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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1976
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  • “いぶされた”赤ん坊
  • ごみを食べて生きる
  • 日本の消費ブーム
  • 生徒をたたく
  • 問題を抱える銀行
  • 新式の帆船
  • バビロニア人による攻略の証拠
  • 手に負えない音楽家たち
  • エネルギー危機のもたらした益
  • 妊娠した子供たち
  • 減少する米国のカトリック宣教師
  • 破産の多いフランス
  • 高くつく電話代
  • 以前ほど子供を持たない
  • 世界の交通事故死
  • 最も高率の税負担
  • 酵素でヘビの毒を消す
  • 婦人労働者
目ざめよ! 1976
目76 4/8 30–31ページ

世界展望

“いぶされた”赤ん坊

◆ 喫煙が肺ガンなど数多くの病気を引き起こし,また悪化させる有害なものであることは,すでに広く実証されてきた。ところでロンドン衛生学熱帯医学学校から寄せられた証拠によると,喫煙する親から生まれた乳児の肺炎や気管支炎は,たばこに原因がある。五年にわたる調査の結果,親が喫煙者である場合,その子供は,生後一年間に,親が喫煙者でない子供より気管支炎や肺炎にかかる回数が,二倍も多いことが明らかにされた。

ごみを食べて生きる

◆ ノルウェーの二人の学生は,自転車で数百㌔も旅行しながら休暇を過ごした。彼らの食物は? 二人は,つりざおを携えて行き自分でつった魚や野生のイチゴを食べ,どうしても必要な物だけを買うつもりでいた。彼らが言うには,「ほんの偶然のこと」だが,道路わきのごみ入れにごみを投げ入れていたとき,その中に卵四箇,ハムサンド四つ,さばのかん詰め一かん,脱脂乳二㍑,三種類のチーズ,イチゴ一㌔,開けてないフルーツサラダのかん詰め一かん,ソーセージ一本,ジャム一びん,そしてパン数斤があるのを見付けた。そこでこの学生たちは,休暇中に,幾つのごみ入れから食物が得られるかを調べることにした。驚いたことに,彼らは十分食べてゆけただけでなく,空きびんと引き換えにもらえるお金でほかの物を買うこともできた。彼らは,きちんと包装されていない食べ物には手を付けず,何でも「においをかいで厳重にテストする」ことにした。捨てられている申し分のない食べ物の量を知って,ショックを受けたノルウェー人は少なくない。

日本の消費ブーム

◆ 日本で行なわれたある調査によると,じゅうたん,給湯装置,冷暖房装置,ゴルフのクラブ,カラーテレビなどは,過去五年間にそれぞれ最高の売上を記録した。カーペットは伝統的な畳に取って代わりつつある。最近の不況にもかかわらず,日本では,冷蔵庫を持っている家庭は全体の99%,洗たく機の場合は98%,カラーテレビは91%,ミシンは89%,電話は84%であると報告されている。日本は世界でも有数の自動車生産国であるが,車の普及率は割合低く,自動車のある世帯は全体の50%に満たない。

生徒をたたく

◆ 米国最高裁判所は,学校の教師が平手打ちなどによって生徒を懲らしめても良い,という判決を下した。これは,親たちの反対があっても実施されるであろう。またこの判決によって,六年生の息子がたたかれたことに対するある母親の申し立てを却下した下級裁判所の判決が有効になった。この判決は,体罰が軽微な罪に対して与えられたり,事前の警告なしに与えられたりしない限り,適切な懲らしめであるとしている。

問題を抱える銀行

◆ 米国の銀行は様々な問題に悩まされている。そのほとんどは不良貸付けと関連があり,過去二年間の景気後退によって事態は悪化した。ニューヨーク・タイムズ紙はこう述べている。米国の銀行は「世界大恐慌以来,最も多難な時代を迎えている。すぐ先の見通しが今ほど暗く見えたことは過去35年間に一度もなかった」。1975年に帳消しされた不良貸付金の総額は,30億㌦(約9,000億円)を超えると推定される。別の懸念は,約250億㌦(約7兆5,000億円)にも上る開発途上国への貸付けで,これは他の貸付け問題全部を合わせたものよりさらに深刻であると言われている。

新式の帆船

◆ 西ドイツのハンブルクに住む一人の技師は,この20年間,近代科学技術を昔の横帆式帆船に応用してきた。そしてこのほど,高度に自動化された六本マストの帆船の原型が造られることになった。それは,ばら荷を積む1万7,000㌧の貨物船で,これまでに航海した最大の貨物帆船の二倍の大きさである。この船は,順風状態では20ノットで進むよう設計されているが,無風状態の場合には補助機関で航海を続けられる。ディーゼル機関の燃料が大幅に節約でき,必要な乗組員もごくわずかなので,この貨物船の運転費用は比較的安くなると思われる。

バビロニア人による攻略の証拠

◆ 城壁に囲まれたエルサレムの昔の町を掘る考古学者たちは,エルサレムが約2,500年前,ネブカデネザル王の指揮下の古代バビロニア人によって攻略された証拠を発掘したと主張している。イスラエル人の守備塔近くの黒焦げの木と灰の中で,当時のものと思われる二種類のやじりが四個発見された。

手に負えない音楽家たち

◆ ローマの一刊行物レスプレッソによると,有名なオーケストラ指揮者や独奏者たちは,「最近イタリアに来るのをだんだんいやがる」ようになった。問題の核心はオーケストラ団員の態度にある。一人の著名な指揮者はこう語った。「わたしは前回イタリアで指揮をした際,静かにするよう団員に頼むことに時間とエネルギーの半分を費やしてしまった。指揮者というより,保育園の先生のような気がした。それは品位を落とす,不面目な経験だった。わずかな休止時間にも団員たちがサッカーの話をしているなら……どうして練習ができるだろうか」。同様に,ある作曲家も,「音楽会場の真ん中でサッカー試合を放送するトランジスターラジオの音が聞こえた」時のことを書いている。しかし一人の団員は,そのような非難をある程度認めたが,「演奏するときには魂を打ち込んでいる」と答えた。

エネルギー危機のもたらした益

◆ 種々の統計が明らかにしたところによると,米国カリフォルニア州では,エネルギー危機により車の速度が落ちた結果,1974年から1975年にかけての冬の期間交通事故による死者が減少した。さらに,車の運転回数が少なくなり,自動車の排気ガスによる大気汚染が減ったことが心臓発作および大気汚染による死亡率を低下させた要因であるとする研究者もいる。同期間中にサンフランシスコでは,心臓病の発作が16.7%減少した。ある医学関係の権威は,「車の運転によるストレスの減少」をその一因として挙げている。肺疾患による死亡者数は33%減少した。

妊娠した子供たち

◆ 家族計画連盟の協議会で当局者は,十代の妊娠という波が米国を襲っている,と語った。一役人は,それを「新しい流行病」と呼んだ。医師の報告によると,現在,9歳から11歳の少女が定期的に避妊用具を求めている。「その多くは,親から与えられている」ということも指摘された。

減少する米国のカトリック宣教師

◆ 米国カトリック伝道協議会の発表した統計によると,外国で奉仕する米国のカトリック宣教師の数は減少している。その数字は今年で連続七年間減少してきた。これら宣教師の数は1975年に7,148人だったが,それは1968年の最高数9,655人より2,507人(26%)も少ない。

破産の多いフランス

◆ 最近の景気後退は米国同様,ヨーロッパにも深刻な影響を及ぼしている。1975年の上半期,ヨーロッパ共同市場加入諸国で破産が急増した。破産の総件数が最高だったのはフランスで,英国,西ドイツ,イタリアがそれに続いている。

高くつく電話代

◆ 米国オハイオ州のフィンレー大学に通うサウジアラビアの留学生たちは,地球の反対側にある故郷へ定期的に電話をかける。しかし,電話のクレジットカードは電話所有者にしか発行されず,サウジアラビアの交換手は料金対話者払い通話を取り次いでくれないので,学生は三分間の通話につき,少なくとも40個の硬貨(約2,900円相当)を公衆電話に入れねばならない。平均20分の通話には,250個余りの硬貨(約1万9,000円相当)が必要で,電話の料金箱は一時間の通話で一杯になってしまう。以前には料金箱から月に一度ずつ硬貨が回収されていたが,もっと頻繁に集めねばならなくなったことは明らかである。

以前ほど子供を持たない

◆ 現在,米国の30歳以下の既婚女性のうち,三分の一(33%)は子供を持っていない。1970年にその数は全体の四分の一(24%)であり,1960年にはわずか五分の一(20%)にすぎなかった。出産を延ばし,結婚当初はあまり子供を持たないという傾向は,同国の出生率を急激に低下させた。こうした傾向の原因として,インフレによる生活費の高騰,爆発的な世界人口,家庭ではなく職業に専念する女性の増加,子供の世話を免れたいという願い,合法的な堕胎,世界の諸問題などが挙げられている。

世界の交通事故死

◆ 国連の「世界保健」誌の最近の報道によると,全世界で毎年約25万人が交通事故で死亡する。米国が一位で,毎年約5万人の死者を出し,それに続いてフランスと西ドイツが各々約1万6,000人の死者を出している。次いでイタリアが約1万人,そして英国は7,000人余りである。一方,米国では1億人マイル(一人が一マイル旅行することを一人マイルとする旅客輸送量の単位)につき死亡したのはわずか7人であるのに対して,英国では13人,ケニヤでは55人,そしてウガンダでは65人が死亡した。

最も高率の税負担

◆ 大抵の国々で最近,各種の税金が上がっている。税金が一番高いのはどの国だろうか。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると,最も高い税金を払わされているのはイスラエル人である。同紙はこう伝えている。「イスラエル人の大半は,税金がすでに同国の国民総生産の46%に相当し,イスラエル人を世界一税負担の高い国民としているにもかかわらず,税金が再び上がることを予期している。

酵素でヘビの毒を消す

◆ ヘビにかまれた場合の治療にトリプシンという酵素が使われ,その治療に効き目のあることが伝えられている。かまれた人が死ぬのは,マンバやコブラのような毒ヘビの毒に含まれているタンパク質分子が神経の伝導作用を妨げるからである。ところが,トリプシンはそうした分子を分解する。かまれてから15分以内にこの酵素を注射された実験動物は,毒の影響を免れ,一匹も死ななかった。かまれてから50分以内にトリプシンが投与された場合,少なくともその半分は命を失わずに済んだ。中国の科学雑誌に載せられたこうした発見について報じたアメリカ医学会ジャーナル誌は,次のように論評している。「ヘビの毒素に対する抗毒素血清や抗血清は,高価で,必ずしもすぐに入手できるわけではなく,ひどい副作用を起こす場合がある。傷口にトリプシンを注射するという簡単な治療法は,毒ヘビにかまれた際の有用な治療法の一つに加えられる」。

婦人労働者

◆ 仕事を持つ婦人の割合は,西側諸国よりも東欧やソ連のほうが高い。15歳から64歳までの婦人のうち,米国で職を持っているのは49%であるが,ソ連では82%である。その他の国々の割合を挙げると次のようになる。東ドイツ80%,ハンガリー73%,ポーランド63%,チェコスロバキア59%,スウェーデン59%,デンマーク58%,日本56%,英国52%,西ドイツ49%,イタリア29%。

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