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  • “高等”教育
  • モザンビークは祈りを禁じる
  • 長期に及ぶ悪影響
  • 風変わりな非常食
  • 目的にかなった設計
  • 世界各地の飲食物の購入事情
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  • ホワイトカラーによる盗み
  • 史上最大の地崩れ
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目ざめよ! 1981
目81 6/8 30–31ページ

世界展望

政治に関与しない特異な立場

◆ 昨年行なわれた米国の大統領選挙の際,様々な教会のグループが手を結んで“モラル・マジョリティ”なるものを結成した。これは票の行方に大きな影響を与えたと言われている。ヒューストン・ポスト紙によれば,テキサス州ヒューストンの同グループの代表者であるバプテスト派の僧職者ジョン・マクドナルドは,間もなく行なわれる地方選挙では,「自分のグループの者が立候補者一人一人と会見し,グループの綱領を最もよく代表していると思われる人物を支持する,と語った」。ポスト紙は次のようにも伝えている。「マクドナルドは,自分[のモラル・マジョリティ]が保管している郵便リストには,エホバの証人を除くありとあらゆる宗派の個人や教会の住所800が収められている,と語った」。こうした証拠から見ても,キリストがご自分の真の弟子について語った,「わたしが世のものではないのと同じように,彼らも世のものではありません」という言葉に調和した生活を送っている点で,エホバの証人は確かに特異な存在である。―ヨハネ 17:16。

“高等”教育

◆ 英国スコットランドのスターリング大学では,「分別ある仕方で」用いればマリファナや覚醒剤も「楽しい」ものになることを示唆した便覧が新入生に渡される。学長の序文の付されたその学生用交友便覧は,大麻を使うなら「気分が安らぎ,幸福感を味わい,明敏になる」と語っている。そこにはさらに,「こうした楽しさは,しばしばパラノイア,意識混濁,脱力感を伴う。これらはいずれも,『陶酔感』がもたらす思いも寄らぬ喜びの一つである」とも記されている。スコッツマン紙によると,価格,入手場所,不法所持による逮捕を避ける方法などの情報も収められている。伝えられるところでは,同大学の広報担当者ファーガス・ウッド氏は次のように語った。「薬物が今日の一般生活に溶け込んでいる事実を認めるなら,その記事の有益なことが分かる。自由な社会の現状を無視して,大学が自由であり得ないとするなら,それこそ嘆かわしい時代となろう」。

モザンビークは祈りを禁じる

◆ アフリカ,ジンバブエの新聞クロニクルによると,フレリモ政権は,「モザンビークの母親が家庭で子供と一緒に祈りの言葉を口にすることを法律で禁じた」。ところが,その記事が指摘しているように,前政権の下にあったモザンビークは「人種差別国家であり,同国の人民は解放されねばならない」と諸教会が考えていたころ,「世界教会協議会はフレリモに多額の資金援助を与えていた」。政治に手を出した諸教会の努力は裏目に出たようである。

長期に及ぶ悪影響

◆ 広島と長崎に原爆が投下されてから35年が経過したが,両市での生活はいまだに全く安全というわけではない。広島市当局によると,昨年の8月までの12か月間に同市では原爆に関係した病気で2,279人が死亡している。長崎大学医学部の一教授は,直接の放射線レベルは危険な水準にないものと思われるが,住民はごく微量存在する有害なプルトニウム239に汚染されている可能性がある,と語っている。同教授の話では,プルトニウム239は2万4,360年後まで残る。健康に障害の生じる危険のほかにも,長崎社会福祉協会の渡辺氏は,「放射線が遺伝子の突然変異を引き起こすと広く信じられているため,被爆者やその子供たちが結婚できないでいることが少なくない」点を指摘している。

風変わりな非常食

◆ 昨年の暮れにアルジェとイタリアの南部で相次いで地震が発生し,幾千人もの人命が奪われたが,かなりの日数の後何人かの生存者が瓦礫の中から発見された。アルジェのエルアスナムでは,崩れたコーヒー店の瓦礫の下で6人がレモネードを飲んで2週間近くも生き延びていた。またイタリアでは年配者3人が凍り付くような農家の納屋で,そこにあったトウガラシとぶどう酒だけを頼りに約16日間生きていた。

目的にかなった設計

◆ 未熟児は,単なる母乳ではなく,未熟児を産んだ母親の母乳で育てた方がよい。なぜだろうか。未熟児の母親の母乳は臨月で子供を産んだ母親の母乳と幾つかの重要な点で違いがあることをトロントのカナダ人科学者たちが発見したのである。これを取り上げたアメリカ医師会ジャーナル誌の一記事には次のように書かれている。こうした母乳には脂肪が30%ほど多く含まれており,「未熟児の成長に必要な母乳中の蛋白質その他の栄養物を摂取しやすくしている」が,それだけでなく,「未熟児を産んだ母親の母乳には正常な赤子を産んだ母親の母乳よりも窒素が蛋白質,尿素,遊離アミノ酸などの形で多く含まれている」。これは,虚弱な早産児の体組織を構成する蛋白質の合成に直ちに用いられる。こうした明確な知恵が認められる理由を同誌はどのように説明しているだろうか。「自然の働きで,母乳が幼児の必要にあったものとしていったようである」と述べている。「自然」だろうか。それとも,人体の設計者がそうなさったのだろうか。

世界各地の飲食物の購入事情

◆ アメリカ人は急騰を続ける食料品の価格に不平をこぼしているが,収入に対して食費の占める割合は他のどの国民よりも少ない。最近の国連の統計によると,アメリカ人の食費は個人の出費全体の13.6%を占めているにすぎない。それに対し,インドではほぼ60%,ソ連では34%,日本では23.3%が食費に充てられている。国連の報告はまた,カトリックの国アイルランドでは食費のほぼ半分に相当する額がアルコール飲料の購入費に充てられていることをも明らかにしている。同国では,食費が収入全体の26.7%であるのに対し,アルコール飲料の購入費は12.6%を占めている。次に多いのはハンガリーとポーランドで,食費に収入の30%ほどが費やされているのに対し,収入の11%以上がアルコール代になる。ソビエト人は収入の9%,日本人と西ドイツ人は3%,アメリカ人は1.4%をそれぞれアルコール飲料の購入費に充てている。

米国の石油輸入量が減少

◆ 米国のエネルギー省が明らかにしたところでは,1980年の最初の10か月間に,米国の原油の輸入量と石油製品の輸入量は1979年の水準より31.8%も減少した。専門家は,景気の後退,燃費の良い自動車が増えたこと,価格の高騰がこうした大きな落ち込みをもたらした原因であろうと分析している。

ホワイトカラーによる盗み

◆ 米国連邦捜査局の報告によると,米国の銀行では銀行強盗よりもホワイトカラーの犯罪者に盗まれる金額の方がはるかに多い。その報告が示すところによると,1980年の前半6か月間に銀行強盗,不法侵入,窃盗が計3,459件発生し,銀行側に2,210万㌦(約53億円)の被害があった。ところが同一期間中に,銀行詐欺と横領は5,174件に上り,生じた被害額は1億330万㌦(約248億円)となっている。銀行詐欺と横領は,国家および地方公務員による贈収賄を除くと,ホワイトカラーによる犯罪としては最高の部類に属する。

史上最大の地崩れ

◆ 米国地質調査局によると,昨年の5月18日にセントヘレンズ山が爆発した際,その北側の斜面で史上最大の地崩れが生じたと言われている。土砂の量は28億立方㍍にも達した。これは,ポートランド市の繁華街よりも広い地域を,同市の40階建てのファースト・ナショナル・バンク・タワーもすっぽり覆ってしまうほどの厚さで埋め尽くすほどの量であった。

厳格な法律

◆ ドイツ連邦共和国では,厳格な法律により,運転者の血流中に0.8㍉㍑以上のアルコールが検出された場合は少なくとも3か月間,免許が停止される。アルコールの量が1.3㍉㍑以上の場合には,裁判官は免許を6か月から1年間停止し,罰金を科す。酒酔い運転で事故を起こした場合には,運転者が懲役刑を受ける場合もある。過去2年にわたり,警察は酒飲み運転を厳重に取り締まり,主要な幹線道路沿いの無作為に選んだ地点や交差点,超高速道路<アウトバーン>の出口で運転者を呼び止めた。ボンの交通警察の署長であるハルトムート・バウムガルト警部は次のように述べている。「目的としているのは酔っ払いを道路から締め出すことだ。我々が道路にいる他の幾人かの運転手たちをおびえさせたとしても,一人の酔っ払いを締め出すことができれば,害はない」。幾らか酒を飲んだ後,タクシーを使って帰宅したある運転手は,「これはつらいがそうするだけの価値がある」と語り,「一度免許停止処分を受けたが,それからはもう二度とこうしたことを起こすまいと思っている」と説明した。

治療の妨害

◆ 肺ガンの治療を受けている112名を対象にある研究が行なわれた。そのうち20名は自分が肺ガンであることを知る前に喫煙をやめ,35名は診断が下った時点でやめていたが,57名は治療を受けている間も喫煙を続けていた。診断が下る前に喫煙をやめていた人は最も生存率が高く,診断の時点で喫煙を中止した人はその次に高かった。ところが,喫煙を続けた人々は言ってみれば治療を妨害した感があり,病気は回復せず,96週間以上生きた人は一人もいなかった。しかし喫煙をやめた人々のうち6人は,治療が始まって103-220週後に病気が回復している。「この分析に基づき我々は,治療期間中に喫煙を続けることは,病巣の小さな肺ガンを患っている患者の場合,予後が悪くなることと関係していると結論づけている」とアメリカ医師会ジャーナル誌は述べている。―244巻,No.19,2175,2179ページ。

食糧のバランスに関する不安

◆ 「来年,世界を養うことは,網を張っていない所で綱渡りをするようなことになるだろう」。これは1980年の末にウォール・ストリート・ジャーナル紙に載せられた論評の一文である。同紙はこう述べている。「専門家の意見によると,この夏の米国の天候不順のような誤算が一つあっただけでも,行動のバランスは崩れ,全世界は食糧不足へ追いやられ,貧しい国の一部は飢餓の瀬戸際に立たされてしまう」。根本的な問題となっているのは,食糧生産が過去数年間上昇してはいても,消費量がそれを上回る勢いで増加している点にある。ワシントンの農業学者ジョン・A・シュニットカーは次のように述べている。「史上最高の豊作を3シーズン経験したが,貯蔵総量は5,600万㌧減少するであろう」。そして世界の穀物の備蓄量は,消費量が再度生産量を上回るため,1981年にはここ5年間の最低に達するものと見られている。

よいながめでも安全ではない

◆ フランスのパリにある有名なシャンゼリゼ通りは,長い間旅行客が好んで散策する所だった。道幅が広く,長さ1.6㌔余りのその通りは,コンコルド広場から始まってエトワール凱旋門に通じ,コーヒー店やレストランの中心地となっている。しかしこの通りを「世界で最も美しい並木通り」とみなしていた旅行者たちも,その安全について再考するようになっている。警察の報告が示すところによると,この並木通りには平均2時間ごとに一人のどろぼうや凶器を持った強盗や不法侵入者が押し入っている。旅行者,それも日本人旅行者が,しばしばパリっ子の強盗の犠牲者になる。現代の大都会では,どれほどその地域が美しくても,用心深いことには報いがある。

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