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目ざめよ! 1980
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鳥の世界の驚くべき職人

産業革命の起こるはるか前から,機織り,織物製造,洋服の仕立て,びょう打ちの熟練者として働いている鳥がいることをご存じでしたか。また,その巣は優れた強度を備えていることが少なくありません。しかしどのようにしてそれらの鳥はこうした驚くべき技能を習得したのでしょうか。

例えば,家に強さを期待しますか。それではシュモクドリの働きを考えてください。アフリカのほとんどどこにでもいる,コウノトリに似たこの茶色の鳥は6か月間せっせと働いて,強靭な巣を造ります。二またに分かれた木や岩棚の上に小枝や葦を置いて,巣の床や壁,部屋を覆うドーム状の丈夫な屋根を造っていきます。これに泥が塗られて,巣はいっそう強化されます。入口に通じる部分はほぼ垂直に落ち込んでいて,捕食動物が近づけないようになっています。これらの巣は直径が2.7㍍ほどあり,非常に強く,人間が一人その上で跳びはねても下の巣には何の害も及びません。

世界の各地に住む他の鳥は巣造りの材料に草や小枝を用いますが,中には織物を“作る”鳥もいます。ヨーロッパ産のシジュウカラと南アフリカ産のシジュウカラの中には,植物や動物から得られる細い軟毛状の物質を使って,巣造りの材料にする丈夫なフェルト様の布を造る熟練した建築者とも言える鳥がいます。ヨーロッパ産のその鳥は巣をとても上手に造るので東欧の農夫の中にはそれを子供のスリッパ代わりに使っている人もいると伝えられています。

アジアのサイホウチョウは葉を縫い合わせる仕方を知っています。折り畳んで縫い合わせることのできる一枚の大きな葉か,まとめて縫い合わせることのできる何枚かの葉を探し出します。鋭いくちばしで葉の端の周囲に穴をあけくちばしやつめを用いて草や野菜の細い繊維を巧みに穴に通します。縫い合わされた葉は袋もしくは財布状になり,その内側に雌鳥が柔らかい綿毛のような物質で裏あてをしていきます。雌鳥は,この居心地のよい洋服屋仕立ての小さな家で卵を産むことになります。

アフリカ南部のシマムシクイはこれと少し違った方法を用います。この鳥は葉の束を野菜の軟毛やクモの糸で結び合わせます。どのようにしてですか。“びょう打ち”して留めるのです。葉に穴をあけて糸を通し,糸が抜けないように両端で糸をけばだたせ,『びょうの頭』を作ります。

アフリカのハタオリドリは結び目の作り方を知っています。一本の草の一方の端を片足で枝に押えつけ,くちばしを使ってその草を枝に回し,結わえつけます。これから,巣の基礎となる編んだ草の輪がつるされます。次に300本ほどの織糸を用いて中空のボールが編まれます。種類によっては入口の通路が部屋よりも十数㌢下方に垂直に突き出ているものがあります。この鳥は,卵がころがり出るのを防ぐために,巣の中の部屋と入口の通路の間に小さい隆起を造ります。

実に驚くべき職人たちです。しかし,人間なら何年にもわたって学校教育を受け,十分実習を積まなければならないのに,いったいだれがこれらの鳥に機織り,織物製造,洋服の仕立て,びょう打ち,工学的技能を教えたのでしょうか。こうした本能的な知恵が創造者によって植え込まれたことはなんと明らかなのでしょう。

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