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  • だれが子どもを守れるか
  • 目ざめよ! 1999
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目ざめよ! 1999
目99 4/8 8–11ページ

だれが子どもを守れるか

児童に対する虐待が今や世界の問題として認識されていることを知るのは励みになります。130か国の代表が出席した「子どもの性の商業的搾取に関するストックホルム世界会議」などは,この問題に積極的に注意を向けてきました。

また,セックス・ツアーや児童ポルノを禁ずる法律が現在,可決されようとしている国があります。小児性愛者として知られている人々の名簿を作成し,そうした人が容易に子どもたちに近づけないようにしている国もあります。

また,子どもを保護する法律を作って,子どもたちの生活を向上させようとしている人たちもいます。さらに,児童労働によって造られた製品を買わないようにしている人々や国もあります。

社会から児童虐待をなくそうとするそうした努力は確かに称賛に値します。同時に,現実的な見方をして,児童虐待が人間社会に非常に深く根づいていることを認める必要もあります。立法措置などの単純な解決策で子どもを完全に保護できると考えるのは,素朴すぎるでしょう。多くの法律がすでに作られていても,問題は根強く残っています。子どもたちの生来の権利を数々の法律で保護しなければならないという事自体,実際のところ,世界の恥知らずな大人たちに対する告発なのです。

法律は子どものための究極の保護とはなりません。「国連子どもの権利条約」などの優れた条文の成果を見ても,そのことは明らかです。この条約を批准している政府はたくさんありますが,数々の証拠に示されるように,その多くは経済上の制約のために余裕がなく,自国の子どもたちに対する搾取を阻止する対策を十分に講じることができません。児童虐待は引き続き国際的に大きな問題となっています。

親にできることは多い

子どもを安全に育ててゆくのは易しい仕事ではありません。犠牲が求められます。子どもを顧みる親は,犠牲を払うのが決して子どものほうではないようにしなければなりません。マクレアンズ誌(英語)が述べているように,「子育てが一つの趣味であるかのようにみなされている」場合が少なくありません。おもちゃを捨てたり,趣味をやめたりすることはできますが,子育ては神からゆだねられた責任です。

良い親であることは,子どもに与えることのできる最も価値ある贈り物の一つであり,子どもが幸福で安全な子ども時代を送るための助けになります。その種の安全は,生活における社会的また経済的立場には左右されません。お子さんは親であるあなたを,あなたの愛と優しさを,不安なときにはあなたからの力づけを,そしてあなたと共に過ごす時間を必要としています。あなたがお話をしてくれる声を聞き,あなたを自分の手本にし,あなたから愛あるしつけや懲らしめを受けることを望んでいるのです。

親の皆さん,性道徳については,節度を保ちながら子どもたちの心身に対する配慮を込めて,自分の家族の関係を導くようにしてください。子どもたちは,どんな行ないが親の定めた道徳の境界を越えることになるかをすぐに学びます。家の中で,また外でどのように行動すべきかを教えられる必要があります。親であるあなたがそうすることを怠るなら,だれかほかの人が代わってそれを行ない,あなたの望まない結果になるかもしれません。道徳的に危険な状況に置かれたら,どう対応すればよいかを子どもたちに教えましょう。生殖器がどういう目的のためにあるのかを知らせ,それをみだりに扱うべきではないということを教えましょう。弱さに付け込もうとする人が近づいてきた場合,どのように対応したらよいかを教えてください。

子どもがどこでだれと一緒にいるかをいつでも知っているようにしましょう。子どもはだれと親しくしていますか。留守にするときは,だれが子どもの面倒を見ていますか。その人は信頼の置ける人ですか。もちろんこれは,親がどんな人も疑いの目で見るべきだという意味ではありません。子どもの生活に関係する大人を正しく見定め,外に表われていないものを見るようにしてください。

信頼していた僧職者,教師,あるいはごく身近な人たちから自分の子が性的虐待を受けていたことを,後から知った親の悲痛な思いを考えてください。そうなってからでは遅いのです。親である人はこう自問するとよいでしょう。『自分の属している教会は児童虐待を大目に見たり,隠したりしているだろうか。自分の宗教は道徳上の高い原則を確固として守っているだろうか』。こうした問いに対する答えは,子どもを守る上で賢明な選択をする助けとなるでしょう。

しかし何よりもまず,子どもたちが創造者の示しておられる原則を知って,それを愛するように助けてください。それは,子どもたちを害から守るものとなるでしょう。親が道徳上の高い原則に敬意を払っているのを見るなら,子どもたちはその模範にいっそう従いやすくなるでしょう。

唯一の真の解決策

もちろん,法律を作っても,処罰を重くしても,それだけで子どもを保護できるわけではありません。創造者ご自身は,どんな社会にも貞潔な行ないをしっかり実現させることができます。その霊感によるみ言葉 聖書を通して,獣のような人々の考えを,愛に満ちた道徳的な人の抱く考えへと変化させるのです。

これが可能であることはすでに実証されています。以前のみだらな生活を捨てた人は少なくありません。そうした人々は,今では神の言葉が及ぼす力の生きた証拠となっています。これは正しい方向に進むための一つのステップですが,腐敗しきった悪行者の多くは結局のところ歩みを変えないことでしょう。ゆえにエホバ神は,子どもたちを利用したり搾取したりする人たちすべてを ― その考え方や肉欲や貪欲もろとも ― まもなくこの地球から除き去ることを約束しておられます。―ヨハネ第一 2:15-17。

その後に到来する,神の新しい世界には,もはや貧困はありません。すべての子どもはゆったりとした,だれにも悩まされることのない子ども時代を楽しむでしょう。それは神から子どもたちに与えられた権利なのです。これは,児童虐待が終わるだけでなく,今日の人々の生活を損なう痛ましい記憶がすべて終わることをも意味しています。「以前のことは思い出されることも,心の中に上ることもない」のです。―イザヤ 65:17。

ですから,神の新しい世界においては,イエス・キリストの次の言葉がすばらしいかたちで現実の意味を持つことになります。「幼子たちを構わずにおき,わたしのところに来ることを妨げるのをやめなさい。天の王国はこのような者たちのものだからです」― マタイ 19:14。

[9ページの写真]

子どもたちが創造者の目的と原則を学ぶよう助ける

性的に脅かされた場合の対応の仕方を子どもに上手に教える

良い親であることは,子どもたちへの価値ある贈り物

[10ページの図版]

神の新しい世界では,すべての子どもが子ども時代を十分に楽しむ

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