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目ざめよ! 1981
目81 1/8 13–15ページ

ストレスからの解放 ― 現在そして永遠に

一般の人を対象に,「害をもたらすストレスが完全に除き去られる時が来ると思いますか」というアンケートを取ったとしたら,どんな答えが返ってくるでしょうか。

自分の体験や将来に関する専門家の予測に基づいて,ほとんどの人は,有害なストレスはいつまでも人間に付いて回る,と答えることでしょう。

しかし,物事がうまく運ぶようになり,人間が諸問題を解決し,有害なストレスを除き去るであろう,と明るい表情で言う人もわずかながらいるはずです。

しかし後者のような見解は,ストレスに抵抗するむだな努力の反映である場合もあります。この点に関して,アービング・ジャニス教授は次のように評しています。「もう一つ,対処法として欠陥があるの[は],“防御回避”である。それは希望的な観測をすることにより感情面の緊張を解消しようとすることである」― 1980年5月18日付,ニューヨーク・タイムズ紙,日曜版。

ストレスに対処しようとしている人々の多くが,対処するのに役立つ様々な現実を見過ごしているのは残念なことです。これらの現実は,ストレスからの解放を得るのに役立ち,将来の永続的な解放を待ち望む確かな根拠となるのです。

普遍的な現実

ストレスの研究の一大権威者であるハンス・セリエ博士はこう書いています。「感性の鋭い人なら,雲一つない夜空を見上げて,星がどこからきてどこへゆくのか,また何が宇宙の秩序を保たせているのかと考えざるを得まい。人体の内部にある内なる世界を見ても,やはり同じような質問が起きる」―「現代生活とストレス」。

人体の驚異について思い巡らしたり,星を見つめて物思いにふけったりする時間を取ったことがありますか。そうすることは,現在のストレスに対処するための重要な一歩となり得ます。セリエはさらにこう述べています。「自然の中に現われている調和のとれた麗しさ……について考える能力は,人間が味わい得る最も大きな満足をもたらす能力である。……意識ある自己をしのぐ,無限に大きな何かを見つめると,日常の煩い事すべてがそれと比べて小さなものに見えてくる。そこには,崇高なものとの接触を通してのみ得られる落ち着きと心の平安がある」。

幾世紀も昔に,詩人であった王ダビデは,このストレス問題の専門家が現在勧めている通りのことを行ないました。そしてダビデは,次のような基本的真理を語りました。「天は神の栄光を告げ知らせ,大空はみ手の業を語り告げる」― 詩 19:1,新。

ダビデの認めていた事柄は,その時以来無数の考え深い人々の達した結論でもありました。すなわち,宇宙と人間の創造者なる神が存在すること,それが宇宙の基本的な現実だということです。その方やそのみ業と比べれば,わたしたち人間は取るに足りない存在です。ダビデは神について,『わたしが,あなたの指の業であるあなたの天を見るとき,死すべき人間が何者なので,あなたはこれを思いに留められるのですか』と,語りました。―詩 8:3,4,新。

ですから,ストレスが自分にとって問題になっている ― あるいはなるかもしれない ― ということに気付いたなら,神の存在について,そのみ業と関心の計り難い大きさについて,そして自分がそのみ前に立っていることについて一層深く思い巡らしてみるべきでしょう。そうすれば,“防御回避”に走るのではなく,事実,つまり普遍的な現実を前にした大局観を得ることになります。

今もまた将来も効果がある

神を認めることは,ストレスに対処するに当たり様々な面で役に立ちます。

一つの点として,神を認めれば,聖書に含まれるその諭しに,より一層の敬意を抱くようになります。ダビデは,自分自身の経験から,また他の人の経験を目にして,こう言うことができました。「エホバの律法は完全で,魂を引き戻す。エホバの諭しは信頼に値し,経験のない者を賢くする」― 詩 19:7,新。

神の諭しの中には,淫行や婚前交渉,酔酒,盗み,うそなどを避けるようにという助言も含まれます。そうした事柄に手を出す人は,大抵,楽しみのために,“生活を楽にするために”,あるいは気まずい思いをしないためにそうします。しかし,証拠の示すところによると,そうした人々はその直接あるいは間接的な結果として,より一層のストレスを味わうのが普通です。良心の痛み,他の人々に抱かせてしまった恨み,あるいは自分の歩みの結果として生じた健康上の問題さえ,そうしたストレスの原因になります。逆に,神の助言に従うなら,結果として生じるそのようなストレスすべてを避けられるだけでなく,心の平安と幸福を促進することにもなります。

世界中には,確かにその通りだった,と証言できるエホバの証人が何百万人もいます。もちろん,今日ストレスの全くない生活を送れる人は一人もいません。しかし真のキリスト教を実践することは,それらの人々にとって確かに助けとなりました。この点はイエス・キリストの言われた次の言葉と調和します。『すべて,労苦し,荷を負っている人よ,わたしのところに来なさい。そうすれば,わたしがあなたがたをさわやかにしてあげましょう。……あなたがたは自分の魂にとって[ストレスではなく]さわやかなものを見いだすでしょう。わたしのくびきは[ストレスを引き起こすものではなく]ここちよいのです』― マタイ 11:28-30。

神に一層近づくにつれ,現在のストレスが少なくなる別の理由があります。生活は一層,方向付けを持つものとなります。神に喜ばれる者となることを心に定めているので,自分がどこへ向かっているか分かります。「苦痛<デイストレス>のないストレス」は次のように述べています。

「自分たちの神の絶対性あるいは自分たちの持つ特定の行動規準を信じている人は,比較的平衡が取れていて,幸福である[ことを歴史は再三証明してきた]。……信仰は人に方向付け,誓約の根拠,自己鍛練,仕事などを与えるものとなる。その仕事は,異常で混乱した行動を避けるのになくてはならないものである」― 2,3ページ。

さらに,創造者とその原則に対するこの健全な誓約により,幸福なクリスチャンたちの会衆の一員になります。エホバの証人のクリスチャン会衆に属する人々は,神に喜ばれたいと願う人々すべてを受け入れ,そうした人々と共に働くことを喜びとします。エホバの証人は,神の助言を当てはめることが今日いかに実際的で,有害なストレスを減らすのに役立つかを人々に喜んで示します。

そして,「あなたがたの間に愛があれば,それによってすべての人は,あなたがたがわたしの弟子であることを知るのです」というイエスの意義深い言葉にそって,愛を実践するよう誠実に努力します。(ヨハネ 13:35)聖書を研究し,愛あるクリスチャンと共に交わり,愛の道と他の人々を助けることを学ぶなら,ストレスは少なくなります。他の人々はあなたが以前よりも好ましい人物になったと感じます。仲間の人間との争いは少なくなり,そうした人々の好意や尊敬を勝ち得ることになるでしょう。―マタイ 5:40-48。ルカ 6:38。

また,ストレスに対処するこの助けは現在に限られたものではありません。それは将来にも目を向けています。「現代アメリカの宗教運動」という本は次の点を指摘しています。「その独自の会衆生活において,エホバの証人は信頼と受容とからなる偽善のない社会を形造っている。……エホバの証人は,以前の生き方に代わる生き方を[人に]与えるが,それは信者が主体性と自尊心を得,受け入れられる社会と将来への希望を見いだす道を開く」。

ストレスからの永遠の解放

将来に希望を抱く確かな根拠となっておられるのは創造者です。信頼に値するそのみ言葉の中で,創造者はご自分が人間の問題に介入し,その結果として有害なストレスからの永遠の解放がもたらされることを約束しておられます。ここに神の約束の幾つかを挙げることにしましょう。

◆ 神は邪悪で利己的な人々を永久に除き去られます。そうした人々の行動は現在非常に多くのストレスを引き起こしています。―詩 37:28,29,34。

◆ 堕落した動物的な気質の人々がはびこる代わりに,地球は,豊かに満ちあふれる「エホバについての知識」に導かれる,平和愛好者によって満たされます。―イザヤ 11:6-9,新; 35:9。

◆ 現在非常に多くのストレスを引き起こしている病気や死に代わって,健康と長寿がゆきわたります。―啓示 21:4。

◆ 正直で健康的な仕事の結果として,人間は食物と生活必需品を十分に享受します。―詩 72:16。

◆ 戦争に終止符が打たれ,平和と安全がゆきわたります。―ミカ 4:3,4。

◆ 他の人に対する愛ある関心は真のキリスト教のしるしであり,全人類がそれを実践するようになります。―ヨハネ 13:35。

これは夢物語ではありません。それを待ち望むのは,ストレスに対する“防御回避”などではないのです。それは宇宙の創造者の約束しておられる事柄です。もしこの約束に引き付けられるなら,是非エホバの証人と一緒に聖書を研究し,それについてさらに多くを学んでください。

そのような状態の下での生活は単調でも退屈でもありません。時として心臓の鼓動が速まるのを感じることがあるでしょう。興奮したり,活動のために緊張したりすることがあるはずです。しかしそれは,胸を躍らせる,喜ばしい出来事や感情に対する正常で健康的な反応となるでしょう。今日わたしたちが対処しなければならない,長期に及ぶ有害な極度のストレスから見ると,何と喜ばしいのでしょう。

[15ページの囲み記事]

愛と憎しみ,そしてストレス

リーダーズ・ダイジェスト誌のインタビューに答えて,ハンス・セリエ博士は次のように語りました。「ストレスが生ずるか否かを決定する二つの大きな感情は愛と憎しみである。聖書はこの点を再三再四強調している。生来の利己心を幾らかでも改めなければ,他の人に対する恐れや敵意を募らせることになる,というのがそこに書かれている音信である。そのような状況下で生きてゆくのは決して好ましいことではない。逆に,自己中心的なところを改めれば改めるほど,わたしたちを憎むのではなく愛するよう他の人々の心を動かす結果になる。そして安全が増し加わり,耐えなければならないストレスも少なくなる」。

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