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  • 目ざめよ! 1980
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目ざめよ! 1980
目80 11/22 8–10ページ

人々が食用にしているもの

食べ物について話すとき,世界のある土地の人々は,少なくとも日に一度は口にする肉,色とりどりの野菜や果物,種々のデザート,飲み物といったものを思い浮かべます。

一方,生涯を通じてほとんど,もしくは一度も肉を目にすることのない人が幾億人もいます。そうした人々は,日に3度わずかな種類の野菜とお米といったような,ほんの数種類の食物だけでいつも変わらぬ同じ食事をしています。食卓には時々,魚か肉が一切れ添えられることもあります。人々がそうした食事をしているのは,良い食物が得られないためか,それを手に入れる余裕がないためです。

しかし,世界の各地の人々は様々なものを食用にしています。こうしたものは腹をすかせている他の土地の人々の助けになることでしょう。

食物とは何か

食物は,「成長もしくは健康回復の目的で生物の体内に吸収または摂取される栄養物」と定義されています。それは「養分を供給したり,発育を促したり,体力を維持したりするもの」です。

この定義からすると,植物,動物,昆虫の世界には食物と呼べるものが事実上,数限りなくあるように思えます。植物の世界を例に取ると,今日の人類は残念ながらほんの数種類の基本作物を食物として用いているにすぎません。しかし,人間は過去のいろいろな時代に,幾千種もの異なった植物を食用にしていました。

科学者のあるグループは,あまり知られていない30種の熱帯植物が人間の食物として利用できるのではないかと報告しています。しかし,これらの植物は,現在のところ食用にされていません。アフリカのある科学者は,幾千種もの植物がアフリカにあるが,食用にされているのは,トウモロコシ,米,サツマイモなど,ほんの数種類にすぎないと述べました。これらはいずれも他の文明から「借りてきた」ものにすぎません。

様々な食物

あまり知られていない作物は変わっていて食べる気になれない,と言う人がいます。しかし,ある科学者はそれに答えて,「ほとんどすべてのものはどこかで,だれかが食べていることを忘れてはならない」と言いました。

例えば,ある科学者は,優れたたんぱく質源としてミミズを他の食物に混ぜるよう勧めています。驚かれましたか。サイエンス・ダイジェスト誌によると,カリフォルニア大学で家政学を専攻しているある女性は「現に,昆虫を定期的に食べている」そうです。「この女性の好物はシロアリ,バッタ,ミツバチ,コクヌストモドキ」であるとのことです。

この女性の“ごちそう”の一部がひろうされ,その試食会が行なわれました。試食した人々はどのように感じたでしょうか。シロアリピラフ,ミツバチ入りワンタンスープ,ジミニイパン(コオロギまたはバッタの成虫入り)を食べた人々はその味に驚き入り,そのうちの一人は,「シロアリピラフが気に入った」と語りました。

米国の人類学者オーブリー・ウィリアムズはタラの魚かすで作った“フィッシュ・ピザ”やイモムシ・焼きバッタ・チョウ・ミミズ・ミツバチ料理を試食しました。結果はどうでしたか。「それが時に気味悪く思えることがあるのは知っているが,取り立てて気味悪いものと考えなければ,カタツムリを食べるのと大差ない。食用にイナゴやゴキブリの皮をむくのも,小エビのからをとるのも同じことである」。

感じ方は様々に異なる

どこに住んでいようと,人間はすべて生物学的に同じですから,同じ種類の栄養物を摂取して体を支えることができるはずです。それでは,なぜ,他の人が食べているものを食べない人がいるのでしょうか。

ある土地の人々が犬,ネコ,ネズミ,ヘビ,カエル,ミミズ,馬,サル,象を食べていることを聞くならどう感じますか。ひどく驚くでしょうか。どう感じるにせよ,次のことを覚えておいてください。あなたの好物も,他の土地の人から見ると胸のむかつくようなものかもしれないのです。

ですから,問題は何を食用にしているかではないようです。それは,生まれた場所や子供のころからの食習慣によって変わります。宗教上の信念や文化的背景も関係していることでしょう。

例えば,北米で育った人は,アフリカのある土地の人々がミミズをごちそうとみなしていることを聞くと,ぞっとするかもしれません。同様に,アフリカの各地で育った人々は,欧米人の中にカエルの肉を食べる人がいるのを知ると,胸のむかつきを覚えることでしょう。

インドにいる人は,欧米人が牛肉を食用にしていることを聞いて憤激するかもしれません。イスラム教徒にとって,豚肉を食べることは神聖を冒とくする行為です。また,ヨーロッパ人の中には,大人がトウモロコシを食べることを考えただけで,思わず吹き出す人がいるかもしれませんが,他の人々はある種のトウモロコシを大変好みます。

平衡のとれた見方

ですから,他の人々が奇妙に思ったりぞっとしたりするようなものをある人々が食物にしているのは,多分に思いの問題です。世界のある地域で,人々がこうしたものを食べ,それによって体を支えているのですから,身体上の見地からすれば,他のだれでもそれらの食物から栄養分を得ることができます。

人間の周囲にはあらゆる種類の食物があります。しかし,人間の嗜好が好き嫌いを生じさせてしまいます。十分食べ物がある間はそれでもよいのですが,飢きんの時には,栄養が不足することになります。

興味深いことに,人間に与えられた最初の食物について聖書はこう述べています。「さあ,わたし[神]は,全地の表にあって種を結ぶすべての草木と,種を結ぶ木の実のあるあらゆる木をあなた方に与えた。あなた方のためにそれが食物となるように」。(創世 1:29,新)後に神は次のものを付け加えられました。「生きている動く生き物はすべてあなた方のための食物となるように。緑の草木の場合のように,わたしはそれをみなあなた方に確かに与える。ただし,その魂つまりその血を伴う肉を食べてはならない」― 創世 9:3,4,新。

神が多種多様の植物,動物,昆虫を備えて,人間がそれを食べ,命を維持できるようにしてくださったことは明らかです。それゆえにこそ,聖書はさらに次のように述べているのです。『神の創造物はみなよいものであり,感謝して受けるなら,[食物として]退けるべきものは何一つありません』― テモテ第一 4:4,5。

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