読者の声
音楽
「若い人は尋ねる……」という連載記事は16歳のわたしにとって特にすばらしいもので,とても心が引き付けられます。特にそう言えるのは音楽を扱った記事でした。(1982年11月8日号)音楽が人の心を腐敗させることに気付くまで,音楽はいつもわたしを夢の世界に浸らせてくれました。わたしはほかのことをすべて忘れました。でももちろん,それは現実的なことではありません。人生の現実は「悪い」音楽で変えることはできません。
M・M ドイツ
テレビ ― 家族生活
テレビに関する一連の記事(1983年1月22日号)に書かれていたことは,テレビを売却した後の1年間に我が家で生じた事柄とぴったり符合します。テレビの売却を決めるのは易しいことではありませんでした。この経験は麻薬を断ち切ることと似ていました。その決定は祝福となりました。わたしたちの研究の習慣,読書,お互いの会話,ゲームをして遊ぶことなどが改善されただけでなく,人々と友達になる方法を新しく見いだしたり,戸外で楽しく時間を過ごしたりするようになりました。それらはわたしたちが体験してきた益の一部にすぎません。
K・H カナダ
テレビに関する一連の記事に感謝するため,お便りしました。3年前の3月,我が家のテレビは故障してしまいました。このことを家族 ― 10歳になる娘もいました ― で話し合い,その修理はしないことに決めました。最初の一月は麻薬の禁断症状のような感じでしたが,家族の中でその後すぐに物事が改善されてゆくことに気付き始めました。家族が以前よりも物事を一緒に計画するようになりましたし,他の人々をひんぱんに訪問するようになったのです。娘はピアノの練習を始め,他の趣味も始めるようになりました。そして図書館から本を借り出すようになり,そのおかげで娘の読書の習慣は改善されました。テレビがないためにわたしたちは家族として本当に親密になり,同時に,テレビの中でそれとなく示される,性に関するわい曲された見方や暴力から守られていることが理解できます。
D・K 米国ケンタッキー州
減量に伴う悪夢
私が問題に陥るたびに,その問題が記事の中で明確にされ,説明されるような気がします。「減量に伴う悪夢」(1983年2月8日号)の場合がまさにそうでした。私は食欲不振症ですが,この記事の中に出てくるものとは違います。私は大食症にかかっています。この病気にかかった人はおう吐や通じ薬によって体から食べ物を出してしまいます。この問題を抱える人々は,恥ずかしいのと尾籠な話になるのとでなかなか他の人に打ち明けることができません。少なくとも私はそう感じていました。親友や家族のおかげで私は気分も外見もだんだんよくなっています。この病気を抱えている人は皆すぐに助けを求めるべきだと思います。
E・S カナダ
「減量に伴う悪夢」という記事に感謝したいと思います。私も同じ経験をしています。この記事が述べるように,それは自分だけではなく家族や友人にとっても悪夢でした。幸い私の場合は入院する必要もなく,90%回復したと言えることをうれしく思います。この記事は優れた時宜にかなったもので,非常に啓発的でした。重ねて感謝いたします。
L・P 米国コネティカット州