+,

大岩にたたき付ける者は幸いだ。

ダビデによる。

138 わたしは心をつくしてあなたをたたえます+。

他の神々*の前でわたしはあなたに調べを奏でます+。

 2 わたしはあなたの聖なる神殿に向かって身をかがめ+,

あなたのみ名をたたえます+。

あなたの愛ある親切*+とあなたの真実*+とのゆえに。

あなたはそのみ名すべてにも勝って,あなたのみことば+を大いなるものとされたからです+。

 3 わたしが呼んだ日に,あなたもまた,わたしに答えてくださり+,

力をもってわたしを魂において大胆になるようにされました+。

 4 エホバよ,地のすべての王はあなたをたたえます+。

彼らはあなたのみ口のことばを聞くからです。

 5 そして,エホバの道について歌います+。

エホバの栄光は大いなるものだからです+。

 6 エホバは高い所におられますが,それでも,謙遜な者をご覧になるからです+。

しかし高ぶった者については,ただ遠くから知っておられるにすぎません+。

 7 わたしが苦難の中を歩むことがあっても,あなたはわたしを生き長らえさせてくださいます+。

わたしに敵する者たちの怒りのゆえに*,あなたはみ手を突き出してくださり+,

その右手はわたしを救ってくださいます+。

 8 エホバご自身がわたしのために事を成し終えてくださいます+。

エホバよ,あなたの愛ある親切は定めのない時にまで及びます+。

あなたのみ手の業を捨て去らないでください+。

指揮者のために。ダビデによる。調べ。

139 エホバよ,あなたはわたしをくまなく探られました。あなたは[わたしを]知っておられます+。

 2 あなたご自身がわたしの座ることも立ち上がることも知るようになり+,

遠くからわたしの考えを考慮されました+。

 3 あなたはわたしの旅することも,横になって寝ることも測り分け+,

わたしのすべての道を親しく知るようになられました+。

 4 わたしの舌に言葉が上る前から+,

ご覧ください,エホバよ,あなたは既にそれをすべてご存じなのです+。

 5 後ろをも前をも,あなたはわたしを攻め囲まれました。

あなたはみ手をわたしの上に置かれます。

 6 [そのような]知識はわたしにとって余りにもくすしいものです+。

それは非常に高くて,わたしはそれに達することができません+。

 7 わたしはあなたの霊のもとから*どこへ行くことができるでしょうか+。

あなたのみ顔のもとからどこへ走り去ることができるでしょうか+。

 8 たとえわたしが天に上ろうとも,あなたはそこにおられます+。

たとえわたしがシェオル*に寝いすを設けようとも,ご覧ください,あなたは[そこにおられるのです+]。

 9 わたしが夜明けの翼+を取って,

最果ての海に住もうとしても+,

10 そこでもまた,あなたのみ手がわたしを導き+,

あなたの右手がわたしを捕らえることでしょう+。

11 また,わたしが,「闇ならきっと素早くわたしをつかまえてくれるだろう」と言うなら+,

そのときには夜がわたしの周りで光となることでしょう+。

12 闇でさえ,あなたにとって暗すぎることはなく+,

夜といえども,昼と同じように輝くのです+。

闇も光と変わるところがありません*+。

13 あなたご自身がわたしの腎臓を造り出されたからです+。

あなたはわたしをわたしの母の腹の中に,仕切られた状態にして保たれました+。

14 わたしはあなたをたたえます。なぜなら,わたしは畏怖の念を起こさせるまでにくすしく造られているからです+。

わたしの魂がよく知っているように+,

あなたのみ業はくすしいのです+。

15 わたしがひそかに造られたとき+,

わたしが地の最も低い所*+で織り成されたとき,

わたしの骨はあなたから隠されてはいませんでした+。

16 あなたの目は胎児のときのわたしをもご覧になりました+。

あなたの書にそのすべての部分が書き記されていました。

それが形造られた日々について+,

しかも,それらのうちの一つもまだなかったのに。

17 ですから,あなたのお考えはわたしにとって何と貴いのでしょう+。

神*よ,その全体はいかばかりでしょう+。

18 わたしがそれを数えようとしても,それは砂粒よりも多いのです+。

わたしは目覚めました*。それでもなお,わたしはあなたと共にいます+。

19 ああ,神*よ,あなたが邪悪な者を打ち殺してくださるなら+!

そうすれば,血の罪を負った者たち*+も必ずわたしから離れて行くことでしょう。

20 彼らは[自分の]思いのままに,あなたについて物を言います+。

彼らは[あなたのみ名を]いたずらに取り上げました+ ― あなたの敵対者たちは+。

21 エホバよ,あなたを激しく憎んでいる者たちをわたしは憎まないでしょうか+。

あなたに背く者たちにわたしは嫌忌の念を抱かないでしょうか+。

22 わたしは憎しみの限りをつくして彼らを憎みます+。

彼らはわたしにとって真の敵となりました+。

23 神*よ,わたしをくまなく探り,わたしの心を知ってください+。

わたしを調べて,不安の念を起こさせるわたしの考えを知ってください+。

24 わたしのうちに苦痛の道があるかどうかを見て+,

わたしを定めのない時に至る道+に導き入れてください。

指揮者のために。ダビデの調べ。

140 エホバよ,悪い者たちから*わたしを助け出してください+。

暴虐を働く者からわたしを守ってくださいますように+。

 2 彼らは心の中で悪いことをたくらみました+。

彼らは戦いのときのように一日じゅう攻めかかります+。

 3 彼らは自分の舌を蛇の[舌]のように鋭くしました+。

つのまむしの毒液がその唇の下にあります+。セラ。

 4 エホバよ,邪悪な者の手からわたしを守ってください+。

暴虐を働く者から*+,

わたしの足を突こうとたくらんだ者たちから,わたしを守ってくださいますように+。

 5 自分を高める者たちはわたしのために仕掛けを隠し+,

通り道のそばに綱を網として広げました+。

彼らはわたしのためにわなを仕掛けました+。セラ。

 6 わたしはエホバに*申し上げました。「あなたはわたしの神*です+。

エホバよ,わたしの嘆願の声にどうか耳を向けてください+」。

 7 主権者なる主+,エホバ,わたしの救いの力よ+,

あなたは軍隊の日にわたしの頭を覆ってくださいました+。

 8 エホバよ,邪悪な者の渇望をかなえさせないでください+。

そのたくらみを遂げさせないでください。彼らが高められることのないためです+。セラ。

 9 わたしを取り囲む者たちの頭については+,

彼らの唇の難儀がこれを覆いますように+。

10 燃える炭火が彼らの上に落とされますように+。

彼らが火の中+,水の坑に落とされ,起き上がれなくなるように+。

11 偉そうな口を利く者* ― その者は地に堅く立てられることがないように+。

暴虐の者 ― その者を悪が繰り返し打って駆り立てるように+。

12 エホバが,苦しんでいる者の申し立て,貧しい者たちの裁き+を

履行してくださること+を,わたしはよく知っています。

13 確かに,義なる者たちは自らあなたのみ名に感謝し+,

廉直な者たちはあなたのみ顔の前に住むのです+。

ダビデの調べ。

141 エホバよ,わたしはあなたを呼び求めました+。

急いでわたしのもとに来てください+。

わたしがあなたを呼ぶとき,わたしの声にどうか耳を向けてください+。

 2 わたしの祈りがあなたのみ前+の香+として,

たなごころを上げることが夕べの穀物の捧げ物として備えられますように+。

 3 エホバよ,わたしの口のために見張りを置いてください+。

わたしの唇の戸に監視を置いてください+。

 4 わたしの心をどんな悪にも傾けさせないでください+。

有害なことを習わしにしている者たち*と共に+,

重大な悪事を行なうことのないためです+。

それは,わたしが彼らの美食で自分を養うことのないためです+。

 5 義にかなった者がわたしを打つとしても,それは愛ある親切です+。

彼がわたしを戒めるとしても,それは頭の上の油であり+,

わたしの頭はそれを拒もうとはしません+。

わたしの祈りが,彼らの災いのときにも依然としてあるからです+。

 6 彼らの裁き人は大岩のそばに投げ落とされました+。

しかし,彼らはわたしのことばを聞きました。それが快いものであるのを+。

 7 人が地の上で割ったり裂いたりしているときのように,

わたしたちの骨はシェオルの口にまき散らされました+。

 8 しかし,主権者なる主,エホバよ+,わたしの目はあなたに向けられています+。

わたしはあなたのもとに避難したのです+。

わたしの魂を注ぎ出さないでください+。

 9 彼らがわたしに仕掛けたわなのつめから+,

有害なことを習わしにする者たちのわなから+,わたしを守ってください。

10 邪悪な者たちは自分の網にもろともに落ち込みます+。

しかしわたしは,通り過ぎるのです。

マスキル*。ダビデによる。彼が洞くつにいたときに+。祈り。

142 わたしは声を上げて,エホバに助けを呼び求めるようになりました+。

わたしは声を上げて,エホバに恵みを叫び求めるようになりました+。

 2 わたしはそのみ前にいつも自分の気遣いを注ぎ出し+,

そのみ前に絶えず自分の苦難を言い表わしました+。

 3 わたしの霊+がわたしの内で衰え果てたときに。

そのとき,あなたご自身わたしの行く道を知っておられました+。

わたしの歩く道筋に+,

彼らはわたしのためにわなの仕掛けを隠しました+。

 4 右の方に[目を]向けて,ご覧ください。

わたしを認めてくれる者がだれもいないのを+。

わたしの逃げ場はわたしから滅びうせました+。

わたしの魂について尋ねてくれる者はだれもいません+。

 5 エホバよ,わたしはあなたに助けを呼び求めました+。

わたしは言いました,「あなたはわたしの避難所+,

生ける者の地+におけるわたしの受け分です+」と。

 6 わたしの嘆願の叫びに注意を払ってください+。

わたしはすっかり弱り果てたからです+。

わたしを迫害する者からわたしを救い出してください+。

彼らはわたしよりも強いからです+。

 7 わたしの魂を牢の中から連れ出してください+。

あなたのみ名をたたえるために+。

わたしの周りに義にかなった者たちが集まるように+。

あなたはわたしをふさわしく扱ってくださるからです+。

ダビデの調べ。*

143 エホバよ,わたしの祈りを聞いてください+。

わたしの嘆願に耳を向けてください+。

あなたの忠実さのうちに,あなたの義のうちにわたしに答えてください+。

 2 そして,あなたの僕の裁きにかかわらないでください+。

あなたのみ前にあって,生きている者はだれも義にかなう者とはなりえないからです+。

 3 敵がわたしの魂を追ったからです+。

彼はわたしの命をまさしく地に砕きました+。

彼はわたしを,定めのない時にわたって死んでいる者たちのように,暗い所に住まわせました+。

 4 そして,わたしの霊+はわたしの内で衰え果て,

わたしの心はわたしの中で無感覚になります+。

 5 わたしは昔の日々を思い出し+,

あなたのすべての働きを思い巡らしました+。

わたしは自ら進んであなたのみ手の業に思いを留めました+。

 6 わたしはあなたに向かって手を伸べました+。

わたしの魂はあなたに対して枯渇した地のようです+。セラ*。

 7 エホバよ,急いでください。わたしに答えてください+。

わたしの霊は終わりを迎えました+。

わたしからみ顔を覆い隠さないでください+。

さもなければ,わたしは坑に下って行く者たちと同じようになってしまいます+。

 8 朝にあなたの愛ある親切*を聞かせてください+。

わたしはあなたに信頼を置いたからです+。

わたしに歩むべき道を知らせてください+。

わたしはあなたに自分の魂をもたげたからです+。

 9 エホバよ,わたしの敵からわたしを救い出してください+。

わたしはあなたのもとに隠れた*のです+。

10 あなたのご意志*を行なうことをわたしに教えてください+。

あなたはわたしの神だからです+。

あなたの霊は善良です+。

それがわたしを廉直の地に導き入れてくれますように+。

11 あなたのみ名のために+,エホバよ,わたしを生き長らえさせてください+。

あなたの義によって+わたしの魂を苦難から連れ出してくださいますように+。

12 そして,わたしの敵たちをあなたの愛ある親切によって沈黙させてくださいますように+。

わたしの魂に敵意を示す者たちを,あなたはみな滅ぼしてくださらなければなりません+。

わたしはあなたの僕だからです+。

ダビデ*による。

144 わたしの岩エホバがほめたたえられるように+。

わたしの手に戦いを,

わたしの指に戦闘を教えてくださっている方が+。

 2 わたしの愛ある親切,わたしのとりで+,

わたしの堅固な高台,わたしを逃れさせてくださる方+,

わたしの盾+,わたしがそのもとに避難した方+,

わたしの下にもろもろの民*を従えられる方+。

 3 エホバよ,人*は何者なのであなたはこれに注目なさるのですか+。

死すべき人間*+の子は[何者なので]あなたはこれを考慮に入れられるのですか。

 4 人はただの呼気に似ており+,

その日々は過ぎ去る影のようです+。

 5 エホバよ,その天を押し曲げて,降りて来てください+。

山々に触れて,これに煙を上げさせてください+。

 6 稲妻をひらめかして,彼らを散らしてください+。

あなたの矢を放って,彼らを混乱に投げ入れてください+。

 7 高みからみ手を突き出してください+。

わたしを大水から+,

異国の者たち*の手から自由にし,救い出してください+。

 8 彼らの口は不真実を語りました+。

その右手は虚偽の右手です+。

 9 神よ,わたしは新しい歌をあなたに歌います+。

十弦の楽器でわたしはあなたに調べを奏でます+。

10 王たちに救いをお与えになる方+,

その僕ダビデを有害な剣から自由にされる方+。

11 異国の者たちの手からわたしを自由にし,救い出してください+。

彼らの口は不真実を語りました+。

その右手は虚偽の右手です+。

12 彼らは[言います],「我々の息子たちは,その若いときに成長した小さな植物のようだ+。

我々の娘たちは,宮殿の様式に倣って彫刻を施された隅のようだ。

13 我々の穀倉は満ち,種々の*産物を供給し+,

我々の羊の群れはちまたで,一頭が数千頭にも一万頭にも殖えてゆく。

14 我々の牛はよくはらみ,裂傷もなければ流産もなく+,

我々の公共広場には叫びもない+。

15 [この]ようになる民は幸いだ!」

エホバをその神とする民は幸いだ+!

賛美*。ダビデによる。

א [アーレフ]

145 王なるわたしの神よ,わたしはあなたを高めます+。

定めのない時に至るまで,まさに永久にあなたのみ名をほめたたえます+。

ב [ベート]

 2 わたしは一日じゅうあなたをほめたたえ+,

定めのない時に至るまで,まさに永久にあなたのみ名を賛美します+。

ג [ギメル]

 3 エホバは大いなる方,大いに賛美されるべき方+。

その偉大さは探りがたい+。

ד [ダーレト]

 4 代は代へとあなたのみ業をほめつづけ+,

彼らはあなたの力強い行ないを告げます+。

ה [ヘー]

 5 あなたの尊厳の栄光に満ちた光輝と+,

あなたのくすしいみ業に関する事柄をわたしは自分の思いに留めます+。

ו [ワーウ]

 6 そして,彼らはあなたの畏怖の念を起こさせる事柄の力について語り+,

あなたの偉大さについては,わたしがそれを告げ知らせます+。

ז [ザイン]

 7 彼らはあなたの豊かな善良さに関する言葉をほとばしらせ+,

あなたの義[のゆえに]喜び叫びます+。

ח [ヘート]

 8 エホバは慈しみと憐れみに富み+,

怒ることに遅く,愛ある親切の大いなる方です+。

ט [テート]

 9 エホバはすべてのものに対して善良であり+,

その憐れみはそのすべてのみ業の上にあります+。

י [ヨード]

10 エホバよ,あなたのすべてのみ業はあなたをたたえ+,

あなたの忠節な者たちはあなたをほめたたえます+。

כ [カフ]

11 彼らはあなたの王権の栄光について語り+,

あなたの力強さについて話します+。

ל [ラーメド]

12 それは,その力強い行ないと+,

その王権の光輝に満ちた栄光とを人*の子らに知らせるためです+。

מ [メーム]

13 あなたの王権は定めのないすべての時にわたる王権+,

あなたの統治権は代々限りなく続きます+。

ס [サーメク]*

14 エホバは倒れてゆくすべての者を支え+,

かがんでいるすべての者を立ち上がらせておられます+。

ע [アイン]

15 すべてのものの目は望みを抱いてあなたを見つめます+。

そして,あなたは彼らに食物をその季節ごとに与えておられるのです+。

פ [ペー]

16 あなたはみ手を開いて+,

すべての生きているものの願いを満たしておられます+。

צ [ツァーデー]

17 エホバはそのすべての道において義にかなっておられ+,

そのすべてのみ業において忠節です+。

ק [コーフ]

18 エホバは,ご自分を呼び求めるすべての者+,

ご自分を真実に*呼び求めるすべての者の近くにおられます+。

ר [レーシュ]

19 [神]はご自分を恐れる者たちの願いを遂げてくださり+,

助けを求めるその叫びを聞き,彼らを救ってくださいます+。

ש [シーン]

20 エホバはご自分を愛する者すべてを守っておられます+。

しかし邪悪な者については,[神]は[彼らを]みな滅ぼし尽くされます+。

ת [ターウ]

21 わたしの口はエホバの賛美を語ります+。

すべての肉なる者が,定めのない時に至るまで,まさに永久にその聖なるみ名をほめたたえるように+。

146 あなた方はヤハを賛美せよ*+!

わたしの魂よ,エホバを賛美せよ+。

 2 わたしは生きている限りエホバを賛美します+。

わたしのある限りわたしの神に調べを奏でます+。

 3 高貴な者にも,地の人*の子にも

信頼を置いてはならない+。彼らに救いはない+。

 4 その霊*は出て行き+,彼は自分の地面に帰る+。

その日に彼の考えは滅びうせる*+。

 5 ヤコブの神を自分の助けとする者*は幸いだ+。

彼の望みはその神エホバにある+。

 6 [神は,]天と地,

海およびそれらの中にあるすべてのもの+の造り主+,

定めのない時に至るまで真実を守られる方+,

 7 だまし取られる者たちのために裁きを執行してくださる方+,

飢えた者たちにパンを与えてくださる方+。

エホバは縛られている者たちを解き放っておられる+。

 8 エホバは盲人たち[の目]を開き+,

エホバはかがんだ者を立ち上がらせ+,

エホバは義なる者たちを愛しておられる+。

 9 エホバは外人居留者を守っておられ+,

父なし子ややもめを助けてくださる+。

しかし邪悪な者たちの道+については,[神]は[これを]曲げられる+。

10 エホバは定めのない時に至るまで王であられる+。

シオンよ,あなたの神は代々にわたって+。

あなた方はヤハを賛美せよ+!

147 あなた方はヤハを賛美せよ*+。

わたしたちの神に調べを奏でるのは良いことだからである+。

それは快いことだからである ― 賛美はふさわしい+。

 2 エホバはエルサレムを建てておられ+,

イスラエルの追い散らされた者たちを集められる+。

 3 [神]は心の打ち砕かれた者+をいやし+,

その痛む所を包んでくださる+。

 4 [神]は星の数を数えておられ+,

そのすべてを[各々の]名で呼ばれる+。

 5 わたしたちの主*は大いなる方,力に満ちておられる+。

その理解については語り尽くすことができない+。

 6 エホバは柔和な者たちを助け+,

邪悪な者たちを地に卑しめておられる+。

 7 あなた方は感謝のことばをもってエホバにこたえ応じ+,

たて琴をもってわたしたちの神に調べを奏でよ+。

 8 [神]は天を雲で覆っておられる方+,

地のために雨を備えられる方+,

山々に青草を生え出させる方+。

 9 [神]は獣に,

鳴きつづける幼い渡りがらす*に+,食物を与えておられる+。

10 [神]は馬の力強さを喜びとされるのではなく+,

人間*の脚を楽しみとされるのでもない+。

11 エホバは,ご自分を恐れる者たち+,

ご自分の愛ある親切を待ち望む者たちを楽しみとしておられる+。

12 エルサレムよ,エホバをほめよ+。

シオンよ,あなたの神を賛美せよ+。

13 [神]はあなたの門のかんぬきを強固にされたからである。

[神]はあなたの中にいるあなたの子らを祝福してくださった+。

14 [神]はあなたの領地に平和を置いておられ+,

小麦の脂肪*をもっていつもあなたを満ち足らせてくださる+。

15 [神]はみことばを地に送っておられ+,

そのみ言葉は速やかに走る。

16 [神]は雪を羊毛のように与えておられ+,

白霜を灰のように散らされる+。

17 [神]はその氷を食物の小片のように投げておられる+。

だれがその寒さの前に立ち得るだろうか+。

18 [神]はみ言葉を送り出して+,それらを溶かす。

その風*を吹かせる+。

水は滴る。

19 [神]はみ言葉をヤコブに+,

その規定+と司法上の定めをイスラエルに告げておられる+。

20 [神]はほかのどの国民にもそのようにはなさらなかった+。

[その]司法上の定めについては,彼らはこれを知らなかった*+。

あなた方はヤハを賛美せよ+!

148 あなた方はヤハを賛美せよ*+!

天からエホバを賛美せよ+。

高い所で[神]を賛美せよ+。

 2 そのすべてのみ使いよ,[神]を賛美せよ+。

そのすべての軍勢よ,[神]を賛美せよ+。

 3 太陽と月よ,[神]を賛美せよ+。

すべての光の星よ,[神]を賛美せよ+。

 4 天の天よ+,天の上の水よ+,

[神]を賛美せよ。

 5 それらがエホバのみ名を賛美するように+。

[神]ご自身がお命じになって,それらが創造されたからである+。

 6 [神]はそれを永久に,定めのない時に至るまで立たせておられる+。

[神]は規定をお与えになった。それが過ぎ去ることはない+。

 7 地からエホバを賛美せよ+。

海の巨獣とすべての水の深み*よ+。

 8 火と雹よ,雪と濃い煙よ+。

み言葉を成し遂げる大暴風*よ+。

 9 山々とすべての丘よ+。

果樹とすべての杉よ+。

10 野生動物とすべての家畜よ+。

はうものと翼ある鳥よ+。

11 地の王たちよ+,すべての国たみよ。

君たちよ+,地のすべての裁き人よ+。

12 若者たちよ+,また,処女たちよ+。

年老いた者たち+も少年たちも+。

13 彼らがエホバのみ名を賛美するように+。

そのみ名だけが達しがたいまでに高いからである+。

その尊厳は地と天の上にある+。

14 そして,[神]はその民の角を高められる+。

そのすべての忠節な者たちの,

ご自分に近い民イスラエルの子ら+の賛美を+。

あなた方はヤハを賛美せよ+!

149 あなた方はヤハを賛美せよ*+!

エホバに新しい歌を+,

忠節な者たちの会衆で*その賛美を歌え+。

 2 イスラエルはその偉大な造り主*にあって歓べ+。

シオンの子ら ― 彼らはその王にあって喜べ+。

 3 彼らは踊りをもってそのみ名を賛美せよ+。

タンバリンとたて琴をもって[神]に調べを奏でよ+。

 4 エホバはその民を楽しんでおられるからである+。

[神]は柔和な者たちを救いをもって美しくされる+。

 5 忠節な者たちは栄光のうちに*歓喜せよ。

その床の上で喜び叫べ+。

 6 神をほめたたえる歌が彼らののどに+,

もろ刃の剣が彼らの手にあるように+。

 7 諸国民に復しゅうをし+,

国たみに叱責を[与える]ために+。

 8 その王たちにかせを+,

その栄光を受けた*者たちに鉄の足かせを掛けるために。

 9 記された司法上の定めを彼らに履行するために+。

そのような光輝は[神]のすべての忠節な者たちのもの+。

あなた方はヤハを賛美せよ+!

150 あなた方はヤハを賛美せよ*+!

その聖なる場所で神を賛美せよ*+。

そのみ力の大空で[神]を賛美せよ+。

 2 その力強いみ業のゆえに[神]を賛美せよ+。

その満ちあふれる偉大さにしたがって[神]を賛美せよ+。

 3 角笛*を吹き鳴らして[神]を賛美せよ+。

弦楽器とたて琴をもって[神]を賛美せよ+。

 4 タンバリン+と輪舞をもって[神]を賛美せよ+。

弦+と管をもって[神]を賛美せよ+。

 5 美しい響きのシンバルをもって[神]を賛美せよ+。

鳴り響くシンバルをもって[神]を賛美せよ+。

 6 すべて息あるもの* ― それはヤハ*を賛美せよ+。

あなた方はヤハを賛美せよ*+!

「詩編」。字義,「賛美」(複)。ヘ語,テヒッリーム。テヒッラーの複数形; ギ語,プサルモイ; ラ語,リベル プサルモールム,「詩の書」。145編の表題参照。

「幸いなるかな……人は」。字義,「人の幸福よ」。ヘ語,アシュレー ハーイーシュ。

「風」。ヘ語,ルーアハ; ギ語,アネモス; ラ語,ウェントゥス。創 1:2,「力」の脚注参照。

「とその油そそがれた者に敵対し」。ヘ語,ウェアル・メシーホー; ギ語,クリストゥー; シ語,メシーヘ; ラ語,クリストゥム。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

字義,「わたしの神聖さの山」。

「砕き」,マソ本; 七十訳,「牧し」。

「子に口づけせよ」。ヘ語,ナッシェクー・ヴァル。ここでは,3編の表題の場合のようなヘブライ語ベーンではなく,アラム語ヴァル(バルの変化形)が用いられている; タル,「教えを受けよ」; 七十訳,「矯正を受けよ」; ウル訳,「懲らしめを学べ」。箴 31:2の脚注参照。

「道[から]」,七十訳,ウル訳の「義の道から」という読み方と一致させて。

または,「すぐに」。

「(彼の)息子」。ヘ語,ベノー。

「神による」。ヘ語,ヴェーローヒーム。卓越もしくは威光を表わす複数形。創 1:1,「神」の脚注参照。

「セラ」。音楽または朗唱に関して用いられるヘブライ語の専門語。意味は明確でない。

2:6の脚注参照。

「人」。ヘ語,イーシュ。明らかに集合的な意味で用いられている。

「エホバがご自分の愛ある親切の人[「ご自分の聖なる者」,ウル訳]をくすしい者とされた」,七十訳。

「ネヒロトの」。意味は明確でない。管楽器の名あるいは旋律の名称なのかもしれない。七十訳,ウル訳,「相続をする者(女性)」。

または,「悪いものは」。

「血を流(す)……者」。字義,「血の人」。ヘ語,イーシュ・ダーミーム,複数形。

または,「豊かな忠節な愛」。

「あなたの聖なる神殿」。ヘ語,ヘーカル・コドシェカー; ギ語,ナオン ハギオン; ラ語,テンプルム サンクトゥム。王二 20:18の脚注と比較。マタ 23:16の脚注参照。

「彼らの」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「彼の」。

字義,「彼らはその舌を滑らかにします」。

「散らされるように」。ヘブライ語ではこれは動詞の不定詞合成形で,時に関しては不定で,非人称。

「定めのない時に至るまで」。ヘ語,レオーラーム。

「低音オクターブ」。ヘ語,ハッシェミーニート。これは「第八」という語の女性形で,それがここで指しているものが第8音,オクターブ,8弦の楽器,あるいは第8日(割礼の日)なのか,正確なことは明らかでない。

または,「あなたの忠節な愛」。

または,「あなたについての記憶はない」。

「シェオル」,マソ本,シリ訳; ギ語,ハーイデーイ; ラ語,インフェルノー。付録4ロ参照。

「エミニの子クシュ」,七十訳。

「哀歌」。ヘ語,シッガーヨーン。意味は明確でないが,リズムが急速に変化する非常に感情的な歌のことを表わしているのかもしれない。シャーアグという動詞から派生した語であれば,シッガーヨーンは喜びもしくは危険のために発せられる,とどろくような叫び声を意味しているのかもしれない。ハバ 3:1では複数形が使われている。七十訳,ウル訳,「詩」。

「わたしの魂」。ヘ語,ナフシー; ギ語,プシュケーン; ラ語,アニマム。付録4イ参照。

「わたしのために」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「わたしの神エホバよ」。

「国たみ」。ヘ語,レウンミーム。この箇所はエローヒームと読むべきなのかもしれない。そうであれば,この句は,「神々の集まりにあなたを取り囲ませ」となる。82:1と比較。

「神は義なる方として」。ヘ語,エローヒーム ツァッディーク。エローヒームという称号は複数形で,形容詞ツァッディークは単数形。

または,「と最も奥深い感情」。ヘ語,ウーケラーヨート。

「神」。ヘ語,エローヒーム。単数形の形容詞が後に続く。9節,「義なる方として」の脚注参照。

「神」。ヘ語,ウェエール。

または,「神は……糾弾しておられる」。七十訳,「[神]は……怒りを発してはおられない」。

「引いて」。字義,「踏んで」,しばしば弓の真ん中に足をしっかりと据えることにより。

「ギテト」。音楽に関する表現であるが,意味は明確でない。七十訳,ウル訳,「ぶどう搾り場」,油やぶどう酒の搾り場を意味するガト(ヘ語)から派生したかのように取って。

「わたしたちの主」。ヘ語,アドーネーヌー。アードーンの複数形で,卓越を表わす。

「あなたの尊厳は天の上で語り告げられます」。タル,シリ訳,「ご自分の栄光を天に置いた(与えた)あなたは」; 七十訳,ウル訳ク,「あなたの壮大さが天の上で高められたからです」。

または,「力を矯正されました」,ヘブライ語の字母を一つ変えることにより。

「神のような者たちより」。ヘ語,メーエローヒーム; タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,「み使いたち; 使者たち」。

「小家畜」,すなわち,羊ややぎ。

「ムト・ラベンの」。ヘ語,アルムート ラッベーン。説明されていないヘブライ語の表現。「息子の死に関しての」とする訳者もいる。

マソ本ではこの詩編は詩編 10編と一緒になっており,アルファベット順すなわち折り句<アクロスティック>の形式になっているが,ある字母は省かれている。

または,「彼らの名を限りなく永久に」。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ウル訳,「円」,すなわち,地の。

「わなに掛かった」,母音符号の打ち方を一つ変えることによる; マソ本,「わなを掛けている」。

「ヒガヨン」。音楽に関する専門語であるが,その意味は明確でない。

「シェオル」,マソ本,タル,シリ訳; ギ語,ハーイデーン; ラ語,インフェルヌム。付録4ロ参照。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「彼らの上にのろいを置いてください」,マソ本を訂正することにより。

七十訳とウル訳ではこの詩編はその前の詩編と一緒になっており,39節から成る一つの編となっている。マソ本では,アルファベット順のこの折り句<アクロスティック>は詩編 9編から10編へと続いており,10編のほうはヘブライ語アルファベットの12番目の字母ラーメドで始まる。

「ご自分を隠しておられる」,タルと一致して。

「不遜にも」。字義,「その鼻の高さにしたがって」。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「栄えます」,訂正による; マソ本,「存続します」。

「集落」,マソ本; 母音符号の打ち方をわずかに変えることにより,「青草」。

「不幸な者」。マソ本のこの語の意味は明確でない。この箇所を「あなたの軍勢」と読む人もいるが,文脈に合わない。

「気落ちした者たちの軍勢」。マソ本のこの語の意味は明確でない。

「神」。ヘ語,エール。

「神」。ヘ語,エローヒーム。エローアハの複数形。

または,「死すべき人間がもはや地からおののきつつ動き続けることのないために」。

七十訳とウル訳はこの編の前の二つの詩編を一緒にして,ここを詩編 10編としているため,これ以降の詩編の番号は変わってくる。

または,「そのまぶた」。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「低音オクターブの」。ヘ語,アル・ハッシェミーニート。6:表題の脚注参照。

「わたしを」,七十訳,ウル訳; マソ本,シリ訳は省いている。

「二心をもって」。字義,「心と心とをもって」。

「溶鉱炉」,タル。「入口」と読むのかもしれない。意味は明確でない。

または,「あなたの忠節な愛」。

七十訳とウル訳は,「わたしは至高者エホバのみ名に調べを奏でるのです」を付け加えている。7:17参照。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ。付録1ロ参照。

七十訳は,「一人もいない」を付け加えている。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ; タル,「エホバ」。付録1ロ参照。

七十訳とウル訳は,ロマ 3:13-18に見られる次の言葉を付け加えている。「そののどは開かれた墓,彼らは舌で欺まんを弄した。毒へびの毒が彼らの唇の裏にある。またその口はのろいと苦いことばで満ちている。彼らの足は血を流すのに速い。破滅と悲惨が彼らの道にあり,彼らは平和の道を知らない。彼らの目の前に神への恐れはない」。

字義,「彼らはそこで怖れを怖れた」。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ; タル,ウル訳ク,「エホバ」。付録1ロ参照。

「彼は自分の隣人に誓いました」,七十訳,シリ訳,ウル訳。

ヘ語,ミクターム。提案された一つの意味は,「罪滅ぼしの詩」,KB,523ページ。しかしKB3,552ページによると,その意味は「碑銘」。そうであれば,「ミクタム」という表題の付された六つの詩編(詩 16,56-60)は,その中に描写されている数々の出来事についての碑銘ということになる。

「神」。ヘ語,エール。

「わたしは……申し上げました」,七十訳,シリ訳,ウル訳,および幾つかのヘブライ語写本; マソ本,「あなたは……言った」,女性形の何ものかに語りかけられている。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「エホバ,あなたはわたしの受け分とわたしの杯を定めてくださいました」,マソ本を訂正することにより。

「わたしの所有物」,七十訳,シリ訳,ウル訳。

または,「わたしの最も奥深い感情」。ヘ語,キルヨーターイ。

「舌」,七十訳,ウル訳。

「わたしの魂」。ヘ語,ナフシー; ギ語,プシュケーン; ラ語,アニマム。付録4イ参照。

「シェオル」,マソ本,シリ訳; ギ語,ハーイデーン; ラ語,インフェルノー。付録4ロ参照。

「坑」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「腐れ」。

字義,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

字義,「わたしの歩みにより……とらえることがあるように」。この句のヘブライ語動詞は不定詞独立形で,時に関しては不定で,非人称。

「神」。ヘ語,エール。

字義,「あなたの愛ある親切(複)」。

「[この]事物の体制の」。または,「命の存続期間の」。ヘ語,メーヘレド。

または,「あなたの形に関して目覚めるとき」,マソ本; 訂正により,「あなたの形を見るとき」; 七十訳,「あなたの栄光が見えるとき」。

または,「特に」。

または,「わたしはあなたを高めます」,マソ本を訂正することにより。

「わたしの神」。ヘ語,エーリー。

または,「わたしの神は,わたしがそのもとに避難するわたしの岩」。

または,「全く役に立たない」。字義,「ベリアルの」。

「わたしの神」。ヘ語,エローハイ。

または,「風[七十訳,ウル訳は複数形]の翼」。ヘ語,カンフェー・ルーアハ。

「暗い水」。字義,「水の闇」。

「産出的な地」。七十訳,「人の住む地」(マタ 24:14の場合と同じ語)。ラ語,オルビス テッラールム,「全地の円」。

または,「怒り」。

「の息」。ヘ語,ルーアハ; ギ語,プネウマトス; ラ語,スピーリトゥース。創 1:2,「力」の脚注参照。

「の突風によって」。ヘ語,ミンニシュマト。創 2:7では「息」。

「送り出し」。または,「伸ばし」,すなわち,手を差し出し。

または,「愛ある親切を抱いている者」。

または,「あなたは愛ある親切をもって行動し」。

「ねじけた者」,レスリングをする人が体をねじるように。ヘブライ語の語根動詞による。

または,「謙遜な」。

「わたしの神」。ヘ語,エローハイ。

「エホバ」。ヘ語,エフワー; ギリシャ語写本アンブロシウス O 39 表題。付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「神」。ヘ語,エローアハ。エローヒームの単数形。ヨブ 3:4の脚注参照。

「わたしたちの神」。ヘ語,エローヘーヌー。

または,「戦闘」。

または,「増大させる」。

すなわち,彼らをわたしの前から逃げ去らせる。

付録1ハ§10参照。

字義,「異(国)の子ら」。

付録1ハ§10参照。

「愛ある親切」。または,「忠節な愛」。

「その油そそがれた者に」。ヘ語,リムシーホー; ギ語,クリストーイ; シ語,ラムシーヘ; ラ語,クリストー。

または,「子孫; 後裔」。

「神」。ヘ語,エール。

「その測り綱」。ヘ語,カウワーム; 七十訳,ウル訳,「音」; シリ訳,「おとずれ」。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルビス テッラエ,「地の円」。

字義,「真理」。

「金よりも」。ヘ語,ミッザーハーヴ。

「いや,精錬された……金よりも」。ヘ語,ウーミッパズ。

または,「せん越な人々; せん越な者たち[男性形]」。

「わたしを請け戻してくださる方(買い戻してくださる方)」。考えを拡張すると,「わたしのために復しゅうをしてくださる方(正しさを立証してくださる方)」。ヘ語,ウェゴーアリー; ラ語,レデンプトル。ヨブ 19:25; 箴 23:11参照。

「の神」。ヘ語,エローヘー。

字義,「あなたを高い所に置く」,すなわち,手の届かない所に。

または,「あなたの焼燔の(燃え尽きた)捧げ物の脂灰を除き去ってくださいますように」,受け入れるしるしとして。

「[神]があなたの心のままに」,マソ本,ウル訳; 七十訳アレ写,シリ訳,および五つのヘブライ語写本,「エホバがあなたの心のままに」。

「神の名によってわたしたちは大いなるものとされるのです」,七十訳,ウル訳。

「ご自分の油そそがれた者」。ヘ語,メシーホー; ギ語,クリストン; シ語,メシーヘ; ラ語,クリストゥム。

「名によって大いなるものとされるのです」,七十訳; シリ訳,「名によって強さを得る(打ち勝つ)のです」; ウル訳,「名を呼ぶ(名に呼びかける)のです」。

または,「エホバよ,[わたしたちを]救ってください。わたしたちの呼ぶ日に王自らわたしたちに答えてくださいますように」。

または,「至高者の忠節な愛」。

または,「胤」。

字義,「地の人」,単数形。しかし,集合的に用いられている。ヘ語,アーダーム。

「の雌鹿」。ヘ語,アイエレト。ダマジカの雌。

「わたしの神,わたしの神,なぜあなたはわたしをお捨てになったのですか」。ヘ語,エーリー エーリー ラーマー アザヴターニー; シ語,アラーヒ アラーヒ レマーナー シェヴァクターニ。マタ 27:46,マル 15:34と比較。

「お捨てになったのですか。わたしの罪過の言葉はわたしの救いから遠く離れています」,七十訳,ウル訳。

「わたしの神」。ヘ語,エローハイ,複数形。

「人間」。ヘ語,イーシュ。

字義,「地の人」(単),集合的に用いられている。ヘ語,アーダーム。

字義,「彼らは唇で引き離し」。または,「彼らは口を引き」。

または,「[自らを]エホバにゆだねよ」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「彼はエホバに望みを抱きました」。

「わたしの神」。ヘ語,エーリー。

「わたしの上あご」,マソ本を訂正することにより。

または,「あご」。

「ライオンのように ― わたしの手と足」,マソ本; タル,「ライオンのようにわたしの手と足をかみます」; 七十訳,ウル訳,「彼らはわたしの手と足に穴をあけました(掘り抜きました)」。

字義,「わたしのただ一つのもの」,女性形。「わたしの魂」を指す。

「会衆」。ヘ語,カーハール; ギ語,エックレーシアス; ラ語,エックレーシアー。

「心」(単),マソ本。

「自分の魂」。ヘ語,ウェナフショー。付録4イ参照。

または,「子孫」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「[神](彼)」,マソ本,タル; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「エホバ」。

または,「たとえ死の陰の谷を」。

字義,「充満そのものです」。

または,「善良と忠節な愛」。

「わたしは……住むのです」,タル,シリ訳,ウル訳。

「人の住む地」,ギ語,ヘー オイクーメネー; ラ語,オルビス テッラールム,「全地の円」。

または,「大洋」,すなわち,地球の広大な陸地を取り巻いている海洋。

「わたしの」,マソ本; タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,および多くのヘブライ語写本,「彼の」。

または,「わたしの命」,個々の人がそれを指して誓うエホバの命のこと。出 20:7の脚注と比較。

「ヤコブの神よ」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「ヤコブよ」。

または,「定めなく存続する」。ヘ語,オーラーム。

または,「戦争」。

サム一 1:3,「エホバを」の脚注参照。

マソ本ではこの詩は折り句<アクロスティック>,すなわちヘブライ語のアルファベット順に配列されている。

「わたしの神よ」。ヘ語,エローハイ。マソ本のこの表現はこの節をもう一度アーレフで始めている。「あなたに」という語はヘブライ語の字母ベートで始まる。

四つのヘブライ語写本には,字母ワーウ(ו)が折り句<アクロスティック>の一部として出ている。

「愛ある親切」。または,「忠節な愛の行為」。

「その契約」。ヘ語,ヴェリートー,詩編の中でこの語が最初に出て来る箇所; ギ語,ディアテーケーン; ラ語,テスターメントゥム。付録7ホ参照。

または,「真実さ; 真理」。

字義,「胤」。

または,「ただ一人で」。ギ語,モノゲネース,「独り」,ルカ 7:12; ルカ 8:42; ヨハ 3:16の場合と同じ語。

この折り句<アクロスティック>では,ツァーデーとレーシュの間に字母コーフが抜けている。

この節は,18節と同じく,ヘブライ語の字母レーシュで始まっており,折り句<アクロスティック>の中で『見ること』に二重の強調が置かれている。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「わたしの最も奥深い感情」。ヘ語,キルヨータイ。

「の会衆」。ヘ語,ケハル; ギ語,エックレーシアン; ラ語,エックレーシアム。

字義,「感謝の声をもって聞こえさせ」。

字義,「集めないでください」。

「集合した群衆の中で」。ヘ語,ベマクヘーリーム; ギ語,エックレーシアイス; ラ語,エックレーシイース。

「エホバを賛美するのです」,マソ本,タル,シリ訳; 七十訳,ウル訳,「エホバよ,あなたをほめたたえます」。

「その神殿を」。ヘ語,ベヘーカーロー; ギ語,ナオン; ラ語,テンプルム。王二 20:18の脚注と比較。マタ 23:16の脚注参照。

「もし……なかったなら」。ヘ語,ルーレー; 七十訳,シリ訳,ウル訳,および五つのヘブライ語写本は省いている。マソ本ではこの語にソフェリムによる特殊符号が付けられている。付録2イ参照。

または,「わたしの岩よ,わたしから沈黙したまま離れないでください」。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「その民にとっての」,七十訳,シリ訳,ウル訳,および八つのヘブライ語写本; マソ本,「彼らにとっての」。

「その油そそがれた者」。ヘ語,メシーホー; ギ語,クリストゥー; シ語,メシーヘ; ラ語,クリスティー。

七十訳は,「天幕の祭りの最終日に」を付け加えている; ウル訳は,「幕屋の完成[落成]の際に」を付け加えている。

または,「神々の子ら」; または,「神のような者たち」; または,「神の子ら」。ヘ語,ベネー エーリーム。もしヘブライ語のエーリームがエールの複数形で,威光を表わすなら,この語は「神」を意味する。タル,「み使いたちの隊,神の子らよ」; 七十訳,「神の子らよ」; シリ訳,ウル訳,「雄羊の子らよ」。89:6の脚注およびエール エーリーム(「神々の神」)という表現の出て来るダニ 11:36と比較。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「声」。この表現はこの詩の中に7回出て来る。

「神」。ヘ語,エール。

付録1ハ§10参照。

「シルヨン」。ヘルモン山に対するシドン人の古名。申 3:9参照。

「一角獣」,七十訳,ウル訳ク。字義,「一本の角のあるもの」,しかし野牛を指す。

「森林を裸にする」。マソ本を訂正することにより,「山やぎに急な出産を起こさせる」。

または,「天の大洋」。創 6:17,「大洪水」の脚注参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「シェオル」。ヘ語,シェオール; ギ語,ハーイドゥー; ラ語,インフェルノー。付録4ロ参照。

付録1ハ§10参照。

「その聖なる記念に」。字義,「その神聖さの記念(言及)のために」。ヘ語,レゼーケル コドショー。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「坑」。ヘ語,シャーハト; タル,「墓の心」; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「腐れ」。

または,「真実性; 真理」。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「わたしの栄光」,七十訳,ウル訳。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「真理の神」。または,「まことの神」。ヘ語,エール エメト。

付録1ハ§10参照。

字義,「むなしいもの」。

付録1ハ§10参照。

または,「あなたの忠節な愛」。

付録1ハ§10参照。

または,「失われた」。

または,「わたしの命」。ヘ語,ナフシー; ギ語,プシュケーン; ラ語,アニマム。

「わたしの神」。ヘ語,エローハイ。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

字義,「ご自身の顔」。サム二 17:11,「ご自身も」の脚注と比較。

「人々」。ヘ語,イーシュ。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「マスキル」。ヘ語,マスキール。「めい想詩」という意味かもしれない。『思慮分別をもって事を行なう』と訳される同様な形の語を用いている代二 30:22がこの語の意味を理解する手掛りとなると考える人もいる。七十訳,「理解の早い」。53:2,「洞察力のある」の脚注参照。

「人」。または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

字義,「ほえる」。

「わたしはあなたに目を留めよう」,わずかな訂正により。

または,「それらが近づかないよう,その盛んな勢いは手綱や端綱によって制御されなければならない」。「それらが近づかないよう」と訳される句の字義は,「近づくことはない」。ここのヘブライ語動詞は不定詞合成形。

付録1ハ§10参照。

「愛ある親切」。または,「忠節な愛」。

付録1ハ§10参照。

「霊によって」。または,「息によって」。ヘ語,ウーヴェルーアハ; ギ語,プネウマティ; ラ語,スピーリトゥー。創 6:17,「活動している」の脚注参照。

「皮袋」,七十訳,シリ訳,ウル訳と一致させて。

「逆巻く水」。ヘ語,テホーモート。テホームの複数形; 七十訳,ウル訳,「底知れぬ深み」。創 1:2および「深み」の脚注参照。

「地[の者]は皆」。字義,「全地は」。しかし,男性複数形の動詞を伴っている。創 10:25,「地」の脚注と比較。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルベム,「円」,すなわち,地の。

「その神」。ヘ語,エローハーウ。

「人」。または,「人間」。ヘ語,ハーアーダーム。

または,「心を一時(同時)に」。

マソ本ではこの詩は折り句<アクロスティック>,すなわちヘブライ語のアルファベット順に配列されている。

この折り句<アクロスティック>の詩編では,ヘーとザインの間にヘブライ語アルファベットの6番目の字母ワーウが抜けている。

「強健な人」。ヘ語,ハッゲヴェル。

「人」。ヘ語,ハーイーシュ。

または,「彼らの記憶を」。

「[神](彼)」,マソ本,タル,シリ訳; 七十訳,ウル訳,および二つのヘブライ語写本,「エホバ」。

「請け戻して」。または,「贖って」。ヘ語,ポーデ; ギ語,リュトローセタイ; ラ語,レディメト。

付録1ハ§10参照。

「わたしの魂のために」。ヘ語,レナフシー; ギ語,プシュケーン; ラ語,アニマム。付録4イ参照。

「菓子のためにあざける背教者たち」,すなわち,不敬虔な道化。

「歯がみがありました」。ヘブライ語ではここの動詞は不定詞独立形で,時に関しては不定で,非人称。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

字義,「わたしのただ一つのもの」,女性形。「わたしの魂」(女性形)を指している。

「大きな会衆の中で」。ヘ語,ベカーハール ラーヴ; ギ語,エックレーシアーイ; ラ語,エックレーシアー。

付録1ハ§10参照。

または,「耳の聞こえない者とならないでください」。

17節,「エホバ」の脚注参照。

「エホバよ,身を起こし」,七十訳。

17節,「エホバ」の脚注参照。

付録1ハ§10参照。

すなわち,『我々の魂の欲しがったもの!』

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

「その者の」,七十訳,シリ訳,ウル訳,および少数のヘブライ語写本; マソ本,タル,「わたしの」。

付録1ハ§10参照。

または,「あなたの忠節な愛」。

「神」。ヘ語,エール。

「広大な水の深み」。または,「膨大な量の逆巻く水」。ヘ語,テホーム ラッバー。33:7,「水」の脚注,創 1:2および創 7:11,「深み」の脚注参照。

または,「人間」。ヘ語,アーダーム。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「源」。または,「井戸」。ヘ語,メコール。

マソ本ではこの詩は折り句<アクロスティック>,すなわちヘブライ語のアルファベット順に配列されている。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

または,「胤」。

前置詞「に至るまで」(ל)を省くと,この行は折り句<アクロスティック>のヘブライ語字母アインで始まることになる。

「伸び広がる」。字義,「自らを注ぎ出す」。

マソ本による; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「わたしは通り過ぎたが,見よ,彼はもういなかった」。

接続詞「そして」(ו)を省くと,この行は折り句<アクロスティック>のターウ,すなわち,ヘブライ語アルファベットの最後の字母で始まる。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

または,「わたしの友人」。

9節の脚注参照。

または,「わたしに敵対する者(サタン)たちとなりました」。ヘ語,イステヌーニー。

9節の脚注参照。

「エドトン」。説明されていない語。

「ごくわずかなもの」。字義,「ただの手幅」。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「人」。ヘ語,イーシュ。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「人」。ヘ語,イーシュ。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「強健な人」。ヘ語,ハッゲヴェル。

「犠牲や捧げ物をあなたは望まず,わたしのために体を備えてくださいました」,七十訳シナ写,アレ写,バチ写。字義,「わたしのために耳を掘り抜いてくださいました」,マソ本。ヘブ 10:5と比較。

または,「喜ばれること」。

35:18の脚注参照。

「わたしは……の良いたよりを告げました」。ヘ語,ビッサルティー; ギ語,エウエーンゲリサメーン。

「の中で」,タルおよび多くのヘブライ語写本; マソ本,「に」; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「から」。

または,「あなたの忠節な愛」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「魂に」。または,「魂の願望に」。ヘ語,ベネフェシュ; ラ語,アニマム; 七十訳,「手中に」。35:25の脚注参照。

字義,「ベリアル(無価値)のもの」。

「わたしに向かって[その]かかとを大きくしました」,マソ本,七十訳,ウル訳。

この節は頌栄,つまりエホバ神に対する賛美の表現であり,他の4巻の終わり,すなわち詩編 72,89,106,および150編に出て来る頌栄と対応する。

32:表題の脚注参照。

「神よ」,マソ本,七十訳,ウル訳; タル,シリ訳,「エホバよ」。

「生ける神を求めて」。ヘ語,レエール ハーイ。エホバに用いられる他の描写的表現や称号については,付録1リ参照。

「み前に出る」,マソ本,七十訳,ウル訳; タル,シリ訳,「み顔を見る」。

「彼らは」,シリ訳および四つのヘブライ語写本。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「わたしの顔」,七十訳,シリ訳,ウル訳,および11節; マソ本,タル,「そのみ顔」。サム二 17:11,「ご自身も」の脚注参照。

「大いなる救い」。字義,「救い」(複)。ヘ語,エシューオート。威光を表わす複数形。

「わたしの神よ」。ヘ語,エローハイ。

または,「と神聖な場所(峰々)」。

字義,「小の山から」。ヘ語,メーハル ミツアール; 訂正により,「シオン」。

「あなたの瀑布」,七十訳,ウル訳。

または,「逆巻く水が逆巻く水へと」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「底知れぬ深みが底知れぬ深みへと」。

または,「その忠節な愛」。

「わたしの命の神への」,マソ本(ヘ語,レエール ハイヤーイ),タル,七十訳,ウル訳; シリ訳および多くのヘブライ語写本,「生ける神への」。2節参照。

字義,「わたしの顔」。5節,「自身」の脚注参照。

「わたしの神として」。ヘ語,ウェーローハーイ。

または,「愛ある親切を持たない」。

「わたしを慰めて」,シリ訳および三つのヘブライ語写本。

「神」。ヘ語,エール。

「神,わたしの神よ」,マソ本(ヘ語,エローヒーム エローハーイ),七十訳アレ写,シリ訳,ウル訳; タル,七十訳バチ写,「わたしの神エホバよ」。

32:表題の脚注参照。

42:5,「救い」の脚注参照。

「わたしたちの神」。ヘ語,エローヘーヌー。

「神に」。ヘ語,レエール。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「塵に身をかがめ」。別のヘブライ語の派生形と取れば,「溶け去って(消え去って)まさに塵になり」。

「ゆり」。ヘ語,ショーシャンニーム。

32:表題の脚注参照。

または,「人間」。ヘ語,アーダーム。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「力ある者よ」,マソ本(ヘ語,ギッボール),タル,七十訳,シリ訳; ラ語,ポテンティッシメ,「最も強力な者よ」。

または,「あなたの王座は,定めのない時に至るまで,まさに永久に神からのもの; 神からのあなたの王座は定めのない時に至るまで,まさに永久に存続する」。

「あなたに(油)そそがれた」。ヘ語,メシャーハカー。マーシーアハ(「メシア」)という語はこの動詞に由来する。

「壮大な象牙の宮殿の中から」。字義,「象牙の宮殿(神殿)(複)の中から」。ヘ語,ミン・ヘーケレー シェーン。偉観を表わす複数形。マタ 23:16の脚注参照。

または,「あなたの貴重なものの中に」。

「あなたの主」。ヘ語,アドーナイク。アードーンの複数形で,卓越を表わす。創 39:2の脚注参照。

「あなたの」,女性形。10節の娘を指している。

「あなたの」,男性形。「王」を指している。

「君として」。ヘ語,レサーリーム; ギ語,アルコンタス; ラ語,プリンキペース。

16節,「あなたの」の脚注参照。

「乙女ら」。ヘ語,アラーモート。代一 15:20の脚注参照。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「壮大な幕屋」。字義,「幕屋」(複)。偉観を表わす複数形。42:5,「救い」の脚注と比較。

字義,「彼女の」。都を指す。

字義,「声と共にお与えになり」。

付録1ハ§10参照。

「の神」。ヘ語,エローヘー。

付録1ハ§10参照。

エレ 25:31,33の脚注参照。

「もろもろの車」,マソ本,シリ訳; 七十訳,ウル訳,「もろもろの大盾」。

付録1ハ§10参照。

字義,「たなごころ」。

または,「ショファル」。ラッパとして用いられる雄羊の角。

「思慮深く行動(する)」。ヘブライ語分詞を複数形に訳すことによる。ヘ語,マスキール,単数形。53:2,「洞察力のある」の脚注参照。

「神の民」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「神と共に」。

「盾」,マソ本,タル; 七十訳,「強力な者たち」; シリ訳,「もろもろの王土(諸帝国)」; ウル訳,「強い者たち」。

「それ」,女性形。「都」を指している。

「ユダに依存する町々」。字義,「ユダの娘たち」。民 21:25の脚注と比較。

「調べよ」,訂正による; ヘ語,パッセグー,意味は明確でない; 七十訳,ウル訳,「区分せよ」。

マソ本は明確でない; 七十訳,ウル訳,「永久に」。

「事物の体制」。または,「命の存続期間」。ヘ語,ハーレド。

「人間」。ヘ語,アーダーム。

「人」。ヘ語,イーシュ。

「わたしを押しのける者たち」,母音符号の打ち方を変えることによる; マソ本,「わたしのかかと」。

「だれひとり」。ヘ語,イーシュ。

または,「自分自身のための贖い」。字義,「彼の覆い」。ヘ語,コフロー。

「彼らの」,マソ本,シリ訳; 七十訳,ウル訳,「彼の」。

「彼らの内心の願い」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「彼らの墓」。

「とはいえ,地の人は」。ヘ語,ウェアーダーム。

または,「沈黙させられた」。

字義,「口」。

字義,「彼らは[自らを]……シェオルに定めた」。動詞を訂正することにより,「彼らは……シェオルに下る(落ちる)であろう」。

または,「を養い育てる[の番をする]」。

「彼らの岩」,マソ本欄外。

または,「シェオルが彼のためのもの」,すなわち,そのグループの各人のためのもの。

字義,「それは」,女性形。「魂」を指す。

「理解を示さないなら」,マソ本; 12節前半に合わせてヘブライ語動詞の語形を変えることにより,「とどまり続けることはない」。

「神たる者,神,エホバ」。または,「神々の神,エホバ」。ヘ語,エール エローヒーム エフワー。ヨシュ 22:22,「エホバ」の脚注参照。

「そして地は恐れはじめる」,マソ本を変えることにより。

または,「耳の聞こえない者となられる」,祈りに関して。

または,「わたしとの契約」。

「結ぶ」。字義,「切る」。

「この方は裁きの神だからである」,幾つかの字母の区切りと母音符号の打ち方を変えることにより。

または,「わたしはあなたを訓戒(に警告)しよう」。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルビス テッラエ,「地の円」。

「わたしの契約」,5節の場合と同じ。

「これを喜びさえした」,マソ本; タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,「これと走りさえした」。

「神」。ヘ語,エローアハ。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「あなたの忠節な愛」。

「血の罪」。字義,「血」(複)。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

32:表題の脚注参照。

「神」。ヘ語,エール。

または,「神の忠節な愛」。

または,「欺まんを働く者よ,破滅を来たす事柄をお前はたくらむ。お前の舌はかみそりのように鋭利である」。

字義,「欺まんの舌」。

「マハラト」。ヘ語,マーハラト; 多分,音楽に関する語句で,専門的な性格のものであろう。

「マスキル」。32:表題の脚注参照。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ。付録1ロ参照。

「神」,マソ本,タル,ウル訳; 14:2の並行句では,「エホバ」。

「洞察力のある」。または,「思慮深く行動する」。ヘ語,マスキール。32:表題の脚注と比較。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ; タルおよび14:2,「エホバ」; マソ本,七十訳,ウル訳,「神」。付録1ロ参照。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ; タル,幾つかのヘブライ語写本,および14:4,「エホバ」; マソ本,七十訳,シリ訳,ウル訳,「神」。付録1ロ参照。

字義,「そこで,彼らは怖れを怖れた」。

「神」,マソ本,七十訳,ウル訳; 二つのヘブライ語写本,「エホバ」。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ; タル,「エホバ」。付録1ロ参照。

書写の際YHWHがエローヒームに変えられた8箇所の一つ; タル,七十訳,シリ訳,多くのヘブライ語写本,および14:7,「エホバ」。付録1ロ参照。

または,「捕らわれ人と共に戻られる」。

32:表題の脚注参照。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

または,「あなたの真実により」。

32:表題の脚注参照。

「極点に達する風」,ここの分詞を別の語の派生形と取ることにより。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「神」。ヘ語,エール。

または,「[人生の]浮き沈み」; または,「相互債務」。

「バターよりも」,マソ本を訂正することによる。

字義,「戦い(戦争)である」。

または,(与えられる)「分」。

字義,「血(複)と欺まんの人々」。

字義,「日数を半分にしない」。

「“沈黙のはと”,遠くにいる者たち」と読むのかもしれない。わずかな訂正により,「遠くにある大木の“はと”」。

16:表題の脚注参照。

「歩み」。字義,「かかと」。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「わたしの魂」。ヘ語,ナフシー; ギ語,プシュケーン; ラ語,アニマム。付録4イ参照。

「神」,マソ本,七十訳,シリ訳,ウル訳; タル,「エホバ」。

「光」,マソ本,タル,七十訳,ウル訳; シリ訳,「地」。

16:表題の脚注参照。

「[まことの]神に」。ヘ語,ラーエール。付録1ト参照。

または,「その忠節な愛」。

または,「真理」。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

または,「あなたの忠節な愛」。

または,「その真理」。ヘ語,アミッテカー(エメトの変化形)。

16:表題の脚注参照。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

コブラが音に反応することについては,付録7イ参照。

「彼は溶けて消えるかたつむりのように歩く」。または,「ぬるぬるとした跡を残すかたつむりのように」。

「裁きを行なう」。ヘ語,ショーフェティーム。卓越と偉観を表わす複数形のエローヒーム(「神」)と一致して複数形; 七十訳,シリ訳,ウル訳では単数形の分詞が用いられており,「彼らに裁きを行なう」。

16:表題の脚注参照。

「わたしの力」,タル,七十訳,ウル訳,および幾つかのヘブライ語写本; マソ本,「その(その方の)力」。

「わたしに」,マソ本欄外,タル,および多くのヘブライ語写本。

または,「わたしに忠節な愛を」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

16:表題の脚注参照。

「ジグザグに走るようにと」,語根動詞の一つの派生形による; 別の語の派生形と取れば,「それを見えるようにするために」,または,「集合するために」。

「わたしたちに」,マソ本; マソ本欄外,タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,および多くのヘブライ語写本,「わたしに」。

シリ訳による; タル,「フィリスティア人のことでイスラエルの会衆は歓呼する」。

または,「真理」。

39:表題の脚注参照。

「黙[して]」,マソ本; 母音符号の打ち方をわずかに調整することにより,「(神に対して)沈黙を守る」。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

または,「人」。ヘ語,イーシュ。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

または,「人に」。ヘ語,レイーシュ。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「わたしの神」。ヘ語,エーリー。

または,「あなたの忠節な愛」。

「最も低い所に」。シ語,ベタハトヨター,「彼女の[地の]最も低い所に」。

「それ(それら)を」,マソ本,タル,七十訳,ウル訳; シリ訳,「我々を」。

「わたしたちは」,マソ本; シリ訳,「その人は」。

字義,「それ」,女性形。「地」を指す。

字義,「善良さの」。

字義,「全地よ」。複数形の動詞を伴う。王一 10:24,「人々」の脚注と比較。

「人」。ヘ語,アーダーム。

または,「魂を生きている者たちの中に」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「ヤハといわれる」。BHS脚注(ヘ語),キー ヤーハ; マソ本(ヘ語),ベヤーハ,「ヤハにより」。ヤーハは四文字語<テトラグラマトン>YHWHの前半分である。マソ本には49回出ており,いずれの場合にも2番目の字母に点(マッピーク)が打たれているのが特徴であるが,歌 8:6の場合のみマッピークのない形で出て来る。タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,「エホバ」。出 15:2,「ヤハ」の脚注,付録1イ参照。

マソ本による; ヘブライ語動詞をわずかに訂正することにより,「孤独な者たちを家に連れ戻し」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「[宿営の]灰の山」。または,「鞍袋」; または,「羊のおり」。ヘブライ語の意味は明確でない。

「金」。ヘ語,ハールーツ。

「全能者」。ヘ語,シャッダイ。

「そこ」,女性形。地を指している。

または,「広く分散させられた」。

または,「山」。ヘ語,ハル。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「エホバご自身がシナイから……来られた」,ヘブライ語本文の提案されている読み方にしたがい,申 33:2とも合わせて; マソ本,「主権者なる主[ヘ語,アドーナーイ]はそれらの中に,シナイ[に]……おられる」。11節の脚注参照。

字義,「人々の中に」。ヘ語,バーアーダーム。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

4節の脚注参照。

「エホバが……ほめたたえられるように」。ヘ語,バールーク アドーナーイ; 七十訳バグスター(ギ語),キュリオス ホ テオス エウロゲートス,エウロゲートス キュリオス,「エホバ神がほめたたえられる[ように],エホバがほめたたえられる[ように]」。付録1ロ,6ニ参照。

「神」。ヘ語,エール。

または,「死からの脱出」。

11節の脚注参照。

「から」,マソ本,シリ訳; タル,七十訳,ウル訳,「を通して」。

「洗い」,七十訳,シリ訳,ウル訳と一致させてマソ本を訂正することによる。

「わたしの神」。ヘ語,エーリー。

「エクレシアで」,七十訳,ウル訳。

「エホバ」。ヘ語,エフワー; 多くのヘブライ語写本と印刷版,アドーナーイ。付録1ロ参照。

字義,「強力な者たち」。

「[神]は……を散らされました」,マソ本,タル; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「を散らしてください」。

「青銅の品々」。ヘ語,ハシュマンニーム,意味は明確でない; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「大使たち」。

「クシュ」,マソ本,シリ訳; 七十訳,ウル訳,「エチオピア」。

11節の脚注参照。

字義,「あなたの聖なる所」(複)。

「イスラエルの神であり」。母音符号の打ち方を変えることにより,「(その方は)イスラエルに」。ヘ語,エール イスラーエール; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「イスラエルの神であり」。

45:表題,「ゆり」の脚注参照。

「魂」。または,「命」。ヘ語,ナーフェシュ; タル(ア語),シ語,ナフシャー; ギ語,プシュケース; ラ語,アニマム。

「水流」。ヘ語,ウェシッボーレト。

「エホバ」。ヘ語,エフワー; シュン訳P.ビンド,G.39777断片,古体のヘブライ文字による四文字語<テトラグラマトン>。付録1ハ§9参照。

または,「慰めのパン」。

または,「彼らは食物に毒を入れるようになり」。

「生ける者たちの書」。または,「命の書」。

「神」。ヘ語,エローヒーム。シュン訳P.ビンド,G.39777断片のこの箇所は「エホバ神」となっており,四文字語<テトラグラマトン>は古体のヘブライ文字で記されている。付録1ハ§9参照。

付録1ハ§9参照。

または,「ご自分に属する者で捕らわれ人となっている者たち」。

「それ」,女性形。その地を指している。

字義,「胤」。

「わたしの魂(命)」。ヘ語,ナフシー。

「神」,マソ本(ヘ語,エローヒーム),七十訳,シリ訳; ウル訳クおよび多くのヘブライ語写本,「エホバ」; タル,「エホバの栄光」。

「わたしに」,マソ本欄外,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「わたしたちに」。

または,「地の逆巻く水」。マソ本を訂正することにより,63:9と同じく,「地のより(最も)低い所」。

字義,「太陽と共に」。

字義,「世代(複)の世代」。

または,「彼らが……恐れますように」。

字義,「地のぬれ(湿り気)[である]」。

「義なる者」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,および三つのヘブライ語写本,「義」。

マソ本による; タル,「月の僕たちの滅ぼされるまで」。

「川」,マソ本,七十訳,シリ訳,ウル訳; タル,「ユーフラテス」。

「水のない地域の住民」。または,「悪霊たち」。

「島々」。または,「海沿いの地帯」。

41:13の脚注参照。

「滑る」。または,「注ぎ出される」。

「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。

「ほかの人間」。ヘ語,アーダーム。

「神」。ヘ語,エール。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

七十訳とウル訳は「シオンの娘の門で」を付け加えている。

32:表題の脚注参照。

「神」。ヘ語,エール。

「レビヤタン」,マソ本,シリ訳; タル,「ファラオの強い者たち」; 七十訳,ウル訳,「龍」。

詩編 57-59編の表題と比較。

字義,「出て行くこと(ところ)から」,すなわち,太陽の。

字義,「荒野」,すなわち,南の方。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「をあなたは身の帯とされます」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「はあなたに向かって祭りを行ないます(祝います)」。

または,「霊を断ち滅ぼされます」。

39:表題の脚注参照。

「神」。ヘ語,エローヒーム; タル,七十訳,ウル訳,「エホバ」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「差し伸べられ」。字義,「注ぎ出され」。

2節,「エホバ」の脚注参照。

「神」。ヘ語,エール。

68:4の脚注参照。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

「神」。ヘ語,エール。

出 15:5の脚注参照。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルビー テッラエ,「地の円」。

32:表題の脚注参照。

「神……に」。ヘ語,ヴェーローヒーム。

「神」。ヘ語,エール。

「神」。ヘ語,エール。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「逆巻く水のように」。ヘ語,キトホーモート。33:7,「水」の脚注参照。

「神」。ヘ語,エール。

「神に逆らって」。ヘ語,ベーローヒーム(bEʼ·lo·him')。

「人々」。ヘ語,イーシュ。

「強力な者たち」。すなわち,超人的な者たち。ヘ語,アッビーリーム; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「み使いたち」; タル,「み使いたちの住まい(から下ったパン)」。

「神」。ヘ語,エール。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「風」。ヘ語,ルーアハ。

「神」。ヘ語,エール。

または,「(腺)ペスト」。

「彼らの生殖力」。字義,「生殖力」(複),マソ本; シリ訳,「彼らの子孫」; タル,七十訳,ウル訳,「彼らの労」(複)。

「家」。字義,「天幕」。

『賛美を受ける』,すなわち,結婚の歌によって。

「彼らの」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,タル,「彼の」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

字義,「死の子ら」。

または,「残してください」。シリ訳,「自由にしてください」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

45:表題,「ゆり」の脚注参照。

60:表題参照。

「[多]量に」。字義,「三分の一」,すなわち,ある不定の量。ヘ語,シャーリーシュ。

「万軍の神」,マソ本,タル,シリ訳; ギ語,キュリエ ホ テオス トーン デュナメオーン,「万軍の神エホバ」,19節(79:20,七十訳)の場合と同じ。

すなわち,ユーフラテス川。

このヘブライ語名詞の中の字母アインは浮き上がっており,それが詩編の真ん中であることを示している。

「万軍の神」。ヘ語,エローヒーム ツェヴァーオート。

「帰って来てください」。または,「もう一度」。次の文の動詞に言及。

または,「この[ぶどうの木の]枝」。このヘブライ語の最初の字母を変えることにより,「園」。

「子」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳ク,「人の子」; タル,「メシアなる(油そそがれた)王」。

「の人」。ヘ語,イーシュ。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

7節前半と比較。

8:表題の脚注と比較。

または,「ショファル」。ヘ語,ショーファール。

「神」。ヘブライ語の字母を二つ入れ替えて,節の前半と対応させることにより,「天幕」。

字義,「唇」。創 11:1,「言語」の脚注参照。

「わたし」,マソ本,タル,シリ訳; 七十訳,ウル訳,「彼」。

「神」。ヘ語,エール。

または,「わたしはあなたの神エホバであり」。ヘ語,アーノーキー エフワー エローヘイカー。

字義,「わたしは彼を彼らの心の強情さのまま去らせた」。出 5:1,2と比較。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「神」。ヘ語,エール; 七十訳,ウル訳,「神々」; シリ訳,「み使いたち」。

または,「神のような者たち」。ヘ語,エローヒーム; 七十訳,ウル訳ク,「神々」; シリ訳,「み使いたち」; タル,「裁き人たち」。

字義,「邪悪な者たちの顔を上げる」。

または,「神のような者たち」。ヘ語,エローヒーム; ギ語,テオイ; シ語,ダラーヒーン(daʼ·la·hin); ラ語,ディイー; タル,「み使いたちのよう」。

または,「まさに地の人と同じく」。ヘ語,ケアーダーム。

「神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「所有されるから」。

または,「神よ」。ヘ語,エール。

「契約」。ヘ語,ベリート; ギ語,ディアテーケーン; ウル訳(ラ語),テスターメントゥム。付録7ホ参照。

または,「アシュル」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「アスル」。

「ロトの子ら」。6,7節のモアブ人とアンモン人を指している。

「風」。ヘ語,ルーアハ; ギ語,アネムー; ラ語,ウェンティー。創 1:2,「力」の脚注と比較。

または,「彼ら」。

8:表題とその脚注参照。

または,「生ける神たる者」。ヘ語,エール・ハーイ。

字義,「あなたの祭壇」(複)。多分,偉観を表わす複数形であろう。1節の「大いなる幕屋」と比較。

「わたしの神」。ヘ語,ウェーローハーイ。

「あなた」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「エホバよ,あなた」; タル,「あなたのメイムラ」。

「人たち」。字義,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「彼らはシオンで神々の神を見ます」,マソ本をわずかに訂正することにより; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「神々の神がシオンで見られます」。

「の神」。ヘ語,エローヒーム。

または,「あなたのメシア」。ヘ語,メシーヘカー; ギ語,クリストゥー; シ語,メシーハーク; ラ語,クリスティー。

「人」。または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

タル,七十訳,シリ訳,ウル訳と一致させて; マソ本,「捕らわれ人のもとに(と共に)戻って来られました」。

字義,「憤怒を集め入れ」。

または,「わたしたちのもとに戻って来て」,マソ本,タル; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「わたしたちを連れて帰り」。

または,「あなたの忠節な愛」。

または,「と真理」。ヘ語,ウェエメト。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

3節の脚注参照。

3節の脚注参照。

3節の脚注参照。

「神々の中に」。ヘ語,ヴァーエローヒーム; ギ語,テオイス; ラ語,ディイース; タル,「高大なみ使いたち」。

3節の脚注参照。

3節の脚注参照。

3節の脚注参照。

「神」。ヘ語,エール。

または,「と真理」。ヘ語,ウェエメト。

または,「暴れ者」。タル,「エジプト人たち」。89:10の脚注と比較。

「とバビロン」,七十訳,ウル訳; ヘ語,ウーヴァーヴェル,「とバベル」。

「そしてクシュが共に」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「それにエチオピア人の民が」。

または,「[この]人も[あの]人も」。

53:表題,「マハラト」の脚注参照。

32:表題の脚注参照。

「シェオルと」。ヘ語,リシュオール; ギ語,ハーイデーイ; ラ語,インフェルノー。付録4ロ参照。

「大いなる底知れぬ深み」。字義,「底知れぬ深み」(複)。多分,壮大さを表わす複数形であろう。

「死んだ無力な者たち」。ヘ語,レファーイーム; タル,「塵の中で分解した体」; 七十訳,ウル訳,「いやす者たち(医者たち)」; シリ訳,「力ある者たち(巨人たち)」。ヨブ 26:5の脚注と比較。

「墓」,七十訳; ウル訳,「墳墓」。

「滅び[の場所]で」。ヘ語,バーアヴァッドーン; シ語,バヴダーナー(baʼv·danaʼ); 七十訳,「滅びの中で」; ラ語,イン ペルディティオーネ,「滅亡の中で」。ヨブ 26:6の脚注参照。

「大いに」。ヘ語,アーフーナー。意味は明確でない; 七十訳,シリ訳,ウル訳では文末にあるこの語を,「わたしはろうばいさせられて(混乱させられて)います」と読んでいる。

32:表題の脚注参照。

または,「エホバの忠節な愛」。

「結び」。字義,「切り」。

または,「子孫」。

「の会衆の中で」。ヘ語,ビクハル; ギ語,エックレーシアーイ; ラ語,エックレーシアー。

「神」。ヘ語,エーリーム。エールの複数形で,威光もしくは卓越を表わす; ギ語,テウー; ラ語,デイー; タル,シリ訳,「み使いたち」。ヨブ 1:6,「神」および「子ら」の脚注; ヨブ 38:7の脚注と比較。

または,「神たる者」。ヘ語,エール。

68:4の脚注参照。

または,「暴れ者」。タル,「尊大な者,すなわち,不敬虔なファラオ」; 七十訳,ウル訳,「尊大な(ごう慢な)者」。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルベム テッラエ,「地の円」。

「南」。字義,「右[側]」,人が東を向いた場合の。

または,「と真実さ(真理)」。ヘ語,ウェエメト。

または,「に対して永続する」。

または,「わたしの忠節な愛」。

「ご自分の油そそがれた者」。ヘ語,メシーヘカー; タル(ア語),シ語,ダムシーハーク; ギ語,クリストン; ラ語,クリストゥム。

字義,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ,1ハ§10参照。

90:1の脚注参照。

付録1ハ§10参照。

付録1ハ§10参照。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

または,「また,地と産出的な土地が産みの苦しみをもって生み出される」,母音符号の打ち方を変えることにより。

または,「神たる者」。ヘ語,エール; シ語,アラーハー; ラ語,デウス。

「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。

「打ち砕かれた物」。または,「塵」,打ち砕かれた,あるいは粉砕された土としての。

字義,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「輝くみ顔」。字義,「あなたの顔の明かり」。

または,「あなたの忠節な愛」。

1節の脚注参照。

「エホバ」,マソ本(ヘ語,יהוה),タル,シリ訳,ウル訳; アキュ訳テイラー,ギリシャ語本文中における古代ヘブライ文字による四文字語<テトラグラマトン>。付録1ハ§8参照。

または,「鎖かたびら」。

付録1ハ§8参照。

字義,「わたしは彼を高い所に置く」,すなわち,手の届かない所に。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

または,「バッファローの[角]のように」。ヘ語,キルエーム; ギ語,モノケロートス,「一角獣」; ラ語,ウーニコルニス,「一角獣」。ウル訳はこのヘブライ語を「さい」とも訳している。民 23:22,「野牛」の脚注参照。

「わたしは……[身を]潤します」,マソ本; タル,シリ訳,「あなたは……わたしを潤してくださいました」。

「わたしに敵する者」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「わたしの壁」。

七十訳には次の表題が付されている。「安息日の前日のために。その時,地に人が定住した(住んだ)。ダビデによる歌の賛美」; ウル訳も同様。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルベム テッラエ,「地の円」。

七十訳には次の表題が付されている。「ダビデの詩編。週の第四日目のために」; ウル訳も同様。

「神」。ヘ語,エール。

「ヤハ」。ヘ語,ヤーハ。68:4の脚注参照。

「の神」。ヘ語,エローヘー。

字義,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「強健な人」。ヘ語,ハッゲヴェル。

「み前」。字義,「顔」。出 33:14,15,「自身」の脚注; サム二 17:11,「ご自身も」の脚注と比較。

「大いなる神」。ヘ語,エール ガードール。

「[他の]すべての神に勝る」。ヘ語,アル・コル・エローヒーム。

または,「地の[探検のための]連山」。七十訳と一致させてマソ本を訂正することにより,「地の遠くの場所」。

または,「言い争い」,マソ本; 七十訳,「憤激」; ウル訳,「いら立ち」。

「試み; 試練」の意; 七十訳,ウル訳,「誘惑」。

「その」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,タルは省いている。

「休み」,七十訳,ウル訳。

七十訳には次の表題が付されている。「捕囚の後,家が建てられた時。ダビデの歌」; ウル訳も同様。

字義,「地のすべて」,しかし,「歌え」という動詞は男性複数形。33:8,「皆」および66:1,「者よ」の脚注参照。

「の神々」。ヘ語,エローヘー; ギ語,テオイ; ラ語,ディイー。

「無価値な神」。ヘ語,エリーリーム; 七十訳,ウル訳,「悪霊たち」。

付録1ハ§8参照。

「帰せよ」,複数形。ヘ語,ハーヴー。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

「聖なる飾り物を着けて」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「その聖なる中庭で」。

付録1ハ§8参照。

1節,「者」の脚注参照。

付録1ハ§8参照。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ウル訳ク(ラ語),オルベム テッラエ,「地の円」。

マソ本においてこの節の最初の四つのヘブライ語の頭文字を右から左に読むと折り句<アクロスティック>,すなわち神にのみ用いられる名である四文字語<テトラグラマトン>,יהוה(YHWH)になる。その四つの語は翻字すると次のようになる。イスメフー(Yis·mechu')ハッシャーマイム(Hash·sha·ma'yim)ウェターゲール(Wetha·ghel')ハーアーレツ(Ha·ʼa'rets)。本文校訂の注記を収めたヘブライ語のマソラは,この四文字語<テトラグラマトン>の折り句<アクロスティック>に注意を促している。

付録1ハ§8参照。

10節,「地」の脚注参照。

付録1ハ§8参照。

または,「多くの海沿いの地帯」。

付録1ハ§8参照。

「の主」。ヘ語,アドーン。

または,「を崇拝する者」。ヘ語,オーヴェデー。

「無価値な神々を」。ヘ語,バーエリーリーム; 七十訳,「自分たちの偶像を」; ウル訳,「自分たちの像を; 自分たちに似せたものを」。

「神々」。ヘ語,エローヒーム; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「その使いたち」。

字義,「ユダの娘たち」。

付録1ハ§8参照。

「神々」。ヘ語,エローヒーム。

付録1ハ§8参照。

「きらめいた」,タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,および一つのヘブライ語写本; マソ本,「まかれる」。112:4の脚注と比較。

付録1ハ§8参照。

または,「その神聖さの記憶に」。

「ダビデの詩」,七十訳。

または,「勝利」。

または,「その忠節な愛」。

96:1,「者」の脚注参照。

すなわち,まっすぐなラッパ。民 10:2の脚注参照。

または,「ショファル」。動物の湾曲した角。

「産出的な地」。ヘ語,テーヴェール; 七十訳,「人の住む地」; ラ語,オルビス テッラールム,「全地の円」。

字義,「たなごころをたたけ」。

「神」。ヘ語,エール。

96:1,「者」の脚注参照。

「に仕えよ」。字義,「あなた方は……を崇拝する(に神聖な奉仕をささげる)ように」。ヘ語,イヴドゥー,複数形。

「神である」。字義,「この方が神[である]」,マソ本(ヘ語,フー エローヒーム),タル; ギ語,ホ テオス; シリ訳,「わたしたちの神」。

マソ本,七十訳,シリ訳,ウル訳による。マソ本欄外,タル,アキュ訳,および多くのヘブライ語写本,「わたしたちはその方のもの」。

または,「すべての代に及ぶ」。

字義,「ベリアル(無価値)のもの」。

字義,「目の高い,心の広い者」。

字義,「朝(複)のために」。

字義,「パン」。

あるいは,「わたしはずっと目覚めており」と読むのかもしれない。別のヘブライ語動詞の派生形と取ることによる。

「わたしの日はさながら影のように傾きました」,七十訳,シリ訳,ウル訳,およびマソ本をわずかに訂正することにより。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

68:4の脚注参照。

付録1ハ§8参照。

字義,「死の子ら」。

付録1ハ§8参照。

字義,「エホバのみ名を……告げ知らせるため」。

または,「を崇拝しようとする(に神聖な奉仕をささげようとする)」。ヘ語,ラアヴォード。

「わたしの神よ」。ヘ語,エーリー。

「すべての代に及びます」。字義,「世代(複)の世代の中で; 世代(複)の世代を通して」。

または,「存在し」。出 9:16,「させておいた」の脚注と比較。

字義,「あなたはその方であり」。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

付録1ハ§8参照。

「数々の義」,マソ本; 七十訳,「慈善の行為」。

付録1ハ§8参照。

「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。

または,「エホバの忠節な愛」。

または,「その喜ばれること」。

または,「[神]の統治権(主権)」。ヘ語,メムシャルトー。代一 29:12の脚注参照。

または,「風」。ヘ語,ルーホート,複数形。3節には,「風」(ルーアハ),単数形がある。

「水の深み」。または,「逆巻く水」。ヘ語,テホーム; 七十訳,ウル訳,「底知れぬ深み」。創 1:2,「深み」の脚注参照。

「あなたのみ業の実によって」。または,「水気によって」,マソ本を訂正することにより。

字義,「地の人」。ヘ語,ハーアーダーム。

字義,「パン」。

「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。

「神……からの」。ヘ語,メーエール。

または,「自分の住みか」。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「広い」。字義,「両側(両手)が広い」,つまり,広々とした。

「レビヤタン」。ヘ語,リウヤーターン; 七十訳,ウル訳,「龍(蛇)」。

「その霊(息)」。ヘ語,ルーハーム; ギ語,プネウマ; ラ語,スピーリトゥム。

「ヤハ」。ヘ語,ヤーハ。神のみ名の省略形。68:4の脚注と比較。

「あなた方はヤハを賛美せよ」。ヘ語,ハレルー・ヤーハ; ギ語,ラ語,アッレールーイア。付録1ニ参照。

字義,「切り」。

「その[ことば]」。ヘ語,ハー。動詞に付く女性形の人称接尾辞で,9節の「誓いのことば」という女性形の表現を指している。

「彼ら」,マソ本,七十訳,ウル訳; タル,シリ訳,多くのヘブライ語写本,および代一 16:19,「あなた方」。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「わたしの油そそがれた者たちに」。ヘ語,ヴィムシーハーイ; ギ語,クリストーン; シ語,ラムシーハイ; ラ語,クリストース。

「輪型のパンに通す棒」。字義,「パンの棒」。

「人」。ヘ語,イーシュ。

「彼の言葉」。または,「その方の言葉」。ヘ語,デヴァーロー。

「のことば」。ヘ語,イムラト。

「彼の魂の望みどおりに」。字義,「彼の魂において(よって)」。ヘ語,ベナフショー。

「彼ら([二人])」,マソ本,タル; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「[神]」。

「一種のいなご」。または,「はい回る翼のないいなご」。ヨエ 1:4の脚注参照。

「彼ら」,タル,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「彼」,集合的に。

「言葉」。または,「約束」。8節と比較。

104:35の脚注参照。

または,「その忠節な愛」。

「行なう」,複数形,タル,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,単数形。

「水の深みを……通らせ」。または,「逆巻く水を……通らせ」。ヘ語,バッテホーモート。テホームの複数形; 七十訳,ウル訳,「底知れぬ深み」。創 1:2,「深み」の脚注参照。

「神」。ヘ語,エール。

「身のやせ衰える病」。または,「衰弱」。ヘ語,ラーゾーン; タル,「やせ細り」; 七十訳,ウル訳,「飽食; 食傷」。

「わたしの栄光」。マソ本,「彼らの栄光」。ソフェリムによる18の修正箇所の一つ。「わたしの栄光」という表現が神にとって軽べつ的に聞こえると考えられたため,ソフェリムはここの読み方を変えた。七十訳諸写,ウル訳,「彼の栄光」。付録2ロ参照。

「自分たちの救い主である神」。ヘ語,エール モーシーアーム。

「その霊」。ヘ語,ルーホー; ギ語,プネウマ; ラ語,スピーリトゥム。

または,「また……を崇拝し(に神聖な奉仕をささげ)つづけ」。ヘ語,ワイヤアヴドゥー。

「悪霊(邪悪な霊者たち)に」,マソ本(ヘ語,ラッシェーディーム),七十訳,ウル訳。

字義,「血」(複)。

「[神](彼)」,マソ本,タル,シリ訳,ウル訳; 七十訳アレ写および一つのヘブライ語写本,「エホバ」。

字義,「言った」。

41:13および104:35の脚注参照。

または,「その忠節な愛」。

字義,「海」。すなわち,南にある紅海。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「神のことば」。ヘ語,イムレー・エール。

「彼らをいやし,彼らの命のために坑から」と読むのかもしれない。

8節の脚注参照。

「犠牲をささげ」。字義,「犠牲を犠牲としてささげ」。

または,「多くの」。

「風」。ヘ語,ルーアハ。創 1:2,「力」の脚注と比較。

「底」。ヘ語,テホーモート; 七十訳,ウル訳,「底知れぬ深み」。

「海の波」,シリ訳; マソ本,タル,「彼らの波」; 七十訳,ウル訳,「その波」。

8節の脚注参照。

「の会衆で」。ヘ語,ビクハル; ギ語,エックレーシアーイ; ラ語,エックレーシアー。

または,「から高い所に置き」。すなわち,手の届かない所に。

または,「あなたの忠節な愛」。

60:8とその脚注参照。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「反抗する者」。ヘ語,ウェサーターン; 七十訳,ウル訳,「悪魔」。

「その監督の職」。ヘ語,ペクッダートー; ギ語,エピスコペーン アウトゥー; ラ語,エピスコパートゥム エーイウス。王二 11:18; 使徒 1:20参照。

または,「彼らのことが語り告げられるのを」。

「者」。ヘ語,イーシュ。

「わたしの心も……刺し貫かれました」。字義,「人は……わたしの心臓を刺し貫きました」。

「わたしの主(主人)に対する」。ヘ語,ラドーニー(lAʼ·dho·ni')。

「進んで(惜しみなく)自らをささげます」。字義,「自発的な捧げ物[となるであろう]」,すなわち,すぐに応じる志願者となる。出 35:29; 出 36:3; 民 15:3の脚注と比較。

「夜明け」。ヘ語,ミシュハール; ギ語,ヘオースフォルー; ラ語,ルーキフェルム。イザ 14:12と比較。

字義,「あなたはご自分の青年の露を持っておられます」; または,「あなたはご自分の青年をまさに露のように持っておられます」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「その(彼の)頭」,シリ訳および二つのヘブライ語写本; マソ本,七十訳,ウル訳,「頭」。

この詩は折り句<アクロスティック>になっていて,ヘブライ語のアルファベット順に配列されている。

104:35の脚注参照。

この詩は折り句<アクロスティック>になっていて,ヘブライ語のアルファベット順に配列されている。

104:35の脚注参照。

109:16の脚注参照。

または,「闇の中で光が廉直な者たちのために輝き出た」。

または,「裁きのうちに」。

または,「彼は広く散らし」。

詩編 113編は6編から成るハレル詩編の最初のもの。114:1の脚注参照。

104:35の脚注参照。

「賛美をささげよ」。ヘ語,ハレルー。

104:35の脚注参照。

これは6編から成るハレル詩編の一部で,詩編 113編と114編は(ヒレル学派によれば),適切にも,過ぎ越しの食事の間,第二のぶどう酒の杯が注がれ,祝いの意味が説明された後に歌われた。ハレル詩編の残りの部分を成す詩編 115-118編は,第四のぶどう酒の杯の時に歌われた。イエスとその弟子たちもそうしたに違いない。マタ 26:30参照。

字義,「羊の子ら; 群れの子ら」。

「主」。ヘ語,アードーン。

「の神」。ヘ語,エローアハ。

七十訳,テオ訳,および多くのヘブライ語写本は詩編 114編と115編を一緒にして,26節から成る一つの連続した詩編としている。

「あなたの真実(真実さ; 真理)」。ヘ語,アミッテカー(ʼamit·te'-kha); ラ語,ウェーリターテ トゥアー。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「ヤハ」。ヘ語,ヤーハ。68:4の脚注参照。

「わたしたち」,マソ本; 七十訳,「わたしたち生きている者」; ウル訳,「生きているわたしたち」。

「ヤハ」,マソ本,タル; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「エホバ」。

104:35の脚注参照。

「わたしの声を,わたしの嘆願を」,マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「わたしの祈願(祈り)の声を」。

または,「わたしは,エホバが……を聞いてくださるのを愛しました」。

七十訳とウル訳はここから詩編 115編が始まっており,「ハレルヤ」という表題が付されている。

または,「人間はすべて」。ヘ語,コル・ハーアーダーム。

104:35の脚注参照。

または,「その忠節な愛」。

または,「エホバの真実さ(真理)」。ヘ語,ウェエメト・エフワー。

68:4の脚注参照。

「[神]はヤハの広々とした(広い)場所をもってわたしに答えてくださった」,多くのヘブライ語写本による。

または,「エホバはわたしのもの(わたしに属しておられる)」。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「ヤハはわたしの力,[わたしの]調べ」と読むのかもしれない。

「わたしを」,七十訳,シリ訳,ウル訳。

「ヤハ」。ヘ語,ヤーハ; 七十訳,シリ訳,ウル訳,「エホバ」。

68:4の脚注参照。

「これは……それは」,両方とも女性形。22節の「石」(女性)を指しているのであろう。

または,「これはエホバが[それを]行なわれた日」。

「神たる者」。または,「神」。ヘ語,エール。

「わたしの神」。ヘ語,エローハイ。

この冒頭の第1区分は各節がヘブライ語アルファベットの最初の字母アーレフで始まっている。普通この字母は発音されないが,ローマ字に翻字する場合,上付きのコンマ(ʼ)で表わす。

これは,ヘブライ語の22の字母に対応する22連(または,区分)から成る折り句<アクロスティック>になっていて,アルファベット順に配列された詩編である; 各連(または,区分)は8節から成る。

この第2区分は各節がヘブライ語アルファベットの2番目の字母ベート,すなわち英語の“B”に相当する文字で始まっている。

または,「若い人はあなたのみ言葉にしたがって注意深くあるため,どのようにしてその道筋を清めるのでしょうか」。

または,「心のうちに隠しました」。

「他のすべての富に勝って」,シリ訳。

この第3区分は各節がヘブライ語アルファベットの3番目の字母ギメル,すなわち英語の“G”に相当する文字で始まっている。

この第4区分は各節がヘブライ語アルファベットの4番目の字母ダーレト,すなわち英語の“D”に相当する文字で始まっている。

または,「わたしを命へ携えて行ってください」。

または,「確信; 勇気」。

この第5区分は各節がヘブライ語アルファベットの5番目の字母ヘー,すなわち英語の“H”に相当する文字で始まっている。

または,「不当な利得」。

この第6区分は各節がヘブライ語アルファベットの6番目の字母ワーウ,すなわち英語の“W”に相当する文字で始まっている。

「愛ある親切」(複),タル,シリ訳,および多くのヘブライ語写本; マソ本,「愛ある親切」(単),しかし動詞は複数形。

この第7区分は各節がヘブライ語アルファベットの7番目の字母ザイン,すなわち英語の“Z”に相当する文字で始まっている。

この第8区分は各節がヘブライ語アルファベットの8番目の字母ヘートで始まっている。ヘートは英語では“ch”と翻字され,強い喉音で発音される。

または,「あなたの忠節な愛」。

この第9区分は各節がヘブライ語アルファベットの9番目の字母テート,すなわち英語の“T”に相当する文字で始まっている。テートは強勢音である。

この第10区分は各節がヘブライ語アルファベットの10番目の字母ヨード,すなわち英語の“Y”に相当する文字で始まっている。

「いわれもなく」。字義,「偽り[で]」。

「また,あなたの諭しを知る者たちが」,マソ本欄外,タル,七十訳,シリ訳,および多くのヘブライ語写本による; マソ本,「それは彼らがあなたの諭しを知るためです」。

この第11区分は各節がヘブライ語アルファベットの11番目の字母カフ,すなわち英語の“K”に相当する文字で始まっている。

この第12区分は各節がヘブライ語アルファベットの12番目の字母ラーメド,すなわち英語の“L”に相当する文字で始まっている。

「エホバよ,あなたは定めのない時までもおられ,あなたのみ言葉は天に置かれています」,シリ訳。

「代々に及びます」。または,「すべての代に至ります」。ヘ語,レドール ワードール。

この第13区分は各節がヘブライ語アルファベットの13番目の字母メーム,すなわち英語の“M”に相当する文字で始まっている。

「あなたのおきて(単)は」,七十訳,ウル訳,および一つのヘブライ語写本による; マソ本によれば,「あなたのおきて(複)は」。

「みことば」(複),タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,および五つのヘブライ語写本; マソ本,「みことば」(単),しかし動詞は複数形。

この第14区分は各節がヘブライ語アルファベットの14番目の字母ヌーン,すなわち英語の“N”に相当する文字で始まっている。

「足」(単),マソ本; 七十訳,シリ訳,ウル訳,および一つのヘブライ語写本,「足」(複)。

この第15区分は各節がヘブライ語アルファベットの15番目の字母サーメク,すなわち英語の“S”に相当する文字で始まっている。

この第16区分は各節がヘブライ語アルファベットの16番目の字母アインで始まっている。アインは独特の喉音で,ローマ字に翻字する場合,(ʽ)で表わす。

または,「司法上の定め」。

この第17区分は各節がヘブライ語アルファベットの17番目の字母ペー,すなわち英語の“P”に相当する文字で始まっている。

または,「[あなたの]習慣」。

「人」。ヘ語,アーダーム。

この第18区分は各節がヘブライ語アルファベットの18番目の字母ツァーデーで始まっている。ツァーデーの発音は英語のtsの音である。

この第19区分は各節がヘブライ語アルファベットの19番目の字母コーフで始まっている。コーフは英語では“Q”と翻字され,英語の強音の“K”のように,口蓋の後方から発音される。

「みだらな行ない」。ヘ語,ジンマー; ラ語,イニークウィターテ。ガラ 5:19,「行ない」の脚注参照。

マソ本,タルによる; 七十訳,シリ訳,ウル訳,およびマソ本をわずかに訂正することにより,「わたしを迫害する者たちは,みだらな行ないに近寄りました」。

この第20区分は各節がヘブライ語アルファベットの20番目の字母レーシュ,すなわち英語の“R”に相当する文字で始まっている。

または,「全体」。

この第21区分は各節がヘブライ語アルファベットの21番目の字母スィーンまたはシーンで始まっている。これらの発音はそれぞれ英語のsあるいはshの音である。

この第22区分は各節がヘブライ語アルファベットの22番目で最後の字母ターウ,すなわち英語の“T”に相当する文字で始まっている。

90節と122節を除くと,このアルファベット順に配列された詩編の各節には,次の十の表現のうちの一つ,あるいはそれ以上の表現が出て来る:道,13回; 諭し,23回; 命令,21回; おきて,22回;(み)ことば,19回; 律法,25回; 司法上の定め,または裁き,23回; 義(にかなった),15回; 規定または法令,22回;(み)言葉,24回。また,22区分のほとんどに,詩編 19:7-14に述べられている八つの代表的な法律用語が出て来る。すなわち,律法,諭し,命令,おきて,恐れ,司法上の定め,義(にかなった),(み)ことば。

または,「踏み段の歌」。これは詩編 120-134編の「登って行くときの歌」15編の最初のもの。王二 20:9-11と比較。

「憎む者たち」,七十訳,シリ訳,ウル訳,および八つのヘブライ語写本; マソ本,「憎む者」。

「ヤハ」。68:4の脚注参照。

「座」(複)。または,「壮大な座」,卓越を表わす複数形であれば。

「あなた」,女性単数形。「エルサレム」を指している。

6節の脚注参照。

「主人」。ヘ語,アドーネーヘム。アードーンの複数形で,卓越を表わす。創 39:2の脚注参照。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「登って行くとき」。または,「踏み段」。120:表題の脚注参照。

または,「捕囚; 捕らわれ人の一団」。

または,「エホバは彼らのために大いなることを行なわれた」。

2節の脚注参照。

または,「わたしたちの捕囚」。

または,「南」。

字義,「パン」。

または,「[神]はご自分の愛する者に眠り[のうちに]お与えになる」。

「力ある者」。ヘ語,ギッボール。

「強健な者」。ヘ語,ハッゲヴェル。

または,「それゆえ」。

または,「その耕地」。

書写の際YHWHがアドーナーイに変えられた134箇所の一つ。付録1ロ参照。

「ヤハ」。ヘ語およびタル(ア語),ヤーハ; 七十訳,ウル訳,「エホバ」。68:4の脚注参照。

2節の脚注参照。

2節の脚注参照。

「愛ある親切」。または,「忠節な愛」。

または,「壮大な住居」。字義,「幕屋」(複)。しかし,卓越を表わす複数形。

「あなたの油そそがれた者」。ヘ語,メシーヘカー; ギ語,クリストゥー; シ語,メシーハーク; ラ語,クリスティー。

または,「ダビデに真実を誓われ,それから引き下がることはされない」。

または,「彼女」。「シオン」を指している。

13節の脚注参照。

または,「食物」。

「わたしの油そそいだ者のために」。ヘ語,リムシーヒー; ギ語,クリストーイ; シ語,ラムシーヘ; ラ語,クリストー。

または,「その王冠が花を咲かせる」。

または,「に下り」,3節と同様。

または,「開き口」。字義,「口」。

または,「踏み段」。これは詩編 120編から始まる15編の「登って行くときの歌」の最後のもの。

104:35の脚注参照。

68:4の脚注参照。

「わたしたちの主」。ヘ語,ワアドーネーヌー。アードーンの複数形で,卓越もしくは偉観を表わす。

「神」(複)。ヘ語およびタル(ア語),エローヒーム; ギ語,テウース; ラ語,ディイース。

「水の深み」。または,「逆巻く水」。ヘ語,テホーモート。七十訳,ウル訳,「底知れぬ深み」。33:7,「水」の脚注参照。

エレ 25:31,33の脚注参照。

字義,「稲妻」。ヘ語,ベラーキーム。ベラーキームの代わりにベダーキームと読むことにより,「水門溝」; タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,「稲妻」。JTS,第3巻,1952年,214-216ページ参照。

「風」(単)。ヘ語,ルーアハ; ギ語,アネムース,ラ語,ウェントース,「風」(複)。創 1:2,「力」の脚注参照。

字義,「地の人から」。ヘ語,メーアーダーム。

または,「すべての代に及びます」。

「地の人」。または,「人」。ヘ語,アーダーム。

または,「息」。ヘ語,ルーアハ; ギ語,プネウマ; ラ語,スピーリトゥス。7節,「風」の脚注; 104:29の脚注と比較。

104:35の脚注参照。

または,「その忠節な愛」。

「神々の神に」。ヘ語,レーローヘー(lEʼ·lo·heh')ハーエローヒーム; ギ語,トーイ テオーイ トーン テオーン。

「主(複)の主に」。ヘ語,ラアドーネー(卓越を表わす複数形)ハーアドーニーム(数の面での複数形)。創 39:2の脚注と比較。

「張り広げられる」。または,「広げられる」,打ち伸ばすことによるかのように。

「共同支配のための」。字義,「支配(複)のための」。

字義,「パン」。

「の神に」。ヘ語,レエール。

「バビロン」,七十訳,ウル訳; マソ本,タル,シリ訳,「バベル」。

「川」(複)。または,「大川」,すなわち,ユーフラテス川,偉観を表わす複数形であれば。

または,「彼女の」。「バビロン」を指している。

「あざける」。このヘブライ語の意味は明確でない。

字義,「異(国)の地」。

「神々」。ヘ語,エローヒーム; 七十訳,ウル訳,「み使いたち」; シリ訳,「王たち」; タル,「裁き人たち」。

または,「あなたの忠節な愛」。

「あなたの真実(真実さ; 真理)」。ヘ語,アミッテカー(ʼamit·te'kha)(エメトの変化形)。

または,「怒りに向かって」。

「あなたの霊のもとから」。ヘ語,メールーヘカー; ギ語,プネウマトス; ラ語,スピーリトゥー。

「シェオル」。ヘ語,シェオール; ギ語,ハーイデーン; シ語,ラシウール; ラ語,インフェルヌム。付録4ロ参照。

字義,「闇のように,光のように」; または,「闇がそうであるように,光もそうです」。

「最も低い所」。63:9の脚注と比較。

「神」。ヘ語,エール。

「わたしは終わりを迎えました」,三つのヘブライ語写本。

「神」。ヘ語,エローアハ。

または,「血に飢えている者たち」。字義,「血(複)の者たち」。

「神」。ヘ語,エール。

「者たちから」。字義,「地の人から」。ヘ語,メーアーダーム。

「者から」。ヘ語,メーイーシュ。

「エホバに」。ヘ語,ライフワー。

「わたしの神」。ヘ語,エーリー。

または,「中傷する者」。字義,「舌の人」。

「者たち」。ヘ語,イーシーム。イーシュの複数形。イザ 53:3,「人々」の脚注参照。

32:表題の脚注参照。

七十訳とウル訳はこう付け加えている,「息子[ウル訳ク,「その子アブサロム」]が彼を追っていたときに」。

これは詩編に71回出て来る最後のセラ。3:2および「セラ」の脚注参照。

または,「あなたの忠節な愛」。

「隠れた」。字義,「覆った」。

または,「喜ばれること」。

「ゴリアテに向かうダビデ」,七十訳,ウル訳。

「もろもろの民」,タル,シリ訳,および多くのヘブライ語写本; マソ本,七十訳,ウル訳,「わたしの民」。

または,「地の人」。ヘ語,アーダーム。

「死すべき人間」。ヘ語,エノーシュ。

字義,「異(国)の子ら」。

字義,「種類から種類へ」。

「賛美」。ヘ語,テヒッラー。これは各節がヘブライ語のアルファベット順に配列された折り句<アクロスティック>詩である。

または,「人間」。ヘ語,ハーアーダーム。

マソ本はヘブライ語の字母ヌーンで始まる節を省いている。一つのヘブライ語写本では,ヌーンで始まる節を次のように読む。「エホバはそのすべての言葉において忠実であられ,そのすべてのみ業において忠節であられます」。七十訳,シリ訳,ウル訳も同様に読んでいる。

または,「真理をもって; 真実さをもって」。

104:35の脚注参照。

「地の人」。ヘ語,アーダーム。

または,「その息」。ヘ語,ルーホー; ギ語,プネウマ; ラ語,スピーリトゥス。

または,「滅びうせた; 必ず滅びうせる」。

「の神を……とする者」。ヘ語,シェエール。

104:35の脚注参照。

「わたしたちの主」。ヘ語,アドーネーヌー。アードーンの複数形で,卓越を表わしており,「大いなる(方)」および「満ちておられる」という単数形の形容詞を伴っている。

「幼い渡りがらす」。字義,「渡りがらすの子ら」。

「人間」。ヘ語,ハーイーシュ。

または,「小麦の最良の部分」。

「その風」。ヘ語,ルーホー; ギ語,プネウマ; ラ語,スピーリトゥス。146:4,「霊」の脚注; 創 1:2,「力」の脚注と比較。

「ご自分の司法上の定めを彼らに知らされなかった」,タル,七十訳,シリ訳,ウル訳。

104:35の脚注参照。

「水の深み」。または,「逆巻く水」。ヘ語,テホーモート。テホームの複数形。創 1:2,「深み」の脚注参照。

147:18の脚注参照。

104:35の脚注参照。

「の会衆で」。ヘ語,ビクハル; ギ語,エックレーシアーイ; ラ語,コングレガーティオーネ。

「偉大な造り主」,ヘブライ語では卓越および偉観を表わす複数形。

または,「栄光をもって」。

または,「その際立った」。

104:35の脚注参照。

「神を賛美せよ」。字義,「あなた方は神を賛美せよ」。ヘ語,ハレルー・エール。

または,「ショファル」。

字義,「すべての息」。創 2:7と比較。

「ヤハ」。ヘ語,ヤーハ。41:13の脚注; 68:4の脚注参照。

この150編は,エホバに賛美をささげるよう13回呼びかけている。

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