ニュースの内面を見る
計り知れない宇宙
● 天文学者は長い間,畏怖の念を起こさせる宇宙とわたしたちの住む地球の起源や将来について論じてきました。近年,大抵の天文学者は,宇宙は物質の巨大な塊が外へ向かって“爆発”して形成されたと考えるようになりました。しかし天体が,やがてその引力によって再び引き寄せられ,激突して崩壊するであろうと考えていた人は少なくありません。そうなれば,地球と地球上の生命はもちろん全滅するでしょう。その後,すべての物質は再び外へ向かって“爆発”する,と考えられていたのです。
しかし最近,それぞれ独自に研究を進めていた天文学者たちが,そうしたことは起きそうもないとの結論を出しました。ヘール天文台の天文学者アラン・サンデージとカリフォルニア工科大学のジェームズ・ガンは,十五年にわたる研究の結果,現存する引力は宇宙を再び引き戻すに足るものではないと述べました。ガンの言葉によると,宇宙にはそのために必要とされる引力の十分の一が存在しているにすぎません。この二人の科学者は,自分たちの研究結果に対して驚嘆の念を表明し,自滅することなく無限に広がる宇宙という概念は,自分たちにとって「大きな驚き」であったと述べています。しかし,聖書的な見地からすれば,これは別に驚くべきことではありません。聖書は,地球は「単にむだに」創造されたのではなく,「住まわせるために」作られ,「永遠に変らない」とはっきり述べているからです。―イザヤ 45:18,新。伝道 1:4,口。
犯罪者に対する処罰
● 刑事裁判の専門家の中には,現在の法律の施行に不満を抱く者が増えています。彼らは,犯罪者の復帰には多大の注意が払われてはいても,『法の回復』には十分注意が払われてはいないと考えています。犠牲者よりも犯罪者の方が,はるかに多くの配慮を示される場合がある,とそうした人々は指摘します。死刑は多くの国で廃止されていますから,故意の殺人者はやがて町に送り返されることになります。また,社会学者アーネスト・バン・デン・ハーグが「犯罪者に対する処罰」と題する著書の中で述べているように,刑事裁判は必ずしも一貫してはいません。
神が古代イスラエル国民に与えた刑事裁判の制度は興味深いものです。故意の殺人者は,誘かい者や偶像礼拝者,そしてゆゆしい性犯罪を含むその他の様々な罪を犯した者同様,死刑の宣告を受けました。監獄は使用されず,その代わり死刑に至らない罪の場合には損害賠償の制度が定められていました。例えば窃盗罪の場合,犯罪者は盗んだ物より数倍価値のある物を返すよう求められました。そうした賠償をするお金のない者は,徐々に借金を払ってゆかねばなりませんでした。
今日の裁判の諸制度が,この事柄に関する神の考えから離れれば離れるほど,ますます混乱して,満足のゆかないものとなってきていることは明らかです。
『小さな戸棚に納まる』
● 神の言葉は,エホバ神が人間を直接創造したと述べています。しかし,一世紀余りの間,進化論を信じる科学者たちは,その説を裏付ける証拠を生物の化石の中に見いだそうとしてきました。彼らは,人間の先祖とされる“サルに似た”生き物に関する証拠が数多く発見されたかのような印象を度々与えてきました。人間の先祖とみなされた,そのような生き物の一つは,アフリカで発見された,オーストラロピテクス属と呼ばれる小さな生物です。しかし現在,科学者たちは,それが人間の先祖ではあり得ないと述べています。
さらに,数十年にわたる熱心な調査の結果,化石の証拠はどれほど発見されましたか。1976年の「自然/科学年報」はこう述べています。「オーストラロピテクス類の化石の九割は歯の部分で,しかも必ずしも良質の歯である訳ではない。それ以外のものも,すべて寄せ集めのかけらといった形で存在しており,単なる小片にすぎないものもある……また化石は,有り余っているように見えるが,依然として極めて希少である。それらすべてを一つ残らず集めても,小さな戸棚一個に納まるであろう。その戸棚の中味だけを使って……一つの体を復元するのは,気が遠くなるほど困難な仕事である」。
そうです,偽りに基づく,証明不可能な説を証明しようとするのは,何と困難なことなのでしょう。聖書は,人間がどのようにして現在に至ったかについて,正確な情報を与えています。その情報は,それを知っているはずの方,すなわち当時存在しておられた創造者,エホバ神からのものです。それで謙そんな聖書記述者は次の点を認めています。「知れ,エホバが神であることを。わたしたちを作られたのは彼であってわたしたち自身ではない」― 詩 100:3,新。