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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1968
塔68 8/1 451–453ページ

人類の地上の楽園ははたして実現するか

人間が地上の楽園で永遠に生きることは神の目的ですか。地球上にはすべての人が住むだけの余地がありますか。

楽園を頭の中に描く時,あなたは何を考えますか。みごとな庭園あるいは公園を思い浮かべますか。色とりどりの花,かん木,手入れのゆきとどいた芝生,噴水,水の澄んだ静かな池を思いますか。滝,流れ,そびえる木々にふちどられた緑の牧場,深い森の香りと鳥のさえずりにみちた空気を想像しますか。現在の事物の制度にあるわずらいや恐れのない,このような楽園に住みたいと思われますか。

このような環境を熱望する人はなんと多いのでしょう。このような園や公園の美と静けさはなんと快いのでしょう。しかしそれをぞんぶんに享受するには,完全な健康が必要です。人類が地上の楽園に住み,それをぞんぶんに享受するだけの健康と力に恵まれることは,はたして可能ですか。

地上を楽園にすることが人間の努力に依存しているならば,それは決して実現しないでしょう。都会のスラムに住むことを余儀なくされる人々は,年とともにふえているからです。濫用されて衰え,浸食された土地にしがみついて生きなければならない人もいます。また完全な健康を享受するかわりに人は老化し,また臓器の移植をも含めて健康回復を図る医学の努力にもかかわらず,病気に苦しんでいます。人間の真の必要が人間の力によって満たされないことは明らかです。

しかし人間が地上の楽園を享受することが決してないという意味ではありません。人間にその力がなくても,全能の神はふつうの人がだれでも望んでいる状態を実現できるからです。しかし神にはそのような目的がありますか。これは人間を創造した時の,神の初めの目的でしたか。

神のことば聖書が明らかにしているように,エホバ神は美しい園を初めに造り,最初の人間夫婦をその地上の楽園に住まわせました。(創世 2:7-9,15-18)それは楽しい住み家であり,夫婦はそこに幸福に住むことができました。子供を育てるにもそれは喜ばしい環境であったことでしょう。エデンと呼ばれたこの美の楽園でアダムとエバが子供を生みだすことは神の目的でしたか。

神の霊感によることばはそのように述べています。「神は彼らを祝福して言われた,『生めよ,ふえよ,地に満ちよ,地を従わせよ。また海の魚と,空の鳥と,地に動くすべての生き物とを治めよ』」― 創世 1:28。

これから明らかなように,神の目的はアダムとエバが子供を生みだし,家族のふえるにつれてエデンの楽園の境界を越えて地を治め,地を耕やすことでした。彼らは子供をもうけましたが,神がもくろまれたようにエデンの楽園で完全な子供を生みだしたのではありません。彼らもその子孫も地を「治め」て全地を楽園にすることをしませんでした。また神の目的どおりに動物を正しく治めることもしなかったのです。彼らは罪に陥りました。しかしエホバはこう宣言されています,「このように,わが口から出る言葉も,むなしくわたしに帰らない。わたしの喜ぶところのことをなし,わたしが命じ送った事を果す」。(イザヤ 55:11)それで地を楽園にする神の目的はなお成就することを確信できます。

そのためには悪人を地から根こそぎにすることが必要ですが,神は近い将来にそのことをすると約束されています。しかし「正しい者は国を継ぎ,とこしえにその中に住むことができる」のです。(詩 37:29。箴言 2:21,22)それで生き残る人々 ― エホバ神に献身し,御子イエス・キリストのあがないの犠牲に信仰を働かせる人々がいます。また神は死人をよみがえらせるでしょう。神の正義の新しい制度の下で彼らは神の恵みにふさわしいことを証明して永遠の生命を得る機会を与えられます。―使行 24:15。ヨハネ 5:28,29。

地球はこれらすべての人が住むほど広いか

しかしこう言う人がいるかもしれません。「何十億の死人が復活するには,地球は狭すぎる。すべての人を養うだけの食物が生産されないので人々は飢えてしまう」。これは正しいですか。今まで地球上に生きた人はどれほどの数に上りますか。地球はどれだけの人口を養うことができますか。聖書にしるされた年代によれば,最初の人間が神によって創造されたのは6000年たらず前です。人間家族がふえるには時間がかかりました。有名な科学者ジュリアン・ハクスレーは,興味深いことを述べています。「文明のあけぼの,言ってみれば今から5000年前に世界人口が2000万を越えていたとは考えられない」。a キリストが地を歩まれた時でさえ,世界人口は約2億5000万人にすぎなかったものと推定されています。ワールド・ブック百科事典(1966年版)は1億3300万人と低く見積っています。当時の世界人口が比較的に少なかったことは明らかです。

この点に関してアメリカ化学協会の会長アルバート・エルダー博士は興味深い見解を述べています。1960年9月,同協会の第138回全国大会の席上,同博士は次のように述べました。「世界人口が11億に達したのは,1820年ごろであり,それまでに人間の歴史は5000年以上経過しています。次の世紀の間に人口は2倍になりました。現在28億を数える人口は1960年代の初めに30億に達するでしょう。したがって最近の50年間に見られた人口の増加は,最初の50世紀の間における増加に相当します」。

このような知識に基づいて計算すると,地球上にかつて生きた人の数はそれほど大きなものではありません。たとえば1966年5月,フロリダ州薬剤師会第76回年次総会において,ある人はこう述べています。「今日生きている人の数は地球上にかつて生きた人の25パーセントに相当するものと推定されています」。b

現在の世界人口は約35億ですから,この推定をもとにして言えば人類史をとおしての人口累計はおよそ140億にすぎません。しかしもっとおおまかな推定をして140億がその2倍になったとしても,それは決して多すぎる数ではありません。地球上には1億5000万平方キロの陸地があり,人口が240億の多くに達したとしても,ひとりあたり1エーカー半以上の土地があります。

今日,十分な食糧を生産することに問題があるのは,広大な土地が耕作に適さないからです。事実,現在,耕作されている土地は地球上の陸地の7.7パーセントにすぎないと言われており,多くの場合,土地の生産力は低いままにとどまっています。しかし理想的な状態の下で,また神の祝福を得て,地球がどんなに豊かに産出するかを考えてごらんなさい。(申命 28:12。詩 67:6)復活した人々を含め,たとえそれが100億また200億に達したとしても,地球は今よりはるかに大きな人口を容易に支えることができるでしょう。

さらに大きな人口を養う地球の潜在能力について,1962年7月23日付ニューズウィークは次のように報じていました。「カルテックのジェイムス・ボナー博士の推定によれば,世界は500億人,つまり現在の人口の17倍を養うことができる。いっぽうカルテックの別の科学者ハリソン・ブラウンは,1000億人を養う方法さえ考えられると述べている」。

エホバ神のあわれみにより,復興した地上の楽園によみがえらされるすべての人は,楽に養われます。地球にその力があることは疑いありません。しかしこの死人の復活はいつ起こるのですか。地球はどのように美の楽園となるのですか。

地が楽園となる時は近い

聖書の預言によれば,まちがいなく今は,現存する事物の制度の「終りの時」です。(テモテ第二 3:1-5。マタイ 24:3-14)ふつうハルマゲドンと呼ばれる,「全能の神の大いなる日(の)戦い」において,まもなく「悪しき者は地から断ち滅ぼされ」ます。(黙示 16:14,16。箴言 2:22)悪しき者の世が一掃されて,柔和な者,正しい者は地に残り,豊かな平和を楽しむでしょう。聖書には次のように述べられています。「世と世の欲とは過ぎ去る。しかし,神の御旨を行う者は,永遠にながらえる」― ヨハネ第一 2:17。

神のみこころを行なう,これらハルマゲドンの生存者には,輝かしい前途があります。霊感による聖書の詩篇はその人々にあてはまります。「正しい者は国を継ぎ,とこしえにその中に住むことができる」。(詩 37:29)地球を美化して全地をみごとな公園のようにする,栄光ある特権は彼らのものとなるでしょう。復活した何十億の人々をこの地上の楽園に迎え入れるのも,その人々の特権となります。復活する人の中には,イエスのかたわらで死んだ悪人もいます。イエスは次のことを約束されました。「あなたは……わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」― ルカ 23:43。

人類がまもなく迎えようとしている前途はなんとすばらしいのでしょう。楽園の地に住む人のすべてに関して,次のことが確かに約束されています。「神自ら人と共にいまして,人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや,死もなく,悲しみも,叫びも,痛みもない。先のものが,すでに過ぎ去ったからである」。(黙示 21:3,4)ハルマゲドンに生き残ってこの祝福を享受するには,今神の御心を学んでそれを行なうことが肝要です。

[脚注]

a 1959年2月号リーダーズダイジェスト,17頁。

b 1966年5月18日付ジャクソンビル,ジャーナル

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