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目ざめよ! 1996
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中古車の買い方

車を市価の半値以下で買えることを喜ばない人がいるでしょうか。あなたは,『本当にそんなことができるんですか』とお尋ねになるかもしれません。はい,可能です。それが使い古しの自動車,もっと一般的な言い方をするなら,中古車であるならばです。問題は,中古車はあまりよい買い物ではないと心配する人が少なくないということです。車も他の機械と同様,しだいに悪くなります。それで,使用年数,走行距離,使用状態により車の価格も下がります。

自己紹介させていただきますと,私は,15年余りの経歴を持つ車の専門家です。それで,私が学び知った事柄を少しお話しさせてください。これから,中古車を購入する前に考えるべき幾つかの質問を挙げることにいたします。

予算はどれほどか

まず,車にどれほどのお金をかけられるかを計算してください。新聞広告から,あなたの予算内で購入できる車の年式やモデルを知ることができるでしょう。国によっては,銀行や融資会社,また図書館に,中古車の価格を示す月刊ガイドのようなものが置いてあります。車の価格だけでなく,税金,登録,保険などにかかる出費も計算に入れておくことをお忘れなく。また,購入後,思わぬ修理が必要となったときのお金も幾らか備えておくよう計画しましょう。

どんなタイプの車が必要だろうか

どんなタイプの車が必要かを決めるに当たり,あなたにとって大切な事柄を見極めてください。家族の大きさとか,使用目的,例えば通勤,子供の学校への送迎,クリスチャン宣教などについて考えます。地方への旅行,つまり長距離旅行のために使用されますか。特定のブランドやモデルに限定せず,むしろ,よく整備されている,状態の良い車を探してください。アフターサービスの受けやすい車を購入しましょう。どの車もいずれは部品交換が必要となります。あなたの住んでいる地域には,必要な部品を取り扱っている業者がいるでしょうか。製造後10年以上たつ車の部品を入手するのは困難なことがあります。予算が限られているなら,高級車や特殊な外車は避けましょう。部品やアフターサービスも高くつくことは間違いないからです。そうした車は非常に信頼性があるかもしれませんが,所有するにはとても費用のかかることがあります。

良い車か

良い車とは,手入れの行き届いた車のことです。一般に,走行距離が極端に多い車は,避けるのが最善です。特に,ハイウエーではなく市街地の走行による場合はそう言えます。走行距離の多さは,地域によって変わることでしょう。完璧な中古車はありません。しかし,その車が必要とする修理費を払う余裕はあるでしょうか。普通,修理によって車の価値が上がるわけではありません。例えば,3,000㌦(約30万円)で車を購入し,修理に1,000㌦(約10万円)をかけたからといって,その車の値打ちが4,000㌦(約40万円)になるわけではないのです。通常,状態の良い車を購入するほうが,調子の悪い車を買って,修理するよりも経済的と言えます。

良い車を選ぶ際に役立つ情報の幾つかを挙げることにしましょう:

• 購入する前に,車を徹底的にチェックする。正しい判断を下せるよう,夜や雨の日に車を調べるのはやめましょう。車の周りをざっと一周します。どんな印象を受けましたか。車の内装や外観から,以前の所有者がその車を大切に扱っていたことが分かるでしょうか。手入れがよくなされていましたか。販売店は,その車の定期点検整備記録簿を提示できるでしょうか。もしできないようなら,その車はぞんざいに扱われていたと考えられます。これ以上その車のことは調べる気にならないでしょう。

• 試乗してみる。試乗運転のときに,高速になるまで加速します。また,起伏のある地形や平坦な道で,幾度か停止や発進を繰り返してみてください。

エンジン:

エンジンのかかり具合は良いですか。

排気口から煙がたくさん出るようなことはありませんか。

エンジンの調子は良いでしょうか。

アイドリングは安定していますか。

エンジンからの異音はありませんか。

スムーズに加速できるほどエンジンに力がありますか。

上の質問に対して“いいえ”という答えが一つでもあれば,エンジンには整備か,もっと大がかりな修理が必要かもしれません。こうした状態は,エンジンが使い古されている兆候である可能性もあります。販売店の人から,整備が必要なだけですよ,と言われたなら注意してください。整備は,定期点検で行なっているべきものです。

トランスミッション:

オートマチック車の場合,ギアを入れる時にギアが抜けたり,入らなかったりすることがありますか。

ギアチェンジがスムーズにできないことがあるでしょうか。

どれかのギアから異音がしますか。

これらの質問に対して“はい”という答えが一つでもあれば,トランスミッションは修理が必要です。

ブレーキとサスペンション:

運転中,あるいはブレーキをかけると,車体が一方に引っ張られますか。

あるスピードになると,あるいはブレーキをかけると,車体がガタつきますか。

ブレーキをかけたり,方向転換したり,凸凹を乗り越えたりするとき異音が出るでしょうか。

これらの質問に対して“はい”という答えが一つでもあれば,その車のブレーキとサスペンションは修理が必要です。

• 他に修理の必要な箇所はないかチェックする。車の内外を見て回ったり,下にもぐり込んだりしても差し支えない衣服を着てください。

• 車体にさびがないかをチェックする。さびのある車は避けましょう。最近の車のほとんどは,車体がモノコックボデーになっています。幾つかの箇所で使われている車体部品は,構造上の強度を上げるためのものです。これらのパーツがさびると,それらをそっくり修理するには,概して費用が高くつきすぎます。フェンダーのさびは,表面的な場合もありますが,普通,骨組み部分もさびているしるしです。車の下にもぐってさびがないか見てください。新しく塗装された箇所はないか注意します。その車は,白く塗られた墓かもしれないからです。

• 事故車かどうかをチェックする。ボンネットやトランクの内部の見えない部分に事故による損傷がないかチェックします。ドア,ボンネット,トランクがぴったり閉まるか調べます。ドアフレームのような,不自然な場所に塗装のスプレーの跡がありますか。トランクの中や,カーペットに穴が空いていませんか。こうした穴はさびの原因となる場合があります。

• エンジンオイルをチェックする。オイル・レベル・ゲージを調べます。オイルのレベルは低いでしょうか。これはオイルが過度に消費されたためか,漏れているためかもしれません。オイルは汚れていて,黒ずんでいますか。ざらざらした感じでしょうか。シリンダー・ヘッド・カバーの周りにオイル漏れの形跡はないかを調べましょう。車の中に入り,イグニッションキーをONにします。しかし,まだエンジンはかけないでください。油圧が低いことを知らせる警告ランプはつきますか。もし,車に油圧計があるなら,ゼロを指しているはずです。それでは,エンジンをかけてください。低速回転でアイドリングさせ,油圧警告ランプが消えるのにどのくらいかかるか,あるいは計器が油圧の正常値を指すのにどれほどの時間がかかるかに注意します。ランプが消えるのに,あるいは針が正常値を指すのに何秒もかかるようなら,エンジンに重大な損傷があると考えられます。米国では,最近の車の中には,イグニッションスイッチがONの状態でエンジンが始動していないときに,“チェック・エンジン”あるいは“サービス・エンジン・スーン”のランプがつくようになっている車もあります。エンジンがかかるとランプは消えるはずです。エンジンがかかっているのにランプが消えないのであれば,それは通常,エンジンにトラブルがあることを示しています。ことによると,排気ガスコントロールシステムか,燃料供給系のトラブルかもしれません。

• オートマチック・トランスミッション・フルードをチェックする。フルードの量が減っていませんか。あるいは,黒ずんでいないでしょうか。トランスミッションの下に漏れていないかを確認します。そうした状態は,トランスミッションの大がかりな修理が必要なことを示しています。前輪駆動の車の場合,車体の下にもぐり,ドライブシャフトのユニバーサルジョイントのラバーブーツに亀裂がないかを調べます。もし亀裂があるなら,グリースが押し出され,ジョイントを傷める原因となり,交換するのに多くの費用がかかります。

• 4本のタイヤをすべてチェックする。タイヤの減り方が著しい場合,交換してもらうよう申し出ましょう。タイヤの減り方に異常がある場合,アライメントの調整か,かじ取り装置の部品交換が必要かもしれません。

• パワーステアリング装置をチェックする。パワーステアリング・フルードは,黒ずんでいたり,減っていたりしていませんか。車を始動させ,ハンドルを何度か左右いっぱいに切ってみましょう。左右ともに同じ感じであるはずです。ハンドルを切るときに,ハンドルをとられるような感じはありませんか。パワーステアリングは操作の時,かなり静かなはずです。操作になんらかの支障をきたすようなら,費用のかかる修理が必要という意味かもしれません。

• その他のチェック。

ベルトやホースの状態をチェックします。

坂道でサイドブレーキの効き具合をチェックします。

ブレーキペダルが異常に摩耗していないかチェックします。

排気系統の状態をチェックします。うるさくないでしょうか。ぐらついていませんか。

ショック・アブソーバーやスプリングの状態をチェックします。車体が低くありませんか。車の四隅を順々に押し下げたとき,4回以上バウンドしますか。

エアコンがついているなら,ファンの速さをどの位置に切り換えてもきちんと働きますか。

ライト類,ワイパー,クラクション,シートベルト,窓は正常に働くでしょうか。

車の後ろ側の下部に,けん引用の連結器具が取り付けられていたことを示すような形跡がないかをチェックします。もしそうした形跡があるなら,注意するようお勧めします。けん引により,トランスミッションに過度の荷重がかかる場合があるからです。

この記事で述べられていたチェック事項の中で何か分からないことがあれば,車を購入する前にプロの整備士にそれを査定してもらうのは賢明なことかもしれません。整備士に車を調べてもらい,次のようなリストを作ってもらうよう頼みます。

1. その車が直ちに必要とする修理箇所と,その修理にかかる部品代や工賃の見積もり。

2. その車が翌年必要になると思われる修理箇所と,その修理にかかる部品代や工賃の見積もり。

プロの整備士によるそうした査定は,1時間もかからないでしょう。1時間分の代金を支払うことになるかもしれませんが,必要な修理にかかる計り知れない費用と比べれば,少額といえます。どんな修理を最近行なったか,販売元に確かめましょう。定期点検記録簿を見せてもらってください。オイルやオイル・フィルターは定期的に交換されていますか。オートマチック・トランスミッションは,修理を受けたことがありますか。その車が最後に整備を受けたのはいつですか。良い車とは,よく整備され,修理をあまり必要としない車だということを忘れないでください。

座ってまず,その車に関するすべての情報を基に費用を計算してください。それから,その車を購入するだけの価値があるか,また,車を購入する費用だけでなく,他の出費を賄うだけの予算があるかを判断してください。―車の専門家からの寄稿。

[16,17ページの図版]

購入しようとしている中古車が,良い車だということはどうすれば分かるか。考慮すべき事柄の幾つかが,ここに説明されている

購入する前に,車の専門家に見てもらう

オイルとオイル・フィルターは,定期的に交換されていたか

事故車でないかを確認する。ドア,ボンネット,トランクはぴったり閉まるか

タイヤの異常な摩耗は,アライメントか,かじ取り装置に重大な問題があることを示している場合がある

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