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  • 『なんじの親を敬え』という教えは一体どうなったのですか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
塔83 9/15 3–4ページ

『なんじの親を敬え』という教えは一体どうなったのですか

ある父親は自分の二人の息子について,「私が自分の意見を口にすると,息子たちは聞くに耐えないというふうなしぐさをする。『なんじの親を敬え』という教えは一体どうなったのか」と言いました。ある家庭問題相談所の所長も同様に,「近ごろの若者は親に口答えをするだけではない。決まって親の権威に真正面から反抗する」と述べています。

読者が若い方であるか大人の方であるかは分かりませんが,いずれにせよ,親に不従順で親を敬わない若者が多いことには気づいておられることでしょう。これは,若者であると親であるとを問わず,あなたにかかわりのある問題なのです。なぜそう言えるのでしょうか。

なぜなら,よく見られる親子げんかは,今の時代が終わりの日であることをしるし付ける一つのパターンの一部,さまざまな出来事の一断片であるからです。聖書によると,まず「終わりの日」と呼ばれている期間があり,そのあと世界的な事物の体制の最終的な滅びが到来します。(テモテ第二 3:1)しかし,その滅びを生き延びる人々もいます。その人たちは天にある実際の政府の支配下で生活を楽しみます。―ダニエル 2:44。啓示 21:1-4。

それにしても,親に対する不従順という現象は,現在および将来について聖書が述べている事柄にどう当てはまるのでしょうか。わたしたちはこれまで,「ものみの塔」の幾つかの号で,マタイ 24章,ルカ 21章,マルコ 13章に出ているイエス・キリストの預言を復習してきました。イエスは戦争,地震,不法など,「事物の体制の終結」をしるし付ける世界的なさまざまな出来事に焦点を当てておられます。しかし今回は,この期間に関してテモテ第二 3章1節から5節に記されている,関連のある預言的描写に焦点を当ててみましょう。聖書はこの聖句の中で,人類に影響を及ぼす外部の勢力だけを取り上げているのではなく,これらの劇的な出来事を経験している人々の態度を強調しています。その内容は次の通りです。

「このことを知っておきなさい。すなわち,終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者……となるからです。こうした人々からは離れなさい」。

使徒パウロのこの言葉は,終わりの日が人々にどう影響するかについての注釈であることに注意しましょう。終わりの日と呼ばれる危機の時代に,『親に対する不従順』が顕著になるということにも注目してください。

わたしたちの時代に成就する?

『パウロが自分の時代の状態だけについて語っていたのでないとどうして分かるのか』と尋ねる人もあるでしょう。この預言のあと使徒はテモテという名前のクリスチャンに助言を与えているために,パウロは本当にわたしたちの時代について書いたのだろうか,と考えるのも無理のないことです。(テモテ第二 3:5,14,15)しかし,パウロが,「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます」と述べていることに注目してください。パウロは将来の事態の進展に言及していたに違いありません。テモテは望ましくない特性を示す人々から「離れなさい」と言われましたが,それは会衆内に既にそのような特性を示していた人たちがいたからです。しかしパウロの言葉は,将来に臨む終わりの日の状態はさらに深刻なものになることを示しています。―テサロニケ第二 2:6-12; 3:6-14と比較してください。

しかし,今の若者は親とまずまずうまくやっているという一部の研究者たちの主張を耳にしたことがあるかもしれません。テモテ第二 3章1節から5節に書かれている事柄から見て,そのような主張をどう考えるべきでしょうか。では,結論を出す前に,聖書の歴史を背景にしてパウロの預言を検討してみることにしましょう。

「あなたの父と母を敬いなさい」

これは十戒の第5番目の戒めです。(出エジプト記 20:12)この言葉はユダヤ人の子供たちの思いにしっかりと刻みつけられました。(申命記 5:16; 6:6,7)子供が自分の親に反抗することなど考えられないことで,場合によってはそれは死刑に値する罪とみなされました!(申命記 21:18-21)昔の生活様式は,親がこのように愛情をこめて,しかし厳格に子供たちを監督してゆく上で助けになりました。家族構造は家長制でした。親の役割ははっきりとしていました。子供たちは財産であり祝福であると考えられました。農耕社会でしたから子供たちにも毎日する仕事がたくさんありました。―詩編 127:3と比較してください。

しかしながら,国民がエホバの道から離れてゆくにつれ,家族生活の質は低下してゆきました。十戒が与えられてから約800年後に,預言者ミカは次のように述べています。「息子は父を軽んじ,娘はその母に逆らい……人の敵はその家の者たちとなっている」。(ミカ 7:6)エゼキエルも同様にエルサレム市について,「彼らはあなたの中で父と母を侮べつをもって扱った」と述べています。(エゼキエル 22:7)親に対するそのようなひどく不敬な態度は,広範囲にわたる道徳の退廃の表われでした。それで神は国民全体に対して厳しい懲戒処置をとられました。―エレミヤ 1:15,16。

この視点から見れば,20世紀の若者の行動には,1世紀のパウロにとってショッキングに思えるところが少なくないことが分かるでしょう。現在行なわれているような自由な子育て論は,当時は耳にすることさえありませんでした。したがって,現代の家族生活をバラ色に見せる調査は,子供について神が設けられた規準を無視しているということを銘記している必要があります。(エフェソス 6:1-3)今日の若者たちの間に一般に見られる態度や行動を,神の定められた規準と比較してみるなら,聖書が今の世代を「不従順な」世代と呼んでいる理由が理解できます。すべての子供たちが必ずしも反抗的であるというのではありません。しかし,不従順は見過ごすことができないまでに広まり,その度合もひどくなっていて容易に目につきます。

それにしても,『親に対する不従順』は本当に世界的なものになっているでしょうか。わたしたちが「終わりの日」に住んでいることを示す十分の証拠となるほどの親子の争いが見られるでしょうか。―テモテ第二 3:1,2。

[4ページの拡大文]

『子供たちがみな反抗的であるというわけではない。しかし,不従順は見過ごすことができないまでに広まり,その度合もひどくなっている』

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