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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1971
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  • ケベックの教会
  • 核の悪夢
  • 益する人の少ない慈善事業
  • カードに縮小される書籍
  • 小学生の喫煙
  • 増加する核実験
  • 輸血と血清肝炎
  • 130キロに及ぶ,死んだ魚の帯
  • 水銀に汚染されたオットセイ
  • 危険な市街
目ざめよ! 1971
目71 4/8 30–31ページ

世界展望

ケベックの教会

◆ カナダ,ノバスコシア・ハリファクスの新聞,「ザ・フォース・エステイト」は,1970年10月22日付紙上で,モーリス・デュプレス政権下のケベック市に見られる政治の腐敗について解説したあと,次のように述べた。「一部の読者の感情を害さねばならないのは遺憾なことだが,次の事実も記録しないわけにはゆかない。すなわち,汚職・腐敗・不正・市民権の乱用・盗み・不法・残酷非道な行為などは,ごく控え目に言っても,ローマ・カトリック教会の高位高官たちからの無言の祝福を受けてきた」。しかも,そのうちの多くの者は依然として,教会のケベック教階制度の中で重きをなしている。実のところ,デュプレスやウードなどといった政権は,教会が,彼らの行為を無視していなければ誕生することはできなかったはずである。教会は,自分の安全や勢力に危険が及びそうになると取ってきた伝来の方策をくり返した。つまり,品位というものに背を向けたのである。ところが,今回は失敗者の後援をし,その結果,ケベックにおける教会の威信はこれまでになく失堕し,しかもその勢力は衰微の一途をたどっている。

核の悪夢

◆ アメリカとソ連が各の核兵器庫を着実に増強してきた結果,両国は現在メガトン級の兵器を幾千となく保有するに至った。1メガトンは,人類史上のすべての戦争で使用された爆弾を全部合わせたほどの爆発力に匹敵する。原子核物理学者,バーナード・T・フェルドは,全面的な核戦争が起きれば,「2万メガトン相当の核爆発エネルギーが放出されるであろう」と語った。弾道弾迎撃ミサイルが使用されるなら,そのエネルギー量は「5万メガトン」にふえるだろう。そうなれば,自然環境はおびただしい放射能の汚染に見舞われることになろう。人類はたしかに,平和のうちに統治する正義の世界政府を,かつてないほど緊急に必要としている。

益する人の少ない慈善事業

◆ カナダ,モントリオール市の厚生課の報告によれば,困った人々を助けるのに集めた寄付金の半分も使っていない慈善団体があるという。ある団体などは,資金カンパに寄付金の56.4パーセントを費やしていた。

カードに縮小される書籍

◆ 3,500冊の本を縮小して小型の箱に入れ,整理キャビネットに保存するという方式は,図書館を利するものとなろう。縦15センチ,横10センチ大の1枚のカードに6冊ないし7冊の本に相当する合計3,200ページ分が完全に収まる。本の各ページの写真を撮り,それから大きさを縮小して,プラスチックでおおわれたカードの上に貼付する。こうしてできた本を使って調べものをしたい場合には,特別の機械を用いて縦27センチ,横35センチの大きさの読書用スクリーンにページの像を大写しにする。

小学生の喫煙

◆ 喫煙の弊害について,親は子どもに早くから教えるべきである。最近,アメリカのミシガン州で,10歳から15歳の学童,およそ1,000人を対象に調査を行なった結果,そのうちの13%がタバコをすっていることが明らかになった。彼らのうちの半数以上が,10歳未満で喫煙を始めたと述べ,そのうち12人は6歳でタバコを始めたという。同調査によれば,それら喫煙者中,9歳から12歳までの子どもは,平均して1日に3本から5本のタバコをすっていた。

増加する核実験

◆ 1945年から1963年にかけて,アメリカ・ソ連・英国・フランスによって行なわれた核実験は440回に及び,その大半は大気圏内の実験であった。1年に平均24回行なわれたことになる。ついで1963年,アメリカ,ソ連,および英国は地下核実験を除く全面的な核実験禁止条約に調印したのであるが,その条約成立以後,アメリカは224回,ソ連は少なくとも45回,英国は2回の地下核実験を行ない,そして条約に調印しなかったフランスと中国は41回,それもほとんど大気圏内で行なった。したがって,1963年の核実験禁止条約以後少なくとも312回,年平均約42回の核実験が行なわれたわけで,これは条約成立以前よりも75%の増加に当たる。

輸血と血清肝炎

◆ アメリカ国立調査委員会の推定によれば,輸血に伴う血清肝炎のため,同国で1年間に3万人が重い病気にかかり,また1,500人を上回る死亡者が出ている。現在,血清肝炎ビールスを発見する検査を施すことができるが,それによって,ビールスに冒された血を発見できるのはわずか4件に1件の割合に過ぎないと,同委員会は見ている。

130キロに及ぶ,死んだ魚の帯

◆ 最近,北海で,死んだ魚が数メートルの厚さの帯をなして流れているのが発見された。この魚の帯はスコットランドからデンマークまで,130キロに及んでいる。これらの魚を発見した,海洋調査船,ジョハン・ノート号は,この帯を通過するのに10時間かかった。このことを報じた,オランダの1970年10月19日付ヘット・ブリエ・ボルク紙によれば,これらの魚は,合成物質を処理する工場から廃棄された汚物によって死んだという。とりわけ心配なのは,これら魚の死がいが,魚の繁殖する海域で発見されたことである。世界のいたる所で,人間は自分の環境を破壊している。

水銀に汚染されたオットセイ

◆ アラスカのオットセイの肝臓から,人体に安全とされる量の116倍もの水銀が検出された。オットセイは北アメリカの太平洋岸から80キロ以上沖合の深い海に生息している。また,ベーリング海のプリビロフ諸島とバハ・カリフォルニアのあいだを海岸没いに移動するので,太平洋に捨てられた工場廃棄物に含まれている水銀に汚染されるのはありうることである。このことからも,人問がどれほど環境を汚染しているかがわかる。アメリカのカリフォルニア州の,ある食品会社の社長はこう語った。「このことからしても,世界中で汚染されていない所はどこにもないと言えよう」。

危険な市街

◆ アメリカの大都市の市街地は,特に暗くなってからますます危険になっている。ニューヨーク市では最近のある月に生じた強奪,追いはぎの件数を昨年に比べると,一月だけで45パーセント増加したことが報じられた。その1か月中,6,838件の屈け出があり,これはなんと1日平均200件以上に上る。ワシントン市を訪れ,高級ホテルに滞在した,ネバタ州からの一旅行者は次のように語った。「首都であのような経験をするとは思ってもいませんでした。昨晩6時半ごろわたしがホテルの近くを歩いていると,警官に呼び止められ,その時間には通りへ出ないようにと言われました。危険だというのです」。

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