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  • 占星術より良いもの
  • 目ざめよ! 1970
  • 副見出し
  • 創造者にたよりなさい
  • エホバの預言者は将来を予告した
  • 占星術はバビロンを救えなかった
  • 今の時代に何が臨むか
  • 今日受ける益
目ざめよ! 1970
目70 3/8 11–14ページ

占星術より良いもの

将来どうなるかを知ろうとするのは人間にとって自然な願いであり。また正しいことでもあります。あなたは自分の身近な人々の福祉を心にかけ,物事の決定にあたっては,後にすべての者の最大の益となるような判断を下したいと思われるでしょう。「あらかじめ知っていれば,こんなふうにはしなかったのだが」と語った経験が,あなたにもおありでしょう。過去を振り返って自分のあやまちを見つけることは簡単ですが,将来を予測するのは全く別の問題です。

占星術その他の占いにたよる人が多くいるのはこのためです。将来を知ろうとすることそのものはあやまりでありません。しかし,占星術は情報の源としてたよるべきものではありません。

創造者にたよりなさい

惑星その他天体の動きをもとにして将来を予見しようとするよりは,それら天体を創造されたかたにたよるほうが道理にかなっていませんか。結婚生活について何か導きを得ようとするならば,無生の星より,生きた創造者のほうが,この人間関係について多くのことを知っておられるはずではありませんか。結婚の取り決めを設けられたのは創造者ご自身です。そのみことばである聖書を見れば,結婚に関する創造者の助言を見いだせます。その助言に従うなら,大きな失敗を避けられるのです。

たとえば,欲情にかられやすい若者に対しては,不道徳な女に従うべきでないことが戒められ,またその理由が示されています。(箴言 7:6-27)こうした戒めに従うなら,若者は深く後悔するようなあやまちを避けられるでしょう。夫や妻は長く続く幸福な結婚生活のための助言を見いだせます。(エペソ 5:22-31)また,子供の訓育にあたり,後に心痛となるようなあやまちを回避する方法も学べるでしょう。―エペソ 6:1-4。

人間関係一般に関する聖書の勧めに従うことによっても,人は悲惨な事態の多くを避けることができます。聖書は,激しい言い争いや,それから起こりがちな危害を避けるためのよい原則を示しているのです。(エペソ 4:31,32)占星術はある人がどんな性格の人と合いやすいかを占うかもしれません。しかし神のみことばはどんな人に対しても良い関係を築くための道を示しています。また聖書は愛のこもった友人を得,平安な将来をもつためにどうしたらよいかをも示しています。これはたよりない占星術の助言よりすぐれていませんか。

人は,神のみことばである聖書に従うことにより,自分の将来のためにあらかじめ多くのことを行なえます。現在どのように生活するかによって,自分の将来を良くも悪くもできるのです。もとより,避けがたい災いの臨む場合もあります。聖書もそのことを認め,『時と予見されないできごととはすべての者にふりかかる』と述べています。(伝道 9:11,新)しかし,そのようなことの起きた場合でも,聖書は問題を乗り越えるための助けを与えます。たとえば,不測の事故のために愛する者を失ったような場合,聖書はその衝撃に耐えるためのささえとなるのです。―テサロニケ前 4:13。使行 24:15。

エホバの預言者は将来を予告した

将来に関する信頼できる情報の源として,預言者が霊感の下に語った神のことばにまさるものはありません。神の預言者は自分の時代よりずっと先のことを予告しました。こうした予知のゆえに,彼らは占星術者よりはるかにすぐれています。

バビロンに住んだ神の預言者ダニエルは,ネブカデネザル王領内の魔術を行なう神官・まじない師・占星術者などより10倍も賢いとされました。(ダニエル 1:20)このことはある機会に実際に示されました。ある晩に見た夢の内容を忘れた王は,自分に仕える魔術者や占星術者に,それがどんな夢であったかを告げさせようとしたのです。カルデア人の占い者たちは「世の中には王のその事を示し得る人ひとりもなし」と答えました。(ダニエル 2:10)しかしダニエルは王の求めに応ずることができました。

ダニエルは王の夢の内容を告げ得た理由をこう語りました。「王が求められる秘密は,知者,法術士,博士,占い師など,これを王に示すことはできません。しかし秘密をあらわすひとりの神が天におられます。彼は後の日に起るべき事を,ネブカデネザル王に知らされたのです」― ダニエル 2:27,28 口語。

この経験は,ダニエルの有していた情報の源が占星術よりすぐれていたことの証拠ではありませんか。そのすぐれた情報の源はエホバ神であり,聖書に導きを求めるなら,あなたも同じ源から将来の情報を得られます。まことの神であられる人間の創造者は,将来に関する知識という点で,どんな秘術より信頼できる源です。

占星術はバビロンを救えなかった

古代の都バビロンは星占いにたよることによって災いを回避できましたか。そうではありません。事実,預言者イザヤは神の霊感の下に,バビロンの占星術者が自らをさえ救えないことを予告しました。イザヤはこう語りました。「かの天を分かつ者,星を見る者,新月によって,あなたに臨む事を告げる者を立ちあがらせて,あなたを救わせてみよ。見よ,彼らはわらのようになって,火に焼き滅ぼされ,自分の身を炎の勢いから,救い出すことができない」― イザヤ 47:13,14,口語。

紀元前539年,強大なバビロン市はメデア人とペルシア人の前に倒れましたが,バビロンの占星術者はこれを予見できませんでした。他方,ダニエルはこれを明確に予見しました。それが起きる晩,エホバ神はベルシャザル王の宮殿の壁に不思議な文字を現われさせました。王とその高官たちは強大な城壁にたよって安心し酒宴にふけっていました。文字が現われたとき,王は自分の占星術者,まじない師などを呼び,それを解読させようとしましたが,彼らはできませんでした。―ダニエル 5:7,8。

そののちダニエルが呼ばれました。ダニエルはそれを読み,意味を解き明かすことができました。その説明によれば,文字の意味はこうでした,「神なんぢの治世を数へてこれをその終に至らせ……汝(は)はかりにてはかられて汝の重の足ざることのあらはれ……汝の国分たれてメデアとペルシャに与へらるゝ(なり)」― ダニエル 5:26-28。

その後おなじ晩にメデア人とペルシア人はバビロン市に攻め入り,これを攻略しました。占星術はバビロニア人に臨んだ恐ろしい災いを予告できませんでした。将来に関する情報という点でダニエルが占星術以上の源を有していたことはここでも示されました。

今の時代に何が臨むか

聖書は,昔のバビロンに臨んだよりはるかに大きな災いが今の時代に臨むことを予告しています。それは無数の人々の命を奪い,人間の諸政府が治める現在の体制を滅ぼし去るでしょう。聖書は諸国家に対するこの災いを,『全能の神の大いなる日の戦い』と呼んでいます。(黙示 16:14)それは,諸国民が神の律法をかたくなに退けてきたことに対し,エホバ神が怒りを表わされるときです。―ゼパニヤ 3:8。ダニエル 2:44。

それは占星術にたよる人々にとって災いとなるでしょう。そうした人々はだれもその災いを生き残れません。神の忌みきらわれることをならわしにしてきたからです。その災いののち,神は占星術その他の占いをもはや全く許されません。

地上の諸国民にやがて臨むその災いののち,平和と安全,そして豊かさのある一千年間がおとずれます。そのとき地上の人類すべてを治めるのは,ただ一つの正義の政府,神の御国です。そのとき人々はもはや今日と同じようには死にません。かわって,いつまでも生きつづける機会を与えられるでしょう。これは,占星術者ではなく,神の霊感を受けた聖書の預言者がわたしたちの前途に予告している事柄です。聖書の預言者が信頼できることは,その預言者たちの語った他の預言が成就していることに実証されています。それで,どんな確かな根拠に基づいて,残りの預言の真実性を疑えるでしょうか。預言者の情報の源はわたしたちの創造者であり,創造者は偽ることができないのです。―詩 37:11。黙示 21:4。イザヤ 55:11。

今日受ける益

聖書の導きに従うことによってエホバの証人は今すでに数々の益を受けています。それによってエホバの証人は幸福と一致と心の平安とを得ています。将来について世の人々のように不安をいだいていません。将来がどうなるかを知っているからです。エホバの証人は自分の性格・結婚・その他の問題に関して占星術に情報を求めません。聖書の原則が証人たちを導きます。事実,聖書に従うエホバの証人の生活はそれを見る人の心を動かします。

隣家に住むエホバの証人の家族の平和と一致と幸福とに心を動かされた一婦人はその家族を尋ねて言いました。「わたしもみなさんといっしょに聖書を勉強したいと思います。わたしはおたくのご家族を2年ほどじっと見てきましたが,みなさんはこのご近所でほんとうのクリスチャンだと思いました。わたしもみなさんのようになりたいと思います」。

神のみことばの原則と助言に従うエホバの証人は,それによって,他の人々が占いにたよるような事柄の多くについて不快な事態を避けられることを学んできました。証人たちはまた,諸国民に臨もうとする全世界的な災いを生き残り,その後に到来する新秩序で平安な生活を楽しむ希望をもいだいています。こうして彼らは自分の将来にあるものを知っています。

それゆえ,信頼できない占星術,また神の忌みきらわれるものにたよるより,霊感のもとにしるされた神のことば聖書にたよるべきではありませんか。聖書の予告があやまりであったことはありません。それはいつも真実で信頼できる導きです。

創始者であるバビロニア人を含め人々の期待にそむいた占星術にたよるより,神のみことばにたよるほうが賢明ではありませんか。天体の動きが自分と人間の将来について告げると考えるより,それら天体を造られたかたに導きや将来に関する知識を求めるほうが道理にかなっていませんか。宇宙に浮かぶ無生の物体の集合よりは,生きた創造者ご自身のほうが人間についてよく知っておられるはずではありませんか。

自分の将来を知り,生活の導きを得ようとするのは正しいことです。しかし,その二つは神のことばに求めるべきものです。そこに信頼できる情報があるのです。あなたがそうするなら,神のみことばはあなたの足のともしび,またあなたの道の光となります。そこに含まれる知恵は平安と,喜びと,とこしえの命への道を開きます。―詩 119:105。箴言 3:13-18。

あなたをこの時代に臨む災いから守り得るのは,占星術ではなく,エホバ神おひとりです。エホバ神だけがご自分の建てる新秩序での平和と安全という将来をあなたに与え得るのです。それで,しるされた神のみことばである聖書にたよるなら,あなたは,自分と自分の将来について,占星術が差し伸べるより,はるかにすぐれた知識を得られるでしょう。

[13ページの図版]

ダニエルは将来に関する情報という点で占星術者以上の源を有していた。占星術者は不思議な文字を解読できなかった。

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