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目ざめよ! 1990
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銃砲所持 ― 男性だけではない

広告の世界では,いろいろな物を売るのに,腕にライフル銃を抱えたいかつい男の力強いイメージが利用されてきました。それは,たばこ,自動車,衣服,火器,その他広告業者が思いつく限りの,ありとあらゆる物の宣伝に用いられています。

特に米国では,男性と銃とは不可分のものでもあるかのように描かれてきました。街の広場には,腕か脇に銃を持つ勝利者の英雄の像が立てられています。西部開拓時代を描いた絵は,説明文がなくても,腰よりやや低めに6連発拳銃を下げた男が描かれていればすぐにそれと分かります。タイトルに「銃」という語を使った映画が数多く製作されました。テレビのショーや劇場の人気のあるアトラクションは,善玉と悪玉があらゆる状況や場所で撃ち合いをするときの,矢継ぎ早の銃声で活気づけられます。ちっぽけな男たちが,手に持つ拳銃やライフル銃,足元に死体が横たわる生々しい場面などによっていかにも強そうな男に仕立てられます。

しかし今では,銃に夢中になる女性が増えてきています。ここ幾年もの間,テレビでは,女性の刑事や秘密捜査員が,芳しくない分子と銃撃戦を行ない,相手以上の破壊的な意図と火力で勝利を収めるシーンが多くなってきました。

女性たちはピストルやライフルの射撃場に群がり,標的となっている男性の等身大のポスターを狙って発砲を繰り返し,標的の両目の間に弾丸の穴をあけています。

ですから,女性向けに特別にデザインされた拳銃がすでに市場に出回っていて,しかもそれがよく売れているということを知っても驚くには当たりません。ある女性記者はこう書いています。「ご婦人方,あなたは男性用臭気止めをお使いにはならないでしょう。それなら,男性用のピストルを使うことはありません。縁なしで爪がひっかからない軽量の連発ピストル,上品でしかも威力のあるピストルのほうが向いています。38口径レディースミスがいいかもしれません。……光沢のある青,またはつや消しの銀製のものがあって,銃身の長さは選択できます」。ある専門家は,女性が望む銃について自分の意見を次のように述べました。「女性は見た目にきれいな銃,ハンドバッグに入れておける見栄えのいい銃を望んでいる。コンパクトや鏡にぶつかるようなものは嫌なのだ。……多くの女性は同系色で色の調和するものを好む。不吉で狂暴な感じのものは望まない。……銃は護身用に購入するのだが,かといって不格好なものでは困るのだ」。

エレガントな女性のために特別にデザインされた拳銃の中に,38口径5連発式のものがあります。ハンドバッグの中にぴったり収まるよう,銃身の長さが5㌢のものと8㌢のものと2種類あり,どちらかを選べるようになっています。握りの部分が滑らかな紫檀材できれいな形に作られたものもあれば,淡く柔らかな色調の物とマッチするような拳銃もあります。ある女性は,「これならとても美しくて,使いやすいと思うわ」と言いました。それに,女性用拳銃を入れる特別の仕切りの付いた新製品のハンドバッグもあります。ある女性はこう言いました。「女性用の拳銃を持っていても特別に作られたハンドバッグを持っていない女性は,困るに決まっています。クラッカーのくずとかはっかのお菓子,たばこを吸う人ならたばこ,そのほか女性のハンドバッグの底にたまる物が,銃身に詰まってしまうのです」。女性が銃を携帯するのが,傘を携帯するのと同じほど普通になる時が来ることを予見している人もいます。

その数は増加している

最近行なわれた調査の示すところによると,米国では1983年から1986年の間に,銃を所持している女性の数が「53%ほど増加して,1,200万人を超え」ました。また,その3年間に「ほかに200万人もの女性が火器の購入を考えていた」こともその調査で分かりました。一部の女性雑誌は,ある女性が帰宅してみると玄関の窓が割れていたという場面を描いて,その女性は身を守る必要があるということに,それとなく注意を引いています。その女性は独り暮らしなのでしょうか。侵入者と向かい合ったときのために,護身用の銃はあるのでしょうか。広告の下部に載せられている無料長距離電話の番号は,果たして,女性用の優雅な拳銃の新製品を提供しようという銃砲製造業者の電話番号でした。

「こういう広告は事態を悪化させるばかりです」と,ある女性は言いました。なぜなら,非常に多くの女性が,独り暮らしか,あるいは一人親であるため,暴力犯罪に対して特に弱い立場にあると考えているからです。それには大抵もっともな理由があります。ほとんどの大都市で強姦が増加しています。女性はナイフを突きつけられてハンドバッグをひったくられることが多くなっています。婦女暴行は街路で,駐車場で,また日中にオフィスビルで起きています。独り住まいの女性のアパートや家には,住人が眠っている間に強盗が押し入ります。「身を守る術を知っておかないと大変だわ。暴力的な傾向の強まっている社会で動き回ることが多くなるんですもの,自分で自分の身を守る以外にないわ」と,一人の女性は言いました。

米国のテレビでインタビューされたある女性はこう言いました。「仕事場から家に向かって歩いていたとき,何者かに背後からつかまれました。その男はナイフを持っていて,私を押し倒すとハンドバッグを奪いました。私はその時その場で,何とかしなければならないと思いました」。この女性は,銃を携行する許可を申請し,射撃場で射撃練習をした後,どう考えるようになったでしょうか。「私は自分が弱いとは思わなくなりました。わたしには銃がある,これで撃てばスカッとする,怖くなんかない,と思いました。この金属製のものを手にしていれば,本当に身を守ることができます」。

これが米国の1,200万人余りの女性の気持ちであることは明らかですが,法に反して武器を所有している人がさらにどれほど大勢いるか,だれが知っているでしょうか。世界全体を見れば,それは驚くべき数に上ることでしょう。しかし,そうした気持ちになるのは,事実が示している事柄を十分に検討したうえでのことなのでしょうか。護身用の武器を買いに出かける前に,警察官や統計が示している事柄を考慮してください。

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