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  • エホバを待ちのぞんで勇ましく伝道する
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
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  • アルバニア
  • ブルガリア
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
塔62 8/1 474–475ページ

エホバを待ちのぞんで勇ましく伝道する

エホバの証者が困難な状況の下で働いているところ

最高伝道者数: 120,039人

人口: 337,872,000人

比率: 2,815人に1人

エホバの証者は,神の御国の良いたよりを伝道するので,いくつかの国の政府はエホバの証者に反対しています。鉄のカーテンの背後の共産主義諸国においては特にそうです。これらの政府は,エホバの証者の組織を解体させて,神の奉仕者たちが,伝道活動できないようにそれをすっかり破壊してしまうことを望んでいます。またスペインのような他の場所でもエホバの証者は迫害されています。スペイン政府は,彼らの仕事を阻止するために全力をあげているようです。

これら全体主義支配の国における苦しみは大きなものがあります。政府の役人は,いとも容易にエホバの証者を逮捕して,刑務所や強制収容所に放りこむことができます。これらの国々に正義は見られません。国家を自分たちの救い主として崇拝したり賛美しない人々は,苦しめられます。彼らは公衆の前で嘲笑されます。彼らの仕事は禁止されます。家庭や集会所は侵害され,文書は押収され,聖書さえ焼かれてしまうのです。そのような政府は,神の御言葉に対する尊敬の念を全くもっていません。

いうまでもなく,エホバの証者は,神の御国を唯一の希望としています。そして,「御国がきますように。みこころが天に行われるとおり,地にも行なわれますように」という,いままで祈ってきた祈りを,心から信じています。(マタイ 6:10,新口)彼らは,妥協を排撃して,神の宇宙主権を宣言し,王位につかれているイエス・キリストの御国を述べ伝えます。エホバの証者が苦しめられているのはそのためなのです。

昨年中,これらの国々で,全体主義支配の下にエホバの証者に加えられたひどい圧力は,相当の影響をおよぼしました。損失は確かにありました。いく人かのエホバの証者は殺され,いく人かは,警察当局の激しい攻撃を受けて脱落し,また他のいく人かは刑務所に放りこまれました。全体主義の支配者たちとその警察力に抵抗して立つには,真に勇気がいります。しかし大多数のエホバの証者はその勇気を示しました。また多くの善意者が彼らに加わって,人類の唯一の希望である神の御国を述べ伝えました。報告の示す通り,1960年には,困難な状況の下に働かねばならない国々に,12万3566人のエホバの証者がいましたが,1961年には,その数は11万4161人に減少しました。神の御国のよいたよりの伝道者9405人を失ったわけです。なくなってしまった会衆さえいくつかありました。それで現在では,1年まえより,会衆の数が138少なくなっています。1961年奉仕年度中に,ますます地下深く追いやられ,ますます激しく苦しめられたので,全体主義諸国のエホバの証者が,御国のよいたよりを伝道した時間は,前年より,103万5318時間だけ少ないでした。しかし,そういう状況にもかかわらず,すばらしい証言が行なわれました。というのは,この地域で740万1140時間が,よいたよりの伝道についやされて,多くの人々が慰められたからです。兄弟たちは,ほかの国々でのように,家から家を訪問することができません。また自分の話している相手が,国のスパイかも知れないのです。そのことから考えると,証者が行動にどれほど注意しなければならないかが分かります。神の御国のことを話せる機会はそうたびたびありません。ほんとうに耳を傾ける人,証者が,この人はスパイではなくて純粋に神の御国に関心をもつ人だと確信できる者は,1カ月か2カ月にひとり見つかる程度で,そのような人をさがし出すには勇気がいります。そして,それらの未知の人たちに神の御言葉の真理を話すのは,もっと勇気のいることです。

エホバの証者に絶え間なく加えられる圧力のために,これらの国の中の献身した僕たちは,前年のように多くの再訪問や聖書研究を行なうことはできませんでした。関心をもつ人の再訪問は,23万1748減少しました。これは一つには,聖書を研究している人々に圧力が加えられて,その人たちが生命の危険を恐れて研究を止めたためでもありましょう。再訪問を止めるなら,当然週1回行なわれる聖書研究にもひびいてきます。聖書研究は4869減少しました。

これは,わざが止まりつつあることを意味してはいません。決してそうではありません。なぜかというと,エホバの証者たちは,これらの国々で,まだ5万3314の聖書研究を司会しているからです。また,4715人が,神の御心を行なうために献身し,洗礼を受けたことも,大きな発展を物語っています。なんという勇気でしょう!

ここにもう一つ考慮すべき事柄があります。それは,鉄のカーテンの背後その他の国々からの報告が,未完成であるということと,紙の上に表われた減少は,真の減少ではなく,事実はその反対かも知れないということです。もし行なわれたわざの報告を全部集めることができ,合計できたとしたら,報告された証者はどうなったでしょうか。全体主義の国の中にいるこれらの神の僕たちは,この報告で落胆するようなことはありません。また,世界の他の場所にいる彼らの同労者たちも落胆しません。それどころかますます勇気を出して,この終りの時代の世界で輝いている光をすべて消しつくしそうとしている悪魔の制度との戦いを押し進めていくでしょう。光は,ハルマゲドンの戦いまで,またそれを通過して正義の新しい世まで輝きつづけるとエホバは言われました。

アルバニア

アルバニアの兄弟たちは,昨年中クリスチャンの崇拝を続行してきました。いく人かの人々が聖書研究で援助を受けましたが,彼らは多くの障害や問題を克服しなければなりませんでした。アルバニアのエホバの証者たちが,特にこの困難な時代に集まり合うという聖書に基づいた責任を忘れていないことは明らかです。彼らは聖書や手持ちの書籍を研究して,霊的強さを保っています。世界のこの部分でエホバを代表している私たちの兄弟は,光を輝かせています。そして,全世界の兄弟たちと一致してクリスチャンの崇拝を続行しています。私たちは,エホバが,豊かに祝福されて,彼らが困難な仕事を続けて行い,忠実に歩み続けるための勇気を彼らに与えて下さるように祈ります。

ブルガリア

1944年に共産主義の支配に移って以来,この国には真の自由はありません。少なくとも,神の御国の良いたよりの伝道のための自由は少しもありません。ブルガリアのエホバの証者は沈黙してはいませんが,用心ぶかくしています。神のみわざの真理を他の人に知らせるには多くの時間と忍耐がいります。しかしその忍耐によって真理は広められ,国内で成長しています。

ブルガリアには聖書が非常に少なく,極度に高価です。その反対に,労働者の賃金は非常に低いので,神の御言葉を研究するために聖書を買うということは,彼らにとってたいへんな犠性を意味します。ひと家族に聖書が1冊という程度で,それさえない場合もあり,何が書いてあるかを知るためには,借りなければならないこともしばしばあります。時には,聖書を分けて,各人が聖書の一部を持ち,順番にそれをまわして,聖書そのものの中にあるよいニュースを得る時もあります。こういうぐあいですから,聖書を研究して,現在の世界の状態につき神の御言葉が何をいっているかを知ろうとする人々が,ブルガリアでどんな苦労をしているかは想像にかたくありません。もしギリシャ正教会が,共産主義者が支配するまえに,ちゃんと仕事をしていたら,この国には十分の聖書が備わっていたことでしょう。しかし,今日,神の御言葉は,それを望む者にとって非常に高価なものとなっています。ブルガリアでクリスチャンになるには勇気がいります。

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